引退まで2ヶ月を切った中島安里紗がPURE-Jの亀アリーナマッチに5年ぶりの参戦!「やっぱりここが私を育てて頂いた場所だと思います」
- 2024-7-2
- ニュース, 女子プロレスマガジン
- PURE-J, 中島安里紗
30日、PURE-Jの亀アリーナマッチにて2日後に誕生日を迎えるLeonのバースデー記念試合として、Leon&中森華子とライディーン鋼&中島安里紗によるスペシャルタッグマッチが実現した。引退まで残り2ヶ月を切った中島は、ボリショイの引退前以来となる5年ぶりの亀アリーナマッチ参戦。この試合は試合中に汚い言葉づかいをするとハリセン係のボリショイ代表から容赦なくお仕置きされるという亀アリーナ名物の特別ルールで行なわれた。
Leonと中島の先発でスタートすると、試合が進むにつれて徐々に選手たちの言葉づかいが荒くなり、ボリショイの二刀流のハリセンが乾いた音を響かせる。これに怒った中森と中島はボリショイをロープに振って2人で攻撃を仕掛けようとするが、ボリショイは619の形で鮮やかに着地をすると、中島と中森にそれぞれアッパーカットを炸裂させる大立ち回り。ボリショイからハリセンを奪い取った中島はLeonの脳天めがけて振り下ろすも、Leonがよけて鋼に誤爆すると、スピアーからすかさずクラッチ・デ・ガオーにつないだLeonが3カウントを奪ってみせた。
マイクを持ったLeonは中島に対し「今日は亀アリーナラスト参戦、そして私とはたぶん今日が最後の対戦だったと思う。中島とはJWPでメッチャ闘い合って、中島が当時巻いていた無差別のベルトに挑戦した試合が、ものすごく心に残ってる。今日はこのルールでしたけど対戦することができて良かった。メチャメチャ嬉しい! ありがとう!」。これに中島は「JWPを退団してすごく時間は経ってますけど、やっぱりここが私を育てて頂いた場所だと思います。こうしてJファンの人はもちろんのこと、シードリングのファンの人もたくさん来てくれて、この闘いを見せることができて私は本当に嬉しいです。ありがとうございました! ボリショイさんとも、もう2度とリングでは会えないと思ってたので…ちょっとなんか最後(ハリセン攻撃で)しこりが残りましたけど…ありがとうございました(笑)」と返答。
鋼は「次(7月5日)の板橋では中島さんボコボコにしますから。私は中島さんのことが好きで、JWPの時からずーっと試合してきて見てもらって、その思いを次の試合で全部出したいと思います」と意気込みを語ると、中島は「鋼と最後の対戦、楽しみにしてるよ。すべてを受け止めた上でしっかり勝って、一生“憧れの中島さん”で辞めていくんで」。中森は「何より私は中島安里紗にリング上で(試合中に)“大嫌いだ”って言えたので、安里紗との闘いにもう悔いはないんですよ! ですが、バイプリ(中森&中島のタッグ『バイオレンス・プリンセス』)では、ちょっと私は悔いがある。7月21日(板橋)に参戦してくれるって言ってるので、バイプリで最後やりましょう」とタッグ結成を呼びかける。Leonは「バースデーマッチでしたが中島と最後闘うことができたし、ボリショイさんのあんな技が見られると思わなくて感動してますし、何より勝って笑顔で終われることが幸せです」と話し、大会を締めた。
大会終了後、中島は試合を振り返りながら「メチャクチャ楽しかったですし、やっぱり場所は変わってもPURE-Jというこの空間はJWPの頃と変わらないというか、アットホームでみんなが日頃から汗を流してる場所だからこそ生まれる闘いとかもあると思うし。空気感とかがすごい懐かしくて、なんかいいなって思いました。私がいた頃のものをずっと引き継いでやってきているので、たとえば久令愛とかと試合をやってもJを感じられるとか、そういうのがすごい嬉しいし。“初めてやってるのに懐かしい”みたいな感覚を感じられるのが、やっぱJだなって思うので。鋼はなんか“相変わらず調子乗ってんな”と思ったんですけど、そこが鋼のいいトコでもあり、ウイークポイントだとも思ってるので。次回はそこをしっかり詰めて最後まで叩きのめして終わりたいなと思います。LeonさんはJの中で同等に闘える相手だった感じがして、華子とか同期だったけど私は下に見てたし、私すごい強かったので(笑)。ちゃんと闘えるのがLeonさんという意識がすごいあったので、日頃の練習とかもやっぱりLeonさんをライバルと思ってたから上に上がれたと思うし、常に上を見ていられたと思うのでLeonさんも言ってた板橋のタイトルマッチは、年間ベストバウト(JWPアワード)って後楽園の試合でしかなかなか取れないんですよ。投票数の分母が違うので。でも、それを板橋のあの試合で(2014年の)ベストバウトを取れたっていうのは、私的にはすごい嬉しかったし“私とLeonさんだから”っていうのもあったし、女子プロレス界のどこに出しても恥ずかしくない闘いができたと思ってるし。その時、父親が見に来てて“オマエが勝ったけどLeonの試合だったな”って言われたんですけど、それもメチャクチャ悔しさとして…今も覚えてるって相当悔しいじゃないですか? そういうのを思い出して、またちょっと悔しくなっちゃいました」と話した。
『第114回 特別亀アリーナマッチ』
日程:2024年6月30日(日)
開始:16:00
会場:東京・PURE-J道場 亀アリーナ
観衆:未発表
▼メインイベント Leonバースデー記念 スペシャルタッグマッチ~汚い言葉はダメよ!丁寧語で戦いましょう!~ 20分1本勝負
○Leon/中森華子
14分49秒 クラッチ・デ・ガオー
●ライディーン鋼/中島安里紗(シードリング)
※試合中に罵声や汚い言葉づかいをするとハリセンでお仕置きされる特別ルール