【試合結果】9・9 PURE-J北千住大会 【PURE-J認定無差別級】中森華子vsライディーン鋼 勝愛実vs藤ヶ崎矢子 コマンドボリショイ&Leonvs真琴&里歩

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『Chase the Chance vol.2』
日時:2018年9月9日(日)
開始:17:00
会場:東京・東京芸術センター ホワイトスタジオ
観衆:150人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
●マリ卍
7分1秒 ジャンピング・ニーバット→片エビ固め
○有田ひめか(Beginning)

▼故・亜利弥'さん追悼試合 15分1本勝負
○KAZUKI
11分12秒 デス・バイ・ロドリック→片エビ固め
●藪下めぐみ(FIGHT CHIX)

▼ボリショイ引退ロードvol.2&故・Rayさん追悼試合 15分1本勝負
△コマンドボリショイ/Leon
時間切れ引き分け
真琴(フリー)/△里歩(我闘雲舞)

▼ピュアバトル シングルマッチ 20分1本勝負
○勝愛実
14分4秒 オレンジ☆ブロッサム
●藤ヶ崎矢子

▼PURE-J認定無差別級選手権試合・30分1本勝負
【王者】○中森華子
14分5秒 バズソーキック→片エビ固め
【挑戦者】●ライディーン鋼
※第3代王者が4度目の防衛に成功。

中森華子がPURE-J無差別級王座を防衛し「今年中に四冠王になる」と宣言!引退を控えたボリショイはRayの想いを背負いタッグ王座防衛を誓う!/h3>

オープニング


 半年ぶり2回目の北千住大会。入場式では8月下旬に病気のため亡くなられた亜利弥'さんとRayさんへの黙祷が行なわれ、続いてライディーン鋼が「自分は今日初めて無差別のベルトに挑戦します。全力でぶつかってベルトを獲ります!」とあいさつ。

第1試合


 第1試合ではマリ卍がPURE-J初参戦の有田ひめかと対戦。有田がラリアットからのジャンピングニーで3カウントを奪う。

第2試合


 亜利弥'さんの追悼試合としてJd'での1年後輩に当たるKAZUKIと藪下めぐみが同期対決。藪下が前方回転からのチョップ、KAZUKIがローリング・クレイドルに夜叉スープレックスと亜利弥'さんの得意技を繰り出し、最後はKAZUKIが勝利。マイクを持ったKAZUKIは「今日はJd'の仲間、藪下と試合できてホントに良かったです。今日は亜利弥'さんと一緒に闘いました。これからも天国で見守っていてください!」と同じくJd'ので一緒だった高橋洋子さん3人で写真に収まった。

第3試合


 第3試合は『P-Ray-L』コマンドボリショイ&Leonが、真琴&里歩の同期タッグと対戦。ボリショイが希望していた里歩との初対戦も叶い、15分時間切れに終わると4人で手を挙げる。

ボリショイ「皆さん、今日この闘いを見届けてくださって本当にありがとうございます! 里歩選手、対戦する機会がなかったけど、こうしてRayがつないでくれた新たな闘い…引退前に試合できてホントに良かったです。今日だけに留まらず、また引退まで時間があるのでぜひお願いします。Rayが最後まで復帰を夢見て頑張り続けたこと、私はこれからも伝えていきたいし…Rayも私たちの闘いをいつまでも見守ってくれてると信じてるので。皆さんもRayが大好きだったプロレスをこれからも一緒に愛していってください。私が引退する前に夢がもう1つ出来てしまいました。Rayのための興行を開きたいと思っています(会場から拍手)。Rayはとてもオシャレなマスクウーマンで、マスクもたくさん持ってるしキラキラのコスチュームもたくさん持ってるので。ご遺族にお借りしてたくさん展示して、皆さんに見てもらいたいと思います。その時は足を運んでくれたら嬉しいです。今日はホントにありがとうございました」

第4試合


 セミファイナルは勝愛実と藤ヶ崎矢子のPURE-J純血対決。勝の求める握手に矢子が応じると、すぐさまジャーマンを仕掛けた勝はラリアットを叩き込むなど秒殺狙い。その後は矢子が盛り返し会場がヒートアップ。しかし勝はダイビング・エルボーからのオレンジ☆ブロッサムでとどめを刺すと、試合後は矢子の健闘を称える。

第5試合


 メインイベントは中森華子の無差別級王座に鋼が初挑戦。黒のペイントで意気込みを示す鋼は持ち前のパワーファイトで中森に迫るが、勝負をかけたムーンサルトプレスはヒットせず。中森がキックの連打からスタンディング式のシャイニング・ウィザード、最後は側頭部への回し蹴りで4度目の防衛を果たした。

 マイクを持った中森は「おい鋼。今日はオマエの勢い、すごい感じたよ。このまま落ちるんじゃねぇぞ! 次、対戦する時、楽しみにしてるからな。(会場のファンに)私はこのベルトの価値をどんどん高めていくために、シードリングの初代チャンピオンを決めるトーナメントに参戦します。そしてWAVEのタッグトーナメントに野崎渚と組んでやります。PURE-Jのチャンピオンが1番だということを、1番強いというのを私が証明していきたいと思っています。だから今年中に3冠チャンピオンになります。いや、3冠じゃない! デイリーのベルトも狙ってんだよ! だから4冠チャンピオンに今年中になってやります! 攻めの攻めの攻めのチャンピオンでPURE-Jをこれからも引っ張っていきたいと思いますので、皆さんこれからも中森華子について来てください!」と自信満々に言い放った。
 カーテンコールの際には「さっきも言いましたがデイリーのベルトも狙ってます。私のパートナーは真琴しかいません! 『真華不思議』で絶対ベルト獲ります!」と宣言。ボリショイは「おもしろいねぇ。私は4月に引退する。期間がそんなにない。1日も早くやりたい。次、9月19日の花やしき大会。さっそくやってやろうじゃないか。私たちがこのベルトを簡単に手放すと思ってる? Rayが闘ってきたように、このベルト『P-Ray-L』が永遠だから、オマエたちに絶対渡さないよ」と受けて立った。

<試合後コメント>
中森華子&真琴
――今日の試合について。
中森「鋼のこのタイトルマッチに懸けての気持ちだったりが、最初はよくわかんなくて、正直。なんか挑戦権を取ったことだけにちょっと満足してしまってるんじゃないかと思ったんですけど、たとえばペイントを変えてみたりだとか意気込みというのをすごい感じたし、パワーとか勢いとか今までにない鋼だったとは思うけど、私はそのパワーをほかのモノでねじ伏せる力を持ってるので。無事防衛できたと思っています」

――9・19浅草でタッグ王座挑戦が決まったが、真琴をパートナーに指名した理由は?
中森「『真華不思議』はもう3年以上前から組んでるし、やっぱり私の中でパートナーといったら真琴しかいないし、1度挑戦してるんですけどその時は巻けなくて。デイリーのベルトって私もすごく思い入れのあるベルトで前チャンピオンは私と木村響子だし、私たちから獲ったからずっと13回も防衛し続けてると思ってたので」
真琴「ホントに今日もセコンドについてる時から華様(はなさま)がカッコよくて。そんなカッコイイ方に指名して頂けるというのはホントにプロレスラー冥利につきるというか、純粋に嬉しいです。その気持ちを裏切りたくないので、もう日にちがあまりないんですけど気持ちから変えて…。挑みたいと思います」

――タッグを組んでいる回数は王者チームより少ないが、どのように攻略を?
中森「私はそれ以上に『真華不思議』の絆は強いものだと思うし、団体も違くていつもは離れてるけど、やっぱり(心で)つながってるし“真琴がいるから私も頑張ろう”っていつも思ってるし。今日だって会うとセコンドに必ず付いてくれるのは真琴だし、すごい大きい存在なので…。次こそは絶対私たちが巻けると思っています」
真琴「自分たちのほうがベルトが似合う気がします(笑)」

ライディーン鋼
「私はずっとベルトを獲りたくて…言ってなかったけど、心の中でずっとベルトに挑戦したかったんですけど、やっと挑戦することができて。デビル(雅美)さんが使ってた新しい技(ジャンボ・スペシャル)を練習して…。自分も負けてないと思ってるし、まだまだ私は“出せる”なって思いました。この悔しさをバネにしてどんどん強くなって、中森華子を倒そうと思ってます」

――ペイントを黒にしたのは?
「自分が爆発するために、いつもとは違うライディーン鋼として変えてみました」

――次の目標は?
「ずーっと無差別のベルトですよ。私は無差別しか見てないし、でも自分たち世代の選手をどんどん倒していかないといけないと思ってるから。もっともっと強くなりたい。それだけです」

里歩
「今日はですね、Rayさんがつないでくださった縁でLeonさんとボリショイさんと初めて対戦させて頂いたんですけどホントに刺激的で、ボリショイさんも引退が決まっているので“当たる機会も、もうないかな”と正直思ってたんですけども、対戦することができてホントに良かったです。見てるよりパワフルですごく…なんて言うんですかね? 刺さるような技の印象でした」

――ボリショイから再戦のアピールもあったが。
「嬉しいです(笑)。こうして試合できただけでも嬉しいのに“もう1回”って言ってくださったのホントに嬉しくて。絶対これは叶えたいと思います」

――Rayさんの思い出について。
「Rayさんはホントに自分が8歳とか小さい頃にお世話になってたので、教わったこと自体は多くはないんですけど、ホントに背中を見て…Rayさんの試合を見て“こんなに華麗なプロレスがあるんだ”っていうのを感じて、Rayさんに憧れて頑張ってきたので。すごく今日は感慨深いものがありました」

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