【試合結果】6・27 PURE-J浅草大会 中森華子&Leonvs勝愛実&藤ヶ崎矢子 コマンドボリショイvs本間多恵 KAZUKI&ライディーン鋼vs希月あおい&真琴 マリ卍vs茉莉
『真向勝負!シリーズ6』
日時:2018年6月27日(水)
開始:19:30
会場:東京・浅草花やしき座
観衆:110人
▼20分1本勝負
●マリ卍
9分36秒 卍手裏剣型茉莉マジ卍固め
○茉莉(Beginning)
▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○KAZUKI/ライディーン鋼
14分11秒 横入り式エビ固め
●希月あおい(フリー)/真琴(フリー)
▼スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○コマンドボリショイ
10分59秒 ピコロック
●本間多恵(Beginning)
▼PUREバトル 30分1本勝負
△中森華子/Leon
時間切れ引き分け
△勝愛実/藤ヶ崎矢子
勝愛実が王者・中森華子とタッグ戦でぶつかり30分ドロー!8・11後楽園大会での王座戦が決定!希月がOGの春山香代子さんを武器として使用するも敗北!
第1試合
平日開催の浅草大会は、同じ名前を持つマリ卍と茉莉の初対決からスタート。ショルダータックルの連打からグラウンドでの卍固めにつなぐマリ卍は、丸め込みの連続で3カウントを迫るも、茉莉はキックの連打から卍固めでギブアップ勝ち。自身の得意技で敗れるという屈辱に、マリ卍は試合後も茉莉に食ってかかりセコンドたちが止めに入った。
第2試合
『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼は、希月あおい&真琴とのタッグ対決。7・8アイスリボン後楽園大会でタッグ王座挑戦が決まった2人は「元・アイスリボントレイン!」を発車させると、青春ピラミッドのポーズ。希月はKAZUKIの「オー!!」を奪い取ると、場外戦ではOGの春山香代子さんを楯にしてKAZUKIの攻撃を防御。「かよこ爆弾!」と春山さんをKAZUKIに叩きつけていく。希月のプランチャから2度目の場外戦が繰り広げられ、またしても巻き込まれる春山さん。カウント20寸前でリング内に生還した希月だが、安心した瞬間に後ろから丸め込んだKAZUKIが3カウントを奪取。マイクを持った希月は春山さんのせいで敗れたと主張した。
希月「今日、香代子がいるから! 引退するから今日は香代子とアレを目指そうと使ったわけじゃない、かよこ爆弾! かよこ爆弾を発明するのに何年かかったと思ってるのよーっ!?」
春山「どれぐらいかかった?」
希月「3年。今日の負けはKAZUKIさんから3割、春山香代子爆弾7割! どうしてくれんのホントに!…やれんのか? やんのか!? やりたいのか!!?」
KAZUKI「ちょっとちょっと、春山はああ見えても一般人。私がいつでも相手してやるよ!」
希月「お!! KAZUKIさんの“やる気・元気・希月”が見えたー!(笑)」
KAZUKI「いやいや、“やる気・元気・KAZUKI”じゃないの?(苦笑)」
希月「“やる気・元気・希月”だから!」
KAZUKI「わかったよ! オマエ引退まであと少ししかPURE-J出れないだろ? 後楽園でもいいよ。やってやるか?」
希月「売られたケンカは買うので。KAZUKIと春山香代子! 8月11日後楽園ホール。オマエ絶対空けとけよ、春山香代子! わかったか!?」
春山「おかしいだろ!!」
希月「おかしくない! 絶対空けとけよ! これであおいは撤収する。PURE-J♪ PURE-J♪…(会場から手拍子)」
春山「売店担当・春山で~す!!」
第3試合
セミファイナルはコマンドボリショイとアクトレスガールズ・本間多恵のシングル対決。26周年企画として今年も自身の首に賞金10万円を懸けているボリショイに対し、本間は奇襲から丸め込んで秒殺狙い。本間が賞金の山分けを宣言してセコンドのアクトレスガールズを喜ばせると、なんと鋼もボリショイに手を出し本間に加勢していく。ケガによる長期欠場からサブミッションを主体とするスタイルに変更を図った本間は、グラウンドでボリショイに対抗するが、年季の違いを見せたボリショイは裏4の字固めのような体勢でギブアップを奪った。観客が見守る中であれば賞金奪取が認められるため、試合後のボリショイに襲いかかる鋼。本間もボリショイを丸め込み3カウントを狙う。見かねて止めに入ったKAZUKIは、「私の目の黒いうちはそんなことさせねぇ。社長をお守りするのが専務の役割なんだよ! オマエら“縦社会”知ってるか?」。鋼は「そんなの言ってていいんですか? 10万円欲しくないんですか?」と問い正すが、KAZUKIは「私はただ社長をお守りするだけ。これから社会でやっていくんだったら、そういうことをちゃんと覚えなさい」と冷静に諭した。
第4試合
メインイベントは中森華子&Leon vs 勝愛実&藤ヶ崎矢子という純血4人のタッグ対決。無差別級のベルトを狙う勝に、ボディビル挑戦を機に体を絞って得意のキックに切れ味を増した中森。前回の板橋で勝に敗れているLeonと、キューティー・スペシャルという新たな武器を体得した矢子。旬の4人による攻防は30分では決着がつかず時間切れに。改めて王座挑戦を訴える勝に、中森は後楽園大会での挑戦を受諾する。カーテンコールでボリショイは「7月1日・大阪、そのほかの大会も1つ1つ皆さんに見て頂いて、そして8月11日。PURE-J1歳のお誕生日を、後楽園ホールで皆さんと一緒に熱い試合でお祝いできたらと思うので。ぜひ、足を運んでください。今日はありがとうございました」とあいさつ。勝は「やっと中森華子の持つベルトへの挑戦権獲得しました。だけど、まだ喜ぶのは早いです。あと1ヶ月半、まだまだ私は変われると思ってます。今のPURE-Jから目を離さないでください」と力強く言い切った。
勝「…今日は負けもしなかったけど、勝ちもしなかった。だけど、私にはこの30分間、闘い抜くことができたのはアンタの持つベルトに挑戦したかったからだよ。8月11日、PURE-Jが旗揚げしてちょうど1年だ。そこのメインに私はどうしても立ちたい。オマエが他団体の選手とベルト懸けて闘う姿なんて見たくねぇんだよ! オマエの持つベルトに後楽園のメインで挑戦したいんだよ!!」
中森「オマエは今日の試合でチャンスをつかんだかもしれないけど、私はこの試合でチャンピオンが引き分けという結果は負けとおんなじなんだよ。私はオマエに“結果を出せ”って言ったけど、結果は今日の試合じゃない。8月11日、後楽園ホール。メインで結果を私に見せろよ。オマエの挑戦受けるよ、私は。でも私は絶対、負けないから」
<試合後コメント>
中森華子
「引き分けはやっぱり王者としては負けなので…ホントに悔しいですね。負けてはいけないので、私は今。愛実の気持ちは今始まったわけではなく去年からわかってたし、私としてもPURE-Jの1周年記念大会のメインを張るのはPURE-Jの選手がいいっていうのは少し前から考えていたことではあるんですけども。それが愛実だっていうのはピンと来なくて今日まで来たんですけど。でも決めました、今日リングで。ただ愛実自身は“やっとメインに立てた”っていうスタート地点かもしれないけど、もう私はそんな次元の低いことではなく…防衛するのが最低条件の王者なので。まだ愛実には負けられないし、あと1ヶ月ちょっとですけど、どこまで愛実がやっていくかっていうのは自分思うところだし。“いつまで若手の枠で甘えてるのかな?”っていうのはずっと思ってたので。8月11日は私自身も楽しみにリングで待っていたいと思います」
勝愛実
――30分時間切れだったが。
「メッチャ長かったです。長かったんですけど、“引き分けに持ち込めて良かった”なんて1ミリも思ってないんですけど、やっぱり30分間闘い抜くことができたのは私の中にある中森華子への想い、そしてベルトに挑戦しなければいけないっていう想いっていうのが、30分闘い抜くことができた要因かなと思います」
――30分ドローは今まで経験したことがない?
「ないです。とにかくつらかったし、今までの闘いと比べ物にならないぐらい苦しかったし、だけど1つの新しい扉が開けたかなって。手応えがあった一戦でしたね。挑戦権を手に入れることもできましたし、だけど挑戦することができるからといって落ち着いてるわけにもいかないですし、ここから自分の闘いっていうのは激しくなっていくべきなんじゃないかなって思うし、8月11日に向けてモチベーションが高まると思います」
――王者・中森をどのように攻略する?
「今まで何度も対戦してきたし、初代王者決定の時も中森華子に負けていて相当、根に持っているので。ここを乗り越えられなければ私はPURE-Jのトップには立てないと思ってます」