メロンアレルギーの王者にメロンを突きつけ挑発！全日本プロレスvsGLEATのタッグ頂上対決“前哨戦”は温かい笑いに包まれる

　3日、東京都・ユナイテッド・シネマ豊洲にてGLEAT『GLEAT VER.MEGA』の前日記者会見が実施。斉藤ジュン＆斉藤レイと河上隆一＆ガレノ・デル・マルがG-INFINITY王座戦を前に調印式を行った。

　双子である【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン＆レイは、宮城県出身の1986年12月19日生まれ。学生時代をアメリカで過ごした後に兄弟揃って大相撲・出羽海部屋に入門し、8年間力士として活躍した後に引退。そして2020年12月に全日本プロレスの練習生となり2021年6月にデビュー。同年末には無期限アメリカ遠征へと出発し、2022年9月に凱旋帰国。
　現在の全日本ではVOODOO-MURDERSの一員として大暴れ中。さらに、地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめしリターンズ』のレポーターに兄弟揃って抜擢されお茶の間を賑わせるなどリング内外で大人気。

　兄の斉藤ジュンは身長193cm＆体重116kg、弟の斉藤レイは身長192cm＆体重145kgと2人ともに国内最大級の超大型選手。その巨躯から繰り出される圧倒的なパワーファイトで活躍し、今年6月にはGLEATのタッグ王座であるG-INFINITY王座を戴冠した。

　GLEAT史上最大のビッグマッチである両国国技館大会でSAITO BROTHERSに挑戦することになったのは、どこか憎めないヒールユニットとしてGLEAT内で人気を博す【BULK ORCHESTRA】の河上隆一＆ガレノ・デル・マル。

　この日の前日公開記者会見では、吉野正人コミッショナー立ち会いのもとに両組が調印式を実施。

　河上は「いつまでも外様のお前らがそのベルト持ってんのが気に食わねえんだよこの野郎！」と噛みつきつつ、「デカくて強い。まさに全日本プロレスを絵に描いたようなビッグタッグチームだ。それだけは認めてやるよこの野郎。だがなあ、お前らにタダで勝つだけじゃ俺のレスラー人生が納得しねえ。お前らに勝つ。そしてもう1個。俺は自分に課題を課す！お前ら全日本プロレス、王道だよなあ？お前らのどっちかを俺が完璧なバックドロップでぶん投げてピンフォール取ってやる。警戒しとけよ？警戒しとけよ？フラグじゃねーからな！」と宣戦布告。

　河上の捲し立てるようなコメントをクールに聞き流していたSAITO BROTHERSだが、河上が「今日はお前らにプレゼントがありますよ。敵に塩を送るじゃねーけどなあ、レイ。苦手なもんがあるらしいなぁ？！用意してきてやったぞ！これだぁ！メロンだぁ～！」とメロンを取り出すと、レイが「ふざけんなオイ！」とブチ切れる。

　河上は「お前メロンアレルギーらしいなあ？お前をぶん投げてピンフォール取ってお前の顔面にメロンをヴァチーンとぶちまけて、お前らの大好きな両国国技館で恥かかしてやるよぉ～！ガーッハッハッハ！」と高笑い。
　レイは「ふざけんなテメェ！明日お前ら2人をぶっ倒して俺たちSAITO BROTHERSがこのベルトをしっかりと防衛してやる！楽しみにしてろ！」と咆哮。

　その後の記念撮影の際にも河上はレイの眼前にメロンを突きつけて挑発し、レイが真顔で嫌がる“前哨戦”を展開。場内は温かい笑いに包まれた。