藤波辰爾が棚橋弘至戦に向け後楽園ホールでシングルマッチ!カズ・ハヤシの30周年記念試合で肩慣らし!
23日、東京都・後楽園ホールにてGLEAT『G PROWRESTLING Ver.39』が開催され、藤波辰爾がカズ・ハヤシの30周年記念試合の相手を務めた。
藤波は、自身が率いる団体・ドラディションで12月1日に代々木競技場第二体育館にて50周年記念大会の開催を控えており、メインイベントでは新日本プロレスの棚橋弘至との約20年ぶりのシングルマッチが決まっている。
ここ最近はタッグマッチでの出場が多かった藤波だが、この日はカズ・ハヤシの30周年記念試合の相手としてシングルマッチで出陣した。
試合は、昭和から平成初期の空気が蘇るじっくりとした丁寧なグラウンドレスリングが展開されていき、起き上がり際に藤波が強烈なドラゴン張り手。これで火が点いたカズがボディブローの猛連打を放ち前蹴りを発射も、藤波はドラゴンスクリューで切り返し、さらにドラゴン張り手やサソリ固めを見せて躍動。
カズもハンドスプリング式オーバーヘッドキックで逆転を狙うものの、藤波はこれをキャッチしてドラゴンスリーパー。さらにコブラツイストへと切り替えて絞り上げるとカズがたまらずタップ。
試合後、カズが深々と頭を下げると藤波は自ら握手を求め、カズの健闘を称えた。
バックステージに戻った藤波は、「12月1日に向けてタナとやるために思い切ってシングルを受けてはみたものの、自分でちょっと動きがね、自分の思うようにも、うん。少しはいろんな動きを試みては見たものの。あと1週間ちょっとだよね?今日はシングルの間であったりね、相手が今日はカズ・ハヤシくんで大型な選手じゃないので、今度の12月はもう少し大きな選手だから。まあ悔やむ前に12月1日に向けて頑張ります」と、カズの記念試合の相手を務めた直後にもかかわらず、8日後に迫る棚橋戦のことで頭がいっぱい。
後楽園ホールでのシングルマッチの手応えを聞かれると、「カズ・ハヤシくんは久々だからね、棚橋はサイズが違うんで、それと同じようにはいかんだろうけど、今日は自分で率先して前に前に、いろんな技を試しながら、どういうふうに周りに見えたかわかんないけど、タッグだと自分のやりたいことだけをやってきたけど、今日はシングルってことで、自分でどれだけいろんな動きを試せるかってことで。自分の動きの中ではほんのまだ微々たるもので。頭の中ではもっといろんなことが浮かんでて、気ばっかりがね。リングコンディションは最高だったんでね。これからもっといいパフォーマンス出来れば。頑張ります」と“肩慣らし”の感想を語り、棚橋戦へ意気込んだ。