現役美少女アイドル女子レスラーが新曲&新衣装お披露目から5日後に引退発表!「2年数ヶ月ですが私にとっては5年ぐらいずーっとやってる感覚です」
29日、女子プロレス団体『アイスリボン』が会見を開き、真白優希(21)の引退を発表した。
アイスリボンは現在継続的に活動を続けている女子プロレス団体では一番老舗の団体。真白はアイスリボンが主催していた女子プロレスサークルに高校生の時に参加し、卒業後にアイスリボンへ入団。2020年8月にデビュー戦を行い、圧倒的な弱さと体力の無さを武器に摩訶不思議な試合展開で観客を翻弄する。見た目の可愛さも相まってカルト的な人気を獲得し、今年に入ってからはレスラーとしても覚醒するとベルト(トライアングルリボン=3WAY王座)を戴冠。8月13日にはアイドルの増田友梨奈さんと同団体の星いぶきとともにアイドルユニット『H!FLY(ハイフライ)』としてデビューしていた。
9月24日にはアイドルとして新曲&新衣装を後楽園ホールで披露したばかりだが、この日涙目で現れた真白は「プロレスの試合を見たこともなければ、ルールすらわからない、そんなスタートでした。プロレスをやる前はすごい内気で人見知りで目も合わせられなかった。最初は右も左もわからず、挨拶の部分とか、練習態度とか怒られてばかりで。今は明るく人と目をきちんと見て話す事であったりとか、私自身を表現することでしたりとか成長したなと思います。だんだんとプロレスの楽しさ、試合をする喜び、負けたくない気持ち、今までにない感情と出会い、とても自分自身新鮮で、プロレス人生は2年数ヶ月ですが、私にとっては5年ぐらいずーっとやってる感覚です。今年で私は21歳になります。まだまだいろんなことをやれる年齢でもあります。プロレスという知らない世界で、経験して、いろんなことを学べたように、私はもっと知らない世界に飛び込んで、色んな新しいことに挑戦して、私がまだまだ知らないことを見てみたいと思うようになりました。正直、この決断すごく悩みました。悩んで、悩み抜いた結果が、引退です。私は、プロレスが大好きです。この世界に出会えたこと、そして、私自身が成長したこと、誇りに思います」と、12月31日の後楽園ホール大会で引退することを発表した。
引退後は高校生の時からの夢であった看護師になるために勉強するとのことで、アイドル活動も12月31日でラストライブになるという。
会見に同席した藤本つかさ取締役は「やっぱり一番最初に出てくる気持ちは『寂しい』です。真白優希という名前は私が名付けたんですが、真っ白な、YOU(優)、あなたは希望だよっていう意味なので、新しい世界でも真白色のキャンパス、染めてほしいなって思います」と背中を押した。
医療系の女子レスラーは、現役看護師で予備自衛官のめぃりぃや、看護師でTikTokerの長野じゅりあが存在している。だが真白は「世界に旅に出たいです。日本を飛び出して私の可能性を試してみたい」と、看護師をしながら新たな世界で活躍する夢を語った。