アイスリボン10.3道場マッチ 藤本&まる子vs.世羅&優華、タンクvs.つくし、猫子vs.あかね、真琴&もちvs.235&長浜

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アイスリボン682
日時:2015年10月3日(土)
開場:17:30 開始:18:00
会場:埼玉・アイスリボン道場
観衆:103人(満員)

▼第1試合 タッグマッチ 15分1本勝負
真琴(REINA)/○宮城もち
8分33秒 メタボリックサンド→片エビ固め
●235/長浜浩江(WAVE)

▼第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負
●新田猫子
7分17秒 スモールパッケージホールド
○藤田あかね

▼第3試合 シングルマッチ 10分1本勝負
○タンク永井(K-DOJO)
6分31秒 変形バックブリーカー
●つくし

▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
藤本つかさ/●長崎まる子
10分56秒 エアーズロック→片エビ固め
○世羅りさ/優華

第1試合

2015-10-3アイスリボン道場マッチ_第1試合この日のオープニングは3団体混合のタッグ戦。前回の道場マッチで藤本からダメ出しをされた235は、セクシー・ポーズでもちを挑発し、真琴には真琴の無気力キックを模して仕掛けていく。更に長浜との連係、合体攻撃も決め、必死の攻防を展開する。対するもち、真琴は、235、長浜の攻撃をテクニックで透かし、最後は235を捉え、真琴がダブルアーム・スープレックス、もちがメタボリックサンドを決め快勝。経験値の差が勝敗を分けた。

試合後235は「前回の道場マッチですごく悔しい思いをしました。今回も負けてしまったんですけど、自分なりに今、あがいています。……(しばし言葉が出ず、涙があふれる。必死にこらえながら)この悔しさ、絶対、試合でぶつけます」と涙ながらに語ると、対戦相手の2人は(真琴)「自分と対戦すると235さんは無気力キックを仕掛けてきて、ちょっと嬉しいんですけど。徐々に威力が上がっていて、そのうち人の技をモノにされるんじゃないかとヒヤヒヤしています。それと(10.17)後楽園は雪妃さんの復帰戦で、自分が組ませていただいて、相手がまる子さんと長浜さん。実はすごいありがたいんですけど、雪妃さんと並ぶのがちょっと嫌で。比べられるじゃないですか!?(藤本に「むしろ似てるから組ませていただいたんですが」と言われ)えっ?青白いだけじゃないですか?雪妃さんと並んでも比べられても良いように、シェイプアップしてきます」(もち)
「先週、道場マッチで235がつっかさんに頑張るだけじゃダメだと、悔しいだけじゃダメだと喝を入れられてました。それから1週間後の道場マッチ。235の負けないぞという気持ちが少しですけど見える気がしました。あと精神的な揺さぶり方が上手になったんじゃないかと思っているんですが、私は試合で負ける日もあります。勝つ日もあります。勝ち負けも大事ですけど、試合で自分なりにどう考えるかも大事だと思っています。10月17日、後楽園の大会で対戦するので、自分なりの輝き方でいっしょに会場を盛り上げましょう」とコメントし、235の頑張りを認めた。

第2試合

2015-10-3アイスリボン道場マッチ_第2試合最後の地元凱旋興行を2週間後に控えた猫子とあかねとのシングルマッチ。この試合、あかねは7月4日横浜リボンで猫子とのしっぽコントラしっぽ戦に敗れ、お尻についていたしっぽを奪われてしまったドアラコスチュームで登場。猫子とのシングル戦に「自分が勝った場合はしっぽ返却すること」を条件とし猫子からも了承を得ての再戦となった。必勝を期しての一戦に臨んだあかねはキャットフード、猫じゃらしなどで、猫子を挑発し試合を優位に進めようとするが、逆に猫子の怒りを買ってしまい、顔面を踏みつけられるなど、猫子の厳しい攻めを浴びる。ドロップキック、ミサイルキックを連発しながら、徐々に自分のペースに持ち込んでいった猫子。しかし、なんとしてもしっぽを取り戻したいあかねは、フィニッシュのキャット空中ニャン回転を狙った猫子のしっぽを引っ張り落とすと、クラッカーを使った猫子だまし攻撃。体勢を崩した猫子を執拗に丸め込み執念のカウント3を奪ってみせた。

試合後、あかねのしっぽをリング中央に置き深々と頭を下げた猫子はどこか晴れやかな表情でリングを降りた。そして、試合後の座談会でワインボトルを手にして現れた猫子は「今日はもう酒を飲んでいるので(人間の言葉でしゃべることが可能)。今日はどう考えてもあかねに負ける気は本当にしなくて、今までも負けたこともないし、そこまで追い込まれた事もなくて、ツイッターとか見てても、簡単にしっぽ取り返すとか言っているし、絶対に負けないと思っていたので。これヤケ酒のつもりで持ってきたんですけど……でも今日は試合をして、すごくプロレスの面白さみたいなことを改めて噛みしめた気がしています。ヤケ酒のつもりで持って来ましたけど、そんなに不味くなくて、なかなかいい酒です。そして、この気分のいいまま、北海道に行きまして、17日後楽園ホールでは、私、豊田真奈美さんとシングルさせていただきます。過去に1回だけシングルさせて頂いた事があるんですけど、あの時は負けただけじゃなくて、控室まで帰れなくて。退場するだけで精いっぱいで、過呼吸みたいになってまして。ゲートくぐってその先でばったり倒れていたので。17日はそんなことの無いように。豊田さんに猫子の爪痕を残せるように頑張りたいと思います。そしてもちろん勝ちを狙っていきたいと思います」と語った。猫子から初勝利を奪ったあかねは「しっぽ、取り返しました!今日来られなかったメアリ姉さんからツイッターに激励がありまして、どんな手を使ってでもいいから勝てと。という事でメアリ姉さんお得意のクラッカーを用意したんですけど。でもツイッター見て頑張ろうと思った直後に、猫子さんにも激励の言葉を送ってたんです。しっぽ取り返して、遺恨もなくなったので、また昔みたいに猫子さんと仲良くしたいのと、このしっぽをつけて岐阜リボンをいっしょに盛り上げようと思います。引退するまでにまたシングル出来る事があれば、今度は正々堂々と勝ちにいきたいと思います。17日水波のアニキとのシングルは前より成長した姿を見せたいと思います」と岐阜リボンそして後楽園に向かっての決意を語った。

また座談会の最後に10月18日に行われる猫子の最後の地元凱旋興行となる岐阜大会に関して、マイクを取った猫子は「カードなんですけど、私のカードだけ希望があるので、ちょっと聞いていただけますか?今回、私メインでシングルをやらせて頂きたいと思っていまして。対戦相手をどうしようかっていうのを悩んでいたんですけど。藤本さん…出張道場マッチを後楽園でやったじゃないですか?あのときは出張道場マッチていう実験的な形でもあって、すごい中途半端な時間からの開催だったりして、悪条件が重なり重なり、集客も"ん?"って感じで、すごく苦しかった大会だと思うんですけど。あの大会が終わった時にみんなで集まって最後のミーティングの時に、藤本さんは、次の後楽園は…っていう話をされていたんですね。たぶん気持ち的にはすごいショックで、団体のトップですし感じる責任もすごく大きかったと思うんですけど。それを背負って次の後楽園、みんなで頑張ろう!っていう話をされていた藤本さんを見て、岐阜リボンの自分のシングルの相手は藤本さんにお願いしようって、あの時決めました。なので是非、多分、藤本さんとは最後のシングルになると思います。岐阜リボンで自分とメインでシングルお願いします」と藤本にシングル戦を要求。藤本はすぐに歩み寄り「是非お願いします」と猫子と握手。岐阜リボンのメインカードが決定した。

第3試合

2015-10-3アイスリボン道場マッチ_第3試合注目のシングル対決が実現。タンク永井は、先月引退した紫雷美央の婚約者として、今プロレス界で時の人となっているKAIENTAI-DOJOの現シングル王者。一方のつくしは美央さんとタッグチーム紫春鬼を結成し、引退試合で美央さんから最後のフォールを奪っている。プロレスでの相思相愛の関係。ここに美央さんを核とした、リアルな三角関係が出来上がった。特にタンクが美央さんの婚約者ということを知らなかったつくしは、その怒りもあってか、スタートからエンジン全開!タンクにドロップキック、低空キックをえぐい角度で放ち勝負に出る。序盤こそつくしの先制攻撃に苦しんだタンクだが、徐々に体勢を立て直し、どっしり構えられると苦しい展開に。パワーと体格差を活かしたタンクの力技に今度はつくしが苦しめられる。ならばと美央さんの現役時代の技である女郎蜘蛛を仕掛けるなど、揺さぶり攻撃に出たつくしは、立体殺法から土蜘蛛を狙うが、これを読んでいたか、タンクは巧みに切り返すと、つくしを背中に抱え、はりつけ状態で絞め上げる変形バックブリーカーで一気にフィニッシュ。

試合後もタンクをにらみつけていたつくしは、試合後「皆さん聞いてください。自分、あんなに美央と一緒にいたのに、タンクさんと付き合っていることも、結婚することも聞いてなかったんですよ。つっかさん、知ってたんですか?(藤本に「知ってました」と言われ)みんな、知ってたの?(周囲の選手がうなずくと)嘘でしょ!なんで自分に言ってくれなかったんですかね。(観戦に来ていた美央に)オイ、美央!(「嫉妬深いからじゃないでしょうかねえ」と返され)オイ、タンク!今日はなあ、お前が美央の旦那にふさわしいか、試してやったんだよ。まあなかなかやるじゃん。大変な嫁さんをもらったと思うけど、タンクさんなら幸せに出来ると思うよ。つくしの分まで頑張って」と語るとタンクに握手を求め、タンクも恐る恐るそれに応じる。マイクを渡されたタンクは「仲良さそうなのに教えてもらってないし。仲良さそうなのに大変な嫁とか言うし。なんかわからないけど。おめえ、さっきから上から目線すぎねえか!?オイ!何年選手だよ!」とつくしに正面から凄むが、「5年だよ!」と胸を張るつくしに、即「すいませんでした!」と頭を下げるタンク。最終的にプロレス界の年功序列でつくしに軍配が上がった。

第4試合

2015-10-3アイスリボン道場マッチ_第4試合前回の道場マッチで初第1試合を経験したまる子が、デビュー10戦目で道場マッチではメインに登場。藤本との3度目のタッグで、過去にシングルで対戦した世羅&優華と対戦した。試合前から緊張を隠せないまる子だが、いきなり優華にスモールパッケージホールドの奇襲を仕掛けるなど、藤本のフォローを受けながら奮闘する。しかしスピードで勝る優華と、パワーの世羅のタッグは強力。藤本をけん制しながら、まる子を攻め込んでいく。必死に耐えながら、世羅にまる投げを決める、なんとか藤本につなぎたいまる子だったが、最後は優華のダイビング式エルボー、世羅のダブルニードロップ、エアーズロックにフォール負けを喫した。

しかし、初メインながら、まる子の健闘が光った一戦だった。試合後「(なかなか言葉が出ない。振り絞るように)はい…。初メインでした。(涙ぐむまる子)勝ちたいのですが、なかなか勝てなくて…すいません…優華さんとシングルしたり、世羅さんともエキシでシングルしたり、それでもずっと負け続けて。今日お2人とタッグで対戦ってなったので、絶対にやり返してやるって思っていたんですけどボコボコに…。実力も全然差がありすぎて、これからもっと練習して、もっともっと強くなって、いつか勝てるようになります」と声を詰まらせながら語るまる子。
優華は「まる子と一緒にいる事が多いんですよ。筋トレするときも自分が1人で始めたら横でいつの間にかしているし。ごはん食べるのも同じタイミングで一緒に食べるし。一番一緒にいると思うんです。でも自分が10試合目くらいのときとかは絶対こんな事出来なかったし、受け身も練習してきれいだなって思うし。負けてちゃ絶対にいけないに負けている所もすごいあると思います。自分はまる子が怖いから。でも負けたくないから。試合で出すしかないので。いじめているわけではなくて、すごいんです!とりあえず、長崎まる子はすごいんですよ!すごいという事だけは分かって欲しくて。多分まる子は気づいてないと思うけど、数日で(客席、ざわつく)絶対に私は越されると(藤本から「早いよ!」の突っ込み)。自分はすごい恐怖で仕方ないです」とまる子を評価。
世羅は「まる子みているとイジメたくなるっていうか。生粋のドMだと思うんですよね。(藤本から「世羅がロリコンなの忘れてた!」との声を受け、ニヤリと笑った世羅は)また当たる時が楽しみだなと。来週の道場マッチ、大日本さんに出られて、何人か道場マッチにいらっしゃらないですよね?(藤本、ハム子、あかね、もちが手を挙げる)あらっ?世羅の時代が来たんじゃないですか!?ティーンズたちと世羅!カードは自分が考えてもいいかなと。(藤本からOKが出る)ありがとうございます!じゃあ、来週(のカード)世羅が全部考えます」とよこしまな気持ちもありつつ、まる子との再戦を望み、次回道場マッチのプロデュースを買って出た。

【記事提供/アイスリボン】

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