【試合詳細】9・28 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 【スーパーボディ級】唐澤志陽vsなべやかんvsアントニオ小猪木 ラグジュアリー吉田&チェリー&赤井沙希&竹林早苗 with W YUKIvs諸橋晴也&鈴木悟&大和ヒロシ&ベストボディ・ベイダー

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『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~Tokyo September 2022~』
日程:2022年9月28日(水)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:406人(満員)

▼シングルマッチ
[DPG]○大石真翔(DDT)
6分8秒 テキサス・クローバー・ホールド
●榎本高志

▼SEXY BODY JAPAN Tokyo September

▼6人タッグマッチ
谷口智一/●バキュームけーすけ/木村昌嗣
13分9秒 ランニング・ローキック→エビ固め
政宗(フリー)/石井慧介(ガン☆プロ)/○前口太尊(飯伏プロレス研究所)

▼6人タッグマッチ
[ベストぽっちゃりジャパン]男色ディーノ(DDT)/大鷲透(フリー)/●伊橋剛太(DDT)
16分50秒 ラ・マヒストラル
小仲=ペールワン(666)/ライジングHAYATO(愛媛/全日本)/○イマバリタオル・マスカラス(愛媛) with キューティエリー・ザ・エヒメ(愛媛)

▼8人タッグマッチ
●ラグジュアリー吉田/チェリー(フリー)/赤井沙希(DDT)/竹林早苗 with W YUKI
11分22秒 スワンダイブ式スワントーンボム→エビ固め
[DPG]諸橋晴也(フリー)/鈴木悟(フリー)/大和ヒロシ(フリー)/○ベストボディ・ベイダー

▼BBW世界スーパーボディ級選手権試合 3WAYマッチ
【王者】○唐澤志陽
10分59秒 ランバー・ソムデート直伝ローキック→片エビ固め
【挑戦者】●なべやかん
※唐澤が初防衛に成功。
※もう1人は【挑戦者】アントニオ小猪木(西口)

唐澤がやかん&小猪木を制しスーパーボディ級王座防衛!イケメン揃いのセクシーボディコンテストで男色ディーノが大興奮!美女軍団を侍らせた吉田がDPGに敗れ防衛戦が決定!

第1試合


 2021年2月大会に大石真翔が自身の負け姿を榎本にリングサイドから連写されたことに腹を立て、カメラを破壊した上でボディスラムで叩きつけるという暴挙に出て榎本のプロレスラーデビューを強制決定してから約1年半。コロナ禍で思うように練習を積めず榎本のデビューが遅れたり、大石も負傷して約1年の欠場に入ったりと中々噛み合わずに実現しないのかと思われていた両者のシングルマッチが実現。

 試合前に握手を交わしてからゴングが鳴ると、大石が執拗なヘッドロックで痛めつけショルダータックル。大石がエルボー合戦に誘い、榎本も必死に打ち返すが顎先にエルボースマッシュを被弾してたたらを踏む。大石がロープに飛ぶと、榎本は攻撃をかわしてロープへ走りショルダータックル。

 榎本は引き起こしてエルボーを連打していくが、大石は平気な顔で受け止め舌を出して挑発。さらに首投げからフィストドロップ、手首のバンテージを剥がして榎本の首を絞めあげ、ネックロックから膝蹴り連打。続けてコーナーへ振って串刺し攻撃を狙うが、榎本がドロップキックで迎撃。

 野球チョップからバットスイング式スレッジハンマーと野球殺法からボディスラム。さらに逆エビ固めを狙うが大石が下から丸め込み、キックアウトして起き上がった榎本へスパインバスター。足のクラッチを解かずそのままテキサス・クローバー・ホールドで絞り上げると榎本は無念のタップ。

 試合後、大石は榎本に何かを語りかけ握手を求める。榎本がこれに応じようとすると大石はビンタで顔面をはたき、高笑いして去っていった。

第2試合




 女性部門の出場者は、曽田優美さん、小沢いくみさんの2名。
 男性部門の出場者は今井一博さん、今野元太朗さん、青木全さん、山本裕称さん、近藤大輔さん、高田政信さん、水沼太一さん、鈴木達也さんの8名。

 第1次審査として規定ポーズ審査、第2次審査としてそれぞれの個性を表すフリーポーズ審査が行われ、最終審査は大会後半に行われることがアナウンスされた。

第3試合


けーすけは前回大会で帯同したマダムK、さらにビューティーゴリ子を加えて両手に花で入場。しかし入場にたっぷり5分使ったため、最初は「長い長い!」などと優しくイジっていた関係者たちも次第に苛立ちガチめの注意を入れる。

 谷口と木村はけーすけを無視して2人で作戦会議を始め、木村と政宗の対面でゴング。
 互いに低空タックルを狙うスピーディな展開からリストロックの応酬となり、政宗がテイクダウンを奪うも木村が即座にヘッドシザースで切り返しクリーンブレイク。両者タッチ。
 谷口と石井の同期対決となると谷口がヘッドロックからショルダータックルで先制。けーすけにタッチ。
 “けいすけ対決”の盤面となると、けーすけは「おいおいおいーい!プロレス界にけーすけは十分……」と啖呵を切り始めるが、関わりたくもないのか石井は無視して大尊にタッチ。
 大尊が出てくると、けーすけは「お前前口太尊か?チャック・ウィルソンか?ニクソンかなんか知らんけど!お前のローキックなんか効……」と挑発を続け会場の空気が冷やしていくが、大尊が強烈なローキックを叩き込んでけーすけを悶絶させ会場の熱を一気に上げる。大尊は情け容赦ないローキックの速射砲を叩き込んでいき、最初は元気に痛がっていたけーすけも真顔でリアクションすら取らなくなり、ただただロープにすがりつくだけになる。

 代わる政宗はけーすけをロープに振ろうとするが歩行すらままならない状態でロープまで走ろうともせず、場外に放り出されて石井&大尊に袋叩きにされるも観客にすがりついて難を逃れる。政宗はリングに戻してヒザを引っ張るサブミッションでさらに痛めつけるが、けーすけが残る足でなんとか蹴り飛ばして谷口にタッチ。

 谷口は政宗をショルダータックルでなぎ倒しボディスラム、ブレーンバスターと連撃。さらに追撃を狙って引き起こしたところへ政宗がチンクラッシャーを入れ、石井にタッチ。
 石井はエルボー連打からロープに振ろうとするが、谷口が振り返す勢いを使って担ぎ上げボディスラム。木村にタッチ。

 木村は石井をコーナーに振って串刺しバックエルボーからブルドッギング・ヘッドロック。さらにスピニング・トゥーホールドを狙うが、石井が残る足で蹴り飛ばして距離を取りブレーンバスターを狙うが、木村は着地して河津掛け。さらにスピニング・トゥーホールドから監獄固めも石井がロープを掴んでブレイク。木村はけーすけにタッチ。
 けーすけは雄叫びを上げて突っ込んでいくが、石井がカウンターの膝裏ローキックで足を刈り取り大尊にタッチ。

 大尊は容赦のないローキック連打。けーすけは「タイム!タイム!」と命乞いするが、大尊は「おい、立て!プロレスにタイムなんてねーんだよこの若造が!」とまっとうな反論。これを受けたけーすけは「若造?……そうか、知らんかった。俺は若造。若いゾウさんやったんか!パオ~ン♪耳バッサ~♪バッサバッサ~♪バッサバッサバッサ~♪」と、関係者各位から「完全に試合の流れが止まる上に尺を取るし面白くもなんともない」と本気のダメ出しを受けているという持ちネタを披露しブレーンチョップ。怯んだ大尊へ「左足は死んどるけど右足は生きとんじゃ!」とローキックを放つも、大尊があっさりスネでブロッキングし、けーすけが逆に右足を押さえて悶絶。けーすけも膝立ちになりながらソフトタッチなエルボーで反撃するも大尊は「なんだそりゃ!」と左膝を踏みつけて封殺。

 大尊はPKでの決着を狙うが、けーすけがダウンして倒れ込んだため偶然攻撃を回避。その隙を見逃さず谷口が突っ込んできてショルダータックル、木村がギロチンドロップで追撃。けーすけはコーナーに上って「行くぞ新宿!バキュ~~~~ム!」と叫んで空中けーすけチョップを投下も大尊が回避したためドラゴンリングイン状態になり着地にも失敗。政宗がけーすけの足を持つ中で石井がその足にドロップキックを叩き込む連携攻撃から政宗が両膝を踏みつけるニークラッシャー、さらに大尊が必殺のタイソン・スプラッシュからカバーに入るも「やめた!」と自らカウント2で解除。最後はランニング・ローキックで膝裏を撃ち抜いてから3カウントを奪った。

 マイクを取ったけーすけは息も絶え絶えながら改めてマダムとゴリ子を紹介し、「バ!バ!バキューム!」と最後までスベり倒しながら試合を締めた。

第4試合


 試合前、セクシーボディコンテスト女子部門の第3審査が行われることが発表され、“セクシーリングアナコンテスト”が実施。2人が各陣営の選手コールを行い試合の幕を切る。

 試合前からディーノはイケメンなHAYATOを付け狙い、弟分のタオルが必死にガード。
 小仲と伊橋の対面でゴングが鳴ると、リストを取る伊橋に対し、小仲は座禅式前転からの座禅式ネックスプリングで起き上がり、ロープに飛んだ伊橋を座禅式ドロップダウンでかわし座禅式足払い。そのまま座禅式ヒザ歩行で伊橋をコーナーまで追い詰めつつ両者タッチ。
 
 ディーノはHAYATOとのマッチアップを期待して笑顔で出てくるが、タオルが出てくると露骨にガッカリ。タオルが「なんでガッカリしてんスか?!」とショックを受けるが、ディーノはタオルにリストロックからその手をそのまま自らのタイツの中へといざない、ショルダータックルからドロップダウンしてうつ伏せになったタオルの尻を秋風のような爽やかさで撫でていくが、タオルがティヘラで放り捨てて両者タッチ。

 HAYATOと大鷲の対面となると、今大会の4日後には全日本プロレスで世界ジュニア王座への挑戦も決まっているHAYATOが軽快なロープワークで翻弄。大鷲も少し離れた位置で前転などを行って対抗。足払いの応酬から同時に立ち上がるというルーチャな動きを見せる。大鷲は「ナイス!ルチャ・リブレ!」と笑顔で握手を求めるが、HAYATOは大和市を場外に放り出し、トペ・コンヒーロのフェイントからリング中央でポーズ。クールに決めたHAYATOだったが、背後からディーノが忍び寄り押し倒して寝バックでガン掘り。さらにHAYATOのしまなみを男色クローでライジングしてからブレーンバスター。さらに男色ナイトメアで精神攻撃をかけていき、タオルがチョップでカットを試みるもディーノが尻餅をついてHAYATOに顔騎。

 大鷲&伊橋もここに突っ込んできて相手3人をリング中央に固め、ぽっちゃりしたお腹で相手をサンドするメタボリック・メリーゴーランド。ディーノだけはHAYATOの顔面に股間をあてがう。

 ディーノは「私は今からアナルを見せる」と宣言しコーナー上で地獄門を顕現。タオル、小仲と餌食になっていき、次はHAYATOの番というところでエリーが身を挺してHAYATOをかばうが、大鷲がエリーのウサ耳を掴んで引き剥がし、伊橋によってHAYATOの顔面は地獄に吸い込まれてしまう。
 大鷲&伊橋がエリーを地獄に落とそうとするが、エリーは必死の振り返しを見せ大鷲を地獄へシュート。大鷲は寸前で踏みとどまるが、なんと伊橋が体当りして大鷲を地獄へ叩き込む。
 伊橋は、「俺は女に手を出すやつだけは絶対に許せねえんだ!」と男前な姿を見せるが、「伊橋さん♪」と駆け寄ってきたエリーに腹にパンチしてコーナーに吹っ飛ばす。伊橋は「エリーさん、私は貴女をひと目見たときから私のものにすると誓ったんです。もう住民票も愛媛に移す!俺の愛を受け取っておくれ~っ!!」と腹パン後の愛の告白という複雑な愛情表現を行うも、ここで突如セクシーボディコンテスト男性部門の第3審査の開始がアナウンス。

 男子の最終審査の内容は、前回大会と同じく「いかなる困難な状況でも美しくセクシーなポーズを取り続けることが出来るか否か」を問われるものであることが発表。








 ディーノにとって、見事にシェイプアップされた肌の露出が多いイケメン男性が眼の前でセクシーなポーズを取るというボーナスタイムに突入。自身の獣欲を満たしながら審査内容の“困難な状況”を与える壁となる。

 審査が終わると、伊橋は一旦仕切り直してから何事もなかったかのように「俺の愛を受け取ってくれ~!」とエリーへ突っ込んでいくが、横からHAYATOがスワンダイブ式ミサイルキックで飛んできて伊橋をふっ飛ばし、HAYATO&タオルがダブルトラースキック。さらに小仲が座禅式アサイDDT。

 大鷲はこれをカットして小仲&タオルをダブルショルダータックルでふっ飛ばし、小仲へチョークスラムを狙うが小仲は背面着地。大鷲はカットに来たHAYATOも合わせて2人まとめてヘッドシザースホイップで投げ捨てる。


 伊橋はタオルへミドルキック連打で倒しボディプレスからムーンサルト・プレスを発射。タオルはこれをかわして自爆させ、ラ・マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪った。

第5試合


 今年5月に無差別級王座戴冠を果たした吉田は、「私が美女に囲まれる試合を組んでくれないと防衛戦を行いませんよ、ンフフ」と王者権限をチラつかせてBBJを脅迫。団体側からの説得を頑として受け入れなかったため、今大会では吉田のハーレムマッチが行われることに。ラグジュアリー吉田&チェリー&赤井沙希&竹林早苗 with W YUKIという吉田も大満足のチームが結成された。

 殺気を漲らせるDPGの面々に対し、チェリーが「向こう男ばっかなんだから吉田さん行ってくださいよぉ」と促すも吉田は無言の微笑みで拒否。

 赤井と鈴木という、男女ともに長身選手同士の対面でゴングが鳴ると、赤井がチョップ連打も鈴木が余裕の表情から逆水平チョップ一発で吹き飛ばす。赤井も即座に起き上がってビッグブート。鈴木もビッグブートで反撃するも、赤井は183cmの鈴木の顔面を的確に撃ち抜くビッグブート。両者タッチ。

 チェリーとベイダーの対面となると、チェリーがベイダーの攻撃をひらりひらりとかわし、ベイダーのダブルアックスハンドルを地対空ボディブローで迎撃しコルバタ。両者タッチ。

 獰猛に威嚇する大和に怯える竹林だったが、大和のロックアップをスカして足を刈り、アームドラッグで放り捨ててからドロップキックで追撃。吉田にタッチ。

 吉田は大和を踏みつけながらロープワークを行い、観衆に向かってサイドポーズでアシスト。軽快に往復していくが、場外から諸橋が足を掴んで引きずり出し場外で暴行。リング内で大和がフライングエックスからサイドポーズを決め諸橋にタッチ。
 諸橋はストンピングの猛連打から鈴木にタッチ。
 鈴木はボディスラムからエルボードロップ、ニーリフトと続けてベイダーにタッチ。

 ベイダーは後頭部へスワンダイブ式ダブルアックスハンドル、低空ドロップキックと入れSTF。大和にタッチ。
 大和はスライディングキックからエックスドロップ。女性陣に見せつけるように挑発的な腕固めから諸橋にタッチ。
 諸橋は吉田の顔面をかきむしり、そこへ大和が低空ドロップキックを合わせる連携。

 代わる大和がカミカゼを宣言して担ぎ上げるが、吉田が着地してロープに飛び空中胴絞め落とし。赤井にタッチ。

 赤井は大和へダイビング・クロスボディ。カットに来たベイダーの攻撃を諸橋に誤爆させ、チェリーがアームドラッグでベイダーを、赤井がランニングミドルキックで諸橋を排除。さらに大和へチェリーの熟女でドーン!+赤井のハイキックの同時攻撃が炸裂。さらに鈴木に対し、2人でのどっこいしょ(※大外刈)+竹林のドロップキックの三重奏を奏で竹林がY字バランス式ギロチンドロップで追撃。

 女性陣の大活躍でこのまま勝利かと思われたところで吉田が猛烈にタッチを要求。
 心配そうな赤井からタッチを受けた吉田は大和へサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロック。これをDPGが総出でカットに来ると女性陣も飛び込んできて乱戦となるが、女性陣を救出しようとした吉田の攻撃が女性陣へことごとく誤爆。

 そこへ鈴木の芯喰う飛び膝蹴り、大和のフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、ベイダーのスワンダイブ式スワントーンボムと立て続けに大技が決まりそのままベイダーが吉田から3カウントを奪った。

 試合後もDPGの面々は吉田をいたぶり続け、大和がマイクを取る。

大和「おい!ラグジュアリー吉田。お前よ、いったいなにを間違って今チャンピオンベルト巻いてんだ?無差別級のチャンピオンベルトはよ、この団体で一番強いやつが巻くもんじゃねーのかよ?お客さん方、こんな奴が巻いてていいと思いますか?!(※吉田を支持する観衆は無言)……おい、無反応だよ。そういうことだよ。お前が持っててもウンともスンともこの会場は言わねえんだよ。いいか、BBJを盛り上げるためこのダンカンプロレス軍団で一番強いやつが次に挑戦してやるよ。このベストボディ・ベイダーが次、11月に挑戦してやるからな。(※吉田がグッと親指を立てる)お前のその自信がどこから来るかわかんねーけどよ、いいか、吉田!そして会場のテメーら、俺たちダンカンプロレス軍団がシッチャカメッチャカにしてやるからな!覚悟しとけ!」

第6試合


 美女セコンドを引き連れた唐澤は花道でアドリブのダンスを披露しながら入場しチャンピオンとして会場を温めながらリングイン。
 試合が始まると、3者輪になって睨み合い、小猪木がエアで弓引くナックルアロー、魔性のスリーパー、延髄斬りを披露。これに対抗してやかんも手にエアロージンバッグをつけてからエアバーベルを持ち上げてパワーを披露。唐澤もなにかを披露するのかと注目が集まるが、唐澤は付き合うことなくロープに飛ぶ。

 3人で鮮やかな十字ロープワークを見せていき、やかん&小猪木が同時にドロップダウン。唐澤は両者を順番に踏みつけながらロープワークを続け、「そこはジャンプすんだよ?!」と怒る小猪木が唐澤をロープに振ってやかんとともにダブルバックエルボー。

 小猪木がカバーに入るもやかんがカット。やかんがカバーに入るも小猪木がカット。2人がカバーの奪い合いで対立し、小猪木がリストロックに捕らえながら自慢のアゴでやかんの手首をゴリゴリ削る。やかんも前宙からリストを取り返してボディスラムも、カバーに入ったところで唐澤がカットしやかんを場外に放り出す。

 唐澤と小猪木の対面となると、小猪木は対(キック)ボクサーを意識してか猪木アリ状態を作り出しアリキック連打。しかしキックボクサーには蹴り攻撃があるのでローキックで牽制しつつ、グラウンドに引き込もうとする小猪木へボディシザースからレッグロールクラッチ。キックアウトした小猪木へ唐澤がローキックを猛連打しカバーに入るもやかんがカット。

 やかんは唐澤のハイキックをかわしてロープに飛び、低空ドロップキックでヒザを撃ち抜いてからラ・マヒストラル。これを返されたやかんはエルボー連打も、唐澤の強烈なミドルキックが胸板にヒット。めげずにエルボー連打で怯ませてブレーンバスターで叩きつけたやかんは、エルボーバッドを外して瞬間沸騰(※ピープルズ・エルボー)を狙うが、小猪木が場外から足を引いて妨害し、顔面へ弓引くナックルアローを連打。さらにやかんを魔性のスリーパーで捕らえグラウンドに引き込んだところへ唐澤がPKを発射。やかん&小猪木は同時に後ろへ倒れ込むことでこれを回避し、2人での合体スクールボーイ。

 これを返した唐澤は小猪木にミドルキックを発射も、小猪木がキャッチして膝関節へアゴをゴリゴリ押し付ける。さらにブレーンバスターを狙うも、唐澤が切り返してノーザンライト・スープレックス・ホールド。これをカットしたやかんが小猪木を担ごうとするが、小猪木は着地してバックドロップ。そのままロコモーション式を狙って引き起こそうとした瞬間に唐澤のランバー・ソムデート直伝ローキックが2人へ同時にヒット。


 3人で輪になってのエルボー合戦となり、やかん&小猪木が唐澤をロープに振ってダブルドロップキック。小猪木が唐澤に延髄斬りを決めるも、やかんが小猪木へ首固めからアルゼンチン・バックブリーカー式バックフリップ。唐澤はこれを顔面蹴りでカットし、やかんへランバー・ソムデート直伝ローキックを叩き込んで3カウントを奪った。

唐澤「皆さんこんばんは。唐澤志陽です。本日はありがとうございました。このお2人、強いですよ。やかんさんなんて、52歳かな。小猪木さんも51歳ですか。私も来年で50になるけど」
小猪木「いやウソつけ?!」
やかん「30代だろ!若いんだよぉ!」
唐澤「まあ、そうですね。頑張ってます。ここに来られたみなさんも何かしら家庭とか仕事とかでいろんなことを頑張ってると思います。頑張ってればなにかいいことあると思います。わかりませんけども。明日もみんなで頑張って強く生きましょう。それでは皆さんご一緒に、B!B!J~!ありがとうございました!」

セクシーボディコンテスト表彰式


 全試合終了後にセクシーボディコンテストの表彰式が実施。結果は以下の通り。

<男性部門>
第1位 水沼太一
第2位 今野元太朗
第3位 鈴木達也
第4位 山本裕称
第5位 今井一博
(※敬称略)

<女性部門>
第1位 小沢いくみ
第2位 曽田優美
(※敬称略)

<大会後コメント>

唐澤志陽
――初防衛を果たした今のお気持ちは
「まあ、正直この防衛戦はこんな大変じゃないかなと思っていたので、あの2人に勝てたのは当たり前って感じで、ホッとしてます」

――会見では「お笑い芸人」を馬鹿にするような発言がありましたが、かなり危うい場面もあったように見えます
「こっちとしては2vs1だったんで。あと3WAYがキャリアの中で初めてだったので、ルールに慣れてないところで苦戦しましたね」

――次の防衛戦の相手に想定している相手はいますか
「次にやりたいのはランジェリー吉田ですね」

――ラグジュアリー吉田選手では……
「ランジェリー吉田です。観客がみんな委員長に媚を売っているので、この委員長信者のお客さんの前でボコボコにするのが目標ですね」

――ランジェリー吉田選手は無差別級のベルトを持っていますが、そちらのベルトにも興味が?
「結果としてベルトは欲しいですけども、ランジェリー吉田をボコボコに出来ればいいんで」

――あくまで自分のフィールドでボコボコにすると
「そうですそうです」

――最後にファンにメッセージをお願いします
「スーパーボディ級の唐澤です。またいろんな相手と防衛していきますのでよろしくお願いします。ありがとうございました」

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