【試合詳細】6・16 ベストボディ・ジャパンプロレス東京FMホール大会 【BBW6人タッグ】大鷲透&男色ディーノ&伊橋剛太vs谷口智一&高尾蒼馬&水沼太一 【BBJゴールドレジェンドT決勝】望月成晃vsゴージャス松野 アジャコング&竹林早苗&大竹仁美vs山中絵里奈&長谷川美子&リアラ
- 2024-6-18
- 試合
- ベストボディジャパン
『ベストボディ・ジャパンプロレスリング〜TOKYO FM 2024〜』
日程:2024年6月16日(日)
開始:12:00
会場:東京都・東京FMホール
観衆:215人
▼エキシビションマッチ
○鈴木達也
4分19秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
●磯秀司(練習生)
▼ BBJゴールドレジェンドトーナメント1回戦 5分1本勝負
○望月成晃(DRAGON GATE)
3分44秒 アキレス腱固め
●樋口靖洋
※望月が準決勝進出。
▼ BBJゴールドレジェンドトーナメント1回戦 5分1本勝負
△アントニオ小猪木(西口)
5分0秒 時間切れ引き分け
△木庭博光
※両者失格。
▼ BBJゴールドレジェンドトーナメント1回戦 5分1本勝負
△ラグジュアリー吉田
5分0秒 時間切れ引き分け
△木村昌嗣
※両者失格。
▼ BBJゴールドレジェンドトーナメント1回戦 5分1本勝負
○ゴージャス松野(DDT)
3分24秒 リングアウト
●チェリー(フリー)
※松野が準決勝進出。
▼スペシャル3WAYマッチ
諸橋晴也(フリー)/○遠藤哲哉(DDT)
7分40秒 スワンダイブ式450°スプラッシュ→片エビ固め
[CLUB LUXURY]大石真翔(DDT)/●大和ヒロシ(フリー)
※もう1組は鈴木悟(フリー)/TAMURA☆GENE☆(HEAT-UP)
▼BBJゴールドレジェンドトーナメント準決勝 5分1本勝負
※望月成晃が不戦勝で決勝戦進出。
▼BBJゴールドレジェンドトーナメント準決勝 5分1本勝負
※ゴージャス松野が不戦勝で決勝戦進出。
▼6人タッグマッチ
アジャコング(超花火)/竹林早苗/●大竹仁美
10分17秒 M.D.M.A改→片エビ固め
○山中絵里奈/長谷川美子(フリー)/リアラ(フリー)
▼BBJゴールドレジェンドトーナメント決勝戦 時間無制限1本勝負
○望月成晃(DRAGON GATE)
8分25秒 腕ひしぎ十字固め
●ゴージャス松野(DDT)
※望月がBBJゴールドレジェンドトーナメント優勝。
▼BBW6人タッグ選手権試合
【王者組/ベストぽっちゃりジャパン】大鷲透(フリー)/男色ディーノ(DDT)/●伊橋剛太(DDT)
13分52秒 顔面騎乗式エビ固め
【挑戦者組】谷口智一/高尾蒼馬(DDT)/○水沼太一
※第3代王者組が初防衛に失敗。谷口&高尾&水沼が新王者となる。
50歳以上限定の最強プロレスラー決定Tで望月成晃が優勝!谷口&高尾&水沼が6人タッグ王座戴冠!大金星の水沼が6周年大会でやかんの無差別級王座へ挑戦決定!
エキシビションマッチ
デビューを控える練習生の磯秀司が鈴木を相手にエキシビション戦。
ロックアップでの力比べからリストの取り合いとなり、ヘッドロックの応酬から磯がショルダータックルでぶつかって行く。鈴木は先輩の意地で何発も倒れず耐え、逆に自身はショルダータックル一発でふっ飛ばして行く。
鈴木はボディスラムからスリーパーホールドで絞り上げていくが、磯はなんとかロープへ。鈴木が引き起こそうとしたところで磯が下から首固め。ソバットからハンマーパンチを連打した磯がラ・マヒストラルからエルボーを連打していくが、耐えた鈴木がエルボー連打でお返し。
鈴木が磯をコーナーに詰めていき、串刺しジャンピング・チョップスマッシュ。さらにボディスラムからスリーパーホールド、再びのエルボー合戦も制してなぎ倒し、必殺のムーンサルト・プレスを決めて3カウント。
初のエキシを闘い抜いた磯には大きな拍手が贈られた。
第1試合
ついに開幕してしまった50代以上の選手限定のBBJゴールドレジェンドトーナメント。
1回戦~準決勝は5分1本勝負で実施。時間切れやリングアウトで引き分けとなった場合は両者失格となった上、“過酷なお仕置き”が行われることがアナウンスされる。
まずは望月vs樋口の一回戦。
ロックアップでの力比べから樋口が離れ際に逆水平チョップ&エルボーを連打。さらに渾身のダブルチョップを叩き込むも、望月はビクともせず強烈なミドルキック一発でなぎ倒す。
樋口はショルダータックルでぶつかっていくが、望月は倒れること無くソバットから首投げ、サッカーボールキック、逆片エビ固めと猛攻。
樋口は逆水平チョップを連打。望月は「地味にいてーわ」と前蹴りで反撃し、コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。樋口はこれをフライング・ショルダーで迎撃しブレーンバスターを狙う。望月はこれを振り払ってミドルキックからブレーンバスターを狙うが、樋口はなんとかブレーンバスターで投げきって意地を見せる。
樋口は逆水平チョップを連打。望月は「やかましい!」とチョップで反撃してブレーンバスター。エグい角度の逆片エビ固めで絞り上げ、樋口の体勢が崩れるのに合わせてアキレス腱固めで絞り上げると樋口は悲鳴を上げながらタップ。
試合後、望月は倒れ伏す樋口に握手を求め、樋口はふらふらと起き上がりながらも両手でしっかりとその手を握り返した。
第2試合
1回戦の2試合目は小猪木と木庭の試合。
木庭は手4つを求め、小猪木がこれに応じようとするとのらりくらりとかわしていく展開が延々と続く。リストロックの応酬が始まるも、木庭は早々に切り上げて場外へ退避。残り時間3分を切る。
木庭はボディスラム、開脚式ヒップトス、みちのくドライバーIIと連撃。軽々返した小猪木は弓引くナックルアローからドロップキックを見舞うも、木庭は再び場外に退避。小猪木は「時間ねーんだよ!」と苛立つ。
小猪木はヘッドロックパンチからコブラツイスト。樋口は腰投げで脱出してボディプレスを発射も、小猪木がこれを回避。小猪木がチョップを連打していくと、残り1分を切る中で木庭はまたも場外へ退避。
時間ギリギリで木庭が上がってくると小猪木が延髄切り。追撃しようとする小猪木だったが、木庭が必死にロープへすがりついて試合を拒否。木庭の無気力試合で5分フルタイムドローとなり、両者失格。
フルタイムドローのお仕置き人として、マダムKとセクシーな水着美女がムチを持って登場。ニコニコと満面の笑みで2人をしばき回していき、止めに入ったセコンド陣にもムチでお仕置き。場内は大歓声に包まれた。
第3試合
前BBW無差別王者の吉田と、現BBWスーパーボディ級王者の木村による1回戦。
決勝戦で実現してもおかしくないカードへの気合の現れか、木村はロックスター風の新コスチュームで登場。
ゴングが鳴ると、ロックアップからヘッドロックの攻防。木村がショルダータックルの連打で先制し、エルボードロップで追撃。さらに首投げからロープへ飛んで後頭部への低空ドロップキック、ボディスラムと開始直後から動きっぱなしのコンディションの良さを誇示。
対する吉田は場外へと退避し、空席に腰掛けて休んだり自身の女性ファンと笑顔で握手や記念撮影を行うなど一切ブレない色男なダンディズムを見せる。
木村は「時間ないんだよ時間が!遊んでんじゃないんだよこっちは!」と激怒しながら吉田をリングに放り込んでロープへ振る。吉田はこれをルー・テーズ・プレスでカウンターし、フロントポーズ→サイドポーズ→バックポーズからのフロントポーズ式ボディプレス。さらにサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロックで足殺し。
吉田はラリアットをアピールしてロープへ走るが、木村はこれをかわして十字ロープワークで翻弄。しばらく全力で走り続けた2人だったが、息が切れてバテバテに。
最後は木村が「お仕置きを待とう」と提案。吉田もこれに応じて2人で四つん這いになりながら5分フルタイムドローのゴングを聞いた。
先程の試合ではセクシーな水着美女がお仕置き人として登場していたため、2人はワクワクしながらお仕置き人の登場を待つ。
しかし、この試合のお仕置き人として登場したのはバンビ。バンビは情け容赦無くムチをビッシバッシと振り下ろしていき、セコンド陣もその餌食となってしまった。
第4試合
この日、6月16日はチェリーのデビュー20周年記念日。
ゴングが鳴ると、松野が観衆の手拍子を制して語り始める。
松野「お前よ、デビュー20周年記念日なんだろ?おめでとう!」
チェリー「そうなんです!ありがとうございます!」
松野「お祝いとして今日はお前に勝たせてやる。フォールしろ」
(※松野がゴロリと仰向けに寝る)
チェリー「いいんですか?ありがとうございます。では、フォール!」
チェリーが体固めに入った瞬間に松野が下から首固め。慌ててキックアウトしたチェリーは「騙しやがったなこの野郎!」と激怒。松野は「この世界はな、そんなに甘くねーんだよ」とゴージャススーパースターエルボーを発射も、チェリーが回避。
チェリーが松野を足4の字固めで捕らえると、松野のセコンドに付いていた遠藤哲哉が必死にサポート。チェリーは遠藤に因縁をつけつつ松野にボディブロー。
チェリーがロープに飛ぶと、遠藤が場外から足を引いて引きずり出す。松野はコーナーに上ってプランチャを狙う……かと思われたが、流石に危ないと思ったのか何度かコーナーに登り降りした後に諦める。ならばとエプロンからのプランチャを狙う……かと思われたが、流石に危ないと思ったのか素直に場外へ降りて追撃開始。
怒りのチェリーは松野&遠藤を2人がかりで相手取って大暴れ。遠藤には場外での腕十字&腕固めを決めて痛めつけていくが、夢中になりすぎて場外カウントが進んでいっていることに気づかず。
なんとかギリギリでリングに戻った松野に対し、チェリーは帰還が間に合わず。松野が頭脳プレー(?)でリングアウト勝ちを収めて準決勝進出を決めた。
第5試合
遠藤、大和、タムジェネの対面でゴング。
遠藤が1vs2の闘いを選ぶと、タムジェネが2vs1での大和との共闘を求める。しかし、大和はタムジェネに与することもなく1vs1vs1の闘いをして双方に攻撃。3人それぞれエルボーをかわしていき、空中でのドロップキック相打ちから全員タッチへ。
諸橋、大石、鈴木の対面。
ダンカンプロレス軍団時代の遺恨が残っているのか、諸橋&鈴木が大石を場外に放りだして1vs1での闘いへ。エルボー合戦に打ち勝った鈴木がミドルキックでなぎ倒すが、諸橋がサミングで怯ませてロープに飛ぶ。大和が場外から足払いをかけて場外に引きずり出し、全員入り混じっての場外戦へ。
場外戦を優位に終えた大和が遠藤へカンチョー攻撃。カットに行こうとした諸橋には大石がカンチョー攻撃。大石&大和が諸橋&遠藤をコーナーに振っていくが、攻撃をかわした諸橋&遠藤が逆に串刺しバックエルボー。遠藤が大石をパワーボムで叩きつけ、諸橋とともにスタイナー・ブラザーズのポーズを決めながらカバーも、タムジェネがカット。
タムジェネ&鈴木が2人で諸橋に集中攻撃をかけ、鈴木のドロップキック、タムジェネのミサイルキックが立て続けにヒット。これを大和がカットし、2人へ低空ドロップキックを連打。タムジェネ&鈴木が大和にトレイン攻撃をかけるも、これをかわした大和が鈴木に串刺しスピアー、タムジェネにスピアーをぶっ刺す。
大和がタムジェネにラリアットを狙うが、タムジェネがロープを引き下げて場外に落とし、ウルトラ・タイガー・ドロップ。
リング上は遠藤と鈴木の対面。鈴木がビッグブートを連打していくが、ロープに飛んだ遠藤がハンドスプリング式オーバーヘッドキック。これをカットした大和が鈴木とエルボー合戦を展開。大和が打ち勝って零戦キックを叩き込み、ブレーンバスター。仰向けに倒れる形となった大和へ、遠藤が不意打ちのスワンダイブ式ファイヤーバード・スプラッシュ。思わぬ一撃を受けた大和が3カウントを聞いた。
第6試合
望月の不戦勝により消滅。
第7試合
松野の不戦勝により消滅。
第8試合
長谷川と大竹の対面でゴング。
ロックアップからリストの取り合いとなり、長谷川がヘッドロックからショルダータックル。さらにロープに飛ぶが、大竹がカニバサミで倒して低空ドロップキックで追撃。長谷川もローリング・ギロチンドロップで反撃し、リアラにタッチ。
リアラは大竹を赤コーナーに叩きつけ、「アジャコング!出てこいッ!」と挑発。アジャは「お前、言ったこと後悔すんなよ?」とタッチを受ける。
ロックアップで組み合い、アジャが軽々と押し込んだ後の離れ際に「後悔すんなっつったよな?」と強烈な逆水平チョップ。さらにロープに振ってダブルチョップを叩き込み、大竹にタッチ。
アジャが竹林&大竹を呼び込んで3人でトレイン攻撃。竹林とリアラがエルボー合戦を展開し、打ち勝ったリアラがドロップキック。エリナ様にタッチ。
エリナ様は竹林をコーナーに振って串刺しジャンピングニーから顔面騎乗式腰振りブロンコバスター。さらにロープに顔面をこすりつけ、長谷川にタッチ。
長谷川は竹林をロープにくくりつけ、顔面を踏みつけて観衆に記念撮影をさせてから串刺しドロップキック。さらにダブルニードロップで追撃してリアラにタッチ。
リアラは「失礼します!失礼します!」とパラダイスロック。エリナ様&長谷川が踏みつけて固定する中でリアラが低空ドロップキック。さらにリアラがロープに振るが、竹林がドロップキックで反撃してアジャにタッチ。
アジャはリアラ、長谷川、エリナ様を次々とラリアットでなぎ倒す。さらにリアラに「終わりにしまぁ~す」とブレーンバスターを狙うが、長谷川が必死のカット。2人でダブルブレーンバスターを狙うが、アジャが2人まとめてブレーンバスターで投げ捨ててしまう。アジャは「終わり!」とエルボードロップを発射も、リアラがかわして低空ドロップキック。エリナ様にタッチ。
エリナ様はアジャにダイビング・クロスボディを見舞うも、即座に起き上がったアジャが強烈なビンタ。大竹にタッチ。
大竹はエリナ様にダイビング・フットスタンプ。さらにボディスラムを狙うが、耐えたエリナ様が逆にボディスラム。さらにリバース・フィギュアエイトで絞り上げるも、竹林がカット。アジャも出てくるが、長谷川&リアラが必死に2人で押さえ込んでサンドイッチ式低空ドロップキックで場外へと蹴落とす。
エリナ様はスタンド式のシャイニング・ウィザードからM.D.M.A改で突き刺して3カウントを奪った。
エリナ様「ご来場の皆さん、楽しんでますか~?しばらく別団体で活動の幅を広げさせていただいておりましたが、こうしてまたベストボディ・ジャパンプロレスのリングに戻ってきました山中絵里奈です!さあさあさあ!私がこうしてここに帰ってきたからには、この団体のベルト全部私が巻いてあげようと思いま~す♪ところで、負けた竹林さん?帰っちゃいました?手始めに、まずはそのベルトをここ(腰)に巻きたいと思いま~す♪私のベルト姿、見たいですか?ありがとうございます!じゃあ早速、次の大会でタイトルマッチを組んでいただきたいと主ますので、引き続き皆さん応援よろしくお願いします!これからの試合も楽しんでいってください!ありがとうございました!」
第9試合
ゴングが鳴ると、じっと松野を見つめる望月に対し、松野は目をそらしがち。
松野は遠くからハイキックのフェイントを見せたり、望月が一歩前に出るだけで大きくバックステップをしたりと躍動。セコンドに付いていた遠藤が「見えてる見えてる!」「効いてる効いてる!」などと声援を送ると、望月が「当てようとはしてないんだよ!」と苛立ちを見せる。
望月が「殺っちゃっていいんだね?!」と吼えると、観衆は大歓声。松野は観衆に「無責任なこと言うな馬鹿ッ!」と焦りを見せる。遠藤が「相手ビビってんぞ!」と囃すと、望月は苛立ちを遠藤に向ける。
ようやく組み合って手4つ。振り払った望月がミドルキックを放つと、必殺のゴージャススーパースターエルボーにも使う右ヒジにクリーンヒット。一撃で松野が戦闘不能直前に追い込まれる。
望月は構わず松野をロープにくくりつけて逆水平チョップ。ロープに飛ぶも、場外から遠藤が足払いをかけて場外戦へ。
松野がリング上で休憩している間は遠藤が1人で望月を相手取るも、望月は遠藤を蹴飛ばして腕十字。なんとか抜け出した遠藤が望月にダメージを与えていき、望月が場外カウント19でリングへ戻る。
松野はスリーパーホールドに捕らえるも、望月は「完全にチョーク入ってんだけど、あんま効かない」と苦笑い。軽々とクラッチを切ってリストロックで捕らえ、ヒジへのエルボードロップ、背中へのミドルキック連打と猛攻。ロープに振ろうとするも、松野が振替してフライング・クロスチョップ。
松野は牧歌的な619からゴージャススーパースターエルボーを発射も、望月が起きてバックを取り、レインメーカー式ビンタからブレーンバスター。さらに望月がショルダーアームブリーカーを連打してコーナーに振るが、松野はブーメランアタックで一矢報いる。
望月が突っ込んでいくも、松野がカニバサミでロープへ倒して619。遠藤が「当たったら勝てる!右腕一本犠牲にしろ!」と割と酷い指示を出す中、松野がゴージャススーパースターエルボーを発射。これをかわされて自爆すると、松野は右ヒジに致命的なダメージ。望月がすかさず腕ひしぎ十字固めで捕らえてギブアップを奪った。
トーナメント優勝を果たした望月には、優勝賞品として草津温泉3泊4日のペアチケットが贈呈。
望月「ベストボディ・ジャパンプロレスにご来場の皆さん、本日はありがとうございました。この会場で試合するのも25年ぶりくらいだと思うんですけど、聞いたらここを(プロレスで)使うのもそれ以来ぶりくらいらしいんだよ。なんか感慨深いですけど……この優勝を喜んで良いのか自分の中ではわかりません(笑)でも、草津温泉ペアチケットを頂いたんでここは素直に喜びたいと思います。それよりお前!今日は松野と遠藤どっちと闘ったか分からねーけどよ、お前らなんかタッグチャンピオンらしいな?」
遠藤「あんま言うな……あんま言うな……」
望月「あんま言うなってどういうことだよ!(笑)遠藤、昨日ALL TOGETHER出てたんだよな?おつかれさんだよ。北海道から東京FMホールか。頑張ってるなぁ~」
遠藤「開場の10分前に着きました(笑)」
望月「まあいいや。場外でバチバチやってたらよ、お前ら2人まとめて闘いたくなってきたよ。松野さん……身体大丈夫か?」
松野「お前よぉ、俺よぉ、草津行ってお風呂浸かればこのくらい治るんだよ」
望月「要は、せっかくだからさぁ、次回8月3日も僕が出ていいですか?タッグのベルトかけてやろうぜ。(※観衆から「あぁ~……」という声とともに苦笑が起きる)えっ、なに?恥ずかしいんだけど……」
遠藤「あんま受け入れられてないっすね(笑)」
望月「それは俺も感じてる……」
遠藤「俺はタイトルマッチやってもいけど、松野さんがなんて言うかな?」
松野「やっちまうぞこのやろう」
遠藤「そういうことだ!タイトルマッチ、決定でいいでしょう!俺達は2人、アンタは1人しかいないでしょう。パートナーはどうするんですか?……あっ、俺たちの力量を考えてパートナーを選んでもらっていいですか?所属団体(DRAGON GATE)の選手とかを連れてくるのは無しにしてください」
望月「それは、会社から許可降りないから……」
遠藤「あっ。了解しました」
望月「俺は今日、このベストボディジャパンで知ってるのは、1回戦で闘った樋口選手!樋口選手、俺より年上だと思ってたら年下だった樋口選手!」
遠藤「あぁ、あぁ~、すごいいい感じです」
松野「バランスいいじゃない」
遠藤「やってやるよ!望月!樋口!俺達はタッグのベルトをかけるから、お前らはその草津のペアチケット賭けろ!ダブルタイトルマッチだ!それが条件だ!」
望月「もしかしたらこっち(草津ペアチケット)のが価値高いんじゃないっすか?」
松野「どっちかって行ったら俺もそっちが欲しいよ」
望月「じゃあ2人の挑戦受けてやるよ!」
遠藤「松野さん、勝たないともらえないからね?俺らもお前らの挑戦受けてやるよ。3月3日!(※多方面から日程の間違いを指摘された遠藤が顔をクシャクシャにする)……8月3日!」
望月「どうまとめんだよ……。とりあえずテーマ曲でも流してくんないと終われないよぉ」
(※望月のテーマ曲が流れ、全員退場していく)
第10試合
ディーノと谷口の対面でゴング。
ロックアップからリストの取り合いとなるも、ディーノが谷口の手を自らの股間へと引き込んでいくと谷口が慌てて距離を取る。再び向き合って谷口がロックアップを仕掛けるも、ディーノがカニバサミで倒して寝バックでガン掘りして谷口の智一へ男色クロー。谷口がなんとか抜け出すと両者タッチ。
大鷲と高尾の対面。足払いからスピーディなロープワークを見せる高尾に対し、大鷲はリングの隅でルーチャなムーブ。互角の攻防の末にタッチ。
伊橋と水沼の対面。水沼が逆水平チョップを連打も、伊橋は全くダメージを受けずエルボーで倒してダブルニードロップ。ディーノにタッチ。
ディーノは水沼の太一に男色クローから寝バック&バックでガン掘り。最初こそ苦悶の表情を浮かべていた水沼だったが、「あぁッ!気持ちいいッ♡」となにかに目覚めた様子。興が削がれたディーノは「特殊なやつ連れてきちゃったな……」と解放し、ブレーンバスターから男色ナイトメア。高尾がカットしようとするが、ダメージを受けたディーノが水沼に顔面騎乗。大鷲にタッチ。
水沼は「鼻がおかしい……」と嘆きながら逆水平チョップを連打も、大鷲はノーダメージ。逆水平チョップで倒してからサッカーボールキックを叩き込み、3人で肉弾カーニバル。
大鷲は強烈な逆水平チョップを連打して串刺しラリアットを狙うが、水沼がカウンターのヒップアタック。谷口にタッチ。
谷口がディーノ&伊橋をショルダータックルでふっ飛ばし、大鷲と真っ向から逆水平チョップ合戦を展開。互角と見るやショルダータックルでのぶつかり合いを展開していくが、これも互角。なんとか押し勝った大鷲がブレーンバスターを狙うが、逆に谷口がブレーンバスター。両者タッチ。
ディーノと高尾の対面。高尾はジャンピングハイキックからミサイルキック、ダイビング・フットスタンプと連撃。カバーに入るが、ディーノが下から高尾に男色クロー。さらに男色スクリューからレインメーカー式リップロック。伊橋にタッチ。
伊橋「ちいあんちゃん!東京FMホール、初出陣じゃ~い!あんちゃんのアスホー……」
ディーノ「皆まで言うな」
ディーノがコーナーに上って生尻を露出。大鷲&伊橋が2人で高尾を突っ込ませようとするが、最初に犠牲になったのは大鷲。伊橋が谷口の顔面を突っ込ませるも、高尾が伊橋に延髄切りを見舞ってから水沼にタッチ。
水沼は伊橋に逆水平チョップを連打。伊橋も強烈な逆水平チョップで反撃して打ち勝っていき、ロープに飛ぶ。すると水沼は素早くタイツをおろして生尻を露出させ、顔面へ生尻ヒップアタック。
水沼はコーナー上のディーノに寝バックの形で覆いかぶさり、生尻が上下に連ケツ。
伊橋の奮戦で尻と尻の間に高尾の顔面が叩き込まれ、高尾も戦線離脱。
伊橋は水沼をコーナーから引きずり落としてディーノの尻に顔面から突っ込ませた後にボディプレス。伊橋がコーナーに振っていくも、水沼はコーナーに飛び乗って生尻ミサイルヒップ。
水沼はブレーンバスターを宣言も、逆に伊橋がブレーンバスター。その衝撃によって水沼のブーメランパンツから見えてはいけないものがまろび出てしまい、女性客から黄色い歓声が上がる。
伊橋はコーナーに上がってムーンサルト・プレスを発射。これをかわして自爆させた水沼が生尻顔面騎乗式エビ固めで伊橋から3カウント。大金星を挙げての王座戴冠を成し遂げた。
水沼「皆さん、今日は応援・歓声ありがとうございました!私、水沼太一、本日は谷口会長と高尾選手の3人で闘って、ベルトを勝ち取りました!こう見えても私、知性・品格・誠実を保っているベストボディジャパン公認講師。首の皮一枚でやらせていただいております。そして昨年の9月にベストボディ・ジャパンプロレスリングからデビューさせていただきました。皆さんの応援でなんとか今日まで闘ってこれました。そして私自身、このベストボディジャパン、ベストボディ・ジャパンプロレスにかける思い、誰にも負けています。もっともっとこのベストボディ・ジャパンプロレスを盛り上げていきたいと思っています。皆さん付いてきてくれますか?!8月3日、ベストボディ・ジャパンプロレスリング6周年記念大会、私ここで無差別級のベルトにチャレンジさせていただきたいと思います!会長、どうでしょうか!会長の判断もありますが、今ベルトを持ってるなべやかん!なべやかん!いるんだろう、出てこい!やかん!」
(※何度も呼びかけるがやかんは出てこず。見かねた谷口がマイクを取る)
谷口「水沼選手、今日ね、やかんさんは休み。今日は舞台のために欠場です。でもね、今挑戦表明があったとおり、この団体で最強のベルト・無差別級のベルトに挑戦したいということで。今日の試合の内容はともかく……。皆さんもね、出来れば厳しい意見をSNSに上げずに、飲み会の中で楽しんでいただければと思います(笑)再来月、8月3日、16:00~。港区の竹芝ニューピアホールで6周年記念大会が開催されます。ここで水沼選手からチャレンジしたいという申し出がありました通り、なべやかんvs水沼太一のタイトルマッチをやりましょう!今日も皆さん日曜日のお忙しい中、この会場にご来場くださいまして誠にありがとうございます!ベストボディ・ジャパンコンテストは12年、ベストボディ・ジャパンプロレスは6年と、コンテストの半分を迎えることになりました。大変お忙しい中毎回足を運んでくださって本当に感謝感謝しかないんですけど、再来月の6周年も是非会場で応援よろしくお願いします!それでは示させていただきたいと思います。行きますよ!元気よく大きな声でお願いします!B!B!J~ッ!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
谷口智一&高尾蒼馬&水沼太一
――まずは王座戴冠おめでとうございます。試合を振り返っていかがでしょうか
水沼「やはり、自分はまだ新参者なので2人の力をお借りして。まだデビューして1年も経たないんですが、ベルトを獲れたことに本当に感謝しています」
高尾「今日我々が組んでたチームじゃなく、谷口さんと組むことは何度かあったんですけど、でも3人の初タッグでこのベルトを獲れたことは嬉しいですね」
谷口「内容はともかく、結果が全てなので。獲れないことには話になりませんから。デビューしてそろそろ1年経つ水沼選手にタイトルを獲らせたかったんで、谷口&高尾の2009年デビューの同期チームの力で良いサポートが出来たかなと思っています」
――次のシングル王座戦でも知性と品格のある闘いをしていく?
水沼「もちろんです!知性・品格・誠実さを守っていきます!」
高尾「それしかないチームなんで、我々は」
谷口「はい!」
――谷口会長、今日はプロレス界でも塁を見ない斬新なトーナメントが開催されたが、終えてみての感想は
谷口「50代以上ということで、プロレス界に限らず、高齢化がマイナス的に問題視されているんですけど、そうじゃなくて。50代、60代がこれからどんどん活躍する社会を作ればより活気が増していくと思うんです。プロレス界、スポーツ界でも選手寿命が伸びて、プロレスだけに限らず野球なんかも40代で活躍するアスリートも昔は全くいなかったのに、最近は珍しくなくなってきたので。プロレス界も50代、60代でベストボディ・ジャパンプロレスを中心としてどんどん高い年齢層のレスラーの活躍を盛り上げていきたいと思います!」
――プロレスラーのセカンドキャリア問題は長年語られてきたが、セカンドキャリアとしてプロレスラーを勧めていきたいという思いはあるか
谷口「それもありますね。メジャー団体や若手ばかりの団体で、まだまだ活躍できるんでしょうけど年齢的に区切られて『年齢的にダメだ』と一線から退かされた選手にはどんどんベストボディ・ジャパンプロレスのリングに来ていただいて、ベテランがより輝ける団体というイメージを作っていきたいと思います」
――次回はいよいよ6周年記念大会。大一番に向けての抱負を
谷口「ベストボディ・ジャパンコンテストが12年。ベストボディ・ジャパンプロレスもその半分の6周年を迎えることになりました。6年の内の2~3年がコロナで大変な6年間だったんですけど、6年来たからにはこの先の10周年、15周年を目指してもっともっと盛り上げて頑張っていきたいと思います」