なべやかんが体重差90kg以上の挑戦者を相手に無差別級王座戦を実施!「体の小さい僕が重たい選手相手にどう戦っていくのか楽しみにして」

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 18日、都内・ベストボディジャパンスタジオにて、今月22日に新宿FACEで開催される『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~WEDNESDAY NIGHT 2021~』についての記者会見が実施され、なべやかんと伊橋剛太がBBW無差別級王座戦の調印式を行った。

 ベストボディ・ジャパンプロレスリングとは、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足し、47都道府県全てで開催するまでに成長した『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手がベストボディ・ジャパンから出てきてもいいんじゃないか」という想いを持って2018年8月に旗揚げしたプロレス団体。
 昨年上半期はコロナ禍によって大会を自粛してきたが、昨年8月から再始動し今年は1月から大会を開催。今大会もマスクの着用の義務化や手指・リングの消毒など感染症予防対策を万全に期して大会に臨む。

 やかんは元たけし軍団の芸人としても知られているが、パワーリフティングやベンチプレスの大会で数々の優勝経験があり、その経歴を引っさげてBBJプロレス旗揚げとともにプロレスラーデビュー。現在は同団体のエースとして活躍し、昨年8月には宿敵であるダンカンプロレス軍団(DPG)から団体の至宝であるBBW無差別級王座を奪還した。

 そして、BBJには、谷口がDDTの練習生だった時代からともに過ごしてきた伊橋剛太がレギュラー参戦中。“ベストボディ”へのアンチテーゼとして“ベストぽっちゃり”を名乗り、大鷲透とタッグを組んでその豊満な肉体を生かして活躍中。
 伊橋は、現在新日本プロレスで活躍する飯伏幸太がDDTでプロレスデビューする前から親交のある盟友。飯伏が持つ必殺技の数々は伊橋を実験台として開発されてきたという経緯があり、これらを幾度となく食らっても生き延びてきた伊橋の受け身の技術は業界随一と言われている。
 158cm、140kgというプロレスラーとしては異色の体型であり、コミカルな動きも多いことからかつては引退目前の長州力に「もうプロレスやろうと思わないほうがいい!死んじゃうよお前!」とキレられてしまったこともある伊橋だが、前回大会で大鷲とともにDPGの大和ヒロシ&諸橋晴也からBBWタッグ王座を奪取し、やかんへ挑戦表明。
 これが受理されると、正規軍サイドでBBJを盛り上げていこうという志を同じくする2人は正々堂々の戦いを誓い合っていた。

 この日の会見では両者の調印式が行われ、伊橋は「僕と谷口さんは同期の絆があるんですよ。苦しいときに一緒にいてくれた谷口さん。この谷口さんが立ち上げてくれた団体であるベストボディ・ジャパンプロレス。ここの王者になるために、僕は精一杯がんばります。それ以上に言うことはありません!」とDDT時代の同期である谷口CEOに報いるためにも団体の頂点を目指すと宣言。

 対するやかんは、BBJ旗揚げ大会でのデビュー戦の相手が伊橋であった思い出を語り、「デビューから約3年経ちまして、自分がどれだけ成長できたのかも見てもらいたいという気持ちもありますんで、伊橋さんには思い切りぶつかって、そしてこのベルトを守りたいと思います。そのためにも今回もメインは最高の試合をしたいと思っています。伊橋さん、いい試合を、正々堂々とよろしくお願いします!」と伊橋とガッチリ握手。

 そして、記者から体格差についての質問が飛ぶと、伊橋の体重はDDTの公式HPに記載されている130kgからさらに増え、現在は140kg以上ある可能性が発覚。
 これを聞いたやかんは「身長で言えば僕が156cmで、伊橋さんが158cm。2cm差しか無いんですけど……僕が今54kgなんで、90kg近く体重差あるじゃないですか?!」と面食らいつつ、「体の小さい僕が重たい選手相手にどう戦っていくのかも楽しみにしていただけたらと思います」と震える声で語った。

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