シングル三冠王・入江茂弘が日本人巨漢同士のパワーファイトを制してGAORA TV王座初防衛!
3日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 NEW YEAR WARS』が開催され、入江茂弘が土肥こうじを制してGAORA TVチャンピオンシップの初防衛に成功した。
現在GAORA TV王者として君臨する入江は、2AW無差別級王座&OWE無差別級王座のベルトも持つシングル三冠王。多くの団体を股にかけて活躍しており、常にどこかの団体で王座戦線関わる実力者として名を馳せている。
入江はDDT時代に全日本へ定期参戦していたこともあり、故・青木篤志さんのメモリアルマッチにも声がかかるほど全日本での信頼は厚い。昨年10月に石川修司からGAORA TV王座を奪取した際には全日本が管理するシングル王座を獲得したことを心底喜び、「僕はGAORAでプロレスを見て、プロレスを好きになってプロレスラーになったんですよ。GAORA TVのベルトをいま!入江茂弘が巻いていますよ。小学生の僕に教えてやりたいです」とベルトへの愛を語っていた。
この日、入江が初防衛戦の相手に迎えたのは、昨年末の世界最強タッグ決定リーグ戦で自身に土をつけた土肥こうじ。
互いに全日本所属ではないものの巨漢の日本人同士が小細工なしにバチバチとぶつかり合う“全日本らしい”試合が展開され、ラリアットのぶつかり合い、ほぼ同型の技であるブラックホールスラムとスクラップバスターの撃ち合いなどパワフルな大技が乱れ飛ぶ展開に観衆は大いに沸く。
最後は土肥の人ごろしラリアットをかわした入江がスクールボーイで丸め込み、キックアウトした土肥の起き上がりに強烈なビーストボンバーを叩き込んで3カウントを奪った。
バックステージに戻った入江は「GAORA TVにも思い入れがあって、このベルトにもどんどんどんどん思い入れが出てきて、そして今日防衛してその思いがどんどんどんどん強くなりました」と初防衛の喜びを語り、「自分がGAORA TVのベルトを持ってる間はなかなかタイトルに絡むことのないような人たち、目新しいような人たちとどんどん防衛していきたいと思いますので、どうぞ全日本プロレス、よろしくお願いします」と防衛ロードへの抱負を述べた。