“ヒストリーメーカー”ヨシタツが三冠王者・宮原健斗を失神KOし史上初のシングル五冠王戴冠を宣言!

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 18日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 DYNAMITE SERIES』が行われ、ヨシタツが現・三冠王者の宮原健斗を失神KOに追い込んだ。

 宮原は、4月に今年のチャンピオン・カーニバルで三冠王者として優勝するという天龍源一郎が2001年に成して以来18年ぶりの快挙を達成し、先月にはチャンピオン・カーニバルで自身を破った石川修司の挑戦を退けてV4を達成。“令和のエーズ”としてその地位を不動のものとしていた。
 そして、次に挑戦名乗りを上げたのは“ヨシケン”として宮原とタッグを組み、ともに世界タッグ王座を獲得したこともある盟友・ヨシタツ。ヨシタツは2017年に新日本プロレスを退団後に“外敵”として全日本プロレスの王道トーナメントに参戦し宮原と邂逅し、幾度もの戦いを経て宮原を絆を育み、ファンもヨシタツを温かく迎え入れていた。
 そしてヨシタツは2日の神戸大会で宮原の三冠王座に挑戦を表明。現在自身が持つコロナ・プレミア・インターコンチネンタル王座、GAORA TV チャンピオンシップ王座に三冠王座を加えた“シングル五冠王”となることを宣言していた。

 この日のヨシタツは、前GAORA王者のTAJIRIと元WWEタッグを結成し、宮原健斗&青柳優馬と対戦。
 試合は、TAJIRIが青柳を尻攻めで捕まえて優位に進めていく。宮原が飛び出してくるとヨシタツが立ちはだかり、額を突き合わせながら睨み合ってゴツゴツとしたエルボー合戦を展開。TAJIRIが加勢して放ったトラースキックがヨシタツに誤爆した隙に宮原はジャンピングニーを叩き込んでブラックアウトを狙っていくが、ヨシタツがコードブレイカー・フロム・ジェリコでカウンターし、続けてヨシタツ幻想(ファンタジー)で絞め上げると、宮原は失神。レフリーが慌てて試合を止めた。

 試合後、宮原は「やらかした、やらかした……」とうなだれながら去っていき、ヨシタツは「前哨戦勝って、本番持って行かれるっていうありがちなパターンにならないように、今日勝ってより一層気を引き締めようと思った。やっぱね、すごいよ、宮原健斗。今日みたいに一瞬の隙きを突かないと中々勝機がないってのは正直思いましたよ。でも俺はそういう少ないチャンスをモノにしてきた人間だから。6月30日、やってやります!前人未到の、業界初のシングルご冠王、俺がなります!そして新しい全日本プロレスの歴史を作ります!アイ・アム・ヒストリーメーカー!ステイ・チューン!」と意気揚々と意気込みを語った。

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