諏訪魔&石川修司が新技『アルティメット・デストロイ』を解禁し世界タッグ王座V2達成!

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 30日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2019 DYNAMITE SERIES【最終戦】』が行われ、諏訪魔&石川修司が世界タッグ王座の防衛に成功しV2を達成した。

 諏訪魔&石川の“暴走大巨人”は、この2年間で3度も世界タッグ王座を戴冠している全日本きってのタッグチーム。今年1月には大日本プロレスのグレート小鹿が“ベルト全奪取”を宣言して送り込んだ関本大介&岡林裕二に王座を奪われてしまったこともあったが、3月には即座に取り戻して見せるなど、実力だけではなく世界タッグ王座へのこだわりと意地の強さはひとしお。
 しかし、昨年から全日本に現れた大型外国人タッグチーム“THE END”のパロウ&オディンソンが世界タッグ王座への挑戦を表明し、今月18日の後楽園ホール大会では試合後の諏訪魔&石川を襲撃して合体技でKOしてしまうなど圧倒的な強さを見せつけている。昨年の世界最強タッグ決定リーグ戦で両組が当たった際には諏訪魔&石川が勝利を収めているが、2人はTHE ENDを脅威に感じ、新たな合体技の開発を宣言していた。

 諏訪魔&石川が入場すると、リング上を埋め尽くすほどの大量の紙テープが投げ入れられるが、その瞬間にパロウ&オディンソンが奇襲。圧倒的なパワーとコンビネーションで石川を集中攻撃していく展開に。
 石川は耐えに耐えて諏訪魔に繋ぐと諏訪魔は2人を同時に相手取ってダブルチョップ、ラリアットでなぎ倒す大立ち回りを見せ、境川など石川との連携攻撃も繰り出していくが、パロウ&オディンソンも2人向かい合っての投げっぱなしパワーボムで諏訪魔&石川を空中激突させる荒業を見せ、フィニッシュの合体技であるエンド・オブ・デイズを狙っていく。


 しかし、ここで諏訪魔&石川は、雪崩式スロイダーの体勢に入った諏訪魔を諏訪魔の下から潜り込んだ石川が雪崩式パワーボムで叩きつける新合体技“アルティメット・デストロイ”を解禁。続けて石川がドラゴン・スープレックス、ラリアット、宮原殺し2019、カミゴェ、ランニングニー、ジャイアントスラムと怒涛のラッシュをかけてオディンソンを沈めた。
 世界タッグV2を達成した諏訪魔は喜びを爆発させ顔をくしゃくしゃにしながら満面の笑みで石川と握手。そして好敵手と認めたTHE ENDを呼び止めてエプロンに上げると、ベルトを掲げ上げて見せ、再戦を誓った。

 バックステージに戻った諏訪魔&石川のもとへ野村直矢&ジェイク・リーが登場し、世界タッグへの挑戦を表明。諏訪魔は鬼の形相で「あ?何だお前?あぁ?お前何だ。おぉ?なんなんだ野村よぉ。やんのか?おぉん?やりてぇのか。どうなんだよ。いつでもいいよ、やってやるよお前らよ。生意気なんだよ。オメーらみてーのな、俺らがぶっ潰してやるからな。出る杭は全部俺らが打ち返すんだよ。生意気言ってんじゃねーよ。あぁん?」とまくしたて口撃で圧倒。
 冷静な石川が「美味しくなってきた二人を食ってまた俺らは強くなるから。養分だ。お前らは」と挑戦を受託し、「もっと美味しくなってもらうにはね、もっと諏訪魔さんみたいに濃いプロレス人生を歩んでもらわないと」と若き挑戦者たちに苦言を呈しつつ奮起を促した。

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