【試合詳細】5・7 全日本プロレス大田区総合体育館大会 【CC優勝決定戦】芦野祥太郎vsT-Hawk 宮原健斗&安齊勇馬vs内藤哲也&BUSHI 拳王&Hi69&大原はじめvs諏訪魔&斉藤ジュン&斉藤レイ 【世界ジュニア】土井成樹vs田村男児 ウナギ・サヤカ&SAKI&ヨシタツvs佐藤光留&米山香織&優宇
『#ajpwチャンピオンカーニバル2023~レック株式会社presents~』
日程:2023年5月7日(日)
開始:16:00
会場:東京都・大田区総合体育館
観衆:2437人
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
本田竜輝/●井上凌/椎葉おうじ
9分35秒 チキンウィング・アームロック
中島佑斗(新日本)/大岩陵平(新日本)/○藤田晃生(新日本)
▼ジュニアスペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
○青柳亮生/ライジングHAYATO/エル・リンダマン
11分36秒 ファイヤーバードスプラッシュ→エビ固め
[BLACK GENERATION INTERNATIONAL]石田凱士(フリー)/●鈴木鼓太郎(フリー)/Yutani(フリー)
▼スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
ウナギ・サヤカ(フリー)/○SAKI(フリー)/ヨシタツ
10分44秒 カワイルドニードロップ→体固め
佐藤光留(パンクラスMISSION)/●米山香織(YMZ)/優宇(EVE)
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
永田裕志(新日本)/小島聡(新日本)/長井満也(ドラディション)/●史上最小のX=ブラックめんそーれ
11分49秒 ファイヤーサンダー→片エビ固め
○石川修司/サイラス(フリー)/綾部蓮(JTO)/オスカー・ロイベ(新日本)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
青柳優馬/●大森隆男
8分53秒 ゴッチ式パイルドライバー→片エビ固め
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)/大森北斗
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第64代王者】○土井成樹(フリー)
11分58秒 バカタレスライディングキック→エビ固め
【挑戦者】●田村男児
※土井が2度目の防衛に成功。
▼世界タッグ選手権試合前哨戦 シングルマッチ 30分1本勝負
[金剛]●征矢学(NOAH)
7分17秒 腕ひしぎ十字固め
[VOODOO-MURDERS]○KONO(フリー)
▼世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ 30分1本勝負
[金剛]拳王(NOAH)/Hi69(NOAH)/●大原はじめ(NOAH)
17分17秒 ラストライド→体固め
[VOODOO-MURDERS]○諏訪魔/斉藤ジュン/斉藤レイ
▼タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/●安齊勇馬
17分13秒 デスティーノ→片エビ固め
[L.I.J]○内藤哲也(新日本)/BUSHI(新日本)
▼#ajpwチャンピオンカーニバル2023 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
【Aブロック優勝/#STRONGHEARTS】●T-Hawk(GLEAT)
24分45秒 アンクルロック
【Bブロック優勝/GUNGNIR OF ANARCHY】○芦野祥太郎
※芦野がチャンピオン・カーニバル2023優勝
芦野がT-Hawkとの因縁戦を制し悲願のチャンピオン・カーニバル制覇!土井が世界ジュニア“二巡目”防衛戦へ!ウナギが変態を倒し諏訪魔の童貞殺しへ!宮原と内藤と邂逅し「アンタのこと好きだわ」
第1試合
試合前から本田と中島が髪を掴み合い、額を突き合わせてバチバチの空気を醸す。
そのまま本田と中島の対面でゴングが鳴った瞬間に雄叫びを上げながらのエルボー合戦。中島がランニングエルボーでなぎ倒してみせ、両者タッチ。
井上と藤田の対面となると、藤田がチョップ、井上がドロップキックでやり合いエルボー合戦。藤田がボディスラムで叩きつけフォール。中島が相手コーナーに突っ込んでいって本田を場外に蹴落とし、場外でバチバチやり合う。
リング上では藤田が大岩にチェンジし、コーナーチョップから串刺しドロップキック。椎葉がカットに入って強烈な張り手を見舞い、チョップ&ナックルの猛連打。大岩もコーナーエルボーを連打していくが、椎葉がビンタ。大岩は倒れることなくドロップキックで椎葉を排除。中島にタッチ。
中島は井上とエルボー合戦を展開し、ロープに振るが、井上がレッグラリアートで一矢報いて椎葉にタッチ。
椎葉は中島の顔面を蹴りつけ低空ドロップキック。エルボー合戦を展開し、椎葉がソバットから延髄斬り、ランニングネックブリーカーと連撃し、膝立ちに鳴った中島の胸板にミドルキックを連打。ロープに飛ぶが、中島がショルダースルーで迎撃。両者タッチ。
本田と大岩の対面となり、エルボー合戦から大岩がダブルチョップで制す。大岩の串刺し攻撃を交わした本田が「くたばれ!」と延髄ラリアット。さらに串刺しスピアーを狙うが、中島が横から交通事故タックル。大岩&中島がトレイン攻撃を狙うが、本田がスピアーで2人まとめてなぎ倒す。ブレーンバスターを狙うが、大岩がブレーンバスターで返し、両者タッチ。
井上と藤田の対面となると、藤田が見事なドロップキック胸板を打ち抜き、逆水平チョップ&コーナーエルボー。さらにロープに飛ぶが、井上がカウンターのミドルキック。井上のハーフハッチ・スープレックスから椎葉がダイビング・ボディプレスで追撃し、2人で「せーの!」でサンドイッチキック。両陣営加勢に入り、本田と中島がバチバチの殴り合い。本田がラリアットでこれを制して井上に勝負を託す。
井上はバズソーキックを叩き込むもカウントは2。さらに投げようとするが、藤田が張り手。ロープに飛んだ井上をバックスライドの形で転がし、さらにチキンウィング・アームロックで絞り上げると、井上が無念のタップ。
<試合後コメント>
藤田晃生
「髪色変えて、コスチューム変えてなんだ。おい、何にも、感じなかった。何の意味もない、試合だった。」
大岩陵平
「ここのリングに、全日本プロレスのリングに、上がるたびに、俺はワクワクしてる。今までやってきた相手も、今日の井上、本田、椎葉も、最高にバチバチした、熱いレスラーだった。けど、ヤングライオンの前では、まだまだだな。またやりましょう。ありがとうございました。」
中島佑人
「おい全日本?ケンカだぞ?生ぬるい感じでやってんじゃねえぞ?もっと来いこの野郎おい?どうせよお、全日本上がんだからバチバチでやりてえよなあ?今度はよお、全日本上がんだったらよお、未だに全日本にプッシュされてる、真面目で、いい子ちゃんの安斎ともっとやらせろよ。おい安斎。わかったなおい?このままじゃ終わんねえぞ。」
椎葉おうじ
「おい、ヤングライオンの三人。おい、この試合一番体ちっちゃい俺ピンピンしてんぞ。舐めんじゃねえよ。インディをな、舐めんじゃねーよ。おい、俺はな、そして新日本の鷹木信悟とシングルするって夢があんだよ。おい、それを叶えるためにもな、おいまたいつでも、やってやる!以上。」
井上凌
「藤田晃生!俺は、お前に勝つまで、絶対に諦めねえ!絶対に、勝ち逃げなんてさせねえよ!絶対俺は諦めない。ふざけんなおい!」
第2試合
リンダマンと鼓太郎でゴングが鳴ると、バックの取り合いから腕の取り合い、ヘッドロックの応酬。両者タッチ。
亮生とYUTANIの対面となると、ロックアップからヘッドロック、ロープに飛ぶもドロップダウンした亮生にYUTANIがフットスタンプ。ロープに飛ぶも亮生が丸め込みで応戦し、素早く抜け出すYUTANIに亮生がドロップキック。両者タッチ。
HAYATOと石田の対面となると、亮生&リンダマンも加わって3人でトレイン攻撃。しかし、リンダマンと空気が合わずにチグハグに。HAYATO&亮生の2人で息の合った連携が決まると、リンダマンは少し不満顔。HAYATOがロープにふろうとすると、場外から鼓太郎が一撃入れ、両軍入り混じった場外戦へ。石田はHAYATOの顔面を踏みつけて全日本ファンを煽り、ブーイングを浴びる。
HAYATOと鼓太郎の対面となると、HAYATOはチョップ、鼓太郎はエルボーで打ち合っていき、鼓太郎が打撃を巻き取ったバックスライドで翻弄。YUTANIにタッチ。
YUTANIはスワンダイブ式フットスタンプを見舞うかと見せかけて着地したあとに顔面をちょんと蹴り上げる挑発。石田にタッチ。
石田はネックロックで絞り上げ、サッカーボールキック。リンダマンがカットするも「しっかりせいよ!」とHAYATOを蹴りつけ、険悪ムードになる。石田はHAYATOをコーナーに押し付けて顔面を踏みつけ、石田がロープに飛ぶもHAYATOがカウンターのドロップキックを打ち込んでリンダマンにタッチ。
リンダマンはBGIの面々を1人でケチだし、石田の足をロープにかけてのネックブリーカー。亮生にタッチ。
亮生はブーメラン式アームドラッグからドロップキックを決め、コーナーからムーンサルトプレスを発射。石田が回避すると亮生も着地し、ハンドスプリング式オーバーヘッドキックを狙うが、石田がキャッチして振り払い腹部にキック。リンダマンがカットし「しっかりせいよ!」と一撃。石田がリンダマンをブートで場外に排除し、YUTANIがノータッチ・トペ・コンヒーロで追撃。BGIのトレイン攻撃が亮生に刺さり、鼓太郎のアクシズから石田&YUTANIのサンドイッチキック、鼓太郎のセントーンからタイガードライバーを狙うが、HAYATOがトラースキックでカット。さらにHAYATO&亮生の合体トラースキックから亮生の旋風脚、HAYATOのファルコンアロー、亮生のムーンサルトプレス。カットに来た石田をリンダマンがエクスプロイダーで排除し、YUTANIも場外に放り出してノータッチ・トペ・コンヒーロ。亮生&HAYATOが合体フィッシャーマンバスターで叩きつけ、亮生がファイヤーバードスプラッシュを投下して鼓太郎から3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ライジングHAYATO&青柳亮生
亮生「とりあえず、ひとつ、ひとつだけ、返せたねえ。ひとつだけど。まだまだライジングHAYATO・青柳亮生組でやっていかなきゃいけない、ことも、ありますが青柳亮生個人としても動いていきますんで楽しみにしていてください」
ライジング「亮生が取り返してくれたおかげで、亮生はまああくまで個人としても」
亮生「個人的にもしつつ、二人で」
ライジング「俺もさあ、置いてけぼり食らうわけには行かねえからさあ、しっかり亮生に追いついて、追い越すよ」
亮生「任しとけ。まだまだ青柳亮生ライジングHAYATO、見逃さないでおいてくださいよ。よろしく」
第3試合
ヨシタツは童貞を殺すセーターを着て登場するも、ウナギ&SAKIにボロクソに言われて試合前に脱いでしまう。もちろん光留も最初から童貞を殺すセーターを着用して登場し、そのまま試合へ。
光留とウナギでゴングが鳴ると、光留がニチャア……と満面の笑みを浮かべ、ウナギが気持ち悪がる。ロックアップで組み合い、リストの取り合いから光留がバックを取りグラウンドに引き倒して寝バックの体勢で髪の匂いを嗅ぐという変態行為。場内からは大ブーイングが起きるが、光留は「レスリングしてるだけだろ!」と言い訳。ウナギは顔面にビンタを見舞ってヨシタツにタッチ。光留も優宇にタッチ。
優宇はヨシタツにショルダータックルでぶつかっていくが、ヨシタツは倒れず耐えてショルダータックルでお返し。ヨシタツが容赦ないエルボーを打ち込んでいくが、優宇は旋回式サイドバスターからセントーン。米山&光留が加勢に入り、米山が「明るく楽しく激しくゴキゲンに行くぞ~!」とゴムパッチン攻撃を狙うが、ヨシタツが早々に口を開けたため米山にダメージ。
SAKIと米山の対面となると、SAKIがカンパーナで吊り上げ、ヨシタツがブートで追撃。ヨシタツに大ブーイングが起き、光留が「どうすんだ!この空気!」と怒り始める。SAKIがウナギにタッチ。
ウナギは米山に串刺しバックエルボーを連打し、SAKIと2人で攻撃しようとするが、米山がぐるぐるパンチから2人まとめてスプリングボード式のアームドラッグ。光留にタッチ。
ブーイングとともに光留が出てくると、一礼してから低空タックルのようにおおいかぶさって正常位を狙うが、ウナギが悲鳴を上げて脱出。場内から「へ~んたい!へ~んたい!」とコールが起きる中、ウナギが旋回式フェイスクラッシャーからギロチンドロップも、光留がおおいかぶさって正常位へ。ウナギが悲鳴を上げて脱出し、ヨシタツにタッチ。
ヨシタツがミドルキックを連打し、串刺しバックエルボーからスイングDDT。ヨシタツが串刺しブートを放つが、光留がかわして延髄斬り。優宇にタッチ。
優宇はヨシタツに起き上がり小法師式逆水平チョップを連打。優宇は打ち勝って払腰で叩きつけ、両者タッチ。
米山とSAKIの対面となり、光留がニチャニチャ笑いながら近寄るだけでウナギを排除。さらにカットに来たSAKIに抱きつくも、米山がドロップキックで救出。SAKIに優宇がキャノンボールを発射し、優宇がヨネヤマをおぶってベアベアーズ。ヨシタツがカットしてCBJを狙うが、背後から忍び寄った光留がヨシタツに童貞を殺すセーターを着用させる。さらにもう一着童貞を殺すセーターを取り出してウナギに被せ、光留がヨシタツ&ウナギを抱えているなかで優宇がキャノンボールを発射。ウナギだけ回避に成功し、SAKIが米山にみちのくドライバーIIからウナギがこれより我は修羅に入る!。さらにSAKIがカワイルドニードロップを投下して3カウントを奪った。
ウナギ「勝ったぞ~!体中からちょっとおじさんの匂いがするけど、これは代償ということで。アイツらに勝ったってことは、諏訪魔をやっつける資格を手に入れたってことだよね?!そして、諏訪魔とやりたいやつはウチらに言ってこい!全員倒してやるよね?」
SAKI「やるよ?」
ウナギ「ということで、諏訪魔!全日本プロレス!お前らを査定してやるよ!」
<試合後コメント>
ヨシタツ&ウナギ・サヤカ&SAKI
(※不満げな表情のヨシタツをウナギとSAKIが冷ややかな目で見ながら現れる)
(※話の前提として、試合前にヨシタツがTwitterに「最終確認だけど今日は3人ともアレでいくんでしょ?」と書き込み、ウナギが「今日はアレしかない!!!!!だって勝負だから」と返答している)
ヨシタツ「ちょっと2人共!試合前アレ着るって言ったじゃん!」
ウナギ「お前ホントなに考えてんの?」
ヨシタツ「直前も確認したよ!」
SAKI「履き違えも甚だしい」
ウナギ「いや、そうだよ」
ヨシタツ「なんでぇ?!」
ウナギ「プロレスラーの勝負服っつったら普通にコスチューム以外無いよね?」
SAKI「王道が泣くよ」
ヨシタツ「えっ……あっ……」
ウナギ「お前何年プロレスラーやってんだよ!」
ヨシタツ「“アレ”っていうのはコスチュームのことなの?!」
ウナギ「そうに決まってんだろ。ウチらの勝負服はこれだろ!なんでお前1人だけあんなイカれたセーター着てきてんだよ」
ヨシタツ「いや、3人でアレ着るって言うから……」
ウナギ「3人でコスチューム着るって意味だよね?」
SAKI「うん。そんな選択肢ないよ」
ヨシタツ「えぇ……(※目を泳がせながら小刻みにうなずく)」
ウナギ「次からお前いないかもしれないよ?どう思ってんの?」
ヨシタツ「次からちゃんと空気読むわ……」
ウナギ「絶対無理じゃん(笑)でも、それがいいのかな?」
SAKI「中和剤なのかな」
ウナギ「中和剤かな。でも、今日はSAKIのやまがガッチリ獲ってくれたので!」
SAKI「みんなで獲った」
ウナギ「あの変態を倒したということは、私たちが諏訪魔の童貞を殺していいってことなので、あの3人から勝ちます。なっ?!」
ヨシタツ「なっ!」
ウナギ「お前やれんのか!」
ヨシタツ「やるよ、俺ぁ」
ウナギ「じゃあ締めて。ビシっと!」
ヨシタツ「童貞をっ、殺すっ、セータ~!(※元気に右拳を突き上げる)」
ウナギ「……こういうとこなんだよな」
SAKI「それがいいのかもしれないなあ」
第4試合
“史上最小のX”の正体は、なんと第3試合でレフェリーをしてそのままリングに残っていたブラックめんそーれ。がっかりしたのか巨人たち4人が奇襲して試合開始。
巨人4人でブラめんをリフトアップして豪快に放り捨て、ロープ際で4人で乗っかって踏みつけていく。
ロイベがボディスラムを狙うとブラめんがハブクローでの目潰しからロープに飛ぶが、ロイベがキャッチしてボディスラム。ロイベがエルボードロップを発射するも、かわしたブラめんが長井にタッチ。
長井とロイベの対面となると、長井がエルボー合戦を仕掛ける。ロイベがビッグブート、長井もビッグブートでやり返し、観衆からのヤジに応戦するが、ロイベがブレーンバスターで反撃してサイラスにタッチ。
サイラスは串刺しボディスプラッシュからキャノンボール。さらに必殺のリバーススプラッシュを発射も、長井が回避してフライングニールキック。永田にタッチ。
永田はサイラスにミドルキック連打からビッグブート連打。しかしサイラスは倒れず耐えてトラースキックを叩き込み、高く飛び上がってドロップキック。綾部にタッチ。
綾部は永田をコーナーに振って串刺しビッグブート。永田と綾部がエルボー合戦を展開し、永田がエルボーのフェイントからヒザへの低空ドロップキック、延髄斬りと連撃も、文部がブレーンバスター。永田は顔面に強烈なビンタを見舞ってエクスプロイダー。さらに脇固めもロイベがカット。永田が小島にタッチ。
小島は綾部にマシンガンチョップも、「いっちゃうぞバカヤロー!」と言う前に綾部がランニングネックブリーカードロップ。石川にタッチ。
石川は串刺しラリアットから「いっちゃうぞバカヤロー!」とダイビングフットスタンプ。さらにスプラッシュマウンテンを狙うが、小島が脱出し石川にマシンガンチョップ。さらに「いっちゃうぞバカヤロー!」とコーナー上からいっちゃうぞエルボー。小島はエルボーの連打からローリングエルボー、DDTと連撃してコジコジカッターを狙うが、石川が振り払ってニーリフト。石川はラリアットを狙うが、小島がラリアットで撃ち落としてコジコジカッター。ブラめんにタッチ。
ブラめんは石川に「シャッ!シャッ!シャッ!」と叫びながらマシンガンチョップ&ハブクローでの目潰しを放ち、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶも、場内からのブーイングとともにロイベ、サイラス、綾部が3人で袋叩きに。ブラめんと永田がトレイン攻撃を見舞い、ブラめんがセカンドコーナーからスネークスパイク。これはロイベがカット。ブラめんはトップコーナーからスネークスパイクを狙うが、ロイベ&綾部が2人で下から担いで合体ブレーンバスター。さらにサイラスのボディプレス、石川のランニングニーとボッコボコに。石川がファイヤーサンダーを狙うが、ブラめんは丸め込みで粘ってトラースキック。さらにロープに飛ぶが、石川がカウンターのラリアット。さらにファイヤーサンダーで突き刺して3カウントを奪った。
<試合後コメント>
史上最小のX(ブラックめんそーれ)&長井満也&小島聡&永田裕志
永田「大丈夫か。」
ブラめん「助けに入ってくださいよ。」
小島「本当だよなあ。」
永田「ちょっと、我々も、初めて組んだ永井さんとめんそーれと初めて組んだから、意思の疎通がうまくできなかった。やっぱりめんそーれがでてきてすごい蹴散らした後、俺たちみんなで誰だ、石川修司を集中攻撃する場面があったけど、残念ながら永井さんと小島さんは自分のことで精一杯だったな。」
ブラめん「なんで助けに来てくれないんすかあ?」
永田「あそこでみんなで連携できたら、勝ってたな。」
小島「めんそーれが見えなかったごめん。」
長井「Xだったらそれくらい一人でやっつけてよ!」
ブラめん「こっちは史上最大のXがいるじゃないすかあ」
永田「最後くらいいいとこ取らしてやろうと考えてたのは俺だけだった。残念だね。」
長井「でもね、新日本プロレス時代に、魔界クラブとして戦ってたミスターIWGPの永田選手。そして全日本プロレス時代に散々戦ってた小島選手と、こうやってキャリア32年にしてタッグを組むなんて思ってなかったんで、やっぱりプロレス人生長く続けてみるもんすね。今日は最高の思い出でした。」
永田「まさか魔界クラブと、元魔界クラブと遭遇するとは思いませんでしたよ。」
長井「チャンスがあったらまたこの3人で、ビシビシいきましょうよ!」
小島「ビシビシいくからな!」
永田「お付き合いありがとうございます!まあでも、今日はこうやっていいタッグも組めたし、全日本プロレスに上がって約1年弱かもう。早いもので6月からあれして。6月から参戦して。まあ出向みたいな形ですけども。まあ全日本プロレスで色々経験させてもらいましたよ。王道トーナメントでは、ヒールの興行からのスタートでなかなか体がついてけず、それとは別にそれに反比例するくらいの宮原の凄さ強さ速さに遭遇し、まあ負けたけど、その後安斎優馬という、将来の有望株とデビュー戦をやり、そしてそのまま組んで最強タッグに出て、そんで今年に入って結構調子悪かったんすけど、勢いに任せて宮原に挑戦表明するも、一度はスカされ。で二度目はなんとか了承を得て、そういうチャンスを全日本プロレスがくれたおかげで今ここに、この三冠ヘビー級のベルトがあるわけで。やはり永田裕志という、年齢はこんなんですけどね、永田裕志がまだまだ健在で力があるというところを見据えて全日本プロレスが色んなチャンスをくれて、その結果ここにベルトがある。でも俺がこのベルトを持っていることが面白くない全日本プロレスの選手たちが多いのはよくわかってるし、その上でつまらない、視野の狭い、世界を見たことない選手たちのつまらない中傷、そういうものも買うけども事実、まあ、全日本プロレスの首脳陣の思いをね、わかってない全日本プロレスの若き、青い精鋭たちがわんさかいるんで、ここで彼らに外の景色ってものを見してやりますよ。俺の力で、彼らを新日本プロレスのリングに上げるチャンスをやりますよ。そこでどれだけ大きなインパクトを残せるか。それは彼らの腕次第。何人か、有望株をピックアップして新日本のリングに俺が上げてやりましょう。それはこの場で約束します。これはALL TOGETHERじゃありませんから、新日本単体の舞台です。そこに上げてやりますよ。それでどうか全日本プロレスの枠だけじゃなく、新日本プロレスのリング、新日本プロレスのリングになれば世界に配信されるわけだから。それは世界に配信するチャンスだね。有望株には与えましょう。全日本プロレス首脳陣に、すごくお世話になったんでね。まあちょっとした恩返しも兼ねて。彼らには新日本に上がってもらいます。以上です。これは約束します。それまでベルト持ってたら、ってことにはなるかもしれないけどね。でも全日本プロレスに参戦してる限り、それはどこかで僕は必ず約束します。だから簡単に負けられないですよ。以上です。」
オスカーロイべ&綾部蓮&サイラス&石川修司
石川「こんだけデカい四人はなかなか日本を探しても、ないっしょ?ビッグバン!OK? You’re ビッグバン!We Are ビッグバンチーム。OKOK、最高に楽しかった」
サイラス「ありがとう。よくやったよ!最高のチーム、俺たちは強い。モンスターだ!」(Thank you. Good job, Good team. Strong. Monsters!)
石川「『これから俺は四人で六本木に行く』って言ってます。『合コン三昧だ』って。OK!」
綾部「この四人で、負けるわけはないんすよ。前回一度、石川さん、オスカー、自分三人で組んで、今日、そこにサイラスが加わった。もう、何も怖いものはない。また、組んで、どんどん突き進んでいきましょうよ。ありがとうございました。」
オスカー「三人の生ける伝説とも言える選手たちと一緒であれば、相手を叩きのめすだけだ。勝利しかあり得ない。俺たちは巨人だからな。これが2回目の日本だが、また戻ってきたい。このチームは最高だ。誰にも倒すことはできない。ありがとうございました。」
(Cause we are here today with legends. Three of them. I will bitch you down. He got painful. We got to win. We are giants. This is my second time in Japan, I wanna come back, This team, this is munny. No one’s gonna take us down. ありがとうございました。)
第5試合
大森と北斗の対面でゴングが鳴ると、場内から大きな「大森!」コールが起き、みのるが観衆に向け「どっちだよ?!」とキッチリ突っ込む。
ロックアップでの力比べからエルボー合戦となり、北斗が打ち勝つも大森がショルダータックルからビッグブート。早速「アックスボンバー!」と宣言してロープに飛ぶも、北斗がかわして腰投げ。北斗が追撃を狙うが大森がガットショットで動きを止め、連れ帰って青柳にタッチ。
青柳&大森がダブルショルダータックルでなぎ倒し、青柳が「アックスボンバー!」と宣言してロープに飛ぶも、みのるがエプロンからキックを見舞ってスリーパー。北斗がドロップキックで追撃する。さらにみのるが青柳を場外に放り出して打撃戦を展開。そのままみのるがタッチを受け、今度は北斗が場外で青柳を暴行。和田京平レフリーはみのるらの反則を咎め、カバーに入ってもカウントは取らず。
北斗は青柳をフェイスロック式のキャメルクラッチで絞り上げ、みのるにタッチ。
みのるが出てくると青柳がエルボー連打も、みのるは楽しそうに笑いながらエルボーバッドで反撃。腕を絞り上げながら北斗にタッチ。
北斗はエルボー連打からロープに走るが、青柳がカウンターのドロップキックを突き刺して大森にタッチ。
大森はビッグブートからニールキック、さらにアックスボンバーを狙うが、北斗がバックを取ってジャーマン・スープレックス。みのるにタッチ。
みのるは北斗と2人でトレイン攻撃を狙うが、大森がブートで防御し、青柳が飛び込んできて北斗をドロップキックで排除。今度は大森&青柳がみのるにトレイン攻撃を見舞い、大森がアックスギロチンドライバーからさらに投げ技を狙うが、みのるがスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーを狙う。大森はこれをアックスギロチンドライバーで切り返し、右腕を振り回してアックスボンバーを発射するが、バックを取ったみのるがスリーパーホールド。青柳がカットしてロープに飛ぶが、北斗が飛び込んできてRKOで排除。
大森は改めて「アックスボンバー!」と宣言してアックスボンバーを発射も、素早くバックを取ったみのるがスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーで突き刺して3カウントを奪った。
<試合後コメント>
大森隆男
「クソ。全日本プロレスを侵略する気かよ。鈴木みのるは。だけどもう一回やらしてくれ。もう一回やらしてくれ。俺もこのままじゃ、黙ってらんねえ。鈴木みのる、もう一回、矢面に立って全日本プロレスのリングに上がってこいよ。一発じゃ足りなかった。二発三発、お前の首によお、俺のアックスギロチンを叩き込んでやるから。」
大森北斗&鈴木みのる
北斗「今日は、いやずっと、わかってたことなんだけど、弱い理由や、勝てなかった理由は、殴る数がシンプルに足りなかったんだ。勝つためには、殴るしかないんだ。このキャリアになって、やっと、やっとわかっちまった。遅すぎるよ。」
鈴木「遅いわけじゃねえよただなあ、ケンカに絶対負けない方法。これは相手が何をしようと、どんな状況であろうと、お前の手がちぎれても、足が折れても、殴り続けろ。負けることはない。行け、行け、もっと行け。もっともっとだ。おい、物足りねえな。もっと、上のやつ連れてこい。」
第6試合
ゴングが鳴ると、ロックアップからリストロックの応酬、テイクダウンの奪い合いからクリーンブレイク。さらにショルダータックル合戦となるが、男児が打ち勝ってなぎ倒し、エプロンに逃れた土井をショルダータックルで場外へ叩き落とす。
男児はリングに上げてブレーンバスターで叩きつけるが、土井は頭を押さえて動けなくなり、再びエプロンに逃れてからふらふらと立ち上がる。男児がまたショルダータックルを狙うと、場外に降りて足払い。実は元気な姿を見せ、観衆は土井の三味線にブーイング。
土井は男児にネックブリーカー、サンセットフリップ、ネックロック。観衆が男児へ声援を贈ると、土井が「俺やろ!」と煽り、さらに男児への声援を高める。
土井はロープに飛ぶが、男児がすくいあげてバックフリップ。男児は串刺しショルダータックルの連打からフライングショルダー。さらに俵返し。さらにショルダータックルを狙うが、土井がかわしてネックブリーカー。男児をロープにくくりつけて串刺しドロップキックからブレーンバスター。さらに土井が胸板にチョップを打ち込んでいくと、男児は雄叫びを上げながらエルボーで反撃。男児が気迫の連打からロープに飛ぶと、土井が追走エルボー。男児も追走エルボーからバックドロップ。さらにデスバレーボムを狙うが、土井が着地してバカタレスライディングキックを狙うも、男児がカウンターのラリアットを叩き込む。
男児は土井の首を持ちながらのショートレンジラリアットを連打し、デスバレーボムの体勢も、土井が着地して関節蹴りからDDT。DOI555からバカタレスライディングキックを発射も、男児がかわしてダンロック。土井が下から蹴り上げて脱出すると、男児がロープに飛んでラリアット。さらに必殺のデスバレーボムを決めるもカウントは2。
男児は雄叫びを上げて気合を入れ、もう一度デスバレーボム。男児がラリアットを狙うが、土井が飛びついて逆打ち。さらにバカタレスライディングキックを狙うが、男児が丸め込んで対抗し、最上位技のパワーボムを狙うが、土井がサムソンクラッチ。男児もエビ固めで切り返すが、キックアウトしてロープに飛んだ土井がバカタレスライディングキック、DOI555の3連撃からバカタレスライディングキックを叩き込んで3カウントを奪った。
試合後、亮生がリング上へ。
亮生「ここに、青柳亮生が来たってことは、どういうことか分かりますよね?!土井成樹!そのベルトをかけてもう1度俺と闘ってください。次は、俺が勝ちますから」
土井「ちょ待てオイ、終わってそうそう。待てオイ。またおまえかオイ!?このまえやったばっかりやろ!オールジャパンのジュニアは青柳亮生、ライジングHAYATO、田村男児、これしかおらんのかオイ?!1周終わったなあ。じゃあ次2周目突入や!オイ、お前と2回目やったろうやないかオイ!決定でええよなあ?!でもなあ、1個言うといてやるわ。青柳亮生なんかより俺のほうが良いよなあ?!(※声援7、ブーイング3の声が上がる)おい、もっと祝福しろよ!防衛したぞオイ!お前の挑戦受けたるわ。待っとけ!」
<試合後コメント>
土井成樹
「がっかりや。がっかりや。今日防衛したんは、ええとして、おい次、また戻んのか。青柳亮生。リング上でも言うた通り、3人しかおらんのか。オールジャパンのジュニアは。おかしいなあ。もっとおったと思うけどなあ。もうそれやったらなあ、順番に列並べ。亮生HAYATO男児。この3人もう順繰り回したるから。次、どこでやるかわからんからいつでもええよ。手の内わかってるし、タイトル戦で勝ってるし、ジュニアタッグでもやってるし。まあ大事なのは俺が何周回すかってことやろ。まあ見とけや。」
第7試合
世界タッグ王座の前哨戦、“VOODOO-MURDERSvs金剛”の対抗戦、元WRESTLE-1無差別級同士の再開戦とも言える一戦。KONOのセコンドにはTARUが付いており、征矢は警戒する素振りを見せる。
ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べからヘッドロック。征矢がロープに振るも、KONOがビッグブート。征矢も怯むこと無くKONOの首にエルボースタンプを打ち込んでいき、ブレーンバスターを狙うが、KONOがコーナーに振って串刺しジャンピングニーから河津落とし。さらにバックドロップで叩きつけ、さらに串刺しニーを狙うが、征矢がブートで止めてダイビング・ネックブリーカー。
征矢は「次は投げるぞ!」とブレーンバスターを狙うが、KONOが耐えてニーリフト。征矢はロープに飛んでスピアーを発射も、KONOがガッチリ受け止めてフロントネックロック。征矢がブレーンバスターでぶっこ抜くも、KONOがジャンピングニーで即反撃。
両者チョップで打ち合っていき、征矢がダブルチョップでひるませてスピアー。征矢がデスバレーボムで叩きつけ、弾道を狙うがKONOがブートで止め、2発目の弾道を脇固めからの腕十字で切り返すと征矢がたまらずタップ。
第8試合
TARUに加え、試合を終えたばかりのKONOもセコンドについてVMが集結。
VMの奇襲から場外戦となる中でゴング。諏訪魔が拳王を場外で痛めつけ、リングに戻してヘッドロックからショルダータックル。さらにロープに飛ぶが、今度は拳王が諏訪魔を場外に放り出して鉄柵に叩きつけ、鉄柵への串刺しドロップキック。さらにミドルキックを連打し、Hi69にタッチ。
拳王が首投げでセットし、お決まりの金剛トレイン。SAITO BROTHERSがカットし、レイがHi69&大原をダブルショルダータックルでなぎ倒す。諏訪魔はジュンにタッチ。
ジュンは自軍コーナーにHi69を叩きつけ、レイがチンロックを押さえる中でチョップ連打。さらにボディスラムで叩きつけ、ジュンのエルボードロップからレイの首絞め攻撃。さらにSAITO BROTHERSのダブルショルダータックル。レイにタッチ。Hi69もレイにボディスラムを狙うが、あっさり返されてしまう。レイはぶっこ抜き式のネックハンギングツリーを狙うが、Hi69が暴れて脱出。ならばとコーナーに叩きつけてマシンガンチョップ。ブレーンバスターからジュンにタッチ。場外では諏訪魔と拳王が殴り合いを展開。
Hi69も張り手でジュンを怯ませる意地を見せるが、ジュンは倒れずコブラクラッチ。Hi69はなんとか足を伸ばしてブレイク。ジュンが串刺しスプラッシュを狙うが、Hi69が回避。ジュンがブレーンバスターを狙うが、Hi69が背面着地して拳王にタッチ。
拳王はジュンにビッグブートを連打も、ジュンが胸板へのチョップを叩き込む。さらに続くジュンの攻撃を諏訪魔&レイに誤爆させ、さらにビッグブート。SAITO BROTHERSが2人で向かっていくが、拳王がミドルキックを連打で蹴散らし、ジュンにカバー。レイがボディプレスを放つもこれがジュンに誤爆。拳王は2人にまとめてフットスタンプ。拳王はジュンをコーナーに叩きつけて串刺しミドルキック。さらに追撃を狙うが、ジュンがカウンターのスピアーを突き刺し、諏訪魔にタッチ。
諏訪魔は拳王に串刺しラリアットからスロイダー。さらに「投げるぞオイッ!」のポーズからラストライドを狙うが、拳王が振り払ってミドルキック。諏訪魔はこれをキャッチしてアンクルホールドも、拳王がローリングしながら諏訪魔の足首を取ってお返しのアンクルホールド。諏訪魔がなんとかブレイクすると、拳王はローキックを連打。諏訪魔は「こんにゃろ!」と捕まえてスリーパーホールドも、拳王が首投げで返して顔面蹴り。諏訪魔はエルボーで、拳王はミドルキックで真っ向から打ち合っていき、諏訪魔がダブルチョップ、拳王が浴びせ蹴りからジャーマン・スープレックス。大原にタッチ。
大原は諏訪魔にショットガンドロップキックからムイビエンを狙うが、レイがカット。Hi69のライオンサルトから拳王&大原のサンドイッチキックが決まり、金剛のトレイン攻撃が始まろうとしたところでレイが飛び込んできて3人を相手に圧倒。さらにジュンが入ってくるも、ブートがレイに誤爆。金剛が反撃に移ろうとしたところで諏訪魔がラリアットで拳王をなぎ倒す。
SAITO BROTHERSが大原にダブルチョークスラム、諏訪魔がエルボードロップ。大原が起き上がって延髄斬りからロープに飛ぶが、諏訪魔がカウンターのラリアット。さらに担ぎ上げてラストライドで叩きつけて3カウントを奪った。
SAITO BROTHERSが大原を死体袋に詰め込もうとすると、拳王が必死に止めに来るが、TARUがパウダー攻撃を見舞い、諏訪魔がバックドロップ。拳王が死体袋に詰め込まれ、はVMがこれを踏みつけながら記念撮影を行った。
<試合後コメント>
斉藤レイ&斉藤ジュン&諏訪魔
諏訪魔「おお、いいザマだなお前。地獄に落ちたんだよこいつは。世界タッグのベルトはなあ、俺が取り返すんだよ。よく覚えとけ!拳王、地獄へ!落ちろ!」
第9試合
内藤コールと健斗コールで二分される中、2人の対面からゴング。
しばらくコールに耳を傾けてから内藤は一歩も動かぬ内にBUSHIにタッチ。宮原が「お前が来いよ」と文句を言うとBUSHIが内藤にタッチも、内藤はまたもなにもせぬままBUSHIにタッチ。気が削がれた様子の宮原はBUSHIを無視して内藤に突っかかるふりをしてBUSHI、内藤にそれぞれフロントハイキック。さらにBUSHIを場外に放り出してヘッドバッドを見舞いながら練り歩く。安齊にタッチ。
安齊はBUSHIにコーナーでエルボーを連打し、ロープに振ってバックエルボー、ボディスラム、BUSHIもエルボー連打からドロップキックを見舞って反撃。宮原が救援に来るも、BUSHIが宮原を場外に放り出し、トペ・スイシーダのフェイントからポーズ。内藤もその横に寝転んでポーズの競演。
そのままL.I.Jが上制限に持ち込んでいき、鉄柵を使って宮原と安齊を痛めつけていく。内藤にタッチ。
内藤は安齊をロープに振ってバックエルボー、低空ドロップキック、振り子式ドロップキック。BUSHIにタッチ。
BUSHIは安齊にチンロック、スイングネックブリーカー。おちょくるように頬を軽くぺちぺち叩くと、起こった安齊が張り手からドロップキック。両者タッチ。
宮原と内藤がエルボーで打ち合っていき、互角と見るや内藤が顔面にツバを吐きかける。宮原がドロップキックのコンビネーションでやり返し、コーナーに上った内藤をフロントハイキックで場外に叩き落とす。宮原は内藤をリングに戻し、シャットダウン・スープレックスを狙うが、内藤が背中からコーナーに叩きつけて外し、ネックブリーカーからプルマ・ブランカ。さらに内藤が首へのバックエルボーを連打していき、エスペランサからコリエンド式デスティーノを狙うが、宮原が振り払い、内藤の延髄斬りを耐えてブラックアウト。宮原は安齊にタッチ。
安齊は串刺しジャンピングエルボーからフロントスープレックス。さらにダブルアーム・スープレックスを狙うが、内藤が振り払ってロープへ。安齊が追走ジャンピングエルボーで追撃し、宮原の串刺しブラックアウトから安齊がダブルアーム・スープレックス。安齊はジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、BUSHIが飛び込んできて回転エビ固め。そこに内藤が低空ドロップキックをあわせるコンビネーション。宮原が救出に来るも、BUSHIが宮原の顔面に毒霧を噴射して排除。内藤は安齊にボディスラムから逆エビ固めを狙うが、脱出した安齊が、内藤、BUSHIにそれぞれジャンピングニー。さらに内藤をロープに振ってジャンピングニーを叩き込み、ジャーマン・スープレックス・ホールド。BUSHIがギリギリでカット。
安齊はBUSHIを場外に放り出し、内藤に再びジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、内藤がマンハッタンドロップ、BUSHIがコードブレイカー、内藤がジャックナイフ。安齊はカウント2で返すも、BUSHIとの合体DDTを見舞い、BUSHIが場外の宮原へトペ・スイシーダ。内藤が安齊をデスティーノで突き刺して3カウントを奪った。
内藤&BUSHIはマイクを取ること無く退場していくが、その背中に向けて宮原が語りかけると内藤もイスに座って耳を傾ける。
宮原「おぉい!内藤哲也さぁん!今日初めてリングで会ったけどさ、俺ちょっとアンタのこと好きだわ!ただよ!色んな大人の事情があるからさあ、そんなに会うことはないだろう。ただ、またリングで会えるのを楽しみにしてるよ。ただ、今日負けたのは俺たちだ。この借りは、安齊勇馬が返すだろう!」
<試合後コメント>
宮原健斗&安斎勇馬
宮原「やってくれたなおーい、見てこの顔、やってくれたねえ。まあいいや、マイクで言った通りだ。内藤哲也さんよ、俺は、初めてリングで会ったが、ちょっとあなたのことを好きになったよ。なあ、あなたの、プロレスに対する信念というか、何か、心の奥底の底で、この俺と、被るところがある気がするね。すげーすげーすげー超刺激的だったよ。まあ、俺はこの先どうこうとかなあ、ちっぽけなことは言わないよ。今日は今日だからね。次があるのかないのかなんか知らないよ、ただ今日、リング上で宮原健斗と、内藤哲也、大勝したのがすべてだ。超刺激的だったよ。
なあ?」
安斎「ああ、はあ、俺は、全部、全部出したけど、ダメだった。クソ。でも、それならもっともっともっと強くなって、ロスインゴ、内藤哲也、ぜってーぶっ倒してやる。もう一回だ!もう一回やらせろ!」
内藤哲也
「今日、14年半ぶりかな?全日本プロレスのリングに上がりましたよ。久々の全日本プロレス。そして今、全日本プロレスの先頭を走っているであろう宮原選手を感じることができて、楽しかったですね。今日全日本プロレスに来てよかったよ。また元々俺の視線には入ってなかったけど、安斎選手っていう若い選手も今日感じることができたんで、今日全日本プロレスに来て、改めて良かったなと、思いました。ただ、こんな良かったななんて言っていられる時点で、余裕があるってことだからね。結果的にも今日勝ってますし、まあ次はないかな、残念ながら。次はないんじゃない?もし、次このリベンジをしたいんなら、声に出したほうがいいよ。よく俺、言ってるよ。思ってることは口に出さなきゃ、誰にも、何も伝わらない。特に、全日本プロレスの選手、大きい声で色々なメディアの前で、内藤哲也であり、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの名前を出さないと。その声は、全日本プロレスファンにしか届かないからね。どこか、注目される舞台で、内藤哲也であり、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの名前を出すこと。俺はお勧めしますよ。では、次は、スーパージュニアは試合あんのかなあ?ちょっとよくわからないけど、また、どこかの会場でお会いできる日を楽しみにしてますよ。その日まで、アディオス。」
BUSHI
「久しぶり、ここ全日本プロレスのリングに上がったよ。え?直近で言ったら何度目か、覚えてないけどさあ、いい加減全日本も、ジュニアと絡めてくれよ。俺の弟も、すっかりチャンピオンじゃなくなっちゃったわけだし。ねえ、またいつでも使ってくれよ。折角だったら、ここ全日本のリングで爪痕を残して、言いたいもんだからね。楽しみにしてるよ。」
第10試合
芦野とT-Hawk、裁くレフェリーは神林大介と、あの頃のWRESTLE-1が蘇るリング上。
ゴングが鳴ると、ロックアップからヘッドロックの奪い合い、一旦離れてから手4つで組み合い、リストロックの応酬。グラウンドに引き込んで芦野がアキレス腱固めに捕らえるが、決まり切る前にT-Hawkがロープブレイク。
再び向き合ってヘッドロックの奪い合いからショルダータックルのぶつかり合い。T-Hawkが胸板に逆水平チョップを叩き込むも、芦野は努めて無表情を維持する。T-Hawkがショルダータックルでなぎ倒すと、コーナーに押し付けて逆水平チョップを連打。芦野もあえて抵抗せずに受ける意地を見せる。T-Hawkがロープにふろうとしたところで芦野が飛行機投げからバックエルボー、俵返しと反撃開始。
芦野がトゥーホールドからレッグロックと足を責めていくが、ロープ際でのドラゴンスクリューから場外戦に持ち込んだT-Hawkが芦野の顔面にニーリフト。さらにT-HawkがDDT。さらに逆水平チョップで攻めていくも、芦野は表情を崩さぬよう努めてT-Hawkをにらみつける“受けの美学”を見せる。T-Hawkはそんな芦野の顔面に強烈なビンタを見舞ってダウンさせ、腕を取りながら起き上がり小法師式の逆水平チョップ。芦野もエルボーバッドで反撃していくが、T-Hawkが優勢。T-Hawkがヒップトスからロホ。T-Hawkが逆水平チョップ、芦野がエルボースマッシュで打ち合っていき、ロープに飛んだT-Hawkに芦野がカウンターのフロントスープレックス。
芦野は串刺しエルボースマッシュを連打し、ランニングエルボースマッシュ、スライディング・ラリアットエルボースマッシュと連撃。さらにT-Hawkの逆水平チョップを耐えきってバックドロップ。芦野がコーナーに上っていくが、T-Hawkが逆水平チョップで場外に叩き落とす。
芦野がよろよろとエプロンに上がってくると、ロープ越しの打撃戦が展開され、T-Hawkがロープ越しの雪崩式ブレーンバスター。しかし、芦野は即座に起き上がって吼え、エルボースマッシュ。T-Hawkも逆水平チョップで応えて真っ向からの打撃戦。T-Hawkがホップアップ式ニーリフト、芦野がジャーマン、T-Hawkがウラジゴク、芦野がスライディングエルボースマッシュと激しい撃ち合いが展開され、芦野がジャーマン・スープレックスからWRESTLE-1時代に奥の手のなかの奥の手として使っていたムーンサルトプレスを発射もかわされてしまい、T-Hawkがヒザで追撃。
T-Hawkがケルベロスを発射も、芦野はキャッチしてヘッドバッド。ロープに飛んでスピアーを狙ったところをT-Hawkがケルベロスで撃ち落とし、パワーボムからウラジゴク。さらに後頭部へのケルベロスを狙うも、芦野が振り向きざまのカウンターラリアット。さらにバックドロップからジャーマン・スープレックス・ホールド、Tボーン・スープレックスまで出すもカウントは2。
芦野がアンクルホールドに捕らえ、グラウンド式に移行。T-Hawkが残る足で必死に蹴飛ばして外し、右ストレートからナイトライドで叩きつけるもカウントは2。ならばとケルベロスを発射も、芦野がかわしてアンクルホールド。T-Hawkの動きに合わせてしつこく絞り上げグラウンド式に移行。T-Hawkは幾度もロープを目指すが、最後は諦めて無念のタップ。
芦野「獲ったぞ!プロレスやってて、一番嬉しいかも……。チャンピオン・カーニバル2023覇者の芦野祥太郎です。俺が全日本プロレス、出た理由の1つでもあります、このチャンピオン・カーニバルのトロフィー。そして、三冠のベルト。このベルトに挑戦する権利はあるはずです。ただ、チャンピオン・カーニバルは三冠への挑戦者決定戦じゃないです。必死にこの1ヶ月闘ってきたんですよ、俺たちは!1ヶ月まるまる休んでた三冠チャンピオンとは違うんだよ。オイ、今そこにいるんだったらリングの上に上がってこいコノヤロー!(※場内から永田コールが起きる)おい、全日本プロレスのファンは永田コールなんて聞きたくねーんだよ。さっさと上がってこいコノヤロー!」
永田が放送席からリングに上がる。
永田「芦野!コングラッチュレーション!なかなか素晴らしい試合をリングサイドで解説させてもらったよ。今、幸せの絶頂期らしいな。今が絶頂期ってことは、お前の絶頂期はそこまでだ。このベルトはお前に渡さない!いつだ、決戦は。まあいい。楽しみにしてるよ、お前との闘いを」
芦野「今日は噛まずに喋れましたねえ?おい、俺と試合したあと何も喋れないように打ちのめしてやるよ」
永田が去っていく。
芦野「よし!これで三観戦は確実に行われますね。ぜひ皆さん見に来てください!もう1つ。全日本プロレス、このチャンピオン・カーニバル、そして三冠のベルト、その他にも素晴らしい世界タッグ、世界ジュニア、すべてが今外に出ている状態です。俺たちが、俺が今日、外から来てるT-Hawkを倒してこのチャンピオン・カーニバルを制覇したんで、これを皮切りに全てのベルトを取り戻します!別に、全日本プロレスのレスラーと仲良しこよしするわけじゃないですが、俺は俺のやり方で、他は他のやり方で、全力で全日本プロレス盛り上げていくと思うんで、皆様是非次の試合も会場へ足を運んでいただきたいと思います!
最後に、1つだけ言いたいことがあります。この全日本プロレスの良さは、大きいレスラーがぶつかり合う。それが全日本プロレスの良さだと俺はすごく分かっています。ただ、俺のような身体の小さいレスラーが大きなレスラーを倒していく、それで俺はやってきてるんです。もし今、プロレスラーになりたい、そんな思いを持った小さい子たちがいて、身長の悩みがあるかもしれない。でも大丈夫です。自分の心に嘘をつかず、信念を持ってやりたいことを続ければ、必ずどんなデカい相手にも勝てる!俺はこういうことを、全日本プロレスで伝えたかったんです!プロレスラーになる前も、なったあとも、いろんなことを言われました。ただ、諦めずに自分を信じ続けて俺はここに立っています。だから、今プロレスを見てる小さい子たち、もしレスラーになりたい人たちがいたら、頑張ってプロレスラーを目指してください!全日本プロレスに入って、一緒にプロレスやりましょう!少しでも、大人でも、諦めそうになったら少しでも俺達のプロレスを見て何かを感じてもらえたら嬉しいと思ってやっております!今日は皆様、ご来場本当にありがとうございました!」
<試合後コメント>
芦野祥太郎
「チャンピオン・カーニバル2023、獲りました!いやあ、キツかった!T-Hawkとの試合もメチャクチャキツかったですけど、とにかくこのチャンピオン・カーニバルというリーグ戦が本ッ当にキツかったです。いや、もう、身体もボロボロ、精神もとにかくボロボロだし。ただ、これ(優勝トロフィー)が獲れたという快感で、もうそれで一気に吹き飛びましたね。チャンピオン・カーニバル2023、獲れたことが嬉しすぎてなに喋っていいかわかりません。ただ、この全日本プロレスで全てのベルトが流出しています。とにかくこれだけは、このチャンピオン・カーニバルのトロフィーだけは今年は外に渡すわけにはいかなかったんで、死守しました。全日本プロレス来て、一番大きい個人のタイトルを獲ることが出来ました。ここで満足せず三冠を……三冠を狙っていきたいと思います。ちょっと意識が朦朧として……いやあ、キツかった……」
――タイトルが全て流出している危機感は以前からあったか
「ありましたね。チャンピオン・カーニバルが始まった時点で全てのベルトが流出していて、そして三冠王者が不在のこの1ヶ月というのがあったんで。三冠のベルトがね、どの会場にも、どの地方にも持っていくことが出来なかったというのはとても屈辱なことだと思いますし、そんなことあってはならないんで。もうあのベルトが流出しないようにしたいと思います。俺が取り戻します」
――Tボーンスープレックスが返されて、アンクルロックへ行った理由は
「自分の信じられる技、これはもうアンクルロックと言っても過言じゃないくらい。この技は本当に、どんなことがあってもこの技を使って勝ってきたので、アンクルロックが全てだと。『もうこれしかない。最後俺はこれで勝つ!』という気持ちを強く持って最後あの技に入りました」
――これで全日本プロレスの歴史に名を刻んだ
「そうですね。全日本プロレスに芦野祥太郎という名前が刻まれたので、次は三冠のベルトを獲って、さらに全日本プロレスに深く芦野祥太郎という字を刻みたいと思っています」
――現三冠王者の永田裕志選手とリング上で向き合ってみて
「永田裕志が俺とT-Hawkみたいな試合できるのかって話ですよ。いつまでもいつまでも上の世代、たしかにネームバリューはあるかもしれないけど、そんなところじゃダメなんすよ。そんなのに頼ってちゃダメなんですよ。リングでお客さんが高いお金払って見に来るのは、プロレスなんですよ。リング上の動き、試合、それを見に来てるんです。それを満足させて帰らせなかったら、俺たちはプロレスやってる意味ないです。俺は満足させて帰ってもらえるような試合をしたいなと思ってるんで、永田裕志が三冠をいつまでも持ってたら全日本プロレスのファンは満足できないじゃないですか。満足させるためには、全日本プロレスのレスラーが、俺がベルトを取り返すしかないんです。そして、お客さんには満足して帰ってもらって、居酒屋で美味い酒、飲んでもらいたいっす。永田裕志を目の前にして思ったのは、『コイツを絶対倒さなきゃいけないな』と。『(そうしなきゃ)全日本の未来はねーな』と。それをリング上で先程、より強く思いました。まあ、リング上で言いましたけど、身体の小さい俺が、190cm、120kg、130kgの相手をぶん投げて、関節極めて勝ってこれたんです。今ね、プロレスラーを夢見ている小さい子たちがもしいたら、俺とおんなじ気持ちだと思うんです。周りから『無理だよ』と言われて、レスラーになったといても『お前じゃ身体ちいせーよ』『お前じゃなにも成し遂げられないよ』……そう言われるかもしれないけど、心折れずにね、頑張ってほしい。そしたら絶対明るい未来が待ってると思うんで。そんな子たち、大人もそうですけど、なにかメッセージを今日の試合、そしてチャンピオン・カーニバル、全日本プロレスに出ていることとして伝えることが出来たらなと思って、今日はずっと試合をしてました。皆さん全日本プロレスのリングは、俺よりデカい人間がバチバチ闘う試合もたくさんありますんで、それも見て、俺がデカい人間をぶん投げる試合もたくさん見に来てほしいです。是非会場に足を運んで、TV(全日本プロレスTV)でもいいです。是非全日本プロレスをたくさん見てほしいなと思いました」