世界タッグ王者組vsアジアタッグ王者組の試合中に諏訪魔と関根シュレック秀樹の因縁が勃発!「勘違いした奴がまた出てきたよ」
28日、静岡県・清水マリンビルにて全日本プロレス『2019 DYNAMITE SERIES』が行われ、セミファイナルで世界タッグ王者組の諏訪魔&石川修司が佐藤光留とタッグを組み、アジアタッグ王者組のジェイク・リー&岩本煌史が関根“シュレック”秀樹と組んで前哨戦で激突した。
現世界タッグ王者である諏訪魔&石川は30日の後楽園ホール大会での“THE END”パロウ&オディンソンとの防衛戦に向けて前哨戦の日々を送っており、この日対戦したアジアタッグ王者のジェイク&岩本に対しては特に意識していない様子で対峙。
しかし、関根“シュレック”秀樹は試合開始直後から諏訪魔を強く意識し、諏訪魔のバックボーンであるレスリングでの戦いを挑む。
関根は巌流島やONE Championship等で柔術家として活躍しているが、若かりし頃にUWFに憧れプロレスラーになることを志したが挫折して警察官になったという過去からプロレスへの想いはひとしお。昨年から盟友・佐藤光留の導きで全日本プロレスのマットに上がるようになるが、生粋の“全日本プロレスの選手”である諏訪魔に対しては特別な想いがあるという。
関根はグラウンド戦で積極的にヒザ十字などを狙っていくが、諏訪魔は即座にロープブレイクするなどして付き合おうとせず。2人の対面はこの先には無かったが、光留がジェイクをアンクルロックで捕らえた際に関根が光留の背後から忍び寄りベリー・トゥ・バックで叩きつけるなどの活躍を見せ、ジェイク&岩本の合体攻撃からジェイクがバックドロップで光留を沈めて試合は終わった。
しかし、関根は試合後も諏訪魔に突っかかっていき、諏訪魔も応戦しようとするとセコンド陣が両者を必死に引き止める。なんとか乱闘は起きずに済んだものの、諏訪魔の怒りは収まらず観客席前の柵をリング内に投げ入れるなど大暴れしながら引き上げていった。
試合後、イライラが収まらない様子の諏訪魔は「何がしたいんだよアイツは。佐藤の子分の臭いしかしないよ。(試合の)頭のレスリングなんてさ、それから先をやりたいわけでさ、こっちは。分かんないね、アイツは。とにかく勘違いした奴がまた出てきたよ。色んな所にいるよあんなの。何を主張したいんだ。ただ腹が立ったってだけだよ」と不満をまくしたてる。
対する関根は「序盤やらせてもらったんですけど、噛み合わなかった部分がありますね。諏訪魔選手はレスリング出身で、全日本に入ってからプロレス一筋でやってきた。自分はブラジリアン柔術、そして総合格闘技を経てやってきた。噛み合わなくて当然なんですけど、そこで恐らくフラストレーションが貯まったのかなと思います。是非ね、タッグじゃなくて諏訪魔選手といつかシングルで闘いたいと思います」と真剣な表情で諏訪魔とのシングル戦を熱望した。