PANCRASE299の前日計量は全員初回パス!ロシア武者修行明けの中島vs元KOP・田村戦、三浦彩佳vsクリス戦と熱戦必至!

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 9月8日午後、都内新宿区にて、「PANCRASE 299」(9日、スタジオコースト)の前日計量が行われ、本戦出場全選手が初回でパスした。

 メインでは、ロシアから凱旋した中島太一が元KOP・田村一聖と激突する。中島のパンクラス参戦は2015年11月のハワイ大会以来、2年9ヶ月ぶり。そのあいだ、ロシアの格闘技大会「ACB」に参戦、2勝3敗の成績を残している。久しぶりの参戦で、どんな成長を見せてくれるか。
 一方の田村は、昨年3月、ナザレノ・マレガリエに敗れ、タイトルを失ったが、その後は鈴木琢仁、堀江圭功に勝利。さらに連勝して再びタイトルへ挑戦への道をつけたいところだ。

 また、セミファイナルでは三浦彩佳が初来日のクリス・マクファーと闘う。減量に苦しみ、かつては計量オーバーの経験もあるが、今回は時間をかけて調整し、余裕でパス。笑顔で投げキッスを送った三浦。今回は顔色も良く、不安なく全力を出せそうだ。今年2月のソ・イエダム戦に続き、連勝を狙う。

 また、今大会では第24 回ネオブラッド・トーナメントの決勝もおこなわれる。NBTはこれまで数々の名選手を生んで来た総合格闘技の登竜門。長く激しいトーナメントを勝ち上がって来た6選手の中で、生き残るのは誰か。


▼第1試合 第24回NBT フライ級決勝 3分3R
鈴木千裕(P’SLAB吉祥寺/56.9kg)
VS
杉山廣平(SPLASH/)

鈴木「死ぬ気で練習してきました。勝つのは自分です」

杉山「1,2回戦を順調に勝ち上がり、決勝で鈴木選手にリベンジできる、僕のストーリーなので勝ちます」


▼第2試合 第24回NBT バンタム級決勝 3分3R
野村優眞(NEVER QUIT/61.2kg)
VS
大橋悠一(P’sLAB大泉/61.25kg)

野村「相手に何もさせず試合を制します」

大橋「柔道エリート野村選手を、エリートじゃない僕が倒します」


▼第3試合 第24回NBT フェザー級決勝 3分3R
亀井晨佑(パラエストラ八王子/65.65kg)
VS
DARANI DATE(Team DATE/65.65kg)

亀井「パラ八に初のネオブラトロフィーを持ち帰ります」

DARANI DATE「インド王族武術家として、しっかりトーナメントを制します」


▼第4試合 ウェルター級 3分3R
丸山数馬(TEAM LTDR/76,9kg)
VS
脇本恭平(T-Rex Jiu-Jitsu Academy/77.2kg)

丸山「実力を発揮してKO勝ちします」

脇本「得意のジャーマンで倒します」


▼第5試合 フェザー級 3分3R
木村一成(パンクラスイズム横浜/65.95kg)
VS
冨田翔市(パラエストラ東大阪/65.95kg)

木村「集中砲火」

冨田「大阪から出て来た大阪の強い選手を見せます」


▼第6試合 ライト級 3分3R
小林 裕(フリー/70.75kg)
VS
高橋 弘(パンクラスイズム横浜/70.35kg)

小林「俺たちのプロレスリング、俺たちのメタル魂をとくと見て感じろ」

高橋「自分を信じて闘います」


▼第7試合 バンタム級 5分3R
林 大陽(CAVE/61.45kg)
VS
ジョアウン・サダーニャ(CERRADO MMA/60.55kg)

林「今、燃えています。目ですか?(※右目の下に打撲痕があり、白目が充血している)練習中にやりました。でも、ちょっと色がついちゃったな、という程度で、全然大丈夫です。気合いの印です!

 相手は、映像を見ました。強いですね。でも、石渡(伸太郎)先輩に対策を立てていただいて、色々アドバイスをいただいてやって来ました。強い相手だけに、自分の実力を知ってもらういい機会だと思っています。
 対策や練習ですか? それは明かせません。でも、一言でいえば、これです(左胸を叩く)。

 年内にランキングを上げて、パンクラスの中で自分の価値や存在感を高めたいです。チャンスがあれば、どんどん食らいついて、壁でも崖でも登ります!」

サダーニャ「アナコンダチョークを極めるので見てください」


▼第8試合 セミファイナル ストロー級 5分3R
三浦彩佳(TRIBE TOKYO M.M.A/52,3kg)
VS
クリス・マクファー(Yeam Macfer/52.2kg)

三浦「今回は初回でパスできて嬉しいです。今回は3 〜4ヶ月かけて体調管理をしたので、水抜きも1kgもないぐらいで余裕でした。今朝もご飯を食べて来たくらいです。コンディションはバッチリで、ずっと調子がよかったですし、パワーが落ちることもありませんでした。

 相手は寝技の選手だと聞いていたんですけど、見てみたら打撃の選手でした。なので、打撃対策をしっかりして来ました。それから、階段ダッシュも取り入れて、打撃が変わったと思います。自分でも変わったなとわかりますし、動きが軽くなったとみんなにも言われます。そこを見てもらえたら嬉しいです。
 階段ダッシュは愛宕神社でやりました。3往復を5セットくらいやって。サラリーマンの人が見ている中で(笑)。前は神田神社でやっていたんですけど、あそこより段数は多いと思います。自分の嫌いなこと、苦手なことをやっていこうと思って、ダッシュを取り入れました。愛宕神社の階段は「出世の石段」っていうんですよ。出世しますようにと願いながら頑張りました(笑)。怪我もなくやりきれて、今までとは違うぞというところを出したいです。

 まだ先のことですが、いつかまたヴィヴィアニ選手とやってみたいです。以前闘ったとき、格が違うなという感じがありました。それは、しょっぱなから分かりました。1Rでスタミナがきれてしまって、もう少しやりたかったですし、またもう一度やりたいです。女子選手は少ないので、チャンスはあると思います。まずは明日、できることを精一杯やって、いい試合を見せたいです」

マクファー「減量にも苦労することなく、今、すごくいい気分。パンクラスに参加できて、とても嬉しいです。
 私にとって試合とは、戦争ではなく『学び』です。明日は三浦選手と格闘技について新しい何かを学べることを楽しみにしています。三浦選手のビキニについてですか? 特にないです。普通です。私は小さな服で計量で見せることはありません。私にとって試合とは、あくまで闘うことです。この試合のために一所懸命練習して来ました。私自身のためだけでなく、チームや生徒、そしてブラジル、全てを背負って闘います。この試合は、私のキャリアで最大の一戦です。

(なぜ、そんなにストイックなのですか?)うーん、もともと真面目な性格で、真面目に生きて来ましたが、やはり格闘技を始めたことは大きかったです。同上にはたくさんの人が来て、それぞれの人生があり、そのそれぞれの人生を交換する場だと感じています。そういう中で、自分の考え方もより確立していきました。
 また、道場には小さな子どもたちも通っています。その子たちを見ていると、ストレートで、正直で、純粋だなと思います。その中で練習しているということも大きいかもしれません。
精神は、日々の鍛錬の表れだと思います。人は見た目ではなくて、性格や心です。自分がいかにしっかりしているかが大切だと思います。様々な武道をやっていく中で培われた精神性も、明日はお見せできればいいと思います」


▼第9試合 メインイベント フェザー級 5分3R
田村一聖(KRAZY BEE/65.7kg)
VS
中島太一(パラエストラ東京/65.8kg)

田村「メインイベントなので、盛り上がるいい試合をします。勝ちます!」

中島「最初から最後まで、全力でぶっ潰しにいきます」

なお、今大会はAbema TV、UFC FIGHT PASS ,TOKYO MXにて生中継される。

(写真・文/佐佐木 澪)

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