【試合詳細】8・27  PANCRASE品川インターシティホール大会 【NBT決勝フェザー級】栁川唯人vs高田寛也 【NBT決勝フライ級】山崎聖哉vs眞藤源太 【NBT決勝ストロー級】寺岡拓永vs増田大河

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『NEO BLOOD! 5』
日程:2023年8月27日(日)
開始:12:30
会場:品川インターシティホール

▼第1試合 フライ級 5分3R
●田代悠生(パラエストラ千葉)
1R 1分31秒、リアネイキッドチョーク(タップアウト)
○柴山鷹成(G-face)

▼第2試合 バンタム級 5分3R
●苫佑我(YEAM URESPA)
1R 4分31 秒、リアネイキッドチョーク(タップアウト)
○小山敬司(パラエストラ八王子)

▼第3試合 ストロー級 5分3R
●孫悟空DATE (Team DATE)
判定0-3
○織部修也(CAVE)

▼第4試合 フライ級 5分3R
○山崎蒼空(マッハ道場)
判定3-0
●伊藤勇輝(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第5試合 バンタム級 5分3R
●鬼神光司(CAVE)
2R 0分14秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
○宮島夢都希(KRAZY BEE)

▼第6試合 バンタム級 5分3R
●水永将太(mma ranger gym)
2R 1分57秒、アームバー(タップアウト)
○谷内晴柾(Blue dog gym)

▼第7試合 バンタム級 5分3R
●木本海人(CAVE)
1R 1分35秒、KO(スタンドのパンチ)
○嶺大基(KRAZY BEE)

▼第8試合 フェザー級 5分3R
○加藤泰貴(RODEO STYLE)
判定3-0
●工藤修久(禅道会 小金井道場)

▼第9試合 バンタム級 5分3R
○高木徳三(NATURAL 9)
判定3-0
●増田怜央(KING CRAFT)

▼第10試合 フェザー級 5分3R
●望月貴史(BRAVE GYM)
判定0-3
○岡田拓真(リバーサルジム横浜グランドスラム)

▼第11試合 ストロー級 5分3R
○重田ホノカ(パラエストラ柏)
1R 4分40秒、膝十字固め(タップアウト)
●ソン・へユン(KOREAN TOP TEAM)

▼第12試合 ライト級 5分3R
○吉村天弥(和術慧舟會HEARTS)
1R 0分29秒、TKO(グラウンドのパンチ→レフェリーストップ)
●木村裕斗(パンクラスイズム横浜)

▼第13試合 第29回ネオブラッド・トーナメント 準決勝戦 バンタム級 5分3R
●小原 とうや(パラエストラ柏)
1R 1分27秒、KO(スタンドのパンチ)
○菅歩夢(宇留野道場)
※菅が決勝に進出。

▼第14試合 第29回ネオブラッド・トーナメント 準決勝戦 バンタム級 5分3R
●漆間將生(KRAZY BEE)
判定1-2
○坂本瑞氣(RIGHT THING ACADEMY)
※坂本が決勝に進出。

▼第15試合 第29回ネオブラッド・トーナメント 決勝戦 ストロー級 5分3R
○寺岡拓永(ROAD MMA GYM)
判定3-0
●増田大河(セルフディフェンスアカデミー)
※寺岡がストロー級優勝。

▼第16試合 コーメイン 第29回ネオブラッド・トーナメント 決勝戦 フライ級 5分3R
○山崎聖哉(BRAVE)
判定3-0
●眞藤源太(KINGCRAFT)
※山崎がフライ級優勝。

▼第17試合 メインイベント 第29回ネオブラッド・トーナメント 決勝戦 フェザー級 5分3R
○栁川唯人(K-PLACE)
1R 1分40秒、腕十字固め(タップアウト)
●高田寛也(パラエストラ札幌)
1R 1分40秒、腕十字固め(タップアウト)
※栁川がフェザー級優勝。

ネオブラッド・トーナメントはフェザー級で栁川唯人、フライ級で山崎聖哉、ストロー級で寺岡拓永が制覇!バンタム級決勝は菅歩夢vs坂本瑞氣!

第1試合

 1R。田代がタックル。これを潰した柴山が上に。さらにサイドポジションへ。バックに回って殴る。
 田代は回って立った。しかし柴山はバックを取っている。倒して首を狙う! きれいに極まり、田代がタップ。

第2試合

 1R。苫がロー。小山はタックルからケージへ押し込む。苫はヒザ、カカトで抵抗。いったん離れてお互いパンチ、蹴りを出し合う。
 小山がタックル。テイクダウン。苫は背中を向けて立とうとする。小山はチョークを狙う。背中に乗った。苫は右腕をはさんで防いでいるが、小山が腕を抜いた。防がれたが、小山は再度首を取り直す。今度は極まり、苫がタップ。

第3試合

 1R。孫悟空がサイドキック。織部はロー。ケージ際で組み付く。孫悟空はカカト連打、織部はヒザ連打。脱出したい孫悟空だが、織部はしっかり捉えている。しかし孫悟空は倒されることは防いでいる。
 織部が足をかけて倒した。体を離すと孫悟空が蹴り上げ。織部はかぶさるが、孫悟空が立ち、織部が再びケージへ押す。なんとか入れ替えた孫悟空。しかし織部がすぐに戻し、ヒザ連打で終了。
 ジャッジは3名ともに10-9で織部。

 2R。パンチで前に出る織部。組んでケージへ押し込む。回して倒しマウント! しかし孫悟空がひっくり返した。
 織部はケージを使って立ち、再びケージへ押し込む。ヒザ。カカトを入れ、入れ替える孫悟空。織部はすぐ倒した。なんとか立つ孫悟空だが、また押し込まれてしまう。
 こらえる孫悟空を倒した織部。孫悟空は尻もち状態に戻すが、織部は殴りながら押し込んで倒す。ヒジ。
 下から首を狙う孫悟空。織部は頭を抜き、ハーフからパウンド、肩パンチで終了。
 ジャッジは3名とも10-9織部。

 3R。織部がパンチで出る。孫悟空は左ハイキック。しかし、織部が組んでケージへ。ヒザを打ち込む。孫悟空もヒザ。倒したい織部だが、膠着状態となりブレイクがかかった。
 孫悟空がサイドキック。織部はパンチで出てケージへ押し込んだ。孫悟空が入れ替えるが、織部が戻してヒザを打ち込む。
 離れた孫悟空がプレッシャーをかけると、織部は「来い!」のジェスチャー。パンチで出てケージへ押し込む。お互いヒザを入れ合う。
 孫悟空はアッパーを入れて離れ、蹴りを放つが終了。
 ジャッジは3名30-27、3-0で織部が勝利。

第4試合

 1R。山崎がロー。ローから左ジャブ。伊藤が右パンチ。山崎はパンチからタックル、ケージへ押し込む。後方に投げてバックを取る。背中に乗った山崎。殴る。抵抗する伊藤。ピッタリついた山崎が首を狙う! 伊藤は腿にヒジ連打、首を抜いた。
 山崎は背中から降りるが、まだバックを取っている。叩きつけて鉄槌。殴りながら再び首を狙う。バックマウント。殴りながらチャンスをうかがうが終了。
 ジャッジは3名10-9で山崎。

 2R。山崎が左ハイキック。伊藤パンチ。山崎はパンチからケージへ押し込む。伊藤はヒジ、ヒザ。さらに押し込む山崎、立ちたい伊藤。山崎がバックを奪い首! 伊藤はヒジ連打。山崎はいったん外したが、殴りながら再び首を狙った。伊藤はヒジ、殴るが脱出できない。
 残り1分。山崎が首を取り直した。バックを取ったまま殴り、機会を狙うが、伊藤が抵抗し切って終了。
 ジャッジは3名10-9山崎。

 3R。パンチで出る伊藤を捕らえ、山崎がケージへ押し込む。さらに倒してバックマウント。殴り、ヒジを落とす。苦しい伊藤。山崎は逃さない。ヒジ、鉄槌を連打する。首を狙うが、タイムアップ。
 ジャッジは3名30-27、3-0で山崎。決めきれなかったものの、相手にほとんど何もさせず完勝。

第5試合

 1R。パンチ連打の宮島。鬼神はパンチから組む。宮島はヒザ、パンチから回って鬼神をケージへ押し込む。ケージから離れた鬼神だが、宮島はヒザを入れてケージへ押し込んだ。ヒザ、足踏み。入れ替えたい鬼神との力比べ。
 入れ替えた鬼神。宮島に入れ替えさせない。宮島のヒザが効いたが、ケージへ押し込む。殴りまくる宮島。鬼神が押し込んでいるが、終了。
 ジャッジは3名10-9宮島。

 2R。プレッシャーをかける鬼神。宮島のヒザが効いた!ダウン! 追撃に入る宮島をレフェリーが止めた。

第6試合

 1R。お互いロー。プレッシャーをかけ合い、パンチ、ローを出していく。谷内が前蹴り、パンチ。水永もパンチ。谷内が組むが、すぐ離れた。ロー。谷内がパンチで出ると、水永が右パンチ。谷内がカーフキックからパンチを当てて終了。お互い攻撃はしているが、谷内が手数を出している。
 ジャッジは3名10-9谷内。

 2R。谷内が積極的に攻める。パンチの隙をついて組みついた水永。ケージへ押し込み、バックに回る。谷内は腕を狙い、そのまま転がるとアームバー! ガッチリ極まり、水永がタップ。

第7試合

 ゴング前から目線を合わせ、バチバチ火花を散らす両者。
 1R。まずは距離を取り様子をうかがう。木本が右パンチ。嶺が右パンチ2発。木本がロー、右ハイキック。嶺が飛び込み、右フックがヒット! 木本は仰向けに倒れダウン!
 衝撃のKOで嶺がプロ初勝利を挙げた。

第8試合

 1R。加藤が遠いロー。工藤が両足タックルからケージへ押し込む。加藤はすぐに立つが、工藤はバックに回る。加藤は相手の手首をつかんでいる。手首を抜きたい工藤は組んだままロー。後ろへ倒すが、素早く起きてかぶさる。殴って終了。
 ジャッジは2名が10-9工藤、1名が10-9加藤と割れる。

 2R。組みついて後ろへ倒して加藤。ハーフマウント。腕を狙うが外れてしまう。殴る、工藤はガードに戻している。上体を起こして殴る加藤。工藤は上体を引き付ける。
 上体を起こす加藤、また引き付ける工藤。残り1分。加藤がボディを殴るが、進展なく終了。
 ジャッジは2名が10-9加藤、1名が10-9工藤。

 3R。加藤がタックル、工藤が引き込むようにして下になる。工藤は右腕を取っていたが、加藤が外した。ボディを殴る加藤。上をキープして殴り続ける。しかし加藤、やや消耗しているか。
 工藤が立ってケージへ押し込んだ。左腕を取るが、加藤は鉄槌。
 残り30秒。加藤がバックを奪うが、攻めきれず終了。
 ジャッジは2名29-28、1名が30-27、3-0で加藤が勝利。
 加藤51歳、工藤48歳のベテラン同士の対戦。若い選手とはまた違った、大人の意地と意地がぶつかる熱い一戦だった。

第9試合

 1R。両者ロー。前に出る増田。高木、強烈なロー。高木の速いボディ。増田はロー、左ジャブ。高木右ボディ。増田の右パンチがヒット、効いた! グラついた高木だが、出てきた高木に組みつテイクダウン。サイドポジションに。さらにハーフマウント。しかし増田はガードに戻す。
 また高木がハーフマウント。ケージへ持っていく。増田がケージ際で立ち、テイクダウンを狙うが高木がこらえて終了。
 ジャッジは3名10-9高木。

 2R。お互いパンチ。高木の右がヒット、増田がグラつく。高木が組み付きケージへ押し込むと、増田はヒザを打ち込む。
 高木が離れてハイキック、ロー。増田右ミドル。高木が右ストレート、ミドルと攻める。増田もパンチと蹴りを返す。増田が片足タックルからバックマウント。
 残り60秒。抜けられない高木。高木は増田の両腕を脇にはさみ、パンチを打たせない。終了。
 ジャッジは2名10-9高木、1名10-9増田。

 3R。増田がロー。高木は足をつかもうとするが取れず。右パンチ、左ロー。
 増田がタックルからケージへ押し込む・足をかけて倒したいが、高木が入れえコーナーへ持っていく。ゆっくり押し込む高木。片足をつかむ。高木は尻もちをつかせるが、増田は立つ。増田が投げようとするが、高木がこらえたところで終了。
 ジャッジは2名30-27、1名が29-28の3-0で高木が勝利。

第10試合

 1R。望月が強いパンチ。岡田もパンチを返す。望月の蹴りがローブローとなり、タイムストップ。すぐに再開された。
 岡田が右ミドル。その蹴り足を取った望月。ケージへ押し込むが離れる。
 望月が右ミドル、左パンチ。岡田がタックル、ケージへ押し込むが、望月が入れ替えた。岡田パンチ、ロー、足踏み。ボディを殴ると足をかけて入れ替える。
 しかし望月はすぐ戻す。望月がテイクダウンしようとすると、岡田が倒れ際に入れ替えて上となる。殴る! 望月は上体を引きつけ気味。岡田が立つと望月が蹴り上げ。岡田がパンチを落とし、かぶさったところで終了。
 ジャッジは3名10-9で岡田。

 2R。お互いパンチ、蹴りを出していく。望月、左右パンチ。しかし岡田がテイクダウン、マウント。ボディを殴る。さらにパウンド! バックに回る。
 起き上がりたい望月。岡田がパウンドから首を狙うが外す。暴れる望月だが、岡田は逃さない。
 しかし、岡田が上に。さらに立ってパンチを落とす。バックマウント! 残り30秒、岡田が殴って終了。
 ジャッジは3名10-9岡田。

 3R。プレッシャーをかけていく望月。岡田が投げてテイクダウン! 回ってバックを取る。望月は手首をつかんでいる。岡田が手首を外すとチョークを狙う。しかし、望月が脱出。岡田は腕十字を狙うが、これは抜けてしまう。
 残り1分。岡田は再び腕十字を狙うが、望月が腕を引き抜いて立つ。脱出したものの、残り40秒は攻められず終了。
 3名ともに30-27、3-0で岡田の勝利。最後は決めきれず判定となったが、熱く見応えのある一戦となった。

第11試合

 1R。開始直後、握手しようとしたソンに付き合わず、重田がいきなり片足タックルの奇襲。ケージへ押し込むが、離れた。
 パンチで前に出る重田。片足タックルでケージへ押し込む。左足を引いてテイクダウン! ハーフマウントからヒジ連打。ソンも殴る。
 重田が片足パス。亀になったソン。バックマウント。前に倒れながら押し倒し、背中に乗る。立ったソンをジャーマンで投げた! バックを取る。
 残り30秒。重田がバックから腕十字! ガッチリ極まり、ソンはたまらずタップ。
 相手に何もさせず、重田が一本取って快勝。

第12試合

 1R。吉村がワンツー、カーフキック。木村は膝から組もうとするも切られてしまう。吉村がパンチ! 木村は尻もちをつくように後ろへダウン。追撃に入ろうとした吉村をレフェリーが止めた。

第13試合

 1R。小原がロー。菅はロー、右ハイキック。小原の蹴りがローブローとなりタイムストップ。すぐ再開された。
 菅の右パンチがヒット、小原がダウン! レフェリーがすぐに両者を分けた。

第14試合

 1R、パンチで出て組み付く坂本。漆間が入れ替えた。お互いに入れ替え合うが、漆間が突き放す。漆間は組み付くが、坂本がケージへ押し込む。倒したい漆間、こらえる坂本。坂本が倒したが、漆間すぐ立った。坂本バックを取っている。漆間が正対してケージへ押し込み投げた! しかしすぐ立つ坂本。
 漆間がケージへ押し込むと、入れ替え合う。また漆間が突き放した。
 残り30秒。漆間がケージへ押し込み、坂本がヒザを入れて終了。
 ジャッジは3名とも10-9漆間。

 2R。漆間がロー。坂本がパンチで出るが、漆間もらいながらケージへ押し込む。入れ替えた坂本。テイクダウンは出来ずバックに回った。漆間はチョークの体勢。ケージへ推してヒザ! 位置を変えて外した坂本がバックマウント。から上に。漆間は尻もちの体勢。乗っていく坂本。
 漆間が正対してケージへ押し込む。漆間やや消耗しているか。しかし殴り合いに。漆間が両足を取って引く。パンチで出た漆間だが。坂本のパンチが効いた。ひざをつくが、そのままタックルに入る。坂本は立つが、漆間が押し込んで終了。
 ジャッジは2名が10-9坂本、1名が10-9坂本。

 3R。坂本のパンチがヒット! 漆間もパンチ。さらに組んでケージへ押し込む。ヒザ。
 坂本が投げて上に。漆間は左目のあたりをカット、出血している。しかし漆間、立って入れ替えた! ヒザ。坂本の両ひざの周りは真っ赤になっている。
 坂本が立って離れパンチ。しかし、ここで漆間にドクターチェックが入る。再開。
 坂本がパンチ。漆間は組んでケージへ押し込む。入れ替えた坂本が投げて上を取る。サイドポジション。
 残り20秒。漆間がヒジ、パンチを入れたところで終了。
 ジャッジは2 名29-28坂本、1名が29-28漆間。2-1で坂本がギリギリの勝負を制した。

第15試合

 1R。フェイントをかける寺岡。パンチから組んでケージへ押し込む。肩パンチ。増田が入れ替えた。寺岡ヒザ連打、側頭部を殴る。入れ替えてケージへ押し込んだ。また戻す増田。寺岡はヒジ連打、さらにヒザ。増田はケージへ押すが、寺岡が入れ替えて離れた。
 寺岡右ハイキック。増田も右ハイキックを返し、距離を縮めてバックを奪った。寺岡が前に落としたところで終了。
 ジャッジは3名10-9で寺岡。

 2R。お互い距離を詰めてパンチ、蹴り。寺岡がパンチからケージへ押し込む。増田はヒザを打ち込む。両者立ち、殴る寺岡、ヒザ連打の増田。
 残り1分。増田がヒザを打ち込むが、入れ替えは出来ない。寺岡ボディ、増田ヒザで終了。
 ジャッジは3名10-9で寺岡。

 3R。増田がロー。増田の右ジャブがヒット。ケージへ押すが離れた。パンチ、ローと攻めていく。寺岡もパンチから組んでケージへ。片足をつかむ。増田ヒジ、パンチ。しかし寺岡がテイクダウン! 増田はオープンガード。殴る。
 ケージを使い立ち上がった増田。推していく。剥がしたい寺岡が倒して上に。ハーフマウント。増田が半身回ると寺岡がバックマウント。」
 残り60秒。寺岡は鉄槌。両者立つと寺岡がケージへ押す。さらに倒して上に。残り20秒。寺岡がパウンド連打で終了。
 ジャッジは3名30-27、3-0で寺岡がNBT王者に輝いた。

第16試合

 1R。眞藤がパンチ、ローを先に出していく。山崎バックブロー。眞藤が跳びヒザを放つと捕らえてケージへ押し込む。背中をつけさせた。しかし眞藤すぐ立ち上がった。
 プレッシャーをかける眞藤。山崎の蹴りがローブローとなりタイムストップ。再開。
 山崎がパンチで出るが、今度は指が眞藤の目に入りタイムストップ。ドクターチェックが入り再開。
 眞藤が跳びヒザ! さらに右パンチがヒット。距離を詰めてくる山崎、距離を取りながら打撃を放つ眞藤。眞藤のジャブが山崎の目に入ってしまいタイムストップ。すぐ再開された。
 眞藤右フック。山崎も圧力を感じるパンチを返す。ケージ際で組んだ山崎が、残り10秒で投げて倒した! 眞藤蹴り上げ。山崎がかぶさってパウンドを落としたところで終了。
 ジャッジは3名10-9で山崎。熱い試合に会場はヒートアップ。

 2R。山崎がパンチで出る。右フックがヒット! 眞藤は後退するが、ケージ際で左右フック。パンチで前に出てくる山崎。眞藤は距離を取りつつパンチを返す。
 ケージ際へ押し込む山崎。投げたい。こらえる眞藤。山崎倒した! サイドからヒジを落とし、マウントから腕十字を狙う。しかし眞藤外してバックに回る。さらにバックマウント。
 山崎、抜けて首を狙うが、これは極まらず。両者立ち上がり、離れた。
 残り1分。お互いロー、パンチ。山崎がバックブロー。眞藤は跳びヒザ、「来い!」とアピール。山崎がパンチを放ち終了。
 ジャッジは3名10-9山崎。

 3R。両者の熱戦に興奮する会場。山崎が蹴り。圧力がある。さらに蹴り、パンチ。眞藤は左右ジャブ、ヒザから跳びヒザ。
 山崎左ジャブ。さらに組みついてテイクダウン! パウンドを落とす。こするようなヒジを入れる眞藤。
 残り2分。苦しそうな眞藤。しかし抜けて立った! 会場から拍手が起こる。
 しかし、ここでタイムストップ。山崎が左目あたりをカットしている。ドクターチェックののち再開。山崎は下がらず出ていく。眞藤が左右のパンチ連打をヒットさせる、山崎も打ち返して終了。
 ジャッジは3名30-27、3-0で山崎がNBT優勝をもぎ取った。
 お互いの気持ちの強さ、意地のぶつかり合いが会場を熱くさせた。途中、トラブルはあったが、お互いの爽やかな態度にも好感が持てた。これこそネオブラッドというイキのいい試合だった。

第17試合

 1R。開始直後、いきなり跳びヒザを放った栁川。ケージへ詰めていく。高田はパンチを振り出ていき組む。栁川が投げてテイクダウン! しかし、高田が倒れ際に入れ替えて上になっている。パウンドを落とす。
 栁川は下から腕十字を狙う。高田は外して鉄鎚を連打。栁川、下から三角狙いか。鉄鎚を打ちながら腕に切り替えると極まった! 高田がタップアウト。
 栁川が一本勝ちで優勝を決めた。

栁川「NBTフェザー級で優勝しました栁川唯人です! 今日これで僕は世界ランキングに入ったんで、世界を獲りに行きます。ついてきてください。
 1 つ言いたいことがあります。友達でサッカーをやっている奴が、もう二度とサッカーができなくなってしまいました。当たり前の日常は当たり前じゃないんです。今に感謝してやっていってほしいです。
 自分も、これが当たり前だと思うんじゃなくて、感謝してやっていかないといけないと思ってます。
 まだまだこれからもっと練習して、もっと強い奴らを倒してチャンピオンになります。皆さん、ついてきてください!」

 一本、KOが続出し、見応えのある内容となった大会だった。
 さらに、NBTはどの試合も気持ちが伝わる熱い試合となり、惜しくも準優勝となった選手にも大きな拍手が送られた。
 全試合終了後、今年3月にミドル級優勝を決めていた佐藤龍汰朗(坂口道場一族)も加わり表彰式が行われた。廣瀬隆司・パンクラス評議委員長からトロフィーを渡された優勝者たちは弾ける笑顔でトロフィーを胸に抱き、感激を噛みしめていた。長いトーナメントを走り切った選手たちに大きな拍手を送りたい。
 残すはバンタム級のみ。決勝に進んだ菅歩夢、坂本瑞氣の熱戦が楽しみだ。

(写真・文/佐佐木 澪)

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