前田吉朗が引退興行で砂辺光久、北方大地、稲垣克臣と3種のルールでエキシビジョン!前日計量は全員初回パスで気合十分!
4月9日、大阪市浪速区のパンクラス大阪にて、『前田吉朗 引退興行』(4月10日、大阪・梅田ステラホール)の前日計量が行われ、全選手が初回パスした。
今大会は、長く格闘技界で活躍した前田吉朗の引退興行として開催される。
前田は、2003年、稲垣組1 期生としてグランキューブ大阪大会でデビュー。破竹の11連勝で一躍注目選手となった。2006年にはパンクラス初代フェザー級KOP、主戦場をDEEPに移してからは、2012年、第3代DEEPバンタム級王座を獲得している。
このほか、PRIDE、WEC、DREAMにも参戦し、そのスピード感溢れるファイトスタイル、確かな技術で日本の軽量級を牽引してきた。
2014年、VTJに初参戦。2016年から修斗を主戦場とし、3本目のベルト獲得を目指したが叶わず。怪我の影響もあり、引退を決断した。
引退興行では、盟友でありライバル・砂辺光久(キックルール)、後輩であり教え子の北方大地(グラップリングルール)、師匠である稲垣克臣(パンクラス旗揚げルール)と、エキジビションとはいえ3試合に臨む。
長くパンクラスを見てきたファンには、相手選手、そしてルールに、大袈裟でなく涙を禁じ得ない人もいるのでは。
しかも、会場は、初期のパンクラス大阪大会で使われていた梅田ステラホールだ。同会場で格闘技の大会が開催されなくなって久しいが、前田吉朗の引退興行とあれば、ということで特別開催となった。
このほか、中村晃司が4年ぶりの復帰、また、前田吉朗と同じく稲垣組1期生・藤原大地が、なんと14年ぶりにパンクラス大阪の舞台に上がり、花を添える。
「ハデにぶちかましますよ!」と意気込みを語った前田。最後の花道を多くの人に見てもらいたい。
『前田吉朗 引退興行』
日程:2022年4月10日(日)
開始:17:00
会場:大阪府・梅田ステラホール
▼第1試合 DEEP公式戦 フライ級 5分2R 肘なしルール
亮我(総合格闘技ゴンズジム/56.50kg)
VS
梅永海世(パンクラス大阪/56.75kg)
▼第2試合 DEEP公式戦 バンタム級 5分2R
延命そら(TEAM FAUST/61.50kg)
VS
フェルナンド(Pitbull Brothers/61.35kg)
▼第3試合 PANCRASE公式戦 バンタム級 3分3R
山﨑鼓大(BLOWS/61.60kg)
VS
上田祐起(総合格闘技道場Reliable/61.15kg)
▼第4試合 PANCRASE公式戦 フェザー級 3分3R
中村晃司(パンクラス大阪稲垣組/65.85kg)
VS
堂園 悠(修和館/65.75kg)
▼第5試合 PANCRASE公式戦 バンタム級 5分2R
藤原大地(UBF/61.00kg)
VS
MG真介(パラエストラ東大阪/61.15kg)
▼第6試合 PANCRASE公式戦 ライト級 5分3R
木村俊也(BLOWS/70.15kg)
VS
林RICE陽太(パラエストラ森ノ宮/69.85kg)
▼第7試合 セミファイナル DEEP公式戦 5分3R
潤鎮魂歌(HARVEST/52.20kg)
VS
木戸脇 広樹(GSB MACS/52.15kg)
▼メインイベント エキジビションマッチ① キックボクシングルール 2分1R
前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER)
VS
砂辺光久(reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE)
※エキジビションマッチのため計量なし
▼メインイベント エキジビションマッチ② グラップリングルール 2分1R
前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER)
VS
北方大地(パンクラス大阪稲垣組)
※エキジビションマッチのため計量なし
▼メインイベント エキジビションマッチ③ パンクラス旗揚げルール 2分1R
前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER)
VS
稲垣克臣(パンクラス大阪稲垣組)
※エキジビションマッチのため計量なし
(写真・吉田了至/文・佐佐木 澪)