【会見】アイスリボン横浜文体大会に向け選手たちがドレスアップして登場!各選手が意気込みを語り試合前に火花を散らす!
5日、東京都某所にて『アイスリボン横浜文化体育館大会』に向けての会見が行われ、全対戦カードの発表とともにドレスアップした選手たちが登場し意気込みを語った。
アイスリボンスタッフ
紫雷美央「選手だけではなく、アイスリボンスタッフも今回とてもとても気合が入っております。その証拠に、子供にさえもこんな洋服を着せて会見に臨むくらい気合が入っております。そしてレフェリーリングアナからしっかりコメントを出したいということで、まずはバニー及川レフェリーからのコメントです」
バニー及川(代読)「自分にとって人生初の横浜文体。最初で最後の文体です。悔いのないよう、アイスリボンのレフェリーとして大舞台を成功させられるように頑張りたいと思います」
斉藤一二三(代読)「佐藤淳一レフリー引退後、はじめての大きな大きな大会なので、とても緊張しておりますが、淳一レフリーの教えを胸にしっかり裁いていきたいです」とコメント
紫雷美央「私の方も、アイスリボンのレフェリーとして出産後も皆とともに歩んできました。アイスリボンの選手一同がとてもとても頑張ってきたの間近で見てます。私も今までの経験を選手たちに伝授して、みんながしっかり横浜文体の舞台を怪我なく胸張っていリングを降りられるように支えていきたいと思います」
はらあい「私は横浜文体は過去には一度観客として訪れたきりでございます。実はまだ『大舞台に挑むんだ』っていう実感が出来ていません。そこで私も選手と同様、自分に対して課題を出すことにしました。今回の横浜文体、開場14時、開始は15時ということで1時間あります。その1時間の間に流すBGMのプレイリストを私の手で作って参ろうと思います。テーマはすでに決まっています。テーマは“高揚”、“向上心”、“愛”です。この3つのテーマを持って皆さんに楽しんでいただける、プロレスでハッピーを感じていただける、そんな助けになれるBGMを作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします」
千春「後輩のはらあいリングアナウンサーが立派なコメントをした後でちょっとドキドキ緊張しております。私の目標は文体までにあと3kg痩せることです。当日は、今年9月に引退をします安室奈美恵さんのような衣装を着て挑みたいと思っております。ちょっと今の体型では安室奈美恵さんのようなお洋服は着られないので。そして選手の心のケアをしていきたいと思います」
第1試合
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[グリーンピース]弓李/尾崎妹加(フリー)/安納サオリ(Beginning)/本間多惠(Beginning)
vs
テキーラ沙弥/松屋うの/星いぶき/進垣リナ(K-DOJO)
多恵(代読)「グリーンピース、安納が入ってもグリーンピース。荒れ狂ったスタートだった私達が同じ勝利に向かいます。勝気しかしません。アイスの皆さんがやっているハッシュタグ“#私にとって文体とは”をお借りして、私にとって文体とは『はじめまして、そして、またねと誓う場所』」
安納(代読)「正直私は知らない間にうちの本間と弓李たんは仲良くなってて、マイクも3人で一緒にグリーンピースって。私グリーンピース食べるの苦手ですし、置いてけぼりですし……。でも弓李さんには謝ります。いろいろちょっかい出してごめんなさい。でもまだちょっと気まずいです。どう接したらいいのでしょう。このアイスさんの横浜文体大会で答えが見えたらいいなと思います」
うの「自分にとってはデビューしてはじめての文体大会になります。出るからには結果を残したいと思っております。文体までに自分は、今よりも更に強くなって試合に臨みたいと思っています。関節技をもっと磨くという課題もありますし、今以上に体力、スタミナを付けて万全な状態で試合に臨みたいと思っております。タダの仲良し4人組には負けたくはありません。私はグリーンピ-スが大嫌いで!年上の後輩のことナメないでください。最後に文体に向けて5・7・5を詠みたいと思います。『この夏は 文体までの ウェディングロード』。以上です」
進垣「KAIENTAI DOJOの進垣リナです。初めて見る方もいらっしゃるかと思いますが、アイスリボンさんでやっているP's Partyにレギュラ-で参戦させていただいております。デビューして3ヶ月ちょっとなんですが、この横浜文体という大きな舞台に読んでいたたでいて本当に感謝しております。しっかり自分の持ち味であるサブミッションを出して、進垣リナっていうのををアイスリボンの方に見ていただければと思います」
いぶき「自分は悔しいです。なぜならGEKOKU娘と安納さん、本間さんが組むことがテーマの試合になっているからです。この4人が組むことは奇跡かもしれないけど、だからなんですか?また元通り仲悪くしてあげます。そして、中学生をナメないで下さい。中3は受験勉強などもあるけど、あってストレスもすごく溜まってます。それなのに大好きなプロレスで主役になれないなんてそんなのイヤです。だから試合でわからせます。覚悟しておいてください」
沙弥「まずはアイスリボンの超ビッグマッチ横浜文体、この大会の成功を左右するかもしれないと言っても過言ではない第1試合、大事な大事な第1試合に出場させていただけることを本当に嬉しく思います。さっき進垣さんから話を頂いたんですけど、私はP's Partyという若手興行のプロデュースをさせていただいております。そしてこの4人はP's Partyのレギュラー参戦メンバーでございます。特に進垣リナ選手はKAIENTAI DOJOから、他団体から定期的に参戦していただいているということで、先輩方からもすごく評価が高くて、私もこの間シングルマッチをさせていただいたときに『すごいカッコいいな』と思ったので、ぜひ本戦にも出てほしいなって思ったので、推薦させていただきました。第1試合から盛り上がってP's Partyの力を見せつけていきたいと思いますので、応援よろしくおねがいします」
妹加「この4人で組めることが、本当に本当に信じられなくて、私は、もとActwres girl’Zにいました。そこを辞めてフリーで今アイスリボンさんにレギュラー参戦させていただいています。ご縁があってまたActwres girl’Zと関わることがあったんですけど、やっぱりギクシャクしたまま、私も向こうも気まずいなって思ってる中で、私には新しい場所で弓李さんというパートナーができて、こっちでなんか……なんていうんですか?楽しくやれてて、新しい道を進んでたんですけど、ひょんなことからActwres girl’Zとの抗争があり、そこがやっと解決して4人横に並んでいられるというのは本当に本当に嬉しくて、なんかどうでもいいとかさんざん言ってますけど、どうでもいいことじゃないんですよ、ホントに。この試合を見ていただいたら、絶対お客さんにも届くと思います。私たちがどんな思いでここまで歩んできたのか。そして第1試合、私達GEKOKU娘のアイドルとしての活動も、ここで初めて横浜文体でライブをして入場するという形になるので、第1試合からワイワイ盛り上げて私達が主役の試合にしたいと思います、よろしくおねがいします」
弓李「えー、自分とグリーンピース、弓李、尾崎妹加、本間多恵、安納サオリ。自分と本間さん、ホントに最初はお互いのこと嫌いで、すごい髪の毛つかみ合ってTシャツグッチャグチャにして、『何だテメェ』みたいな感じだったんですけど、こうして横浜文体で組めることがすごく嬉しいです。安納さんを置いてけぼりにしてしまったことは自分も謝ります。(明後日の方向を向いて)……ごめんなさい!多分こっちにいる(笑)見えたでしょ?」
妹加「見えた(笑)」
弓李「でしょ?(笑)横浜文体では、げこむす、歌って踊って入場します。本間さんはこないだの後楽園ホール大会で踊ってもらったので踊りは完璧だと思います。安納さんも踊らせましょう!」
妹加「踊らせましょう!」
第2試合
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
希月あおい(フリー)/トトロさつき/朝陽
vs
山下りな(OSAKA女子)/真琴(フリー)/ジュリア
山下りな(代読)「この試合のテーマがパッと思いつきません。だからテーマを作りました。山下りなが一番目立って勝つ!」
希月あおい(代読)「空の色はあおい~!海の色はあおい~!ハッピーメーカー希月あおいです!最初で最後のアイスリボン横浜文体大会、アイスリボン10周年記念大会の文体を目前に今回で最初です。でも最後なんですさいご~~~!!トトロ選手と朝陽選手と組初対戦。トトロ選手と朝陽選手と組み、ジュリア選手との初対戦。アイスリボンにはまだまだいい選手がいるなと感じています。トトロ選手は、以前はあおいファンでよく売店に来てくれました。『プロレスやりなよ~』という会話からアイスリボンに入団し、デビューしたときはビックリしたよ。そんな彼女と文体で組みます。対戦相手にはアイスリボン旗揚げから一緒だった真琴。真琴ともアイスリボンのリングで当たれるの最後かな?この最後というのを思い切り楽しみ、プロレスは楽しいことしか無いんだということを少しでも伝えられたらと思います」
ジュリア「8月26日、横浜文体。ジュリアのためのカードを組んでくださりありがとうございます。朝陽はすごくムカつくんですけど、でも戦ってると闘争心が湧いて、とても気分がいいです。だけど、アイスリボンで試合してて、一ッ番気分が悪いのは、トトロさつきです。トトロさんて、重さと眼力はすごいですよね?でも、重さと眼力だけじゃないですか。その重さと眼力以外なにがあるの?それを取ったら何が残るの?あんたさ、デビューしてから何キロ太ったの?まあ、いい気で入れるのも今のうちだと思っとけよ。文体、自分は朝陽といい試合をして、会場を盛り上げていきたいと思います。なんならトトロからでも希月さんからでも勝ちます」
真琴「はい真琴です。私はプロレスに於いて見た目も実力の一つだと思っていて、その点に関してジュリアさんは素敵な女性ですし、女の私からみてもかっこいい女性だと思います。そしてもうひとりのパートナーの山Pもかっこいい女性だと思うので、私も負けないようにかっこよく。そしてアイスリボンOGとしてどっしり構えてジュリアさんをサポートしたいと思います」
朝陽「皆さん、8月26日、朝陽デビュー1周年記念大会の会見をご覧いただき誠にありがとうございます。さっそくですがジュリアさんとは7月の横浜リボンを終えてから、終える前もなんですけど、寮やプライベートでも目を合わせることもなく、会話もすることなく毎日を過ごしています。別に話したいわけじゃないけど、いま唯一の会話方法は試合をすることかなと感じております。自分はデビュー後からずっと勝ちを取る勝ちを取ると発言していますが、結局未勝利のまま文体へ進んできています。自分は大きな会場でたくさんのお客さんに朝陽の初勝利を見届けてもらいたいと思っています」
トトロ「先程の希月あおい選手の言葉にあったように、実は希月さんが引退されてから、自分がアイスリボンに入団するまで売店などに行かせていただいて色々お話を聞かせていただきました。それがきっかけでアイスリボンを見に行って、入団することになリました。ずっと希月さんとは、組むのでも対角にいるのでも、同じリングに立ちたいなと思っていたので、今回の横浜文大会で同じリングに上がれてすごく嬉しいです。そしてジュリア、体重が増えた、重さと眼力しかない……じゃかぁしいわ!!自分の持ってるもんで勝負して何が悪いねん。今日その重さと眼力で負けたのどこのどいつやねん。8月26日は一番弱いジュリアじゃなくて、真琴さんか山下さんから勝ちます。よろしくおねがいします」
――ジュリア選手は最初『私のためのカード』と仰っていましたが、具体的にどの部分でそう思われたのでしょう
ジュリア「今日の両国KFC大会で自分がこの2人を指名されていただきました。タッグで戦ったんですけど負けました、負けたのはトトロさつきから。だけど、この試合、今日の昼間の試合って、朝陽と自分のためのカードだと思ってたんですね。あんまり関係なかったんですよ、なのに勝っていきなりマイク持って、ガーガー言い出して、『どうしたの?何ムキになってんの?』ってイラっとしたんですよね。そこで思い出したんです。『そういえばアイスリボンで一番ムカつく女はトトロさつきだ』ってずっと思ってたんで。更に闘う気持ち、闘争心が湧き出してきたのは、そこにいるトトロさつきのおかげでもあると思います。ムカつくんで2人まとめて、希月さんもいいですけど、この2人はボコします」
――真琴選手、希月選手のコメントで『アイスリボンではこれが最後』というコメントが有りましたが、そこについては
真琴「多分アイスリボンでは最後になっちゃうんでしょうね。でも私、希月さんとシングルが決まっているので、ここは私はアイスリボンOGとしてどっしりとジュリアさんの初勝利をサポートするのに徹したいです」
第3試合
カード未定も、中島安里紗、TEAM DATEの参戦は決定しており、中島安里紗より届いたメッセージが読み上げられた。
中島(代読)「藤本つかさ10周年、同じ場所で戦うことに意味がある。カードは藤本つかさに任せます。誰が相手でも私がやるべきことは一つ。念のためベストフレンズのコスチュームも用意しておきますね」
第4試合
▼氷結相撲巴戦ベルト争奪タッグマッチ 15分1本勝負
ケンドーカシン(フリー)/鈴木秀樹(フリー)
vs
藤田あかね/未定
藤田あかねは7月の後楽園ホール大会でトライアングル王者となったものの、試合直後に鈴木秀樹がベルトを強奪。この試合はベルトの争奪戦になる旨が発表。さらに藤田組が勝利した場合はベルトは王者の元に戻り氷結相撲事業部は解散。カシン&鈴木組が勝利した場合はベルトは王者のもとには戻らず引き続き氷結相撲事業部は継続され氷結6人同時相撲へと形態を変えて行われる旨が発表された。
カシン(代読)「前略藤田あかね殿。貴殿の今回の行動は女として人としての品格に関わるお粗末な行動にしか見えない。私は貴殿をよく知る、また信頼してきた者として、貴殿のこれからの人生において今回の試合はすごくマイナス、負の遺産にしかならないのではないでしょうか?8月26日、結果が出た後のことをよく考えてみなさい。貴殿にとって良い結果は絶対に出ない確信する。プロレスファンの人はもとより横浜市民の多くの人から白い目、冷たい目でアイスリボン所属選手共々見られることは必定。その名誉を回復することは並大抵のことではない。そんなことよりご自分の主張を正々堂々誰にはばかることなく世に伝える手段はまだ他にもたくさんある。今ならまだ遅くない。すでにやっていることを止めなさい。さもなければまた良くないことが続きます。やってないものはやってないとかしょっぱいことは決して言わないほうがいいし、かかわらないのが懸命ですよ。貴殿の猛省を促し忠告致します。2018年8月5日 ケンドーカシン」
鈴木秀樹(代読)「ベルトを盗んだのは2018年7月8日でした。私は命がけでなんとなくベルトを盗んだんです。ベルト争奪からの約6ヶ月、本当に苦しかったです。もう毎日泣いてばかりいました。私はもう盗もうと思ったんです。尊敬する女将と信頼できないパートナーの松本都に警告文を適当に書いていたんです。でもその時です。ノートを見たんです。すべてを書いてあるノートを私は見たんです」
あかね「……えー、ちょっとあの、一番はじめから説明してもらっていいですかね?(※試合の条件が再び説明される)……それはトライアングルチャンピオンはわしのままということですか?ベルトは戻ってこないけどチャンピオンはわし?」
はらあい「そういうことですね」
(佐藤社長より、鈴木&カシン組が勝利した場合はタイトルはあかね保有のまま形式を変えてタイトルマッチが行われていく旨が説明される)
あかね「そうなんですか?そこはまあいいよ。置いといて……ケンドーカシンの言ってること一ミリもわかんないんですけど意味分かりました?わかりませんよね?あと鈴木秀樹の言ってることも全く分からないんですけど……。一つ分かったことは、あの二人をこれ以上アイスリボンに上げるのは良くないと思う。思いませんか皆さん?ここでベルトを取り返して氷結相撲は解散。そのためにはパートナーですよ。今日、真琴さんに頼んで断られ、アジャさんにお願いしようと思ったらもういなくて。ということで、今から公開オファーを電話でしたいと思います。これホントに言ってないので通るかどうかわからないですけど……」
(あかねがLINEで電話をかけ、スピーカーホンで公開電話が始まる)
???「はい」
あかね「お疲れ様です!お久しぶりです。藤田あかねです」
???「ビンビンハウス新宿歌舞伎町店です」
あかね「……違いますよね?(笑)」
???「ビンビンハウス新宿歌舞伎町店です。1時間800円!」
あかね「……相談する人間間違えたかもしれない」
???「なんだよ深夜2時だよ。こっちは」
あかね「すみません、アメリカではお世話になりました。菊タローさん」
菊タロー「ヤらせてくれる気になったということですか?」
あかね「そういうの今会見中なので止めてもらっていいですか?!会見中なんで!いっぱい来てるんで!」
菊タロー「あー……二人の秘密が公になる時が来たんだね」
あかね「ホントそういうのやめてください!なんもしてないです!色々困るんでホントに!!」
菊タロー「俺、火の無い所にバンバン煙を焚くからさ。俺火の無いところにバンバン焚いてくからこれからも」
あかね「……あの、一旦聞いてもらっていいですか?あのですね、8月26日に、アイスリボンの横浜文体の大会があるんですよ。そして、いろんな事がありまして、ケンドーカシン&鈴木秀樹と戦わなきゃいけないんです。それで自分がチャンピオンなんですけど、ベルトを奪われていまして、返ってこないんで勝たないといけないんですよ」
菊タロー「ほーん。なるほどー」
あかね「で、そのパートナーを探してまして……あんだけ一ヶ月間一緒にいたじゃないですか?お願いできませんかね?」
菊タロー「26日だよね?えっと俺25日がニューヨークのバッファローで試合なので……26日の何時にあんの?」
あかね「午後3時です」
菊タロー「午後3時ということは、午前2時……そうねぇ、夜11時ぐらいに試合が終わるから、そっから3時間で東京に移動できっかな?どこでもドア用意してくれる?コンコルド(※)でも無理か」(※かつて就航していた超音速旅客機)
あかね「コンコルドってなんすか?」
菊タロー「知らないのか……」
あかね「なんすか?」
菊タロー「コンコルドで検索してくれ。カラオケ屋さんとかラブホテルの名前じゃないから」
あかね「やめてください!そういうの!……えーと、そっちの試合キャンセルとか無理っすよね?」
菊タロー「それキャンセルすると俺家賃払えなくなっちゃうもん」
あかね「こっちで賄えないですかね?社長、菊さんの家賃……」
菊タロー「是非アイスリボンさんからうちの家賃出していただいて、バンバン選手も送り込んでいただくと。僕が管理しますから。飯作ったりとか」
あかね「ちょっと色々怖いんですけど大丈夫ですか?」
菊タロー「下着の一枚や二枚なくなるぐらいのことなんて気にするなよな、女子レスラーなら」
あかね「やめましょう!やめましょう!菊さん、この話はなかったことで。前日試合ですもんね」
菊タロー「オファーしといてなんだよ!キャンセル料よこせキャンセル料!」
あかね「でもまだ決まってないもん」
菊タロー「46,000ドル払え!」
あかね「46,000ドルっていくらですか」
菊タロー「500万円くらい」
あかね「無理です。すいません時間的に無理そうなので、またちょっとアメリカ行ったら……」
菊タロー「気があるフリしてヤらずボッタクリ的な!」
あかね「……これ、みんな聞いてますよ。ホント今日(マスコミが)多いですよ」
菊タロー「マスコミが多い?だって俺載らねーもん全然!俺がどんなとこで試合してるって知らねーだろ日本のマスコミ共は!こっちは裸一貫で行って一生懸命……スイカアイス二本目食べちゃう」
あかね「はい食べてください。あのー……時間押しちゃってるんですみません」
菊タロー「だってこれからマシンガントークが始まるんだからさ」
あかね「あとでゆっくり聞くんで。ありがとうございましたー」
菊タロー「もしもーし!もしもーし!」
あかね「ありがとうございました。お疲れ様です。(電話を切って)……ということで失敗ですね。パッと思いついたんですよ昨日。『あっ、そうだ。菊さんいたじゃないか』と思ったんですけど、まあまだまだアテがあるんで。まだ20日あるのか?20日あればどうになるでしょう、もうちょっとだけた旅に出て色々当たってみたいと思います」
――菊タロー選手から不穏な発言がありましたが、一ヶ月一緒にいた間にナニかはあったんですか?
あかね「(吹き出して)一ヶ月一緒に居たって言っても家は別だったので、全然大丈夫ですけど、美味しいカレーとか作ってくれてましたよ。とてもホントお世話になってて、今回も鈴木秀樹に絡まれなければちょうど今の時期にもう一回行こうってう話はしてたんですけど、それでこの間『そういえばどうなったの?アメリカ』って話が来たので思いついたのでオファーしてみただけです。ホントにいい人でした!本当にナニもなかったので皆さん安心してアメリカに、菊さんのところにお世話になってください!(笑)」
第5試合
▼シングルマッチ 30分1本勝負
つくし
vs
柊くるみ
つくし「横浜文体で久しぶりにくるみさんとのシングルマッチです。……ホントは“くるみ”って呼びたい。でもそれは、自分のせいで距離を作ってしまいました。そんな自分にくるみさんは救いの手を差し伸べてくれて、この日、止まっていた時計の針がやっと動き出します。正直、怖いんですけど、この試合が終わったら二人の気持ちがどうなっているかも全く予想はつかないんですけど、この一戦で変わりたい……本当に変わりたいと思っています」
くるみ「去年色々あって、つくしとはこの一年間、挨拶くらいしか話してなかったんですよ。やっぱり、みんなから見れば自分はこの一年間普通に楽しく試合をしているように見えたかもしれないけど、自分の中では楽しかったけど、でもその半面、悔しい気持ちとか、つくしに対する想いはずーっとあて、でもそれを誰かにぶつけるということはなんか違うなって自分の中で思って思ってこの一年間過ごしてきたんですけど、やっぱり、色々思うことはたくさんあるし、試合が終わっても許すことはないんですけど、でもこの試合でなんかつくしがまた戻って、前のようなつくしに戻ってくれればと自分は思っています。なので、8月26日、文体でつくしも自分に話したいことはたくさんあると思うし、自分も話したいことはたくさんあるので、試合の中で会話をしたいと思います」
――今回に関してはどんな試合にしたいという希望は
くるみ「ホントに、どうなるか自分もわからなくて、今まではライバルとして試合をしてきて……っていうのがあったですけど、今回はそういう感じでもないなと思ったので、どうなんですかね?ホントに予想がつかないけど、この気持ちを全部この試合でぶつけるっていうのと、ホントに、勢いのあるつくしに戻ってほしいなという気持ちがあるので、そういう試合に出来ればなと思います」
第6試合
▼シングルマッチ 30分1本勝負
世羅りさ
vs
志田光(魔界)
志田光(代読)「4年前までアイスリボン所属でした、今回、世羅選手とも4年ぶりの対戦です。この4年間、世羅選手の試合を見る機会もなく、先日の後楽園ホールで久しぶりにきちんと見ることが出来ました。それだけ志田とアイスリボンの間には分厚い壁が築かれていた思います。その壁はまだ壊れていないみたいですが、それでも世羅選手の様々な取り組みは耳に入っていましたし、自らいろんなことに挑戦していることは知っていました。だからこそ、世羅に会いに、世羅のためにだけに後楽園ホールに観戦に行ったのです。私の思っていた展開とは全然違う展開になりましたが、世羅との対戦を楽しみにしています。私を晒し上げると言ったからには、後楽園ホールのときみたいなしみったれた世羅じゃないんだよね?世羅選手が爆女王のベルトを取り、チャンピオン対決にもなったことですし、メインイベントを、そしてアイスリボンを食うつもりで試合をします。もちろん、志田10周年興行に世羅選手に参戦してもらうことも諦めていません。最後に、Twitterでアイスリボンの選手がやっている“#私にとって文体とは”を私もやらせていただきます。『私にとって文体とは、今年最も私が輝く場所』です」
世羅「どうも。第3代爆女王・世羅りさです。まずは、志田さん。舞台がお忙しい中わざわざコメントありがとうございます。そうですね、今のコメントを聞いて、4年前『アイスリボンはぬるま湯だ。選手もスタッフもお客さんも』。そう言って彼女は辞めていったはずですが、どうも彼女のほうが今はぬるま湯なんじゃないかという気がしてなりません。フリーになって色々好きなことやって、いま魔界という団体に所属して、確かに今の彼女はとっても輝いていらっしゃると思います。だけど、アイスリボンにいたときのほうが鬼気迫る感じ、それが自分が好きでした。好きな志田さんでした。でも、今の彼女からはそんなの微塵も感じません。正直負ける気がしません。強いのは分かってるし、ただ、彼女はこの4年間、私のことを一切見てなかったと言いましたけど、私も一切見ていません。そりゃあ一緒の試合に、一緒の大会に出たことはありましたけど、興味がなかったわけではなく……なんか悔しくて見れなかったなぁという感情があって、志田光もそんな想いを感じていたのなら……感じていたからこそ、この前の後楽園ホールのあの場に来たと思っているので。壁があるなら自分がぶち壊してやりたいなと思うし、なんだろう、私の中では、彼女はアイスリボンから脱落した一人にしか見れないです。アイスリボンのリングにもう一度上がるって言うなら、ぬるま湯なんかじゃな、熱湯のリングを彼女に味あわせてやりたいと思っています。(使用中のマイクとは別のマイクを手にとって)そしてこのマイク、私が先日の横浜大会で壊したマイクです。このマイクを投げたとき私は、志田光を思いに思って投げつけました。そしたら私の身長より高く飛び上がってしまったんですね。。ということは、8月26日横浜文体大会、私が志田光を担ぐ、そしてこのマイクのように、リングに叩きつける。そしたら志田光は私の身長より跳ね上がる。マイクが壊れるぐらいですから、アイツも壊れるなって思ってます。なので、8月26日は志田光をこのマイクのようにぶっ壊したいと思っています」
――志田選手にはどういった想いで今回オファーを出したのですか
世羅「どんな気持ち?どんな気持ち……まあいつぞや言いましたが、彼女は私のコーチなんですよ。私がデビューするって決めたのも志田光が居たからだし、2年間彼女が退団するまでやってこれたのも志田光が居たから。でも辞める時に、私の名前一つも出さずに、シングルマッチすることも無く辞めていったんですよ、彼女。こっちが、こっちだけの感情だったんだな、あっちは何も思ってなかったんだなという感情がまず第一にムカついているのと、アイスリボンをぬるま湯と言いながら、今の志田光はぬるま湯にしか見えない。そのことに関する悲しみ。あとは……ぶっ壊したいっていう欲求ですかね。それくらいです」
――10週年大会に関するオファーについては
世羅「オファーは、8月26日次第かなと。そもそも、なんでそう簡単に世羅が志田さんの10周年に出ると思ってあの場に居たのかが謎なんですけども。まあ8月26日も出てくださるわけですし?その結果によっては出てあげてもいいかなって思ってます」
――来場されたりとかオファーだったりとかで気に留めてはいたのかなと
世羅「志田さんが私を気にしている?う~ん、気にしてたのかな?気にしてたなら、気にしてたからこそ、『世羅が色々やってること知ってます』とか言ってたと思うんですけど、難しい質問ですね。私が彼女の気持ちを答えるってことですもんね?」
――志田選手にそう言われたことについてはどう思われますか
世羅「なんでもっと早く来てくれなかったのかなと。なんでこのタイミングなのかなっていうのが一番です。全然待ってたわけじゃないんですけど、もうちょっと早く来てくださってもよかったんじゃないかなと。こっちが、つっかさんとハムさんとみやここの10周年……まあ彼女も10周年ですけど、なんでこのタイミングなんだよっていうのが一番思います」
第7試合
▼スペシャル6人タッグマッチ
サイプレス上野/葛西純(FREEDOMS)/松本都
vs
世志琥(SEAdLINNNG)/MC MIRI/未定
都が真琴に隣に座るよう手招きし、真琴は怪訝な顔をしながらこれに応じ都の隣に着席。
葛西純は海外遠征中のためコメントが到着していない旨が発表。
世志琥(代読)「どうも、SEAdLINNNGの世志琥です。オイ松本都。またお前と試合かよ。悪いけどもうお前の思う通りにはさせない。このアイスリボン横浜文体大会でお前との戦いは終わり。ラップでもプロレスでもなんでもかかって来いや!」
MC MIRI(代読)「いつもとは違う開場でのイベントに出場するのでとてもワクワクしています。プロレスのかっこよさに負けないくらい、バチバチのパフォーマンスをお見せしたいです。最強にかっこいいRHYMEBERRYに注目してください!」
サイプレス上野(代読)「最強で最コアなタッグが帰ってきたぜ!MC MIRI、聞いたとき無いな。相手はどこの馬の骨かもわからないけど、全てに於いて本気で馬と鹿になれる三人の狂い咲きにウォッチャウチョウ!ヨッシャッシャース!」
都「アイスリボンの今年デビュー10周年、松本都です!今回デビュー10周年横浜文体をやっていただくにあたって、10周年、主役です!どんなワガママも聞いてもらえるカードだと思って、自分が今何を一番やりたいのかなってすっごく考えたときに、ラップでした!一番やりたいことは!私が!去年、サイプレス上野さんと葛西純選手と“サ上と葛西と都”ってユニットを組ませていただいてやったんですけど、時間が限られていて不完全燃焼のままでした。サイプレス上野さんはご存じない方もいるかも知れないんですけど、新日本プロレスさんの東京ドームのテーマソングだったり、テレ朝フリースタイルダンジョンのMCをZeebraさんとやってたり、すごい有名なラッパーです。それと、そのサ上さんが尊敬する今年デビュー20周年の葛西純選手と私のユニット……バーサス、ちょっと一人どうしても未定で、私が英語でオファー文を書いたり頑張ったんですけど、どうしても一人間に合わなくて、一人男子の予定です。それと、舎弟のよしここ。あとRHYMEBERRYっていうのはラップ&アイドルユニットで、ミュージックステーションのランキングで2位とかすごく人気のあるMC MIRIちゃんという方が出てくれます。MC MIRIちゃんは金髪の若い女の子なんですけど、男のラッパーさんと単身でラップバトルでやりあったり戦ったりと、プロレス界では私も男性の方との試合が多いので、重なるところがあるなぁと思って。やっと念願のMIRIちゃんが出てくれます。ずっとオファーしてたんですけど。今回やっとスケジュールが合って出ていただけます。とっても楽しみです。他のプロレスの試合が8試合もあって、ラップだけでもいいと思ってます。思い切り横浜文体の地でラップをしたいと思ってます
真琴さんは去年後楽園ホールでラップをした仲間です。あとMIRIちゃんのグループはRHYMEBERRYさんというんですけど、RHYMEBERRY全員総出で来てくださるそうです。入場のときライブもやっていただいたいと思います。私がプロデュースしているGEKOKU娘fromアイスリボンも、多分文体で私がプロデュースっていうのは最後の時になる思うので、RHYMEBERRYとげこむすも、ライブで戦っていただきたいと思ってます。ラップバトルの審査員なんですけど、豊田真奈美さんに是非やってほしいなと思ってます。ケンドー・カシン選手、私は日大で後輩で先輩なので、やって欲しいいって聞いていただいているんですけどお返事がないので、これ見てたらカシンさん、お願いします!あともう一人だれかしら審査員募集しております。つっかとハム子と私が10周年なんですけど、つっかは雪とアイスリボンのファンの方が思い入れを持って見る試合、ハム子はWAVEの方と試合ということで、女子プロレスファンの方が思い入れを持って見る試合。私はその外のラップファン、アイドルファン、音楽ファンの人も文体に大集合させたいと思ってます。なので他の方とは違う、ちょっとひと味違う……プロレスは多分そんなにやんないんですけど、ラップバトル頑張るので是非ご期待下さい!じゃ、意気込みをラップします!」
(都がサングラスを装着する)
都「イェイ♪アイスリボン8・26横浜文体♪目に物見せるぜ帰ってきたぜMC miyacoco♪サ上と葛西とそれから都♪それからMC世志琥とMC MIRI♪もひとりX♪COMING SOON♪everything will be on right♪イェイ♪なんとか言え♪MC真琴♪アンサーイエス!」
真琴「……『みやここの フリフリワンピ アイタタタ』。目を覚ませ。お前はタダの勘違いブス!」
(真琴は去っていく)
都「……はい!質疑応答などありましたら!」
――勘違いブスと言われたことについては
都「勘違いしてもないですしブスでもないのでそのまま返したいと思います」
――プロレスでもなく、今回は6人タッグラップバトルということで……?
都「をやりたいなと!もうプロレスはその前に6試合も会って見飽きてるんじゃないかなと思うんで、お客さんは。なのでラップをがんばります!いま一番やりたいのがラップなので」
――様々なことを経験してきた中で今回はなぜラップを選ばれたのでしょう
都「話すと長いんですけど、横浜の地ということで。横浜がラップ文化がすごく栄えていて、甲子園では横浜高校が強いし、サイプレス上野さんも横浜高校出身ということで、そういう理由からなんですけど、去年の後楽園ホールでやったラッププロデュースの試合がちょっと不完全燃焼だったので、全体的に時間が足りなかったので。今回は10周年ですしワガママも言っていいということで、プロレスよりも私はラップがやりたいです」
――何度か『時間が足りない』という言葉が出ていますが、どれくらいの時間やりたいのですか
都「所要時間ってことですか?2時間くらいです!1時間半から2時間くらい出来たら完璧だなと思います。今回はちょっと長いから、45分くらいやりたいなと思ってます!(佐藤社長からの「10分」の声に)10分じゃ何も出来ないので。それくらいで。たっぷりラップします。ラップもプロレスも同じ戦いなのでね」
――MC MIRIさんと共通する部分を感じるという話がありましたがRHYMEBERRYファンからの炎上があるかもしれませんが、それについては
都「あ!全然!むしろ炎上したくて、この前呂布カルマさんって方と大阪で試合をしたときに、呂布さんがTwitterで地震について呟いて炎上して、お客さんがすごく増えたんです。今回も炎上したい!むしろ!なにかしらお願いします、マスコミの方。えっ、RHYMEBERRYファンってそんな怖いんですか?私あんまりよく知らないんですけど。むしろ燃料をくべていきたい気持ちです」
――ラップバトルの場合の勝敗について
都「ラップバトルは審査員の方になります。3人を想定していまして、多いほうが勝者になります。やります?審査員。一人募集しているので。今やってほしいと思っているのは豊田真奈美さん、あとはケンドー・カシンさんにもやってほしい!同じ日大の先輩後輩として!」
――ケンドー・カシン選手は早稲田卒ですよ
都「えっ?!……じゃあ心の上での先輩後輩ということで。そうだったんだ。知らなかった」
――あと一人についてはこれから探す?
都「探してますねー。去年は週刊プロレス湯沢編集長にやってもらったんですけど、もし見つからなかったら湯沢さんに頼みますので宜しくおねがいします。東スポさんの一番偉い人でも大丈夫です!」」
第8試合
▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
【王者組/らぶりーぶっちゃーず】星ハム子/宮城もち
vs
【挑戦者組/Avid Rival】大畠美咲(WAVE)/水波綾(WAVE)
※第43代王者組、2度目の防衛戦
大畠(代読)「先日道場マッチに出たときの座談会で、らぶっちゃは自分たちの弱さを認めてちょっとは成長したかと思ったら、もちの空気も相変わらずでした。踏み台になってもらう?アビリバは踏み台なんて低さじゃなく、とてつもなく大きな壁。自分の力量も、相手の力量も測れない選手に待つのは敗北のみ。アビリバがベルトを奪って、私の引退までせいぜい盛り上げてやります」
水波(代読)「大畠の引退が決まり、Avid Rivalとして活動できるのも残り約5ヶ月。そんな中で横浜文体という大きならぶりーぶっちゃーずとタッグタイトルマッチを行えることはすごく燃えています。引退が決まったからこそ、尚更大畠との絆が強くなっている今が、これまでのAvid Rivalの一番強いときだと思っています。全身全霊、全力でそのベルトを獲りに行くぜ!」
もち「ちょっと前の話をさせていただこうと思うんですけど、2016年の大晦日に、私達らぶりーぶっちゃーずは、Avid Rivalが持つこの赤いベルトに挑戦をさせていただきました。でも、その時は負けてしまったんですね。で、その原因は何だったんだろうって考えた時に、『あっ、自分が原因だったんだな』っていうのがわかって、ほんとに前哨戦のうちから、戦う前からベルト賭けて戦う前から相手の力量とかタッグのチームワークの凄さ、全てにおいて自分が負けていました。気持ちがもう負けてしまっていて、そんな気持ちで戦った12月はやはりベルトを取ることができませんでした。でもこうやって数年後にベルト挑戦させていただいて、自分たちの腰に赤いベルトを巻くことができました。チャンピオンになって毎日ベルトを持ち帰って、ベルトと向き合う時間が増えて、自分もすごくステップアップしたと思うし、もう弱い自分はどこにも居ないと思ってます。大畠さんがさっき『自分の力量が測れない、自分の力量が測れない』とか言ってましたけど、まあ私はそんな人の力量を測れないほどバカじゃないので、きっと泣き目を見るのはAvid Rivalです。真っ向から勝負していきたいと思います」
ハム子「私の記念すべき10周年大会は、とにかく強いタッグチームと防衛戦を行いたいなと思いました。強いタッグチームとして一番最初に思い浮かんだのはAvid Rivalでした。先程もちも話ししたように、自分たち挑戦して負けてるんですね。負けはしたんですけど、その試合で自分たちの気持ちも変わりました。二人とタイトルマッチが出来たことで、今の自分たちがあると思っています。立場は逆になったんですけど、今の自分達をAvid Rivalの二人に見せつけたい。らぶりーぶっちゃーずは美しさと肉々しさだけじゃないということ、強さを証明したいと思います。そして私はこのベルトがある限り、ベルトが巻けなくなる以上太れないんですよ。これ以上太れないんですよ。だからベルトがあることで私のこのウエストは保たれると思うので。このベルトはずっと守り続けたいと思います」
――大畠選手の引退が発表されたことでお二人のモチベーションになにか影響はありましたか
ハム子「自分たち、大畠さんが引退されることを知らずに挑戦者に指名させていただいたんですけども、別に大畠さんが引退されることでベルトを狙ってこないと思って無くて、逆に大畠さんは引退する日を決めたことでこのベルトを狙ってくるなと思ったので、逆にすごい2人は絆が強まってる時期なんだなって、コメント見てても思います」
もち「大畠さんて多分、引退決めたとしても何があったとしても、守りに入る選手ではないと思うので、ベルトを巻いた時点で今まで負けてきた選手にはリベンジしたいって決めてたので、モチベーション的には何も変わらないです。私達がチャンピオンであること、それは事実なので、こちらから指名すれば負かすだけですし、あちらから来ていただければ叩き潰すだけです」
第9試合
▼ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】藤本つかさ
vs
【挑戦者】雪妃真矢
※第28代王者、2度目の防衛戦
雪妃「まず私が藤本つかさの持つ、ICE×∞に挑戦する、その挑戦表明をするときに『私はアイスリボンの中心になる覚悟ができています』と言って挑戦しました。なぜそう思ったか。まず私がアイスリボンのキャリアの中でちょうどど真ん中のところにいて、若手の中で、若手筆頭となって、次世代筆頭としてアイスリボンを盛り上げていける中心の人物になりたいと思ったから。そして、10周年イヤーを迎えている藤本つかさ選手は、どうやら、10周年記念大会でやりたい選手も居なそうだし、大会でやりたいこともなさそうだし、選手として欲がなくなってきてるんじゃないかなと、私は近くで感じました。なので、選手として欲がないのであれば、取締役として、アイスリボンのために、プロレス界のためにやりたいことがたくさんあるとしても、アイスリボンの一選手としてやりたい欲がないのであれば、欲と野心を持ったこの私が、その腰からベルトを引っ剥がしてやりたいなと思いました。ということで、私がベルトを獲ります」
藤本「私はいつだって、誰と試合をしたって、どこに出たって、常に『女子プロレス界を全盛期に戻したい』。こういう思いで試合をしています。しかもちょうど私の10周年という節目で、横浜文体という大きな大会、ここで試合をできる。そして、アイスリボンの最高峰であるこのベルト、ICE×∞のベルトを賭けてメインイベントで試合ができる。本当に絶好のチャンスだと思います。この試合に勝てたら『藤本だったら女子プロレス界を全盛期に戻せるんじゃないか』っていう期待が確信に変わると思うんです。しかも、挑戦者は雪妃真矢。雪妃はですね、本当に美人だし、頭もいいし、発信力もある。ホントに最高の客寄せパンダだと思います」
雪妃「ありがとうございます。……ナメたことばっか言ってんじゃねーぞ!客寄せパンダ?言ってろよ。どうぞどうぞ、思ってれば?過去の私だったら、客寄せパンダって言われてあとでメーメーメーメー泣いてたと思います。勝手に言ってろよって話ですよ。私は、その時その時で自分の立場にプライドを持って仕事をしてきました。求められることをやってきたつもりです。だから今の雪妃真矢があると思ってるし、横浜文体というビッグマッチでシングルのベルトに挑戦できるような選手になってこれたと自負しています。私は自分のことをパンダじゃないと思っているし、ライオンの真似事をするつもりもありません。雪妃真矢は雪妃真矢のまんま、プライドと覚悟を持って藤本つかさに挑んで、藤本つかさを玉座から引きずり下ろします!」
藤本「……多分、核心を突かれたのでこうやってワーワー言ってると思うんですけども、こういうのがもっと試合で出て欲しいなと思います。以上でーす」
――欲がなくなったんじゃないかという話がありましたら、そういった主張を受け止める立場になったことについて
藤本「私はこのベルトを獲ったときに、一番最初に『横浜文体で挑戦したい』と言ってきた選手と試合をしようと思っていたんです。そういう意気込みがないと、この文体のメインイベント、私の10周年の相手は務まらないなと思っていたので。たまたま雪がこうやって挑戦表明をしてくれたので『待ってました』という感じですね。やりたい相手、やりたいこと……結構やってきてます。ただこのベルトを使って私がやりたことは『女子プロレス界を全盛期に戻す』。テレビマッチだってやりたいし、こんなに人生を豊かにするものはないと思うので、それを広めたい。それが私の一番やりたいことです」
――改めて、お互いの最近の印象は
雪妃「藤本さんは私が練習生で入った頃からトップ戦線で活躍していらっしゃって、言わずと知れた藤本つかさ、もう最初からアイスリボンで最強の選手。若手の指導をしていたりとか、年間で最多試合に及ぶような試合数をこなしていたり、他団体で引っ張りだこと、そういう選手だということは最初からわかっていて、最近になって、一緒に試合をするようになってからは、タイトルマッチなどをするようになって……もうわかりきってるんです強いというのは。スタミナおばけですし強いですし、人気もあって、トップ戦線で活躍するスター選手っていう印象です」
藤本「そうですね、昔は、ビジュアル先行と言われていたことに、もがいてもがいてもがき苦しんで、『私はプロレスが好きだからプロレスやってるんだ!』という雪妃がすごく魅力的でした。今は実力がついてチャンピオンにもなって、人気もあって、強くなったことが、いわゆる“普通”になったのかなという感じですかね」
――今の雪妃選手に対して物足りなさを感じる?
藤本「新しい魅力が欲しいなとは思いますね。次の一歩に進んでいくべき選手だと思っているので、そのための挑戦なんでしょうけど」
――雪妃選手、藤本選手から辛辣な言葉がありました
雪妃「あっ。もう以前言われたことなので大丈夫です。その時に凹みに凹んで後輩に負けたりもして。もう立ち直っているので。まさに文体はそれを出す絶好の機会なんだと思います。新しい雪妃真矢だけど、別に奇をてらうつもりもないですし、私がやってきたことを真っ直ぐぶつけるだけですね」
――挑戦表明するときに『アイスリボンの中心に立つ』という言葉がありましたが、藤本選手の思うアイスリボンの中心とはどのようなものでしょう
藤本「別にチャンピオンだから中心とか、取締役だから中心だっていうわけでは無いと思うんですよ。一緒に同じ方向を向いて行きましょう。その先頭に立ってる人は誰でもいいと思うので、雪がもし『中心となる』っていうのがイコール『対戦カードを考える人や取締役』だとか、そういう風に思ってるんだったら、『じゃあその役割は譲りますけど』って感じですね」
――今の言葉を聞いて、雪妃選手は“中心”という言葉についてどう思われますか
雪妃「やっぱり見ていて側で見ていて思うのは、裏方が仕事がどうとかじゃないですよね。発信できること、フットワークが軽いこと、色々な業種に響くこと、発言が一般に響くこと……そういう人物になっていかなきゃいけないし、私はそうなっていこうと思っているので。そういう覚悟です。私の言っていることは」
――タイトルマッチまで20日間ほどありますが、モチベーションを上げるために調整に力を入れる部分などは
雪妃「モチベーションを上げるためにと言うより、リングでなるべく動きたい。というのと……それだけにします」
藤本「モチベーションを上げる。そうですね、滝修行にでも行きましょうかね。目で見て分かりやすいものがいいんじゃないかなと思いますけど。言ったら言ったで……そうなりますよね(笑)。私、入場したときに沢山お客さんがいるっていうのが自分のモチベーションになるので、やっぱり沢山のお客さんに見て欲しい。アイスリボン、ホントに、人生のご褒美って言うんですかね?普段仕事で忙しい人も、アイスリボン見に来て『今日楽しかったな』って、『ご褒美にアイスリボン行こうかな』って思ってもらえる団体にしていきたいので、モチベーション上げるっていうのは、沢山の人に見てもらえるということ。それです。私は精神的にも肉体的にも、今が一番いい状況なので、あとは何かと言われたら、その風景を自分自身に見せることです」
『アイスリボン横浜文化体育館大会』
日時:2018年8月26日(日)
開始:15:00
会場:神奈川県・横浜文化体育館
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
[グリーンピース]弓李/尾崎妹加(フリー)/安納サオリ(Beginning)/本間多惠(Beginning)
vs
テキーラ沙弥/松屋うの/星いぶき/進垣リナ(K-DOJO)
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
希月あおい(フリー)/トトロさつき/朝陽
vs
山下りな(OSAKA女子)/真琴(フリー)/ジュリア
▼氷結相撲巴戦ベルト争奪タッグマッチ 15分1本勝負
ケンドーカシン(フリー)/鈴木秀樹(フリー)
vs
藤田あかね/未定
▼シングルマッチ 30分1本勝負
つくし
vs
柊くるみ
▼シングルマッチ 30分1本勝負
世羅りさ
vs
志田光(魔界)
▼スペシャル6人タッグマッチ
サイプレス上野/葛西純(FREEDOMS)/松本都
vs
世志琥(SEAdLINNNG)/MC MIRI/未定
▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
【王者組/らぶりーぶっちゃーず】星ハム子/宮城もち
vs
【挑戦者組/Avid Rival】大畠美咲(WAVE)/水波綾(WAVE)
※第43代王者組、2度目の防衛戦
▼ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】藤本つかさ
vs
【挑戦者】雪妃真矢
※第28代王者、2度目の防衛戦