【試合詳細】4・11 アイスリボンSKIPシティ大会 【リボンタッグ】雪妃真矢&尾崎妹加vs藤本つかさ&春輝つくし 【FantastICE】世羅りさvsテクラ 藤田あかね&山下りな&真白優希vs安納サオリ&トトロさつき&鈴季すず
『アイスリボン1109 in SKIPシティ』
日程:2021年4月11日(日)
開始:12:00
会場:埼玉県・SKIPシティ多目的ホール
観衆:155人(満員札止め)
▼エキシビション3分間
春輝つくし
1-0
ぶどう(練習生)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Joint Army]○松屋うの/本間多恵(Beginning)
10分20秒 松屋スペシャル
チェリー(フリー)/●バニー及川
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○宮城もち/ラム会長(666)
10分30秒 リバーススプラッシュ→片エビ固め
青野未来(Beginning)/●Yappy
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
藤田あかね/山下りな(フリー)/●真白優希
11分19秒 カミカゼ→体固め
安納サオリ(フリー)/○トトロさつき/鈴季すず
▼FantastICE選手権試合 30分3ポイント勝負
【王者】○世羅りさ
19分00秒 3ポイント先取
【挑戦者】●テクラ
①○世羅(5分37秒 流血)●テクラ
②○世羅(7分40秒 ギブアップ)●テクラ
③●世羅(12分57秒 流血)○テクラ
④●世羅(16分01秒 ギブアップ)○テクラ
⑤○世羅(19分00秒 3カウント)●テクラ
※初代王者9度目の防衛に成功
※反則裁定なし、ロープエスケープなし、レフェリーが特に危険とみなした凶器以外の使用が認められるハードコアルール
※相手を流血させる=1ポイント、3カウントを奪う=1ポイント、ギブアップを奪う=1ポイント。3ポイント先取した方が勝ち
※各ミッションでのポイント加算は1回のみ
▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/Rebel&Enemy】○雪妃真矢/尾﨑妹加(フリー)
17分38秒 タイガードライバー→エビ固め
【挑戦者組/ドロップキッカーズ】●藤本つかさ/春輝つくし
※第50代王者4度目の防衛に成功
雪妃&妹加がリボンタッグV4を果たし藤本は利府リボンを前に二冠ならず!つくしが藤本のICE×∞へ挑戦表明!世羅がテクラとの流血戦を制してFantastICE防衛!
エキシビジョンマッチ
道場マッチで2度、エキシビションマッチを行っているぶどうにとって、初めて四方を観客に囲まれた会場、道場よりも一回り大きいリングでのエキシビションマッチ。この日の相手は前日に続いてつくしが立候補。前日同様にぶどうの差し出す握手の手を蹴り上げたつくし。しかし、この日のぶどうは負けていない。つくしをにらみつけると、その場で仕返しの蹴りを放ってみせたのだ。怒るつくしに対して、ゴングと同時にドロップキックを放ったぶどうは途中、つくしの逆エビ固めにタップしたものの、ドロップキック、丸め込み、そしておんぶスリーパーと、持てる技を駆使し、3分間、つくしに思いっきりぶつかっていった。エキシ終了後、つくしは張り手を見舞うが、即座に張り手を返したぶどう。つくしの挑発にももう泣くことはなく仕返しするという気持ちの強さが出てきた。
第1試合
Joint Armyのリーダーとして、遂にベルトを巻いたうのはアクトレスガールズのタッグ王者である本間と2人揃ってタイトルホルダーとしてリングに立った。その対角には同じジョイアミのメンバーであり、うのにとっては師匠であるチェリーが立った。この日のチェリーはラフに走らず、うの&本間に真っ向から勝負に出た。試合は関節の取り合いを中心にバニーを含む4人が終始、動きを止めない展開となり、最後はハイキックからのスリーパーをうのに決めていったバニーだが、これを振り払ったうのが松屋スペシャルをがっちりとロックし、ギブアップ勝ちを飾った。そして勝利したうのは試合後、マイクを要求した。
うの「チェリーさん。チェリーさんがジョイアミに入ってくれてから、すごくジョイアミ、活発になったと思います。みんなもモチベーション、めっちゃ上がってるし、私もトライアングル、チャンピオンになることができたんです。それはチェリーさんのおかげだと本当に思っています。ありがとうございます。チャンピオンになって、今、すごく言いたいことがある。チェリーさんとこのベルトを懸けて戦いたい。」
チェリー「松屋うの!今、乗りに乗っているようだな。私がジョイアミに入ってそのベルトを獲ったって言ったけど、それは違くて、私が入ることによって、松屋うのがジョイアミでリーダーとして、しっかりやっていこうって、それで頑張って関節技を磨いて磨いて磨いてきたから、そのベルトを獲ったんだと心から思います。なので、関節技を磨いているチャンピオンからベルトを懸けて挑戦したいと言われて、光栄なことだと思います。ぜひ、よろしくお願いします。」
うの「ありがとうございます。日にちは4月24日、後楽園ホール大会。トライアングルですので、3人で戦わなければなりませんね。本間さん(と「自分は?」とアピールしている本間を見る)。」
本間「もちろん、挑戦させてくださーい!ジョイアミでのトライアングル、すごく楽しみです。私、二冠目指してるんで。絶対に絶対に!そのキラキラ輝くベルト、私の腰に巻きたいと思いますので、よろしくお願いします。」
うの「ジョイアミで高め合うという夢が叶いそうです!よろしくお願いします!」
※4月24日後楽園ホール大会での松屋うのvsチェリーvs本間多恵のトライアングルリボン選手権試合が正式決定。
第2試合
4月18日利府リボンでの世羅戦に向けてなんとか上げていきたいもち。しかし、前日の道場マッチですずにフォール負けを喫し、世羅に厳しい言葉を投げられた精神的なダメージを引きずるかと思われたが、この日はロングヘアー引かれ隊の青野が対角に立ち、ラム会長との初タッグということもあってか、いつもと変わらないもちらしい試合運びを見せた。青野とのセクシーポーズ合戦には完敗したものの、このポーズ合戦に会長を引き込み、最後はYappyをバックドロップに決めると、コーナーでのリバーススプラッシュでフォール勝ちを飾った。
第3試合
遂に真白率いる(!?)ガチャ王国のメンバーが揃い踏み。ガチャ王国トリオを初結成した。入場曲も真白の入場曲でリングイン。真白はビニールで作った国王マントを翻してリーダーであることをアピールする。対するあのたん、すずたん、そしてトトたんのたん×3タッグはガチャ王国潰しを公言するなど、試合前から両チーム共に気合十分。開始早々、真白が山下とあかねに「行け!」と指示を出し、山下とあかねが相手陣営に急襲を掛けるが、これをしのいだ安納とすずは逆にコーナーに1人残った真白を急襲。いきなり国王がピンチを迎えてしまう。苦しい展開となったガチャ王国軍だが、国王を山下とあかねが必死にフォロー。これで勢いづいた真白もコーナーからのホワイトボディアタックやドロップキックなど、前半戦の恨みを晴らそうと巻き返しに出るが、最後はトトロにマシュマロールを狙ったところ、逆に持ち上げられてのカミカゼを浴びてのフォール負けを喫してしまった。
第4試合
相手を流血させること、ギブアップさせること、3カウントを取ること、この3つのポイントを奪取した方が勝者となるルールで行われたタイトル戦。これまでテクラの挑発行為に悩まされ、特に3月27日後楽園ホール大会ではスライムを顔面に浴びフォール負けを喫するという屈辱も受けている世羅。そのリベンジを果たすべく臨んだ一戦でもある。開始と同時にいきなりテクラをエルボーで吹っ飛ばした世羅は新記録を目指してテクラをジャイアントスイングでぶん回す。結果、24回転決め、共にフラフラとなるが、ここで世羅が有刺鉄線竹刀を持ち込むと、テクラに振り下ろすが、テクラはこれを白羽取りにする。当然、有刺鉄線が素手に刺さる。思わず悲鳴を上げるテクラの背中に竹刀を振り下ろした世羅は、リングに竹刀を置き、そこにテクラを浴びせ倒す。さらにリバースカンパーナ―から竹刀に叩きつけ、ロープ際に追い込むとテクラの首に竹刀を押しつけて絞め上げる。必死にこらえるテクラだが、今度は額に竹刀を押し付けられてしまう。有刺鉄線が額に刺さり、遂にここでテクラが流血。世羅が1ポイントを先取した。流血したテクラを竹刀の上にエアーズロックで落とした世羅。カバーに入るがカウントは2。続けてテクラの首を竹刀で固定しながらのゆりかもめへ。さらに竹刀を額に押し付けながらのゆりかもめに移行し、遂にテクラからギブアップを奪い、2ポイント目を奪取した。一気に決めたい世羅はコーナーに上がるが、これに追いついたテクラは雪崩式ブレーンバスター、コーナーからのクロスボディ、口をふさいでのキャメルクラッチで反撃する。しかし、世羅は口をふさいできたテクラの手に噛みつき、これを脱出。エルボー合戦でも優位に立った世羅はロープ際にテクラを追い込む。エルボーを打たれ、ロープ越しに逆さまに落ちるかと思われたテクラだが、逆に首4の字を決めて世羅を絞め上げる。さらに場外に誘っての高速ブレーンバスター3連発を決めたテクラはリング下からリング設営で使用する鋭角的な器具を手にすると、エプロンから世羅の額目掛けて器具を振り落とす。この一撃で世羅が流血。テクラが1ポイント奪取した。さらに世羅の額に噛みついたテクラはリングに戻ると、世羅の額に蹴りを叩き込んでいく。しかし世羅も負けていない。しっかり起き上がると強烈なエルボーを連発。倒れたテクラが下からの三角絞めを決めるが、これを持ち上げた世羅はコーナーに叩きつけて串刺しダブルニーで突っ込む。ここでテクラはコーナーポストを外し、世羅が突っ込んでくるタイミングでコーナーポストを持ってかわすと、世羅がコーナーの金具に激突。自軍コーナーの置いてあった袋から黒いコップを持ち出したテクラ。コップの中身はスライム。コーナーにぶつかったダメージもあり、ゆっくりと振り返った世羅の顔面に再びスライムを浴びせた。世羅の上体に巻き付いたテクラはそのままグランドに引き込む。スライムを浴びて息ができない世羅はギブアップ。これでポイントは2-2の同点となり、残る3カウント・ポイントを取った者が勝者となるクライマックスへ。圧倒的にダメージの残る世羅に蹴りを放ったテクラはスピアーからフォールも世羅がカウント2でキックアウト。飛びつきの前方回転を狙ったテクラ。これをがっちりとキャッチした世羅はテクラをセラリズムで叩きつけリバースダブルニーからカバーもカウントは2。ファルコンアローを狙ってテクラを持ち上げる世羅。これを首固めで切り返したテクラだが、これを反転した世羅はロックを外さずに再度、テクラを持ち上げるとファルコンアローへ。これをエビ固めで反転するテクラ。カウントは2。再びテクラが反転してのレッグクラッチホールドもカウント2。今度は世羅がエアーズロックⅡもカウント2。続けてのシットダウン式ライガーボムもカウント2。コーナーにテクラを引きずっていった世羅がコーナーからのダイビングダブルニー。片エビ固めでがっちりと抑え込みカウント3を奪取。世羅が王座9度目の防衛を果たした。
テクラ「血、血がいっぱい。初めて。世羅―っ!今日は一番痛かった。世羅、マジで強い。体が強い。心も強い。今日初めてだから、ありがとうございました。楽しかった。強いです。けど、私も強いですね。じゃあ、またね。よろしくお願いします。」
世羅「V9、防衛成功しました。ありがとうございました。私ですね、ギブアップという言葉が大嫌いで、ギブアップというものをあまりしたくない人なんですが、今日は完全にギブアップでした。オンリー・ギブアップだったら、負けていたかもなって思います。ありがとう。テクラとこのルールでできて良かった。またやりましょう。」
第5試合
藤本にとって1週間後に迫った利府リボンでの地元凱旋試合にICE×∞王座とリボンタッグ王座の二冠王者としてリングに上がることを目論んでのタイトル戦。終始、ドロップキッカーズは連係、合体技を駆使しながら、スピーディな仕掛けを矢継ぎ早に決めていく積極策で勝負に出た。しかし、一方のRebel&Enemyも決してその相手の動きに翻弄されることなく、自分たちのペースで試合を進めていく。一撃一撃の重さでベルト防衛を目指していく。両チームの個性が真っ向からぶつかり合った一戦は攻守が目まぐるしく入れ替わる展開の中、終盤、雪妃vs藤本の局面へ。ここでもお互いのパートナーがアシストに入るタッグ戦らしい攻防となるが、Rebel&Enemyはつくしを場外に落とし、藤本を孤立させることに成功。ハルカゼからのツカドーラ、インフィニティと一気に勝負に出た藤本だが、ことごとく妹加のカットが間に合う。これをしのいだ雪妃を妹加がラリアットでアシスト。棒立ちになった藤本に雪妃が紫旋光、御神渡りを決めると、最後は妹加のダイビングセントーンから、必殺のタイガードライバーを決め、カウント3を奪取。藤本からフォールを奪うことで、藤本の野望をしっかりと打ち砕いてみせた。
雪妃「4度目の防衛、勝ったぞー!正直、ドロップキッカーズに対してはちょっと劣等感があって、前、うちらが最強だと思って、最多防衛記録を目指していたアジュレボのときに負けたのがドロップキッカーズで。今回、レネミーで妹加と組んで、まだまだ発展途上のタッグなので私たち。今日はドロップキッカーズが再始動初戦なのに救われたと思います。次やったら勝てる気がしない。いや、勝ちますけどね。そして利府前に二冠になると豪語していた藤本さん、私、そのシングルのベルト持って行かせないつもりだったけど、持ってっちゃうみたいなんで、二冠だけは阻止させていただきました。利府大会、成功させてくださいね。ま、二冠じゃないけど。」
藤本「この試合に懸ける思いは相当でした。二冠になりたかった!利府町に持って行きたかった!(雪妃に)でも利府町でなんとか試合ができそうだよ。ここ数ヵ月、本当に不安でいっぱいで、最悪なことばかり考えていたけど、でも1本ベルトを持って利府町で試合ができるって最高だよね。」と涙ぐむ。
雪妃「私、今日シングルチャンピオンに勝ったので、利府前に挑戦させてもらってもいいんですけど。」
藤本「やだ!やだ!」
雪妃「うそですよ、持って行ってもらいますよ。」
藤本「プロレスやっていて良かった~。つくしとタッグで良かった。(つくしに)ありがとう。」
つくし「今日終わったら、つっかさんに言いたいことがありまして(と藤本と向き合う)。藤本つかさから自立してほしいって前に言われましたよね?自分は今P'sPartyのプロデューサーでもあり、IW19のベルトも巻いています。もう自分は自立してるんですよ、つっかさん。だから、そろそろ、そのキッラキラの青いベルト懸けてシングルしたいんですけど、どうですかね、つっかさん?」
藤本「私、利府町が終わったら燃え尽きるのだ。だから次の目標がないとね。利府のあとでもいいかな?前はダメ。」
つくし「もちろん、その後でも。つくしが獲るって決まってるんで。いいですよ。」
藤本「いつがいい?」
つくし「4月24日、アイスリボン後楽園ホール大会、どうですかね?」
藤本「ちょうど春ですね。」
つくし「春です。」
藤本「春はつくしの季節、春輝つくしの季節。やりましょう!」
つくし「よろしくお願いします。」
雪妃「今日、防衛したことで私たちの防衛戦の相手もすでに決定しています。柊くるみと松本浩代、超破壊タッグが今日の勝者に挑戦ということで受諾してましたので、私たちの4月24日、後楽園ホールの相手は超破壊タッグで決定です。このまま防衛しましょう!」
妹加「はい!」
※雪妃がエンディングの締めを担当し、出場全選手をリングに呼び込む。
雪妃「皆さんが上がったところで、お誕生日のお祝いをしたい方がいます。」
※4月14日生まれのラム会長と4月12日生まれの千春リングアナをリング中央に迎える。バースデーケーキを贈り、抱負を聞かれた2人は揃って「いつか、そのベルトを狙います。」と藤本のICE×∞王座を指さし、最後は誕生日の2人を中心に「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。
<試合後コメント>
雪妃真矢&尾﨑妹加
雪妃「(防衛できて)良かった。良かったです。自分たちはまだ組んで、やっとタッグとして成り立ってきたところというか、今上がっている最中なので。結果を残してきている名タッグと言われる相手とやるのはすごく不安だったんですけど、功を奏したのは、あの2人が組んでなかったことなのかなって。2人ともシングルで結果を残しているけど、タッグになったときに、前のタッグワークとか勢いが最好調なときとは違ったのかなっていうのもあるし、あと藤本さんの気負いがもしかしたら…ちょっと精神疲れているところがあると思うので。すごい気丈でいるし、シングルの王者としてすごい気丈にトップを張っているけど、利府が開催できるかできないかっていうところで精神的に疲れている部分もあると思うので。シングル持って行かなきゃ、二冠になって行かなきゃっていう気負いが、もしかしたら余計だったんじゃないの?2本いらないでしょ。」
妹加「1本あれば十分。」
雪妃「ねえ。ICE×∞あるんだからいいじゃん。2本持って行かなきゃいけないとか、華々しく凱旋しなきゃいけないとか、そんな気負いは捨てて、とりあえず楽しく凱旋して、ICE×∞持ってるんだから、私、あれには挑戦しないから、利府前には。他の人も挑戦しないから大丈夫。シングル持って楽しく凱旋興行成功させてくれるといいなって思います。重荷は私たちが守ってあげたので。1本の重荷は。」
――チャンピオンとして上がってきている部分は?
雪妃「まず妹加の自信のなさが今はないじゃないですか。組んだときって自分が失敗したらどうしようとかを試合前から感じたの。不安です、不安です、みたいな。こんな体して、こんな太ももしてるくせに。今はそういうのもないし、前だったら必死で妹加って呼んでも気づかなかったかもしれないけど、今は見れば近くにいたり、妹加って呼べば反応してくれたり、意思の疎通が取れるようになってきてるし。他団体のタッグのベルトも巻いてるから、タッグっていうものに慣れてきてるのいうのもあるかもしれないけど、妹加自身が。」
妹加「やっぱり今はベルトを2本巻いてるっていうのも自分の自信につながっているので。前みたいに内気というか、そんな感じではなくて、ユキさんを信頼して信じ切って、自分が強いっていう気持ちで臨むようにしてるので。とても楽しいです、今。」
――次はくるみと浩代のチームが相手になります。
雪妃「マジでかいからね。」
妹加「でかいですよね。私、初めてなんです、浩代さんと試合するの。だから未知ですね。破壊してきますよね。」
雪妃「ヤバいなって。私はお二方とも何度も試合してるけど、あれが束になってくるのかと思ったら、やる前から胃がキュッと潰された感じがする。破壊されないようにしないといけないですね。(いつもと)違ったアプローチをしないと。パワーじゃ対抗できないので。破壊はできないので。でも私、浩代さんとは七番勝負でやってからアイスリボンではやってないんです。ただOZアカデミーでものすごいたくさん対戦させていただいていて。アイスしか見ない方は知らないんですけど、OZではちょっと戦い方が違うんです。OZって大きい選手が多いので。アイスでしないこともOZでしたりするので、そういうのが今回は生きてくるのかなという気がします。次がV5。防衛します。」
藤本つかさ&春輝つくし
つくし「勝ちたかったですね。」
藤本「勝ちたかった。マジで。悔しい。気合は入ってたし、連係もバッチリだったし。ああ、悔しいなあ(と涙ぐむ)。」
つくし「このタッグのベルトを獲って、次に柊くるみ、松本浩代っていう対戦相手が決まってたんですけど。くるみさんに対してのリベンジというか、横浜文体で取られてて、そこからドロップキッカーズは止まっているので、次は柊くるみから自分が勝つっていう物語は始まってたんですけど、ベルトが獲れなくて悔しいですけど、また次の目標ができたので、つっかさんが持つこのベルト。」
藤本「びっくりしました。」
つくし「今日ベルト巻く予定だったんですけど、(藤本への対戦要求は)考えていたので。なのでマイクでアピールさせていただきました。4月24日は本当につっかさんの言うとおり、春はつくしの季節、春輝つくしの季節なのでって言って毎年、このシングルのベルト獲れないでいるので、もう本当に獲ります。今回は必ず。」
藤本「つくしのことだから、挑戦の日程を8月9日横浜武道館って言うのかなと思っていたので。そこはちょっと意外でした。私、利府が終わったら燃え尽きるって宣言してて、何かないと、もう十分やり切ったっていう感覚になっていると思うんですよ。だからそういう意味ではつくしとシングルができるっていうだけでもモチベーションになるし。ましてやこのベルトを懸けてってなったらね。隣にも対角にもいて良しのパートナーでありたいなと思います。(つくしは)根は変わってないんですけど、しゃべることとか…なんだろう、本当に3センチぐらい成長したなって。」
つくし「3センチ!」」
藤本「100か0な気がします。ダメなときはマイクもちんぷんかんぷんなんですけど、いいときはすごくいいし、今日なんてタイトルマッチがあるのに、エキシビションをやりますって言ってくれたし。あとは今日、(入場式で)つくしのマイクが壊れていて、私のマイクを奪って(私に)切れているマイクを渡したりとか。前まではしゃべりたくないっていうつくしだったのに、今は自分が決めますっていう成長が見られた気がします。試合はもう申し分ないですし。」
――1週間後の今ごろは利府町の大会中ですね。
藤本「最中ですね。プレッシャーが半端なくて、押し潰されそうで。この涙、たぶんそれも混じってますね。雪妃も(リング上で)いいこと言ってくれるし。みんな大好き。」
――開催の方向で進んでいる?
藤本「そうですね。今、宮城県が緊急事態宣言とかを出したりしていて、町長の中でいろんな選択があったと思うんです。それをコロナの対策を万全にした上で開催しましょうっていう最終的な連絡を先週いただいたので、やるという方向で。ただ、いろんなものが縮小されて、おそらく来週にはチケットも売り止めされてしまう形ですし、私の利府町お弁当とかもなくなって、町のスポーツクラブの子供達もこれなくて、いろんなものが制限される中での開催なんですけど、開催できることに私は今回は意義があるというか、モチベーションになっているので。開催できます!もうしんどい。心臓が持たない!」
つくし「4月24日、獲れますね、この調子を見てると。」
藤本「でも開催して絶好調で終わったら、私、もっとパワーアップしてるから。スーパーサイヤ人になっちゃうよ!」
つくし「でも3センチだけ自分も成長しているので。8月9日だと思っていたって言ってたじゃないですか。8月9日にチャンピオンとしてメインに立っているんです、自分が。」
藤本「よくあるじゃない、そういう風に8月9日でチャンピオンであるために、その前に挑戦するみたいな。絶対獲れないあるあるなんで、大丈夫です。」
つくし「ビックマッチ、1回も立ったことないんで、メインに。横浜文体。横浜武道館は初めてなんで、自分が立つんです。負けないですよ、自分。」