【試合結果】12・31 RIZINさいたまスーパーアリーナ大会 那須川天心vs浜本“キャット”雄大 ミルコ・クロコップvs高阪剛 RENAvsアイリーン・リベラ

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『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND』
日程:2017年12月31日(日)
開始:15:00
会場:さいたまスーパーアリーナ
観衆:18316人

▼バンタム級トーナメント準決勝・1 RIZIN MMAトーナメントルール 5分3R 61kg
●マネル・ケイプ(VS TEAM)
3R 4分27秒 肩固め
○堀口恭司(アメリカン・トップチーム)

▼バンタム級トーナメント準決勝・2 RIZIN MMAトーナメントルール 5分3R 61kg
○石渡伸太郎(CAVE)
判定3-0
●大塚隆史(T GRIP TOKYO)

▼Cygames presents RIZIN KICKワンナイトトーナメント準決勝・1 RIZIN キックボクシングトーナメントルール 3分3R 57kg
○那須川天心(TARGET)
2R 1分58秒 KO
●浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉/REBELS)

▼Cygames presents RIZIN KICKワンナイトトーナメント準決勝・1 RIZIN キックボクシングトーナメントルール 3分3R 57kg
●砂辺光久(reversaL Gym OKINAWA CROSS×LINE)
3R 50秒 KO
○藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)

▼女子スーパーアトム級トーナメント準決勝・1 RIZIN 女子MMAトーナメントルール 5分3R 49kg
○RENA(シーザージム)
1R 4分39秒 TKO(レフェリーストップ)
●アイリーン・リベラ(CERDANYOLA FIGHT CLUB)

▼女子スーパーアトム級トーナメント準決勝・2 RIZIN 女子MMAトーナメントルール 5分3R 49kg
●マリア・オリベイラ(PARANA VALE TUDO)
2R 3分40秒 腕ひしぎ十字固め
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)

▼RIZIN MMA 特別ルール 5分3R 72kg
●五味隆典(東林間ラスカルジム)
1R 2分36秒 三角絞め
○矢地祐介(KRAZY BEE)

▼RIZIN 女子MMAルール(肘あり) 5分3R 57kg
○真珠・野沢オークライヤー(EL Nino Training Center)
1R 4分47秒 腕ひしぎ十字固め
●チェルシー・ラグラース(Lancaster Academy of Mixed Martial Arts)

▼RIZIN MMAルール 1R10分・2R5分 120kg
○ミルコ・クロコップ(クロコップ・トップチーム)
1R 1分2秒 TKO(レフェリーストップ)
●高阪剛(ALLIANCE)

▼Cygames presents RIZIN KICKワンナイトトーナメント決勝 RIZIN キックボクシングトーナメントルール 3分3R 57kg
○那須川天心(TARGET)
1R 1分27秒 TKO(3ノックダウン)
●藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)

▼女子スーパーアトム級トーナメント決勝 RIZIN 女子MMAトーナメントルール 5分3R 49kg
●RENA(シーザージム)
1R 4分34秒 チョークスリーパー
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)

▼バンタム級トーナメント決勝 RIZIN MMAトーナメントルール 5分3R 61kg
○堀口恭司(アメリカン・トップチーム)
2R 14秒 KO
●石渡伸太郎(CAVE)

那須川天心が圧勝でRIZINキックトーナメント優勝!20歳の浅倉カンナがRENAを倒し初代女子王者へ!五味から矢地へ世代交代!来年引退のミルコが高阪を介錯

第1試合

 堀口がワンツーもマネルが避け、ローキックもマネルがカウンターのワンツー。マネルが飛び込むも堀口がワンツーで迎撃し、そのままさらにワンツーで膝をつかせると突っ込むも、マネルは腕を絡ませコーナーに押し込み耐える。
 組み合いながらお互い膝を打ち込んでいき、堀口が突き飛ばしフックもマネルは下がる。堀口はハイキックからワンツーで突っ込むも、マネルは避けて組み合うとコーナーへ押し込む。これは一度離れ、堀口がローで牽制し、マネルが飛び込むもスリップ。お互いフックが空を切り、堀口が足を刈ろうとするがマネルがバックをとって潰そうとするが、堀口は抜けてスタンドへ。
 堀口が飛び込んで右ミドルもマネルはガード。マネルの右フックを避けて堀口がカウンターの右フック。だがマネルはタックルでコーナーに押し込み膝。堀口がショートレンジのストレートも、マネルは避けて距離を取る。

 堀口が突っ込みフックもマネルが避けるが、そのまま堀口はテイクダウンを奪いガードポジション。マネルは下から抱きつき離さない。堀口はパウンドを落とすが、マネルは十字を狙うもこれは堀口が離れる。マネルの回し蹴りに腕を絡ませた堀口が倒してパウンド連打。亀になったマネルを後ろから殴っていった堀口だったが、回転して逃れようとしたマネルを潰してガードポジションでパウンドをコツコツ落としていく。マネルは下から蹴っていくが、堀口は容赦ない鉄槌を落とすとマネルは亀に。ここで1R終了。

 2R、堀口が飛び込んで左ミドル。動じないマネルがフックも堀口は下がって自分の距離へ。マネルがステップインしてのミドルも堀口はガード。堀口もミドルを叩き込み、続けてハイキック。さらに左ストレートもマネルは避けて逆にストレートも堀内はガード。お互いパンチが交差し、マネルがミドルも堀口はストレートで牽制。マネルが左右のパンチを振り回すが、堀口は避けてジャブを当てていく。ここでレフェリーがタイムストップを要求。堀口の指がマネルの目に入ったということでドクターチェックへ。

 再開し、堀口が左ミドルから左ハイ。ダメージを感じさせないマネルに堀口はローからマネルのワンツーをスウェーとバックステップで避けて左右のストレートから左フックもマネルは避ける。マネルがタックルから膝を叩き込んでロープに押し込むも堀口はフックで離れて左ストレートから飛び込むもマネルは避ける。マネルが飛び込んだところに右フックを顔面に合わせ、膝をついたマネルに堀口はラッシュを仕掛けるがマネルは全て避けてクリンチしコーナーへ押し込む。
 堀口は一度離れ左ストレートも、避けたマネルがスリップして膝をつく。マネルが飛び込んでハイキックも体勢を崩し、倒れたところに堀口は飛び込んでパウンド連打。だがマネルは後転して逃れてクリンチ。
 堀口は離れてワンツーを顔面に当てていくがマネルはそのまま動きを止めず2R終了。

 3R、堀口が開幕ハイキックも、動じないマネルに二段蹴り式の左ハイもマネルはガード。マネルが飛び込んだところに堀口がワンツーを当ててマネルは膝をつくも、堀口が飛び込むがマネルはクリンチ。堀口は離れてハイも浅い。マネルがミドルも浅い。堀口が飛び込むもスリップするが、すぐに立ち上がるとマネルはワンツーも堀口がカウンターの右ストレートを当てるが倒れない。マネルが再度飛び込んだところに右ストレートを当ててマネルがダウンしたかに思われたが、マネルはすぐに後転し立ち上がる。堀口がワンツーで前に出るがマネルの頭が顎に入りバッティング。これは堀口が崩れてタイムストップ。

 再開し、堀口が左ハイからワンツーもマネルは避けてラッシュを仕掛けるが堀口は下がりロープに押しこまれる。マネルはプレッシャーをかけてリングを回らせるも、堀口はタックルでテイクダウンを奪いガードポジションからマウントポジションへ。潰しながらコツコツパンチを打ち込んでいき、肩固めでギブアップを奪った。

堀口「今日はあんまり得意じゃないサブミッションで決めました。皆さんの応援のお陰で勝つことができました。まだ試合あるんで、しっかりあの、優勝します。応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

<試合後コメント>
マネル・ケイプ
「すごい試合だったと思う。堀口はとても優れた選手。改めてリスペクトした。床が滑りやすく、いつもの闘いが全くできなかった。途中で止まったままになったりして、いつもの闘い方ができなかった。自分は殴られたが立ち直りも早かったし、こちらも殴っていい試合になり、3Rのとき勝つと思ったが、堀口のフィールドに巻き込まれ、抜けられなかった。また次に向けて準備します。今回RIZINで闘うことができて非常に良かった。いい勉強になったし、いい経験を積めたと思う。PRIDE時代から、自分のようにしつこく、手強い選手は他にいない。来年に向けてもっと強くなって戻ってくる。特に効いた攻撃というのは、正直なところなかった。最初から最後まで殴り合いだったが、そんなにパンチがすごいとは思わなかった。自分のパンチのほうがすごいことは3Rで証明した。でも、負けてしまったので。自分のスタイルは攻め続けること。特に組みに行くのが作戦だったというわけではない。必要ならクリンチも使うし、頭を使いながら闘う。でも、今日は負けてしまったので、また努力する。3Rの殴り合いの中、堀口は自分のパンチで一瞬ダウンした。でも、2分を競ってあとがなかった。自分は足を開いたままで、手も変な位置だったのを堀口に利用されてしまったので負けた。堀口のグラウンドテクニックについてはここでは何とも言えない。堀口は本当に強いし、さすが元UFCに上がっていた選手だけあり、グラウンドのテクニックは素晴らしいと思う。いつかまた闘いたい。その時は別の結果になると思う。私はイアン(・マッコール)ではないので、変な言い訳はしない。イアンはロープのせいで傷ついたと言っているらしいが、自分はそういうことは言わない。堀口は本当に素晴らしかった。また試合をしたい。試合後、堀口に『本当にすごい』と伝えた。お互いリスペクトし合っている。彼は今日勝ててラッキー。でも、次は変わる。2018年は素晴らしい年になると思う。いろいろな計画が進行中だし、またRIZINにも出たい。ファイトマネーなど条件次第だが、でもまた日本で戦いたいと思っている。自分は兄弟たちもファイターで、日本に来たいという夢があったので、その夢がかなった。これからもずっと日本で闘いたいし、日本は第二の故郷だと思っている」

第2試合

 石渡がジャブで牽制しながらリングを周り、ワンツーも大塚がガード。大ぶりのワンツーで石渡が牽制していき、大塚が右フックからタックルでテイクダウンを奪う。
 ガードポジションのまま額で押さえてパウンドを落としていくが、打ち終わりに石渡が立ち上がるとロープ際で押し込み合い。これはブレイク。

 石渡がワンツーも、打ち終わりに大塚が右ストレートを打ち込み、石渡が崩れるが大塚が突っ込むと石渡が回転して逃れて逆に下になった大塚に鉄槌を落としていく。石渡がハーフガードから立ち上がるとローキックから顔面を踏みつけていくが大塚は立ち上がりクリンチ。ここで1R終了。

 
 2R、石渡がワンツーでプレッシャーを仕掛けていき,大塚が下がるが左ストレートが顔面を捕らえるが大塚も腕を振り回して突っ込ませない。石渡は一度下がり、大塚がタックルでコーナーに押し込むも石渡は抜けて距離を取る。
 石渡が右フックから左ハイも大塚は下がり、石渡はワンツーも大塚はガード。石渡が左右のパンチを連打し前に出るが大塚はガードし、前に出ようとしたところに石渡はパンチを合わせるが構わず大塚が片足タックル。だが石渡は倒れずコーナーへ。これは展開なくブレイク。

 石渡の右ジャブに大塚が左ローを合わせるがこれはローブロー。
 再開し、石渡が左右のフックも、大塚は下がり右ハイで動きをとめたところで2R終了。
 

 3R、石渡が右フックで突っ込んだ所を大塚がタックルで膝をつかせる。立ち上がった石渡のバックを取るがこれを切った石渡がワンツーからロープに押し込むと、大塚はスリップするが体勢を立て直す。
 石渡がワンツーをボディに叩き込み、右フックも大塚はガードして下がる。石渡がワンツーも大塚はタックルを仕掛けるが、石渡は切っていきコーナーへ。これはブレイク。

 石渡のワンツーを避けた大塚がボディにワンツーからタックル。これはブレイク。
 石渡が左ハイから右ストレート。これに大塚がローもスリップ。
 大塚はハイから突っ込むが、石渡の右ストレートで膝をついた大塚を蹴り上げるが、大塚がガードし石渡の左右のストレートのラッシュを耐えていく。大塚が倒れず石渡はラッシュからボディも、大塚は体勢を立て直し前に出るが、石渡はカウンターのパンチを当てていくがここで時間切れ。

判定3-0で石渡の勝利となった。

<試合後コメント>
大塚隆文
「1Rでダウンを取って、それと3Rでもう1回(ダウンを)取ってやろうと思っていた。取れたら勝てていたと思う。それから向こうも丁寧に来て、徐々に(押されていった)。(相手のパンチで)意識が飛んだとかはなかった。最後に打ち合って、1発当ててやろうと思ったが……。29日の(カリッド・)タハの試合で、ちょっと無駄なパンチを打ちすぎた。3Rかかって、なかなか過酷。タハ戦を終えたあたりから疲労が出ていた。あちこち痛い状態だった。でも、それは向こうも同じだと思うし、タハに関係なく僕の負けだった。テイクダウンはなかなか取れなかったが、消耗はしていなかった。むしろテイクダウンを狙うことは考えてなく、基本はスタンドで勝負しようと思っていた。テイクダウンに入る形になったのは自分のくせで、流れで入ったもの。石渡選手の対処がうまかった。
 キックの練習は、ハリオ・トップチームでやった。Krushで活躍している山内、まきひろ、とさかなどの選手たちと練習して来た。石渡選手に対して対策は特になかった。ただ、気持ちをしっかり作って闘う事だけを考えていた。倒してやろうという気持ちを作って闘った。今後もまたRIZINに出たいし、お互い準決勝で負けた同士、マネルとやりたい。3位決定戦というのもいいんじゃないですか」

――入場のときDEEPのベルトを持って来たのは?
「これは偶然じゃないと思う。三年越しに、同じ大晦日に闘えることも、DEEPの王者として闘うということも。トーナメント優勝の予想は、どちらが勝つとかは言いたくない、そういうのじゃなくて、2人がいい試合をして、いいものを見せてほしい。それを見届けたい」

第3試合

 浜本はTVアニメ『ぼくらの』のOP曲『アンインストール』で入場。天心は矢沢永吉の『止まらないHA~HA』で会場のテンションを上げながらリングへ。

 天心は突っ込んで右ジャブも浜本は下がる。浜本が右ミドルで牽制も天心が距離を詰めてワンツー。リングを回った浜本に天心がミドルで牽制し、動きを止めた浜本にローから左ジャブで距離を詰めるが浜本は下がる。
 天心は左ミドルから右ジャブで牽制し『こいこい』と手をこまねいて挑発。天心は左右のストレートからミドルも浜本は下がり、天心は前に前に出て行くが浜本は距離を崩さない。浜本はバックブローも、天心は冷静に見切って前に出て行くが浜本は下がっていく。天心はロープに押し込みワンツーも浜本は下がり、天心は追いかけていきワンツーも浜本はミドルもこれをキャッチしパンチ。だが浜本はコケたため立ち上がるまで待ち、ワンツーで前に出ていき左ハイも浜本はガード。浜本のローに天心はミドル、さらにワンツーで追いかけていくが、背中を見せて浜本はコケて膝をつくと、天心が攻めようとするがこれはレフェリーが動きを止める。ここで1R終了。

 2R、天心が左右のストレートで前に出てクリンチから膝もブレイク。浜本のミドルが当たるも、天心はワンツーからクリンチして膝。ブレイクし、天心がスーパーマンパンチからボディブロー。首相撲もレフェリーが離し、再開すると首相撲で投げ飛ばす。
 ローからジャブでガードを貫くが、浜本がローで牽制していくが天心はかまわず前に出ていく。天心のワンツーで浜本はロープに飛ぶが、天心がワンツーボディでダウンを奪う。再開するが走り込んで飛び膝蹴りで再度倒し圧勝した。

天心「那須川天心です。とりあえず、初戦突破できました。次も残っているんで集中してしっかりKOしてしっかり締めたいと思います。浜本選手僕に挑んでくれて凄い勇敢なファイターだと思いましたありがとうございました。決勝戦盛り上げていくんでよろしくお願いします!」

<試合後コメント>
濱本“キャット”雄大
「試合は結構全部覚えているが、恥ずかしい。やっちゃったって感じ。お漏らししちゃったみたいな。相手は見えてる攻撃もあった。三日月蹴りが効いてしまい、最後の飛び膝は見えなかったので倒れた。相手は想像の3倍強いと思っていたが、さすがに3倍はなくて、でも、相手は散らして来た中で様子を見ているところに僕が倒れてしまった。恥ずかしい。1Rでガッとくると読んでいたが、天心選手の弱点はスタミナじゃないかと思った。また、自分からくるパターンをしのげば、違う攻め方ができると思っていた。1Rは天心選手について勉強しながらやっていた。
 天心選手の攻撃は、見えないということはなくて、どちらかというと見えていた。パンチのふりを見て結構力んでいるなと思いながらパンチを出したら向こうのニキビが潰れた。天心選手ともう一回やれば違うと思うが、最初の試合が本当の試合だと思う。もし2回目で勝ってもイーブンだとは思わない。でも、次にやれば違う展開ができると思う。今日やってみて、やっぱり自分は大舞台が得意だと思った。緊張せずスッと入って行けたし、パンチを当てて天心選手が顔から血を出した時も『天心選手、ニキビあるんだ』と思いながらやっていたくらい。今後もRIZINに呼んでもらいたい。相手が別の選手ならもっと別の闘い方ができると思うし、ルールもMMAでもいいし、相手も同じでも違ってもいい。またRIZINでやりたい」

――MMAの練習はしている?
「今はしていないが、首相撲の練習とかでMMAっぽくなることがある。仲間にもキャットはMMAに向いていると言われる。また、自分はグラップラーが好き。ヒカルド・アローナとか北岡悟選手のファン。グラップリングもこれから勉強したいと思っている。やってみたいのは、コーマ選手。若くて勢いのある安本ハルト選手、K-1で活躍している武尊選手など。特に武尊選手とは、自分と噛み合うと周りによく言われている。天心選手はサウスポーなので、技が限られてくるが、武尊選手なら噛み合うと思う」

――会社員と二足のわらじだが
「UFCのデメトリアス・ジョンソン選手も昼間は工場で働いている。現在の生活に問題はないし、この生活が好きなので、続けていきたい。僕には野望が色々ある。これからも野望を叶えていきたい」

第4試合

 藤田がワンツーも砂辺は下がる。砂辺が左右のローから前蹴りで牽制し前に出させない。砂辺がミドル連打も藤田が前に出てストレートももつれて一度距離を取る。砂辺がローで削り右ミドル。藤田が左右のボディから前に出るが、クリンチとなりブレイク。

 砂辺が前蹴りで距離を開けるが、藤田が一瞬のすきを突き左ストレートも砂辺は下がる。砂辺は飛び膝蹴りも浅い。砂辺はミドルも藤田が前に出るがクリンチとなりブレイク。
 お互いローで牽制し、砂辺がローからミドルに繋ぐも藤田が前に出るが首相撲へ。これはブレイク。
 藤田がワンツーも砂辺がバックブロー。藤田がソバットも砂辺がドロップキック。ここで1R終了。

 2R、砂辺がローからハイで牽制していくが、藤田がストレートで前に前に出てていくが砂辺は下がる。砂辺は左ハイで牽制し右ミドルも藤田はキャッチしコケさせる。

 藤田は左ボディからストレートで前に出て膝。ブレイクし、藤田が飛び込んでボディからクリンチしブレイク。
 藤田が左ハイからワンツーも砂辺が下がり、砂辺は前に出ようとするが藤田がボディで撃ち落としていく。
 砂辺が左ミドル連打も藤田が前に出るがクリンチしブレイク。藤田が左ストレートから右ストレートを打ち込んで膝。ブレイクし、お互いクリンチが続きレフェリーが注意。前に出ての殴り合いになるが、最後は砂辺がバックブローを出したところで2R終了。

 3R、砂辺がローからミドルで牽制するが藤田の左ストレートが顔面を捉え砂辺はたたらを踏む。距離を詰めた藤田が右ストレートからボディを叩き込み、砂辺はフラッシュタウンしたかに思われたがレフェリーがダウンを取らず、藤田は前に出て左右のストレートで改めてしっかりダウンを奪う。

 再開し、藤田が突っ込んで左右のボディから膝、さらに左ストレートを叩き込んでダウンを奪い勝利した。

藤田「皆さんこんばんは!今回キックのルールで出させてもらって、決勝、天心くん、しっかり待っといて!天心くん倒してしっかり優勝します。応援よろしくお願いします」

<試合後コメント>
砂辺光久
「悔しい。勝つために闘ったのに、負けて本当に悔しい。相手は体や圧力が強かった。自分はチームが作ったゲームプランができなかった。相手には、本当に体の強さを感じた。左ボディを打ち込まれて、一発一発が効いたというか、蓄積されて嫌だった。上の攻撃よりも、ボディのイメージのほうが強い。蹴りも使ってきたが、それは全然大丈夫だった。負けた原因は左ボディ。そこから流れを作られた。ドロップキックは、どこかでやってやろうという気持ちがあったので。もう1回やりたい。今度はMMAルールで。今は負けたばかりで、KOされて、キックルールでと言っても今すぐどうこうなるものじゃない。だからMMAルールでやりたい。RIZINのお客さんに、MMAルールで闘う自分を見てもらいたい。今回は、RIZINというリングで、しかもキックという不慣れなルールにも関わらず送り出してくれたパンクラスの酒井代表に感謝します。おかげでここに立てて、砂辺光久というパンクラシストを見てもらうことができた。そのお客さんをパンクラスに連れて帰りたい。これからもパンクラシストとして、パンクラスでもRIZINでも闘いたい」

第5試合

 RENAがプレッシャーをかけスイッチしながらゆっくりと前に出る。アイリーンはローで牽制していくが、RENAが左の三日月蹴りを叩き込むが浅い。アイリーンは前蹴りで牽制し、左ミドルも、RENAも前蹴りで前に出させない。RENAが左ストレートも、これがキャッチされ右ストレートが届かない。アイリーンのフック連打はガードし、左フックにRENAはワンツーも、アイリーンはクリンチし正面から飛びついて胴締め。RENAはボディブロー連打でくの字にすると、膝蹴りを叩き込むがアイリーンは嫌がり距離を取る。 RENAは左ミドルもキャッチしたアイリーンが右ストレートも、RENAがストレートを打ち込みボディから前に出て首相撲へ。これは一度距離を取る。
 アイリーンのフックにRENAが左フックをあわせ、ふらついたアイリーンにパンチラッシュ。右ストレートで打ち抜きアイリーンは尻もちをつくが、レフェリーがダウンを取らないため顔面をRENAが蹴り上げ、これでレフェリーが試合を止めた。

RENA「みなさんありがとうございます!まだもう一試合あります。絶対優勝します!皆さん準備はいいですか!いきます!1,2,3!シュート!このまま行くぞー!」

<試合後コメント>
アイリーン・リベラ
「できることはやった。相手はすごく速くて、立て続けにパンチが来た。自分ではまだやれると思ったが、レフェリーに止められてしまった。自分としては続けさせて欲しかった。悔しさ、悲しさは残るが、これをバネにして頑張っていきたい。寝技でも、どんな展開になっても大丈夫なようにやって来た。立ち技ではできるだけ距離を取っていたが、一瞬ガードを下げたとき勝負が決まってしまった。1Rで自分が劣っていたとは思わない。でも、負けてしまったことを今受け入れようとしている。自分の中で覚えているのは、顔面近くに受けた膝蹴り。左ボディの技は記憶にない。クリンチからうまく対処できていたと思うが、左ボディは覚えていない。相手は作戦をうまく立てたんだなという感じ。身体能力の優劣は全く感じていない。彼女の方が上とか、自分が格下とか、苦手とかの意識はない。今回は彼女の作戦勝ち。今後もファイターとして精進、成長していきたい。悔しいけど、負けは認めなくてはならない。でも、目指す道は変わっていない」

第6試合

 マリアがローから右ストレートも浅倉は下がる。浅倉はお互いローで牽制し、浅倉がタックルもこれは浅い。浅倉が入ろうとするも、マリアのリーチが長く入り込めない。浅倉のタックルもマリアは切って潰していく。
 マリアはワンツーで前に出ようとするが浅倉がタックルで担いでバスター。ハーフガードからパンチ連打。マウントポジションに移行し、縦四方の体勢からコツコツとパンチを入れていく。浅倉はアームロックから腕ひしぎを狙うが、極めきれずマリアは立ち上がる。ここで1R終了。

 2R、マリアがローで牽制し前蹴りで距離を一定に保つ。マリアの左ジャブが顔面に入るが浅い。浅倉がタックルもマリアが切ろうとするが、浅倉は離さず回転しテイクダウンを奪う。浅倉はハーフガードから足を抜いてマウントをとり、潰しながらボディへパンチ連打。上半身を起こしパウンド連打。マリアの腕を膝で潰して鉄槌を落としていくが、マリアはブリッジして逃れようとするが浅倉は離さない。浅倉は腕ひしぎで伸ばしマリアがタップアウト。

浅倉「みなさんありがとうございます。RIZIN出場して初めて一本で勝つことができました。この調子で決勝戦まで突っ走っていくので、決勝戦楽しみにしていてくださいありがとうございます」

<試合後コメント>
マリア・オリヴェイラ
「言葉がない。十分に準備をして来たはずだが、大会のスケールに圧されてしまい、飲まれて負けてしまった。いつもの試合が見せられず申し訳ない(泣く)。相手は優れた選手だが、そこまですごいとは思わなかった。相手に負けたのではなく自分に負けた。言い訳はできない。でも、大会自体の大きさ……日本は発展している国だけど、自分は貧しい家庭で育ち、こんな大きな大会に出たことがない。入場式も、高田さんのパフォーマンスにも圧倒された。それが敗因。相手のグラウンドテクニックは強いポイントだと思う。今日はそれにやられてしまった。そうならないよう一所懸命練習して来たはずなのに負けてしまった。これ以上、もう何も言えない」

第7試合

 矢地が飛び蹴りで突っ込み左右のフックから右ハイ。さらにパンチをラッシュし左右の膝を連打。五味が左フックを振り回すが矢地が膝蹴りから膝をついた五味に前蹴り。だが五味がロープに押し込み右のパンチをボディや顔面に連打すると、矢地は崩れ落ち、五味は頭突きから鉄槌を落としていくが、矢地が腕を掴み動きを止める。五味はガードポジションから鉄槌を打ち込んでいくが、矢地は三角絞めを狙うが五味はこれを崩して容赦ない鉄槌を落としていく。矢地は再度三角絞めで捕らえ、五味はバスターも抜けずタップ。

矢地「どうも!矢地くんです!いやー、思いっくそもらっちゃって今まだふわふわしてるんですけど、ホント憧れの五味選手と戦えて、ほんとに嬉しく思いますありがとうございました(試合後五味選手に手を掲げられました)ほんと僕の小さい頃からの憧れだったんで、こうして一緒に戦えて、五味選手に健闘称えていただいて本当に泣いちゃいそうです(改めて五味はどんな存在?)ガキの頃からのスーパースターで、いつまでも憧れの存在。まだ全然超えられたと思ってないんで、五味選手の背中追って、超えて行きたいと思います(ファンへ)えっと、ちょっと色々言うこと考えてたんですけど、どっかすっ飛んでっちゃったですね。ほんと五味選手と戦えて本当に嬉しいです。色々言いたいことあったんですけどぶっ飛んじゃたんで最後に一言だけ言わせてください。やっぱ大晦日判定ダメだよ。一本じゃなきゃ!これからも色んなヤツぶっ飛ばして、日本のトップ、いや世界のトップに立てるよう頑張りますので応援よろしくお願いします」

五味「矢地くんだからこそパンチが効いたと思います。矢地くんだから良い試合できました。悔しいですね。ありがとうございます(意地を見せましたパウンドは圧巻でした)もうちょいだと思ったんですけど、来年もやります!(これからの目標は)これからの目標!目標、まあ、今日飲みすぎないように気をつけます。矢地くん、これからRIZIN日本の格闘技引っ張って、ほんとUFCにいっても負けないように引っ張っていってくださいよろしく!俺も日本の格闘技に出来ることは一生懸命やっていきます。皆さん良いお年を!」

<試合後コメント>
五味隆典
「悔しい」

――相手の印象は
「あれじゃあ世界には通用しない。もっとトレーニングして頑張ってほしい。世界中の選手相手に頑張ってほしい。今日はロベルト・デュランのように突っ込んでいき、全部出すのが作戦だった。ヨネクラジムの会長にデュランを手本にしろと言われて。右フックをブン回して左フックまでいきたかったけど。でも、今回はコンディショニングをきちんとやったので、パンチのスピードはよかったと思う。パウンドはもうちょいだったけど。もう1回スタンドに戻したかった。ガードを取らせてパウンドを効かせるのも手だし、もう1回スタンドに戻すのも手だけど、ちょっと効いていたのでグラウンドで焦ってしまった」

――グラウンドでスラムで叩きつけたが
「叩きつけると余計に絞まっちゃうこともあるし、あのまま中央に戻したかった。叩きつけて外れる場合もあるし、ダメージを与えることもある。普通に寝技をやるよりこのほうがいいかなと思って。あまり良い技術ではないが、あげられるものは上げようかなと」

――会場の歓声は聞こえていた?
「入場の時もそうだし、(自分が出ていたのは)10年以上前なのに嬉しかった。歓声は経験したことはあるけど、今日は不思議な感じだった。またこの場にいさせていただくことが嬉しい。10年以上も経ってここにまた立たせていただいてありがたい」

――テーマ曲も久しぶり
「もう知らない子たちが見てるんじゃないかと思って。会場を温めたかったし、それが自分の役目、ポジションだと思っている。でも、軽量の時から気恥ずかしかった。若い子たちばっかりで、おじさんがいていいのかなって。でも今日、少しは矢地君にいいものを伝えられたのかな。今日は10年前の自分と向き合うような気分だった。何をしてくるか分からない自分と。もう、リングに上がっているというだけで勘弁してほしい(笑)。日本でやらせていただけるのは温かいけど、反面、厳しい声もある。パンチで倒れれば何か言われるしね。もう若い子だけで日本の格闘技界はやっていけると思う」

――来年もやりますと言っていたが
「大晦日だけ!(笑)ジムの指導もあるし、リングに立つ気持ちを作るのも大変。プロとしては十分やったので、どこかで区切りをつけないとと思う。試合に対する恐怖心も出てくるし、頭のダメージと相談しながらやります」

――もしトーナメントがあったら?
「俺は優勝者とやればいいでしょ!?(笑)矢地君が優勝すればいい」

――ストラッサー選手も出て来たが
「俺はもういいですよ。40歳までにあと1回、クロン(・グレイシー)とかダメージがない相手とやりたい。RIZINに上がっている選手から選ぶならクロン・グレイシー。自分がこれまで向き合って来なかった寝技のスペシャリストだから。できるなら、来年の大晦日にやりたい。もうストライカーはいいです(笑)。去年の魔裟斗選手との試合はルールが違っていたし、やはりシビアなのはRIZIN。同じ条件でどんな相手ともやらなくてはいけない。でも、楽しかったので、あと1年だけ、いい対戦相手がいたらやりたい」

――アメリカのファンへ
「また久しぶりにアメリカの人も喜んでくれるような試合ができたと思う。どんな形でも格闘技と関わっていきたい。アメリカに遊びにいくのでもいいし。UFCとの契約が終わったとき、これが年齢なのかな、勝負の世界なのかなと寂しかった。でも、アメリカの格闘技界に日本の選手は憧れている。追いつくように、日本の格闘技も盛り上がったらいいなと思う」

――会場の声援やネットでの反響は闘うモチベーションになる?
「ありがたいし、あと一年、あと1試合、そういう気持ちもある。盛り上がりは、RENA選手や天心選手ら若い子に向けられるもの。自分は実感がない。なんでここにいるんだろうという気分で試合をしている」

矢地祐介
「反省点ばかり。正直、ちょっと落ち込んじゃってる。勝てたことと、お祭りっぽい試合になったことは良かった。僕は試合が決まって欲しかった。その一心だった。どうか決まってくれと。五味選手と向かい合ったら、大きく見えた。声援もすごかったし、すごく大きく見えた。実は五味さんの入場曲を聞いてアガッちゃいました」

――五味のパンチは?
「すごく効いちゃった。攻めしか考えていなかったので、見えていないところへもらって、すごく効いた」

――最初からガンガン行ったが
「とにかく面白い試合をしようと思って、動き回って、跳び膝で五味選手の腰が落ちていたので、ここでいくしかないと思い冷静さを欠いてしまった。そこで一番もらっちゃいけない右をもらってしまった。五味さんのパウンドも効いて、正直朦朧としていた。セコンドの声を頼りにやっていた感じ。パニックだった。でも、僕も寝技ができないわけじゃないので、その中で出たものがあった」

――スラムされた時は?
「そこまで高いスラムじゃなかったので、冷静に組み直せた」

――試合後に会話は?
「『これから頑張ってね、任せたよ』という言葉をいただきました」

――もしトーナメントがあったら?
「あってくれたら嬉しいけど、大変そう。出るとなったらもちろん腹をくくるけど、一日2試合はいやだなあという感じ」

――今後は?
「自分でお祭り男と言っているので、お客さんに喜んでもらえて、『矢地の試合、面白かったね』という試合をやっていきたい。それから、強い選手とやって、自分の名前を知らしめていきたい」

――次にやりたい相手は
「特に考えていない。毎試合、毎試合、覚悟を決めていて、大げさかもしれないけど、いつも試合で死ぬかもしれないと思ってやっているので、その先のことはあまり考えていない」

――ストラッサーが名乗りを上げているが
「でも階級は合わない。今回は72kgで、でも五味さんだからこそ受けたけど……。70kgならいいけど、75kgとかだったら僕はやれない」

――今日のお祭り度は?
「今日は結構高いかな。MMA的、試合的、自分的には反省点ばかりだけど、五味さんのいいところを見せられて僕が勝ったので、お祭り度は高いかも。80%くらいかな」

第8試合

 チェルシーが前に出てミドルも、真珠もミドルで返すがチェルシーが前に出て組み付いていくが、真珠が膝蹴りから肘。お互い膝の打ち合いからチェルシーが組み付き引き込んでいくと足を絡ませてマウントを狙うが、真珠が回転すると三角絞めへ。真珠はバスターで抜けようとするが、チェルシーは絞め上げながら殴っていく。真珠はかかとを顔面に落としていき、三角が緩んだところでパウンドを落とすがチェルシーは三角で締めなおそうとする。真珠はこれを抜けてガードポジションでパウンドから、立ち上がろうとしたチェルシーを真珠は潰してサッカーボールキック。立ち上がったチェルシーにハイキックから組み付いて膝。さらに左右のフックから膝。離れたチェルシーに前蹴りから肘を打ち込み、顔を伏せたチェルシーに膝からフロントチョーク。そのまま左右の膝を連打していくと、スピニングチョークから亀になったチェルシーへパウンド連打。そこから腕ひしぎで伸ばしギブアップを奪った。

真珠「試合中ちょっとテンション上がりすぎて日本語忘れちゃったので英語で。みなさん本当にありがとうございます。格闘家として日々練習に励み、この用にリング上に上がれる幸せを噛み締めています。バックステージで藤井恵さんにお会いした時に胸いっぱいになって大好きと言い忘れてしまったのでこの場を借りて言わせてください(お母さんが応援してくれました)ちょっと汚い勝ち方でごめんなさい。今度は三角入らないように頑張ります」
野沢直子さん「超かっこよかったです。すいません親バカで」
真珠「(今後は?)まあこれからも強くなってRIZINの中で日本の格闘技の中で頑張っていきたいと思いますよろしくお願いします」

<試合後コメント>
真珠・野沢オークライヤー
「思ったようにいかなかったが、勝てて嬉しい。タックルの練習をしてきたけど、三角が入ってしまって負けそうなところを見せてしまった。少し近かったので、一瞬視界が暗くなったけど、タップするより極められた方がいいと思って頑張った」

――最後は狙い通り?
「そこも、腕十字を入れたところも、ちょっと、ちゃんとした腕十字じゃなかったから、次の試合でちゃんとした技を見せたい。勝てたのは嬉しいけど、もっとちゃんとした、綺麗なテクニックを見せたい。まだアマチュアっぽいところがたくさんある。もっと落ち着きながらやらないといけない」

――今後は
「強くなっていきたい。日本の格闘技の世界の中で頑張っていきたい」

――このあとは何をしますか
「日本の大晦日は初めてなんです。日本では普通、何をするんですか?(RIZINを見ます)アハハ!」

――試合中、垂直のヒジがあったが
「エキサイトして、やってしまいました。ごめんなさい」

――腕十字は、普通顔にかけるところ、腕にかかっていたのは練習していたものですか?
「いえ、写真を見て変な腕十字だと思った。自分でも分からない」

――お母さんには何を言われた?
「おめでとう、強かったねと言ってくれました」

――試合前はKO勝ちしたいと言っていたが
「どうしてかは分からないけど、練習通りにはいかない。グラウンドに行きたくなかったけど、どうしてもプラン通りにはいかなかった。ムエタイのトレーニングの成果を出し切れず残念。でも、相手の得意なフィールドで勝ち切れたのは良かった。危険な状態からフィニッシュへ持っていけたので、最高ではないが気分がいい」

――本当は寝技の方が得意なのでは?
「そんなことないです(笑)今日の試合はタックルのディフェンスにフォーカスして準備していた。前回を踏まえて、打撃は私が上、寝技はチェルシーが上と思っていたので、グラウンドに持ち込みたくなかったけど、結果はグラウンドになってしまった」

――どう持って行ったのか?
「ガードポジションからチェルシーがジャンプしたのか、スラムなのか分からない。彼女の得意なレスリングになってしまったけど、タップしてはいけないと思い耐えた」

――2018年は
「いつでも、すぐにでも戻ってきて試合をしたい。連戦になっても、いつでも喜んで戻ってくる」

チェルシー・ラグラース
「がっかりしている。全体的なパフォーマンスには満足している。最後の30秒までは勝っていたが、ほんの一瞬でやられてしまった。相手のグラウンドは良くなっていたと思う。私はグラウンドが得意だが、彼女がそこで勝ったので、良くなったということだろう。試合は落ち着いてやれたし、準備もできていたので、そこには満足している」

――試合後に話したのは?
「2人で、いい終わり方でハッピーだったね、いい体験ができたね、お互いタフだったねと話した。RIZINに参戦できたのは、素晴らしい体験だった。組織が素晴らしいし、フレンドリーだし、みんな私を助けてくれた。試合は思うようにいかなかったが、また戻ってきたい」

――三角絞めについて
「極まったと感じていたし、相手も一瞬落ちたと言っていた。でも彼女はタフなので私のグリップが緩んで滑り、抜け出した。スピードに圧倒された。蹴りはブロックしていたが、そのあとのパンチでやられたと思う」

――腕十字が極まった時の心境は
「確かにミスを犯した。申し少し絞り込んでいければ良かった。腕を取られて伸びた時は痛くなかったが、不思議な捻り方をされて痛みがきたので、これはダメだと思いタップした」

第9試合

 ミルコがジャブで前に出て、高阪がヒットアンドアウェイ。高阪が左右のストレートで突っ込んでいき、空振りで体勢を崩すとミルコがバックをとって後ろから殴っていく。ふらついた高阪に容赦ないパンチを打ち込み、倒れた所にミルコが鉄槌連打。高阪は亀になって耐えるが、レフェリーが試合を止めた。

ミルコ「(日本人に負けなしだがどんな準備を?)クロアチアのみんなも見てくれてると思って自分の全てを出し切ろうと思った。(日本のリングはどういった存在?)やっぱり日本は自分にとって特別な場所。これまでの戦績、思い入れがある場所。言ってみれば自分の世代の最後の一人を、見ていただけましたでしょうか?十分な力をまだまだ持っていることを見せていきたい。高阪さんありがとう(来年引退するということだが)確かに引退を表明し、来年の12月31日を最後の試合の日にしたい。それまで一回は維持していくために皆さんに試合を見せられたらと思う。10年20年とずっと戦ってきて、いい結果をここまで残せたことを幸せに思い、最後まで走り抜けたい」

第10試合

 藤田がジャブで牽制し、天心もローで牽制。藤田の右ミドルを天心がキャッチするが、藤田が足を引いてワンツーも、これに天心がカウンターを合わせパンチをラッシュしダウンを奪う。

 再開し、天心が左右のパンチから膝。さらにパンチをラッシュし膝。そのままパンチをラッシュし蹴り上げダウンを奪う。

 再開し、天心がボディからフック。さらにストレートから膝蹴りで3ダウン目を奪った。

天心「ちょっとあの、最後あの、なんだろう、良い勝ち方ができてほんとに一年間こうやってしめられて本当に良かったです(大観衆の前で優勝しました)ほんとめちゃくちゃ嬉しいですね。自分がやらなきゃいけないことをできたと思います、MMAも最高ですけどキックボクシングも最高ということが、今日の試合を見て皆さんどうでした?(今まで音速の世界に生きている高速の世界に見えました)いや、そうですね、自分トーナメント凄い得意なんですね。1試合目2試合目3試合目4試合目と上がってくるんで、その通りKOできて良かったです(次は)そうっすね、自分ほんとに世界最強目指してるんで、是非世界最強トーナメントをキックボクシングでやっていただけたらと思います。皆さん誰と見たいですか?(武尊!)誰と見たいですか?(武尊!!)皆さんのこの歓声の声が答えだと思うんで、是非来年中にやりましょう!来年ほんとに突っ走るんで今年もしっかりした勝ち方できたと思うんで、来年も最高目指して頑張りたいと思います」

<試合後コメント>
藤田大和
「2試合できて嬉しかった」

――1回戦は初勝利
「気持ち良かった。スカッと最後、倒れてくれたので。天心選手に負けてめちゃめちゃ悔しい。一瞬のミス。めっちゃ悔しい。パンチは見えていた。最初のダウンの記憶もある。出し切れば良かったが、出し惜しんだところに食らってしまった。2回目、3回目は押し込まれた。最初のがミスだった」

――MMAとの違いは?
「天心選手とは1回手を合わせているので、お互い知り尽くした部分もあり、そこでタイミングが合っただけなのかな。説明は難しいけど。でも速かった。構えは変わらないけど。とにかく天心選手の一番の攻撃力は速さ」

――再戦したい?
「やりたい。めちゃくちゃ悔しいし、僕も負けて終わる男じゃない。1年なり2年後にキックでやらせてもらったら負けない自信がある。もっとキャリアを積んで行きたい」

――ボクシングルールなら?
「できるならやりたい。すぐにでもやりたい。ボクシングなら大丈夫です」

――才賀紀左衛門が付いていたが
「普段、一番アドバイスをくれる人。試合中も声が耳に入ってくるし、インターバルでも落ち着ける。いてくれると心強い」

那須川天心
「気分は最高! 2試合勝ったのもあるし、一年をしっかりした形で締められた。短い一年だった。1試合目は、距離が遠くて手こずったが、アップからやっていた走っての跳び膝がバッチリ決まったので良かった。2試合目は、蹴り倒すと言っていたが、相手はパンチの選手なのでパンチで倒そうと思った。1回目のダウンで勝ったと思ったが、さらに倒しにいった。トーナメントは1日2試合の方がやりやすい。その日に向けて集中できるから。1日あけると痛いところが出てくるし、アドレナリンも出なくなる。これで自分が優勝できなかったら、キックなんてダメじゃんとなってしまう。キック=那須川と言われるようになりたいので、RIZINでいい試合、いい勝ち方ができて良かった。今日はMMAを見に来た人が多かったと思うが、キックもいいなと思ってもらえたかなと思う。最近は同年代の人たちにも負けたくない、同じにされたくないと思う。そういう人たちも引っ張って行ける存在になりたい。キックには上位概念がない。そこで、RIZINで世界一決定戦をやれば盛り上がると思う。「その人」と闘うのはトーナメントでもワンマッチでも何でもいい。ファンが望むカードをやるのが格闘家。僕は格闘家として生きていくと決めたので、ファンに求められる試合をします。RIZINでMMAをやるのとキックをやるのはだいぶ違う。緊張感もあるし、MMAを見に来ている人も多かったと思うので、そういう人にもアピールできる試合をしたい。
IZINはすごい。お客さんは個々の試合を楽しみに来ているので、もっと大きいところでやっても埋まると思う。キックもそうなっていかなくてはいけない」

――堀口についてどう思うか
「1日のトーナメントであんなすごい勝ち方をして、レベルが違うと思った。いずれ機会が来れば挑戦者としてチャレンジしてみたい。MMAだと今はやられてしまうので、最初はキック、そのあとMMAで(笑)MMAも機会があればまたやりたい。賞金は、みんな休みがなかったので、みんなで旅行とか行きたい。あとは自分で開いたてっぺんジムの経費に使いたい。今年はいろんなことがあって、本当に短い1年だった。来年はもっといい年にしたい。今年もその前も結局9試合やっているし、来年もそのくらいやってしまいそう。来年も突っ走りたい」

第11試合

 浅倉がリングを回って距離を見ていくと、RENAは下がりながらスイッチして攻めあぐねる。浅倉が左右のストレートからタックルで倒すが、RENAは立ち上がり浅倉は一度距離を取る。RENAは前蹴りで牽制し右ストレートも浅倉は前に出ず、浅倉がローで牽制すると片足タックルもRENAは足を抜いて前に出るが浅倉は下がる。RENAがコーナーを背負うと浅倉は再度タックルもRENAはこれを切る。RENAは右ミドルからワンツーも浅倉は下がる。浅倉のタックルでロープに押し込むが、RENAはこれを切るも回転しサイドポジション。亀になったRENAのバックを浅倉がとりスリーパー。これでレフェリーが試合を止めた。

浅倉「(今の気持ちを)ほんとに、このRIZINの舞台のベルトを巻けて本当に嬉しいです。ありがとうございます(決勝の相手は尊敬する相手RENAだった)正直本当に試合前からやりづらいなと思うこともあったんですけど、RENAさんも決勝に上がってくることを信じて自分も決勝まで上がって、この大晦日にRENAさんと試合することができてよかったです(どんな気持ちで)戦ってる時はほんとに勝つか負けるかなので、対戦相手としてみてました(RIZINでデビューして負けてしまう場面もあった。悔し涙から喜びの涙に変えたこの一年は)ほんとに去年は凄い悔しい思いをして、その悔しさをはらせるのは同じ舞台でしかできないと思っていたので、あの負けが自分を強くしてもらったと思います(巻いてみて)ベルトを巻いたのが初めてなので、凄い嬉しいです(人生初のベルトですか?)人生初です(感想は)そうですね、でも、もう嬉しいでしか今は出てこないですね(来年は)来年も、まだまだな私ですがこれからも突っ走っていければいいなと思ってます。応援よろしくお願いします(ファンの皆さんにメッセージを)えー、そうですね、レスリング辞めて辛い時期もあったんですけど、先生のお陰で格闘技に出会えて諦めずに格闘技を続けてきてよかったです、ほんとに一人じゃここまで来れなくて、一緒に、一緒に練習してくれた道場のみんなとか、支えてくれた家族友達応援してくれる皆様のおかげでここまでこれたので感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます(お父さんへ)一時期は本当に格闘技嫌いだったんですけど、それでも自分を強くしてくれて今は本当に感謝してます」

<試合後コメント>
RENA
「MMAの厳しさ、難しさを学んだ試合だった。1試合目は、けっこう右で倒せてノッた感じがあって、イケるなと思った。決勝戦も、やっていてイケるなと思ったが、そこからおかしくなった。それがMMAの難しさ。悔しいけど、まだ2年なので、私のストーリーが面白くなるのはこれからです!」

――負けたのは久しぶりでは
「本当に久しぶりなので、みんなが腫れ物に触るように気を使ってくれて。でも、出し切ったので、これで負けたら仕方ないなというところまで練習したので。2年で準優勝まで来て、もちろん優勝を望んでいたけど実際は甘くない。負けても報道されるくらいの女じゃないと。最後は絶対負けたくなかったし、逃げられると思っていた。落ちたのは初めて。楽しい夢を見ていた気がする。気がついたら周りにみんながいて、えっ、どうしたの!?という感じだった。これも良い経験」

――バックをとられた時は?
「来るなとは思っていたけど、反応が遅かったのと、変な自信でイケると思ってしまった。今まではそれでイケていたので。でも、私の伸び代はまだまだ。ああいう状態の練習はしていたけど、スタンドで勝負するつもりだった。油断があったと思うが、でも今までの6年がうまく行き過ぎていた。リングで(浅倉に)「私は必ずやり返すから」と言いました。最後に勝つのは私です。試合前から覚悟は決めていたので」

――自分の動きがよかった?
「思った以上にキレていたので、調子に乗って「イケるな」と思ったのがいけなかった。練習ではエスケープできるけど、練習と試合は違うので」

――再起戦はいつ?
「まだわからない。2年突き詰めて頑張ったので、心と身体をリセットしたい」

――負けたあと、表彰式までの気持ちの切り替えは?
「応援してくれている人に最後まで悲しい思いをさせたくなかったし、心配させたくなかった。私はくさってないよというところを見せたかった」

――来年はあのベルトを狙う?
「タイトル化するのか分からないが、とにかくリベンジしか考えてない。ここまで引っ張ってきたのは私なので、あのベルトは獲りたい」

浅倉カンナ
「素直に嬉しい。緊張して試合はあまり覚えていないが、1本で勝てて良かった。RENAさんは絶対勝ち上がって来てくれると信じていた。試合中は、RENAさんを相手として見て闘った。打撃の怖さがあったので、打撃に付き合ったらまずいと思い、仕留められる時に行かないとと思った。あまり試合のことを覚えていないけど、極められて良かった。まだまだと思っているので、これからもチャレンジャーとして頑張っていきたい。また、追われる立場にもなると思う」

――最初のテイクダウンを切られた時は?
「切られて、わっ、切られちゃったと焦った。RENAさんは打撃で決めてきているので、ここで極めなきゃと思った。最後は本当に覚えていないけど、バックになってここしかないと思った。練習の成果が出たと思う」

――寝かせたら勝てると?
「自信があったわけではないが、立たれたら負ける、ここしかないと思った」

――勝因は?
「練習をやっていれば結果が出るんだなあと思った」

――相手が落ちた瞬間はわかった?
「自分がやっている時はわからなかった」

――大の字になったのは?
「やっと終わった‼という感じ。今まできつい練習をやってきて、それが出せて、終わったー‼と。終わったあとRENAさんに「絶対やり返すからな‼」と言われて、「さすが、ねえさんです」と言いました(笑)。どうしたらいいのかと思っていたけど、RENAさんが「やるしかない」と言ってくれて。ファイターとして尊敬しています。女子格闘技はRENAさんあってこそ」

――ベルトの重みは?
「感じる。去年は負けて泣いて、今日は嬉し泣き。1年ですごく変わった。今年はいろいろ変わった。高校生から格闘家になって、練習も増えて、追われて来たけどホッとしている」

――賞金の使い道は?
「まったく考えていない。想像もつかないくらいなので、何に遣うとか予定はない。落ち着いたらゆっくり考えたい。お正月はゆっくりしたい。ここまで頑張ってきて、少しゆっくりしたい。すぐ練習に行っちゃうかもだけど(笑)」

――試合後、お父さんに会った?
「まだ会ってないけど、画面越しに泣いているのを見て、勝って良かったなあと思った。昔、レスリングをやっていた頃からお父さんは厳しくて、レスリングが嫌いなったこともある。でも、今それが生きている。お父さんのおかげで今がある」

――来年は?
「ベルトの持ち方もわからないくらいだけど、チャンピオンとしてRIZINを引っ張っていけるような存在になりたい。でも、まだまだ頑張ることがいっぱいある。だからこそ格闘技は楽しい」

――優勝する自信は?
「自信はなかったけど、絶対優勝するんだという気持ちは持っていた」

――次に闘いたい選手は?
「トーナメントのことしか考えていなかった。またここから再スタートです」

――DEEPの佐伯代表へ
「石岡さんとの試合もやりづらい部分はあったけど、あのマッチメイクがあったからこそここまで来られた。佐伯代表に感謝したい」

――歓声は聞こえた?
「最初の方は聞こえたけど、試合に集中してだんだん聞こえなくなった」

――世界中に衝撃を与えた
「RENAさんが勝つと思っていた人はたくさんいたと思う。自分がひっくり返したのかな。でもまだ実感がわかない」

――成人式にベルトを持って行きたいと言っていたが
「はい。試合が終わったあとのことはまったく考えていなかったけど、持って行ってみんなに獲ったぞ!と見せたい」

第12試合

 堀口がスイッチしながらローで牽制。堀口が前に出るが石渡は冷静に下がる。堀口が右ミドルも浅い。石渡が前に出ようとすると堀口はリングを周り距離を保つと、右のパンチをぶん回すがこれはスカす。堀口が右ミドルも石渡が飛んで避けようとした所急所に当たる。

 再開し、堀内がワンツーも石渡は下がり、さらにハイキックで牽制。石渡もストレートで牽制し、堀口は前蹴りもお互い距離を崩さない。
 石渡の左ミドルを堀口はキャッチしテイクダウンを奪うと、ハーフガードからサイドポジションにパスしようとするが石渡は足を絡めて阻止。ロープ際に行こうとした石渡を堀口が潰し亀になったところをパウンド連打。ダウンしたかに見えたが石渡は立ち上がりパンチを振り回し距離を取ると、堀口がストレートを打ち込むもここで1R終了。

 2R、石渡が右ストレートも、堀口が右膝を打ち込み、前に出てきた石渡に右ストレート一閃。これで前のめりに石渡が倒れてレフェリーが試合を止めた。

堀口「今日は、来てくださってありがとうございます。メインの仕事、29日と同じでできましたかね?できました?(大歓声)ありがとうございます(どんな気持ち?)やっと世界に届いたかなと思ってるんですけどまだまだこれから、これからだと思ってるんで、これからもっともっとRIZIN盛り上げて、もっともっと強くなってくんで、これからもRIZIN見に来てください。まだ日本の格闘技これから盛り上げてくんで、是非来てくださいお願いします!(決勝は石渡との対戦だった)自分は結構計画練ってコーチとしてやってきたんで、計画通りかなと思ってます。自分では納得してます(向かってきた時はどんな気持ちだった?)そうですね、一回対戦しててその時も打たれ強かったんで、今回もそう思ってたんで来るなと思ったんでそれも想定内でした(来年の意気込みを)またっすか?(笑)RIZINこれから盛り上げてくんで絶対会場来てください。来れない方はテレビで絶対見てください。もっともっと面白くなるんで。よろしくお願いします」

<試合後コメント>
堀口恭司
「ちょっとハプニングもあってヤバイかなと思うこともあったが、しっかり有言実行できて良かった。マネル選手は、思った以上に打たれ強かった。何発も入っているのに倒れず、テイクダウンに来る。トータル的なファイターだと思った。最後のテイクダウンは、頭もらっちゃって、朦朧としている中、打撃は危ないと思って戦略を変えてテイクダウンに行った。判定狙いではなく極めにいった。右目のカットは4針縫ったが、視界に影響はなかった。セコンドはいつも通りのスタイルでやれば勝てると言っていた。でも、バッティングで完璧に(意識が)飛んでいて、あそこで止めてくれたRIZINのレフェリーは素晴らしい。あのおかげで今の自分がある。あのカウンターのストレートを狙っていた。石渡選手が打たれ強いのは知っていたので」

――那須川がキックルールでやりたいと
「やりますよ。日本が盛り上がるならやります」

――次回大会は5月福岡だが
「試合があれば、どんどん出ていきたい。自分はそのためにRIZINに来た」

――今後、階級は?
「バンタムでいこうと思っている。相手は誰でもいい」

エンディング

浅倉「応援ありがとうございました!ほんとに優勝できて良かったです。けど、女子格闘技がこれだけ盛り上がっているのはRENAさんがいてこそだと思うので、元立ち技の選手がMMAに挑戦するのは勇気も覚悟もいることだと思います。そんな中結果も出してるRENAさんを尊敬してます。RENAさんありがとうございました」

堀口「また来ちゃいました(笑)ほんとに今日はご来場いただきありがとうございました。RIZINここにいるみんな、新しい選手も増えていくと思うんですけどもっともっと有名に、もっともっと盛り上げていくんでこれからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」

高田本部長「今会場にいるみなさんと我々スタッフ、選手、RIZINガール、みんなで乾杯をしてしめたいと思います。協力お願いします。いや、つくづく改めて思いました。格闘技って、素晴らしいなと。今日はあのバックステージずっと歩いてたら、ある関係者の方に、29日、そして今日、途中までの試合なんですが、すごい素晴らしいです!そういう声をたくさんいただきました。それは何を指すかというと、ここにいる選手達の、素晴らしい戦い以外何ものでもありません。RIZIN始まって、2015年、今日が17年、これから3年目に入ります。こっからが勝負だと思ってます。ただ、皆さんも感じてると思うんですけど、当初よりも明らかにこのRIZINに魂が宿り、皆さんの心に届くようなそういう空気感をつくれるように、このRIZINが成長してきたんじゃないかと実感してます。それもひとえに、ここにいる素晴らしいファイター、応援してくださる多くのファンのみなさんの後押しがなければ、ここまで来ることができません。まだまだ先程のチャンピオンの堀口恭司が言いましたけど、このままとまってることはできません。これからもっともっとUFCに負けないように、RIZINという場所が日本という場所が皆さんの力を結集して素晴らしい光があたる場所に作っていきたいと思います。みなさんの応援よろしくお願いします。いいですか?あります?液体入ってます?お酒なりジュースなり空っぽでもいい形だけですから。じゃあいきますよ?いいですか、立っちゃいますか。立っちゃいましょう。やっぱり勝負ですから勝つ者がいれば負けるものもいます。それが宿命です勝負の。次に向かってここにいる選手たち頑張ります。きっと皆さんもこの一年良いこともあったでしょう、嫌なこともあったでしょう、それも忘れるように、来年に向けて、やっていきましょう、いいですか?2017年、皆さん本当にありがとうございました。2018年もRIZIN皆さんの力を借りて思いっきり走り続けます。乾杯!」

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