【会見全文】平本蓮がKNOCK OUT王者・鈴木千裕と対戦決定!榊原CEOがサトシキラーとして青木真也の投入を予告?!外国人選手を求めRIZINが海外開催へ

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 2日、都内某所にてRIZINが記者会見を実施。2月23日に静岡県・エコパアリーナ『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』および3月6日に開催の『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』の一部対戦カードが発表された。

RIZIN TRIGGER


 まず、第一部として『RIZIN TRIGGER 2nd』の会見が実施。

榊原信行CEO
「こんちは!2月に入りましたけど、記者の皆さんとこうして対面で今年はじめて会見をさせていただく、2022年最初の会見となります。今日は笹原の方からご案内させていただきました通り、この2月23日のRIZIN TRIGGER、そして既に昨年大晦日に発表させていただいてます、LANDMARKのVol.2。それぞれ2つのイベントに関して発表させていただきます。
 まず、TRIGGERに関して。既に公式のTwitterとかでアナウンスさせていただいておりますが、大変光栄なことにTRIGGERにも冠スポンサーに入っていただく企業にご賛同いただくことになりました。株式会社スーパースポーツコレクション様に冠協賛していただくことになりました。正式なイベントタイトル、『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』これが大会の正式名称です。SPASHAN、車に詳しい方とかご存知の男性の方はたくさんいるかもしれませんけど、誰でも簡単にハイクオリティなコーティングを可能にした世界的に高く評価されている高級カーケアブランドさんです。カーコーティングで高い評価を得ているSPASHANさんに今回ご協賛、冠でスポンサードいただくということをまず発表させていただきます。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました!そして、2月23日、3週間後に迫っていますが、チケットは現在イープラス、ぴあ、ローソンで絶賛発売中。スマホからもお買い求めいただけます。VIP席が100,000円、SRS席が5000円、S席15,000円、A席10,000、全券種発売中でございます。特に静岡、地元の皆さん、RIZINとして初めて……初めてじゃないか。浜松で1度やらせていただいてますが、今回エコパアリーナでやらせていただくのは初めてなので、是非静岡エリアにお住まいの方を中心に、東京からも名古屋からも大阪からも皆さん駆けつけていただけたら。今年最初のRIZINの大会となります。既にお伝えさせていただいている通り、ようやくオリジナルのケージも完成しましたんで、そのケージの初お披露目もさせていただく大会となります。このTRIGGER2は、前回の大会同様にRIZIN LIVE、Exciting RIZINで有料配信させていただきます。またスカパーで完全生放送のPPV放送もさせていただきます。本日18時からRIZIN LIVE、Exciting RIZINは事前購入でご予約いただくことが出来ます。ご予約で勝っていただくと3,300円、当日は3,800円となります。スカパーは2月6日から事前販売させていただきます。いずれにしても注目されるTRIGGER Vol.2にたいへんご期待いただけたらと思います。ひとまず私からは以上です」

 続いて、アキラ、鈴木琢仁、渡慶次幸平、吉野光が登場。
 榊原CEOより既報カード含めて対戦カードが読み上げられ、各選手がコメントを発表。


▼RIZIN MMAルール(62.0kg):5分3R
遠藤大翼(IGGY HANDS)
vs
吉野光(ALMA FIGHT GYM LIFE)

遠藤大翼(代読)
「格闘技に出会って自分の人生が変わりました。性格や考え方、人との付き合い方、謙虚さ、他にもいろいろとあります。このような素敵なスポーツを少しでも多くの方に知ってもいただきたい、楽しさやかっこよさを伝えていきたいと思っています。今回参戦するに当たっては、当ジムの子どもたちや会員の皆さんに、ただの指導者ではなくて選手としての顔も見てもらいたいと思いました。いぶし銀の渋さを伝えられたらと思っています」

吉野光
「はじめまして、吉野光です。僕はあんまり知名度無くて、RIZINファンの皆さんはきっとRIZINバンタム級トーナメントに出ている選手が一番日本でトップですごい選手って思われてると思うんですけど、国内にはまだ強い選手はたくさんいて、僕はその中でも強い選手だと思っているので、試合当日は僕の強さを見せたいと思います。よろしくお願いします」


▼RIZIN MMAルール(73.0kg):5分3R
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
vs
ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)

ハリー・スタローン(代読)
「今までの試合は家族のもとに無事帰ることや、職場で無傷で出勤することなど、自分にリミッターをつけている状態で闘っていました。しかし次に試合をするときはそのリミッターを外して、自分は死んでもいいぐらいの気持ちで戦うことを決めていました。そこにRIZIN出場のお話を頂いたので、この試合では先のことを考えずに死ぬ気でやります。自分とやる相手が可愛そうに思います」

渡慶次幸平
「どうも、渡慶次幸平です。ホント、人生って上手く行かないなっていうのをこの間の沖縄大会で思い知ったばかりなんですけど、東京に夢と希望を持って出てきて、すぐホームレスになって、結婚して子供できて、やっとラウェイでRIZINに読んでもらえるようなファイターになってRIZINに呼んでもらえて故郷で試合をしたんですが、早々にやられてしまったので、すごく悔しい日々を過ごしてまして、1日も忘れないように、その試合に負けた当日に大原くんの方に稽古をつけてくれとお願いしまして、そこからずーっと一緒にパンクラスイズムさんとKIBAの方でトレーニングさせてもらってます。その日から確実に今強くなっているので、すごく自信があります。それを証明するのは試合のリングの上だと思うので……あ、今回はケージか。ケージの中で、戦いの場で証明するだけなので、この闘志が消えるまでしっかり闘い続けたいと思います。応援よろしくお願いします」


▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
vs
鈴木琢仁(ボンサイ柔術)

鈴木琢仁
「RIZINファンの皆さん、はじめまして。今をときめくボンサイ柔術所属、ボンサイ柔術茶帯、そしてボンサイ柔術日本人最強、カッコ関根さんを除く。鈴木琢仁です。今回RIZIN初参戦させていただくことになりました。RIZINではボンサイ柔術で培った寝技・柔術をお見せしたいと思います」

アキラ
「どうも、お久しぶりです。武蔵村山さいとうクリニックのアキラです。今回、このようなカードをくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございます。僕に失神KOさせるために鈴木選手という弱い選手と組んでくださったこと、本当にありがとうございます。鈴木選手もわざわざ今回失神するためだけに出てきてくださり、ありがとうございます。ちゃんとタップしてくれれば放すので安心してください」

榊原「多分、ファンの皆さんもそうだし、マスコミの皆さんにもリマインドで伝えられればと思うんですが、RIZIN、今日はTRIGGER発表してますけど、あとLANDMARKとナンバーシリーズとあるんですが、TRIGGERの理念・コンセプトをしっかり分かった上でマッチメイクと当日の楽しみ方をファンと共有できたらなと思ってます。1回目の大会のときにも言いましたけど、TRIGGERってのは、再生の場、そして原点回帰の場。渡慶次も言いましたけど、渡慶次がまた新たに再生していくためのリスタートをする場。TRIGGERっていうのは、ホントにタイトル通りで、それが1つのトリガー、引き金って意味もあるんですけど、そこがきっかけになって人生を好転させるというか、新しいキャリアをリスタートして始めるという、タイトルには思いが込められているんですけど、あとは新しい選手の発掘・育成の場。ですんで、どんどん日本にまだまだたくさんたくさん才能のある選手たち、そしてハングリーな選手たちがたくさんいるんで、そういう選手たち、新しい選手の発掘と育成の場、そして地域活性化の場。どうしても大都市圏の大会開催になるんですね。だから思い切って沖縄に行ってみると沖縄にもたくさんのファンがいるし、沖縄で生まれ育って、沖縄で強くなるために日々努力している選手たちもいる。だから沖縄で大会をやることも大事だと思うし、こうして静岡でも大会をやることで静岡の地域に根ざして日々精進している選手たちの発表の場であり、地域を活性化する機会になればと思ってます。この3つのコンセプトがTRIGGERの中にあるということを理解して、分かってみていただけたら、感じていただけたらと思います」

――4選手に質問です。TRIGGERというものをどういう受け止め方をしていますか
吉野「新しい選手を見つけ出して活躍していく場を与えてくれている場所だと思っているので、僕は自分にピッタリの大会だと思っています」
渡慶次「このRIZINでの活躍を通して、僕は日本のこのくらい雰囲気を変えるきっかけを作りたいので、そういう意味でTRIGGERに参戦しています」
鈴木「今回は静岡で開催ということで、僕の地元で、ある意味地元カードというか、僕の地元だから組んでいただいたっていう点もあると思うんで、今回しっかり勝って次の大会にも呼んでいただけるようにしたいですね」
アキラ「地方開催みたいな感じのところもあると思うんで、そこで選手たちが盛り上げて、地方も一緒に盛り上がっていけたら良いのかなと思います」

――鈴木選手、アキラ選手が「失神KO」「タップしたら離す」といった強い言葉を使っていました
鈴木「どうやらアキラ選手は失神KOにこだわっているようなので、僕は逆に腹パンで失神、いや悶絶KOしてやろうと思います」
アキラ「受けて立ちましょう」

――PANCRASEでは試合をすることはなかったと思います。PANCRASE時代にお互いの試合を見ていた印象は
鈴木「僕は昔はPANCRASEでやっていたんですけど、最近ちょっと離れていたので、正直最近のアキラ選手の活躍はあまり見れていなかったですね。RIZINに出て、その試合くらいですね。RIZINでやったの見たくらいですね。そのときの相手の選手もすごい強い選手なんで。そのとき自分の試合も同じ期間にあったんで、あまり注目はしてなかったんですけど、ある意味大番狂わせって言えるくらいだったのでビックリしました」
アキラ「PANCRASE時代はフェザー級でしたっけ?で、DEEPでライトに行った?DEEPでの試合は何試合か見させてもらって。スタミナもフィジカルもある、最後まで頑張れる選手だなと思うんですけど、まあでも途中で失神すると思うので関係ないと思います」

――渡慶次選手、1月に自叙伝を出されていますが、反響はありましたか
渡慶次「『狂戦士』っていう本を出させていただいて、沖縄RIZINで出場させてもらったこともあり、沖縄から反響があって、『1000冊売るぞ!』って1000冊買い取って、300はもう売れたんで、沖縄から200冊くらい注文が来て売れました。多分、RIZINに出る、RIZINで勝つ、ニュースになる。そのことでまた注文が入るはずなので、あと700冊売るためにも今回の試合勝って、また呼ばれて、また本を売って、それで儲かったお金はぜーんぶ未来を創る子どもたちに寄付するんで。そういういい形をファイターとして今後も見せていきたいと思います。よろしくお願いします」

――吉野選手、“雑草魂”という紹介をされることも多いが、いろいろな戦場で闘ってきた中で、今回RIZINに上がる心境は
吉野「特に自分の中では雑草とは思ってないんですけど、人と違うキャリアを歩んできた人間として、僕は地元が名古屋なんですけど、地方でやってきて、今は上京したんですけど、そういうところでやってきて、キャリアを積んで、東京に来て、RIZINというチャンスを掴んで勝ち上がっていくところを、違う地方でやってる選手にも見せたいと思います」

――RIZINバンタム級を見ていて、自分だったらどれくらいのポジションまで行けると思うか
吉野「うーん、やってみないとわかんないんでなんとも言えないですけど、全然出てるメンバーとやっても見劣りしないくらい、普通に勝てる可能性は全然あると思ってます」

――鈴木選手、今回はクレベル選手も出場しますが、ボンサイ柔術勢としての意気込みは
鈴木「昨日ちょうどクレベルに冗談で言われたんですけど、『会見で「チャンピオンに挑戦する」って言え』って言われて(笑)まあでも、普段練習でチャンピオンのサトシ先生に挑戦しているようなものなんで、RIZINに出たからといってサトシ先生に挑戦するなんて言ったらボンサイ破門になっちゃうんで、そんなおこがましいことは無いんですけど、他のライト級の選手に『サトシ先生とやる前に僕を倒してみろ』っていう立ち位置にいられればいいのかなと思います」

――鈴木選手、前回の試合、DEEPで北岡選手を破ったことはMMAファイターとしてどのように自信になったか
鈴木「前回、去年の10月に北岡悟選手というレジェンドと試合をして勝つことが出来て、キャリアの中でも大一番で、勝つことが出来て自信にはなりました。ただ、今回の試合のアキラ選手は、僕のキャリアの中でも更に強い、一番強敵と言っても過言ではないと思うんで、そこにさらに自信を持って臨みたいと思います」

RIZIN LANDMARK


 続いて、第二部として『RIZIN LANDMARK vol.2』の会見が行われ、平本蓮、鈴木千裕が登場。
 まずは榊原CEOが概要の説明を行った。

榊原「続きまして、今年一発目のLANDMARKの発表をさせていただきます。正式に開催日が決まりました。3月6日、日曜日。都内某所で今回の開催をさせていただきます。LANDMARK Vol.2。前回に引き続き+WEEDさんに冠に入っていただいて、正式名称としては『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』というタイトルで開催をさせていただきます。前回同様配信がメインの大会になりますんで、会場にそれでも、若干コロナの規制も少しずつ変わってきた中で、100名くらいは入っていただけると思います。RIZINのファンクラブに入っている、入会していただいている方限定で有料で入っていただいたり、あとはファンクラブの方の中で抽選で入っていただける、100名だけ生で見ることが出来る、限られた会場の中で大会を開催したいと、そう思ってます。
 この大会は、ケージでやるのか、リングでやるのかは鋭意調整中。で、LANDMARKはさっきのTRIGGERとは全くコンセプトを違えていて、ナンバーシリーズで言えば当然グランプリとかタイトルマッチとか、各階級ごとの順位決定戦というか、競技的なものをしっかり点を線につなげていく。LANDMARKっていうのは、その時その時、瞬間瞬間で、キワモノとは言わないけども、勢いがあってインパクトがあって、逆にナンバーシリーズの中の順位決定戦とかタイトルマッチとかグランプリとかっていうのんい紐付かない、瞬発力・爆発力のあるカードをラインナップしていく。格闘技の醍醐味がしっかり詰まった形のものを、今回は5試合くらい組みたいなというふうに思ってます。本日は3試合を発表する予定です」


▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
平本蓮(ルーファスポーツ)平本蓮

平本「お久しぶりです。平本蓮です。自分はK-1から総合格闘技に転向したときに、K-1での実績とか色んなもの含めて、スゴくカッコ付けてるばっかな自分がいて、常に完璧を目指そうとしているんですけど、表面上の努力とか、表面上の言葉でしか発せなかったりとか色々合ったんですけど、ホントMMAのデビュー戦で、本当にあの試合のおかげで自己破壊が出来て、本当につまんない固定概念を持った自分をぶっ壊せたっていうか。なんていうんですかね、気持ちよくなったっていうか。ホントに去年1年かけてやって来たんで、前フリは大分Twitterでさんざん付いたと思うんど、あとは試合するだけなんで、マジ最高な試合します。楽しみにしててください!以上です!」

鈴木「どうも皆さんこんにちは!クロスポイント吉祥寺の鈴木千裕です!平本選手が言ってくれたように、最高の試合をするんで、って言ってくれて、もちろん僕も最高の試合をするんで、僕も総合格闘技からキックに行って、キックでチャンピオンになって、MMAにもっかい挑戦して、前々回昇侍さんに負けて、山本選手に勝って、僕もMMAの厳しさを知って、やっぱり甘くないんだなぁ~と思って、格闘技って、本当に死ぬ思いで……」
平本「話、話、話長いから。短くまとめて?」
鈴木「じゃ~、最高な試合しましょう!」

――両選手、ケージかリングかが決まっていない状況ですが、どちらを所望するか
平本「ケージで」
鈴木「ケージでお願いします!」

――榊原代表、なぜ現段階でケージかリングかが決まっていないのか
榊原「基本ケージでやりたいと思ってるんですけど、都内某所にそのケージが入るかどうかの検証がまだ終わってないという、そういうテクニカルな理由です。新設をしたケージで、先週末工場まで行って見てきたんですが、エレベーターに乗るのか乗らないのかを含めたサイズの問題の調整で、基本ケージでやる方向で、最終調整すると。まあ、それでリングにやることになるやもしれないですけどね。そういうことです」

――対戦相手が決まったときの印象は
平本「試合を楽しみにしててください」
鈴木「いつもどおり全力で戦って最高の試合するんで楽しみにしててください」

――榊原代表、平本選手は元々「萩原京平選手と闘いたい」と言っていましたが、対戦相手が鈴木選手に決まった理由は
榊原「萩原京平選手も候補選手ではありますが、我々なりに色々考えてるんですね。平本蓮が1年ぶりにどのレベルにいるのかっていうのを見極める査定試合なものもいいんじゃないかとか。平本選手との思いとは別に色んなアングルでカード編成を進めてたんですけど、その中で先般のKNOCK OUTで鈴木千裕選手が良い勝ち方しましてね。そういうの含めて、旬なもの、瞬間瞬間の勢いがあるものをキャスティング出来たらなと思って、鈴木千裕選手で、逆にオファーをしました。そこまでは多分違う選手の名前いっぱい聞いてたと思うんですけど、蓮とすると多分、誰でもいいっていうか、思い切りいい試合するっていう自分の中での準備ができてると思うんですけど、そういうことで『鈴木選手でOKです』と返事をもらったんで、今のこの旬なタイミングというか、勢いの中で鈴木千裕と平本蓮の試合を見たいな、見せたいなと、そういうことになりました」

――平本選手、「デビュー戦で自己破壊が出来た」という話が出来ましたが、鈴木選手は身体も破壊される恐れのある相手だと思います
平本「ふっ(笑)それは無いっす(笑)まあ、格闘技はスポーツじゃなくて格闘技なんで。壊し合いをする……スポーツじゃないんで。そういうのを見せたいですね」

――最初から猛ラッシュが来る可能性があるが、対処は出来る自信がある?
平本「対処できなかったらダメですよ(笑)」

――榊原代表からは「査定試合」という言葉が出たが、それをどう受け止めているか
平本「ホントに、完璧を求めて常に進化しようっていうのを心に刻んでやってきたんで、ホント自信あります。ホントに楽しみに待っててください。ホントにスゴい試合するんで」

――日本の練習環境について
平本「今は、元々いたGENにもスパーリングしに行ったりして、今基本的な技術を見てもらってるのはCAVEで石渡さんに見てもらってるんですけど、すごく相性のいいトレーニングが出来て、大分日本に帰ってきてからもレベルが格段に上がっている自信もありますね」

――では、セコンドは石渡さんにお願いする?
平本「お願いしようと思ってます」

――お互いにMMAの中ではストライカーですが、お互いのMMAでの打撃力についての印象は
平本「(自分は)まあMMAの打撃は世界一だと思ってます。(鈴木は)パワーは有るんだけど、かしこくはないのかなって。まあ、油断しないっす」
鈴木「テクニックと、逆にすごい、頭がいいと思うんで、そこに気をつけて、逆に僕は野生な感覚で、感覚で戦うスタイルなんで、そこは上手く噛み合うかなと思ってますね」

――平本選手、ヘアスタイルを短く変えられましたが、心境の変化の現れでしょうか
平本「まあ、アメリカ行って髪切れなかったというか……。どこの床屋行っても寿司屋の大将みたいなヘアスタイルしか無かったんで『これ切れねえな』ってずっと伸ばしてたんですけど、帰ってきて切りたかったんで切った感じです。もう男なんで短くやってこうかなって。特に理由は無いっす(笑)」

――KNOCK OUTの試合から間もない中で今回の試合が決まりました。競技は違いますが、あの試合で得た自信は今回の試合に繋がりそうですか
鈴木「タップロン戦で得た自信っていうのは、自分のパンチ力、破壊力に自信は、改めて持てましたね。『俺のパンチだったら、ボクシングルールだったら何発かいるけど、オープンフィンガーだったら1発で倒せるな』って自信に繋がりました」

会見後囲み取材


榊原信行CEO&笹原圭一広報部長
――コロナがまだ収まっていない状況ですが、2022年の年間スケジュールについて
榊原「一応年間スケジュールはある程度決めていて、3月、4月、5月、6月……年間の大晦日までの大体のスケジュールはもう実は決まってる状況ではあるんだけども、コロナによってはそれだけ大会数がこなせるのかどうか。昨年の年末である程度年間スケジュールをこの3つのシリーズ、ナンバーシリーズ、TRIGGER、LANDMARKで今年このまま行くと15~17大会。そこには外国勢も入るっていうことを前提に大会数を増やすってことを考えたんですが、当面とりあえず2月はまあ既に発表させていただいている通り、昨年に引き続き日本人選手、もしくは日本在住の外国人選手。で、敢えて招聘が出来てないですね。3月も現実的には今スポーツ庁と話している中では厳しいんで、3月にも今、6日のLANDMARKとは別に2大会を予定はしていますけど、そこも基本日本人選手で行くしか無いかなと。で、4月の声を聞いた頃にはワンチャン外国勢を入れたいなと思っていますけど、コロナと共生していく中で入国の制限、外国人の入国のレギュレーションによって大会数を少し減らすかも知れないですけど。それと、今年は昨年同様にジャパングランプリみたいな形にするのか、本当はワールドグランプリでやりたいという思いもあるんでですね。そのへんもギリギリ待てるところまで決定を待って、どの階級で、日本人選手だけで行くのか、世界の選手も入れた形のものにするのか。そのへんの最終調整をする必要があるなという状況ではありますね」

――現状、日本政府の外国人選手を入れる・入れないの基準というのはどのようなものか
榊原「今は入れないです。だけど、これも、例えば昨日サウジアラビアの選手と日本代表のワールドカップでは、サウジアラビアの選手たちは入ってるわけじゃないですか。まあよくある話で、建前と本音じゃないですけど、入れるところは入れてるわけなんで。『だったらウチも入れてよ』って当然言いたいですよね。『サッカーは良くて格闘技はダメなの?』っていう。サッカーとおんなじバブル方式だったらバブル方式で外国人を受け入れて2週間待機。これはアゼルバイジャンの昨年の東京ドームのときもそれでやれてるんでね。そういうことをやってでも日本で試合したいっていう外国人の選手はいっぱいいるんで、ここは僕らがロビー活動をして、スポーツ庁とか入国管理局と、政治家の先生たちにも働きかけて。ホントにこれは格闘技界全体で考えなきゃいかんけど、格闘技業界として、みんなの署名とか『力を合わせて』っていうのが中々……。格闘技議連とかは出来たけども、まあまあ弱いですよ。そういうのはホント、他のスポーツ競技を見習うところは見習って、しっかり働きかけたいなと。アマチュアレスリング協会、レス協さんとも足並み揃えながら、なんとか4月以降外国人選手の入国に向けた運動をしたい。働きかけたいと思います」

――BELLATORのバンタム級グランプリの話はまだ生きている?
榊原「まだ生きてますね。スコットとは日頃から話はしています。まあ、ジャンさんがいいところ言ってくるんだけど、BELLATORもホント日本で、ホントは3月に、去年の年末に向けてのところは3月くらいに日本大会やろうとしてたの。年末にやろうとしてたのを3月にスライドさせて、そこでバンタム級の1回戦、BELLATORの日本大会にして、そこで4試合、8人が1回戦を戦うみたいなことで準備は進めたんだけど、残念ながら難しいというところで。BELLATOR側もぶち上げているんで、どっかで1回戦やらにゃならんから、そのへんの日程調整を今スコットともしてるところですね。どこかで、年内、コロナの状況にもよるんだけども、BELLATORの日本大会は開催したいと今は思ってます」

――1月中に天心vs武尊イベントの情報が発表するという話だったが
榊原「うーん、現状、ホントは、もう色んなことの準備は整ってきてるんだけど、観客動員が、ホント6月にどれくらい入れられるのか。現行だと、東京都の発表で言うと最大2万人なんですよ。2万人じゃ、寂しいもんね。それでも2万人しか入れられないってことになると、チケット単価とかレイアウトとかも変わってくるんで、もう少しこのコロナの、オミクロンがピークアウトして収束していくタイミングを待って、この1ヶ月位は様子見る感じで。まあ、6月まではあるんで、しっかり下準備はしといて、3月、春の声を聞くタイミングではズバっと発表できたら良いなと思ってはいます」


――新設されるケージについて、こだわったポイントなどはあるか
榊原「ケージ担当の笹原さんから」
笹原「フツーのケージっすよ」
榊原「なぁんだよぉ~(笑)」
笹原「ケージ自体に特殊なものは今の所ないですけど、今回お披露目するケージ自体は普通のケージなんですけど、まず1回普通にケージでやって、実際やってみてそのあと色々足していければいいなというふうには思ってます」
榊原「六角形?」
笹原「六角形です」
榊原「僕が見た感じでは、割とフレームのところは他のケージよりも細いね。だからなるべく見にくさがない形というか、少しでもストレスがない形で見てもらえる形に出来てるかなあというところと、キャットウォークもつけて、当然RIZINのテーマカラーのグリーンに全部塗ってはいるんで、そういう意味でいうと、スタイリッシュな感じはしたけどなあ」
笹原「サイズはDEEPさんとかと同じくらいですね。リングより少し大きいくらいですかね」
榊原「UFCほどデカくはないよね」
笹原「デカくはないです。一辺で一番長いところで8m50cm~60cmくらいですかね」

――リングはロープが光ったりしますが、ケージはどこが光るのですか
榊原「どこ光らせようかなって(笑)それもこの前ずっと話してたんだけど、意外に光っててもあんまりそこまでみんな『うわ!』ってならないから最近光らせてないですよ。気づいてないでしょ?(笑)最近光ってないですよ、もう(笑)だから最近ロープも変えちゃったんですよ。競技を優先に考えると、中にLEDが入ってたロープが以外にたわむんじゃないかってことで、今のペースでナンバーシリーズで使ってるリングも、コーナーロープ、リングロープを変えたんですけどね。だけど、なんかそのへんのアイディアも含めて追加していけたら、進化させていけたらと思ってますね。あとは、先程のご質問にもあったように、アレだよね。今、エレベーターに入るかどうかを検証してんだよね」
笹原「そうですね。あとどうしても天井があるんで、そのときにカメラがちゃんと撮れるかっていう」
榊原「ああ~、確かになあ。照明も含めてねえ」
笹原「そうなんです。今回やる場所は天井がそんなに高くないんで、前回だとクレーンで撮ったんで、ウチのクレーンがちゃんとこう……撮れるかどうかですね」
榊原「うん」

――萩原京平選手についてですが、今後の関西大会には出場する?
榊原「3月の大会、まだ発表してないですけど、関西方面の大会を予定してますんで、そこに出場してくることになります」

――朝倉未来選手にはいつごろ出てきほしい?
榊原「どうなんですかねえ。1人アングルが得意なんで、BELLATORと3vs3とかって……聞いてもいないんで(笑)『なんだろそれ』みたいな話をしてるんですけど(笑)それでもしっかり信頼関係はあるので、近々しっかり話をして。まあ、今年フェザーで何を見せるかっていうのが、これもさっきの話にすべて起因しちゃうんだけど、外国勢が入れるか入れんのかによるんですよね。だから、今年もフェザー級も日本人の選手たちの対立概念を作って戦う流れを作るのか、本当は外国勢を絡めてっていうと、グランプリにしてもタイトルショットにしても、また風景が変わるんで、もう少しそのへんの方向性も含めて考えたいと思ってます。そういう意味では未来も割とコンスタントに試合したい人だったりするので、春先、3月ってのはないと思うけど4月、5月、6月あたりで今年のシーズン1試合目っていう感じじゃないか。4、5あたりだと思いますね」

――そのタイミングは6月のメガイベントになる可能性もある?
榊原「その可能性もゼロではないと思いますね。RIZINで総合格闘家が……メガイベントっていうか、武尊天心戦のアンダーカードをどうするかっていうのはほぼほぼ方向性は決まってるんですよ。どういうコンセプトでどうするかって。まあこの場で言っちゃうとおかしくなっちゃうんでアレだけど、当然RIZIN側からも出場するし、総合格闘家として挑むっていう可能性もあると思いますね」

――先程「3vs3は話も聞いていない」という言葉がありましたが、外国人とやりたい選手がBELLATORなど外国へ行って試合をするという可能性はありますか
榊原「素晴らしく良い質問ですね(笑)まさにそういう話を今してるところです。待っててもしょうがないんで。……どこまで言っていいかだけど、次の3月は追いつかないけど、その次のLANDMARKは敢えて海外でやろうと今準備してます。日本人選手が行けばアメリカ人選手とも戦えるわけだし、アメリカにはフリーで入れるんで、外国勢は詰められますから。そうしないと、日本だけ鎖国した感じでですね、どんどん世界のプロモーションから置いていかれるんですね。だから選手たちともそういう話をしてます」

――その海外の大会でもリングサイド撮影はオフィシャルだけ?
榊原「どういうことですか?」

――外国まで取材に行ってケージで写真を撮りたいなあと
榊原「んぁあ、なるほど。それは広報が考えるんで(笑)そこは少しオープンにしてもいいと思いますけどね。多分そのときはオープンになると思いますね。そこはBELLATORのスコットとかの協力を得ながら。アメリカって、ご存知だと思うんですけどプロモーターライセンスが興行開くのにいるんで、観客を入れる・入れないに関わらずMMAの競技をやるときにはプロモーターライセンスがいるんで、誰かと組んでやるしかないんですね。だからBELLATORとも話してるし、メイウェザープロモーションとも話をしてます。なんらかの形で、早いタイミングで日本のトップアスリートたちを、4,5試合であればこちらから5人の選手とセコンド&関係者を連れて行く、コンパクトな形で。ファンの人達も日本人対決に飽きるところもあるんで、自ら動くことを実行したいと思います」

――青木真也選手に上がって欲しいという話も出ていました。ホベルト・サトシ・ソウザ戦を期待しているのでしょうか
榊原「年末に会ったんですよ、青木と。これ言っていいの?ONEとの契約を飛ばすとかは無いですよ。青木選手とAbemaの北野さんとも会って、青木真也にラブコールを送りました。『そろそろ出て欲しい』と。契約上色々、ONEを通じてってことになるんであればもちろんそれもOKだし、やっぱり青木選手は、もちろん認知度はあるのかもしれんけど、RIZINと青木真也がもう一度ここで絡むことによって大きな化学反応が起きると思うし、サトシを止められる最後唯一の日本人というか、可能性を感じる。勝負論もあってみんなが期待感を抱けるのは青木しかいない。褒めてるわけじゃないですよ?(笑)褒める気は全く無いんですけど、そうなっちゃってるんだわ。イヤだなあと思いながら青木さんにラブコールを送ってるっていう。契約上クリアして、もうピンポイント。サトシの対戦相手として。日本国内にいるんでね、是非マッチアップしたいなあということで、公開ラブコールを送り続けようと思ってます。ファンの人達からもガンガン青木の背中を押して、出ざるを得なくするっていう(笑)そういうことが出来たら良いなあと思ってます」

――チャトリ氏とも話す必要があるかと思います
榊原「チャトリと話をする上で言うと、僕がチャトリとコミュニケーションを直接っていうよりは、Abemaの北野さんとかに色々間に入ってもらって、色んな諸条件あると思うんですね。まあ、完全に門戸を閉ざしちゃってるものなのか、その可能性が0%じゃない限りは探りたいし、こっちからお願いして、タイに来いっていうんだったらタイに行くし、シンガポールにも行くし、色々話ができたら良いなと思ってます」

『SPASHAN HPS presents RIZIN TRIGGER 2nd』
日程:2022年2月23日(水・祝)
開始:14:00(予定)
会場:静岡県・エコパアリーナ

▼RIZIN キックボクシングルール(60.0kg):3分3R
伊藤勇大(OISHI GYM)
vs
桃翔(T-KIX GYM)

▼RIZIN キックボクシングルール(100.0kg):3分3R
大樹(HAWK GYM)
vs
仲川広汰(TenCloverGym)

▼RIZIN キックボクシングルール(100.0kg):3分3R
笹田勝俊(笹田ジム)
vs
マウンテンRYUGO(TenCloverGym)

▼RIZIN MMAルール(61.0kg):5分3R
内山拓真(ボンサイ柔術)
vs
原虎徹(CAVE)

▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
小島勝志(STYLE PLUS GYM)
vs
中川皓貴(総合格闘技道場reliable)

▼RIZIN MMAルール(62.0kg):5分3R
遠藤大翼(IGGY HANDS)
vs
吉野光(ALMA FIGHT GYM LIFE)

▼RIZIN MMAルール(73.0kg):5分3R
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)
vs
ハリー・スタローン(関谷柔術アカデミー)

▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/&MOSH)
vs
鈴木琢仁(ボンサイ柔術)

<既報カード>
▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
vs
佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)

▼RIZIN MMAルール(61.0kg):5分3R
加藤ケンジ(3POUND K.O.SHOOTO GYM)
vs
倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe)

▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
新居すぐる(Potential)
vs
山本空良(パワーオブドリームジム)

『+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2』
日程:2022年3月6日(日)
開始:19:00(予定)
会場:非公開

▼RIZIN MMAルール(61.0kg):5分3R
魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)
vs
伊東空也(BRAVE)

▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)
vs
鈴木博昭(BELLWOOD GYM)

▼RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
平本蓮(ルーファスポーツ)

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