173cmの地雷系女子が団体旗揚げ戦で惨敗し号泣!NEO女子プロレスOGたちが新団体“hotシュシュ”を旗揚げし5選手がデビュー!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにて、『hotシュシュ旗揚げ戦~はじまりの合図~』が開催された。

 hotシュシュ(ほっとしゅしゅ)とは、1997年に現役女子高生レスラーとしてデビューし、引退後にはNEO女子プロレスやアイスリボン等でリングアナウンサーとして活躍した千春が代表として旗揚げした新団体であり、元NEOのタニーマウス、田村欣子をスーパーバイザーとして迎えている。
 千春は2022年末にアイスリボンを退団するも、アイスリボンを運営する有限会社ネオプラスの傘下でhotシュシュを旗揚げしており、大会運営もアイスリボンのスタッフ陣が行った。

 今年1月の旗揚げ発表時には、「やる気と根性さえあれば、年齢、身長体重、国籍、性別問わずオールジェンダー、スポーツ経験不問」と幅広い層の練習生を募集。
 この日は、現役高校生の桐生健豊、NEOを見てプロレスラーに憧れ続けていた茶色、元吉本興業所属のお笑い芸人だった佐藤洋平、すべてが謎に包まれた大型マスクマンのサマス、元No.1レズ風俗嬢として店長を勤める女性専用風俗店の人気キャストである“173cm地雷系女子”ゆづきの5選手が約3ヶ月の練習を積んでデビューにこぎつけた。

 メインイベントでは、ゆづきvs宮崎有妃のシングルマッチが実施。
 ゆづきはhotシュシュの練習生第1号であり、練習生たちのリーダー的存在として周囲を鼓舞してきた精神的支柱。今回もメインイベントを任され、「プロレス界に名が残るような伝説を作る」と意気込んでいた。


 試合が始まると、ゆづきが宮崎とパワーで互角に張り合っていき、気迫に満ちたエルボー連打で会場を沸かせる。
 宮崎はこれを敢えて真っ向から受け止めた上で髪を掴んで引きずり回したり、ヘアホイップで投げ捨てて顔面を踏みつけたりといった女子プロレスの洗礼を与え、キャメルクラッチで拷問。さらにラリアットを放っていくが、ゆづきもラリアットで対抗。宮崎がラリアットで打ち勝ってもゆづきが下から丸め込んで貪欲に勝利を狙う姿を見せる。
 しかし、最後は宮崎がロープを何往復もして放つ強烈なラリアットで叩き伏せ、ムーンサルト・プレスを投下して3カウントを奪った。

 マイクを取った宮崎は、ゆづきの努力を絶賛しつつ、常に他の練習生を気遣うゆづきに1人で何でも抱え込まないよう優しく助言。そして、「新人育てるのって大変なんですよ、ホントに。すぐいなくなっちゃったり、勝手なことばっかりして。だけど、これだけみんな、ここまで付いてきてくれたってことは本当にすごいことだと思う。頑張るんだよ!デビュー戦終わって落ち着いたら飲もうって約束したよね。我慢してたもんね。いっぱい飲もうよ!」と笑顔で語りかけた。

 締めを任されたゆづきは、この日デビューした同期4人に支えられながらマイクを取り、「ゴングが鳴ってから今、この瞬間まで、本当に一瞬で、まだ立ち上がれた、まだ時間もありました。でも、今の自分はここまでだったと、それが本当に悔しいです。こんなにも練習で流した涙とは違う悔しい涙や、汗、痛みや、苦しみが、あるのだと、やっと今知りました。何度でも、いつまでも練習して、hotシュシュの宝になるんじゃなくて、プロレス界に名が残るような伝説を作りたいです!hotシュシュは、代表やスーパーバイザーがいないと何も出来ないひよっ子たちだと思って、今まで、さっきまで励ましてきました。でも今は、本当にこの4人に支えられています。ダイヤの原石とはいえませんが、それでも磨けばダイヤ以上の輝きを見せられると信じて、今日からまたみんなで始めていこうと思います!ありがとうございました!」と想いを叫んだ。


 大会終了後、千春代表は「代表になることがデビューしたときからずっと夢だった」と旗揚げ戦の感触を噛み締め、hotシュシュを見てプロレスをやりたいと言ってきた人が2人もいたことなど、しっかりと手応えを感じた様子。“大人に夢を届ける”をテーマに掲げつつ、ワールドツアーを目標に掲げた。

 そして、次回以降の課題について触れ、「今日までのチケットは私と田村さんとタニーさんで一生懸命売ってきたというか、私たちのお客様メインだったかなと思うんですけど、最後(エンディング)で私たちが上がらなかったのは、『今日デビューした子たちだけでhotシュシュを作り上げていくんだよ。私たちは裏方なんだよ』と。私たち3人でhotシュシュではなく、今日デビューした子たちがhotシュシュ」と、所属選手たちの営業面での成長にも期待を寄せた。

 hotシュシュは、現在6月25日(アイスリボン道場)と、7月17日(横浜ラジアントホール)に大会開催を予定。“ホットでディープな個性派集団”としてプロレス界で産声を上げたhotシュシュがどのような成長を見せていくのか、今後も注目していきたい。

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