【試合詳細】9・9 hotシュシュハウスショー ゆづきvsミス・モンゴル ジェーク・ブラドックvs皇耀vs横山佳和 サマス&芭奈子vs桐生健豊&chou・chou

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『hotシュシュハウスショー』
日程:2023年9月9日(土)
開始:15:00
会場:レッスル武闘館
観衆:50人(満員)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
サマス/●芭奈子
8分48秒 変形三角絞め
桐生健豊/○chou・chou

▼3wayマッチ 30分1本勝負
○ジェーク・ブラドック
4分35秒 シックキック→片エビ固め
●皇耀
※もう1人は横山佳和

▼ランバージャックマッチ 20分1本勝負
○ミス・モンゴル(世界プロレス協会)
11分07秒 スモールパッケージホールド
●ゆづき
※両選手の要望によりランバージャックマッチに変更

ミス・モンゴルがランバージャックマッチでゆづきを圧倒!ジェークが快勝しヒール横山佳和が新たにヒール軍団加入!SWEET SIXTEENがタッグ連勝の快進撃!

オープニング


ハウスショー第3戦の入場式でマイクを手にしたのは桐生。「私たち、ホットでディープな個性派集団!hot~シュシュ!」で大会がスタート。また試合の前には『THE W』1回戦をクリアしたMIOと海乃の『レディーゴング』のお笑いライブが行われ、電話ネタではMIOが天龍、長州のモノマネを披露。また『THE W』で優勝したら、その賞金でMIOがアイスリボンの大晦日大会に妹を参戦させると明言するなど、面白トークを展開した。

第1試合

桐生&chou・chouの『SWEET SIXTEEN』が8月27日大会に続き、2度目のタッグを結成。サマス&芭奈子の初タッグチームと対戦した。
試合は桐生vs芭奈子でスタート。芭奈子がダンスを披露も桐生が膝蹴りを叩き込むと、芭奈子自慢の髪を掴み、コーナーに叩きつけての踏みつけ。エルボーの打ち合いから芭奈子を打ち倒した桐生が足4の字固め。ロープに逃れた芭奈子は桐生をコーナーに振ると側転からの串刺しエルボー、首投げからのボディシザーズ。反転して押さえ込むもカウント2。代わったサマスがボディスラム、エルボー、フットスタンプ。コーナーに追い込んでの踏みつけから、桐生を引き起こしてのチョップ攻撃からリングほぼ1周のロープ渡りからのチョップを決める。さらにテキサスクローバーの形で桐生の足を決めると、そのままスタンディングポジションで絞め上げる。これはchou・chouがカット。さらにchou・chouはサマスにチョップを連打するもサマスの剛腕で吹っ飛ばされてしまう。返す刀で桐生にもチョップを見舞うサマス。
桐生が突進してくるサマスを突き飛ばすと、サマスの足元で四つん這いになっていたchou・chouにつまづいてサマスが転ぶ。すかさず桐生がカバーもカウント2。代わったchou・chouがドロップキック2連発からロープに飛んでのネックブリーカードロップでサマスの巨体をマットに叩きつける。カバーに入るもカウント2。起き上がったサマスはchou・chouをむんずと持ち上げると膝の上に叩きつけるバックブリーカードロップ2連発。さらに持ち上げたところを桐生がカット。chou・chouがエルボーを叩き込み、桐生が串刺しドロップキック。2人でコーナーにサマスを振ると串刺し連係から桐生がエースクラッシャー。chou・chouがカバーに入るもカウント2。正面から打撃を狙うchou・chou。さらにボディスラムを仕掛けるも、微動だにしないサマスがグイっとブレーンバスターの体勢に持ち上げる。こらえたchou・chouがフロントチョークの形でサマスに組みつく。芭奈子がカットに入り、引き離すとサマスが芭奈子に交代。芭奈子は丸め込みの連発で勝負もchou・chouが返す。それでもあきらめずにchou・chouを押さえ込もうとした芭奈子だが、chou・chouが下から芭奈子の腕を取ると三角絞めをロック。さらに体勢を変えて絞め上げ、芭奈子からギブアップを奪った。

第2試合

横山、ジェーク相手に3WAYに挑むことになった皇耀。最初に入場し、2人の入場を待つが、続いて花道から現れたジェークは横山の首をチェーンで絞め引きずりながら客席で暴れまわる。リング下の壁に横山を叩きつけたジェーク。すでに戦闘不能のように、リング下でグロッギー状態の横山を残して、吠えながらリングに上がったジェークが皇耀に襲い掛かる。
皇耀もエルボーで応戦するもジェークの膝蹴り、さらに背中にエルボーを落とされ、さらにストンピングの雨を浴びる。ジェークがボディスラムでカバーもカウント2。皇耀がミドルキックをヒットさせる。しかしジェークもエルボーからラリアットを決め皇耀を吹っ飛ばすと皇耀のバックに回ってのチンロックから額への噛みつき。そして場外に落として場外戦を仕掛ける。皇耀も蹴りで攻撃するもジェークに押さえ込まれ、さらにエルボーを浴びると、リングに戻される。ジェークは串刺しボディアタックからラリアットを決めカバーもカウント2。チェーンを取り出したジェークが皇耀の首にチェーンを巻くとトップロープから皇耀を場外に向かって投げ飛ばし、ロープ越しのチェーン葬。チェーンを解かれた皇耀はエプロンでジェークにハイキックを決めると、トップロープに飛び乗ってのボディアタック。さらにバズソーキックからカバーもカウント2。
ここで横山がリングイン。皇耀を促し、ジェークに攻撃するように指示すると、2人で倒れたジェークにストンピングを入れる。さらにジェークを引き起こすと皇耀と2人でジェークをロープに振る。しかし、ここで皇耀のバックに回った横山が皇耀を羽交い絞めに。飛び掛かるジェーク。寸前でかわし横山のバックを取った皇耀。横山が前に出るとジェークが攻撃を止める。その瞬間、横山が後ろの皇耀の股間を蹴り上げる。前のめりで倒れる皇耀の髪を掴んで引き起こした横山。そこにジェークの片足ドロップキック=ジャックキックが皇耀の顔面を襲い、ジェークが皇耀をカバー。一歩離れて不敵な笑みを浮かべる横山。レフェリーがカウント3を入れ、ジェークが3WAYを制した。

試合後、マイクを掴んだ横山は「騙されたな!バーカ!」と皇耀を見下すと「数少ないhotシュシュのファンのヤツよ、見たか!俺たちが組んだら面白いだろ?次、いつだよ、試合?俺たちが組んで出てやるよ。いつだ!いつだ!」と本部席の千春代表に詰め寄る。そこに田村様が険しい表情でリングイン。横山の前に立った田村様は「おい!よし、分かった!次回、9月30日のハウスショー、横山&ジェークvs皇耀…(周りを見回して)キク!いいな!田村様が決めた!ケッテーイ!」と即決。横山は「お前が決定って言ったら決定なんだよな!」と満足顔を浮かべ、皇耀を蹴散らしてジェークと共に意気揚々と引き揚げた。hotシュシュにとってはモンゴル、ジェークに続き、厄介な選手がヒール軍団に加わった。

第3試合

当初は8月13日成増大会でのタッグマッチで対戦予定だったモンゴルとゆづき。改めてゆづきが一騎打ちを要求。前回の9月5日蒲田大会でのメイン後の乱闘を経て、早くもシングルマッチが実現する運びとなった。試合は両者の希望によりランバージャックマッチとなったが、モンゴルのセコンドにはジェークに加えて横山がついた。
不穏なムードの中、向かい合うモンゴルとゆづき。モンゴルが鞭を振ると、ゆづきも自ら持ち込んだバラ鞭を振るが、このバラ鞭が数センチからなく、かがまないとマットを叩けず、さらに叩いても音がほとんど鳴らない。まったく対抗できていないバラ鞭はあっという間にモンゴルに奪われ、その場で引きちぎられてしまう。せっかく持ち込んだ鞭を失ったゆづきに、モンゴルの鞭が飛ぶ。リング上をのたうち回るゆづき。転がるようにリング下へ。hotシュシュのメンバーに囲まれるも、そこにジェークと横山が割って入り、ゆづきをリングへ押し上げる。ゆづきの髪を掴んでコーナーに叩きつけるモンゴル。顔面を踏みつけると、リング下で横山とジェークがアシスト。さらに中央でのゆづきをうつ伏せにしてまたがったモンゴルはゆづきの髪を掴んで揺さぶる。さらにチンロックから顔面にパンチを入れる。なんとかロープに逃れたゆづきだが、ダメージが大きく、モンゴルがカバー。カウント2でキックアウトしたゆづき。モンゴルがストンピング連打から引き起こしてエルボー。ゆづきもエルボーで反撃もカウンターのニーを決めたモンゴルは首投げから倒れたゆづきにセントーンを狙うが、これはゆづきがかわす。ゆづきが飛び込みラリアット。場外に逃げようとするモンゴルをhotシュシュのメンバーがリングに戻す。ゆづきがストンピングから串刺しタックル。ロープ際にモンゴルを追い込みロープに飛んだゆづきだが、モンゴルがトップロープを下げ、そのままゆづきが場外に転落。モンゴルも場外に降りる。両軍が入乱れる中、モンゴルがゆづきを花道奥に引きずり込む。ゆづきを痛めつけ、先にリングに戻ったモンゴルは余裕の表情でゆづきがリングに上がるのを待つ。なんとかリングに戻ったゆづきをコーナーに振ったモンゴル。飛び込みをゆづきが蹴りで撃退し、さらに飛び込みラリアットで吹っ飛ばす。ゆづきがカバーもジェークが乱入しカット。さらにモンゴルと2人でゆづきをロープに振りチェーンを使ってのクローズライン。さらにモンゴルがゆづきを起こし、そこにチェーンを腕に巻いたジェークが飛び込むもゆづきがよける。横にステップして同士討ちを回避したジェークだが、そのジェークにゆづきが飛び込みラリアット。ジェークの巨体を吹っ飛ばしてみせた。さらにモンゴルに紅のボディプレスを決めるもカウント2。コーナーイン上がるゆづき。しかしこれをジェークがエプロンから足を押さえて阻止。モンゴルが張り手を入れてゆづきをコーナーから落とすとセントーン。カバーに入るもカウント2。ゆづきを担ごうとするモンゴルだが、ゆづきがこらえてバックに回り込む。そのままモンゴルがコーナーにゆづきを叩きつけようとするが、ここでレフェリーが巻き込まれてしまう。コーナーでうずくまるレフェリー。モンゴルがリング下から隠し持っていた有刺鉄線バットをリングに持ち込む。フルスイングもゆづきが必死にかわす。さらにバットを奪おうとするゆづき。両者がもつれるも、ゆづきのセコンドに入っていたタニー・マウスがリングに乱入し、モンゴルのバックに回る。モンゴルを押さえるとゆづきに「自分ごと刈れ!」と指示。ゆづきがラリアットで飛び込むもモンゴルがかわし、ゆづきの一撃はタニーに誤爆。呆然とするゆづきをモンゴルが丸め込む。ふらふらになりながらレフェリーがカウントを3つ叩き、試合はモンゴルの勝利に終わった。

試合後、リングに上がったジェーク、さらに横山がゆづきを襲う。hotシュシュのメンバーも入り、リングは乱闘状態となる。桐生がジェークと横山をまとめてドロップキックで吹っ飛ばし、ゆづきに駆け寄った芭奈子は「私の大好きなゆづきさんに何をするんだ!私、まだやったことがないけど、絶対に次、やっつけてやるからな!」とヒール軍団に宣戦布告も、チェーンを持ち出したヒール軍団は再びゆづきに襲い掛かり、ゆづきの首にチェーンを巻きつけるとリング中央で勝利のポーズを決める。ヒール軍団が引き揚げたあと、再びマイクを手にした芭奈子は「ミス・モンゴルさんを許さないです!絶対に仇を取ります!芭奈子をなめるなよ!」と髪を振り乱し、決意を語る。最後はその芭奈子が「私たち、ホットでディープな個性派集団!hot~シュシュ!」で大波乱のハウスショーを締めた。

<試合後コメント>
――ゆづき選手から一騎打ちを要求して実現した一戦があのような形で終わったが
ゆづき「hotシュシュはホットでディープな個性派集団というのを売りにして、みんなの個性でアピールしてきたんですけど、やはりプロレスファンの方は熱い試合が見たいんだろうと、練習を始まって半年くらいで感じました。なので熱い試合をお見せしたいと思って、自分の個性とかは捨てて、とにかく勝ちたいという一心で戦いました。お客様の心を震わせることができたなら、私が勝ったと、自分の目標は達成できたと思います。今の自分にはまだそれが分からないですけど。」

――新たに横山選手が加わって、さらに敵はパワーアップしてきました。今後の対戦に関してはどう考えているか
ゆづき「まだ男子選手とのミックスドやシングルなどは叶っておりませんが、私はジェークとシングルで戦っても勝てるようなたくましい選手になりたいと思います。でもでっかい方が強いわけじゃないっていうのがプロレスだと試合をして感じておりますので、ジェークのでかさ、怖さには勝ちたいなと、そういう選手になりたいなと思っています。必ずミス・モンゴルとまた、何度でもシングルをして、血へどを吐こうといつか必ず勝利したいと思います。それが今の目標です。」

――今回、モンゴル選手と初めて対戦してみて、その辺の勝機というか、手応えは掴めたか
ゆづき「モンゴル選手は凶器を使う、ヒールといいますか、凶器を使うからこそ、片手、両手が塞がっているというところに、勝機を見出すことが、今回は出来なかったんですけど、ああ、あのとき、ああすれば良かったなとか、そういったことが今も話しながらも頭に流れています、その情景が。それを次こそは叶えます。そして勝ちたいと思います。」

――打倒、モンゴルを目指すと
ゆづき「それがhotシュシュと自分を変える方法だと、今は思っています。」

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