【試合詳細】5・3 Marvelous後楽園ホール大会 【AAAWシングル王座】永島千佳世vs桃野美桜 彩羽匠vsウナギ・サヤカ 井上京子&ジャガー横田vsMaira&川畑梨瑚

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『Marvelous7周年記念大会』
日程:2023年5月3日(水・祝)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:未発表

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○宝山愛
7分5秒 ラ・マヒストラル
●Aoi(JTO)

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
James Thorne/北村彰基(ZERO1)/○井坂レオ
12分6秒 ウラカン・ラナ
馬場拓海(ZERO1)/アストロ(ZERO1)/●星野良(栃木)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
伊藤薫(伊藤道場)/○渡辺智子
11分55秒 Go to heavenm→エビ固め
雪妃真矢(フリー)/●青木いつ希(ショーンキャプチャー)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○井上京子(ディアナ)/ジャガー横田(ディアナ)
15分40秒 ナイアガラ・ドライバー→エビ固め
[Magenta]●Maira/川畑梨瑚(T-HEARTS)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○彩羽匠
15分9秒 ランニングスリー→エビ固め
●ウナギ・サヤカ(フリー)

▼AAAWシングル選手権試合 30分1本勝負
【王者】●永島千佳世(フリー)
26分6秒 JKボム→エビ固め
【挑戦者】○桃野美桜
※永島が3度目の防衛に失敗。桃野が新王者となる。

桃野が永島を破って悲願のAAAWシングル王座戴冠!彩羽がウナギを一蹴も尾崎魔弓が襲来しMarvelousとOZの禁断の扉が開いた!宝山が待望のシングル初勝利!

第1試合


 宝山がドロップキックもAoiがスカすとエルボーの打ち合いへ。Aoiがエルボー連打からロープに飛んでビッグブーツも、避けた宝山なラリアット。これをビッグブーツで迎撃したAoiが膝蹴りを顔面に叩き込む。

 リストを取って捻ったAoiが、コーナーに押し込み顔面に膝を押し付けていく。
 Aoiは正面ロープにくくり、胸にチョップ連発。さらにロープに振ろうとするが、宝山が逆に振ってドロップキック。避けたAoiがストンピングから引き起こすが、宝山がヘッドバッドからロープに振って前転式ヘッドバッド。よろけたAoiに串刺しドロップキック連発。フォールも2。

 宝山はコーナーに登り、ミサイルキックからフォールも2。
 宝山はロープに飛ぶが、Aoiは脇固めで捕らえるも、避けた宝山がスリーパー。Aoiはヘッドシザースを狙うも、宝山は抜けてスリーパー。Aoiはロープに足を伸ばしブレイク。

 宝山は髪を掴んで引き起こすが、Aoiは膝立ちでエルボー。エルボーの打ち合いから宝山がエルボー連打。
 宝山はコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 宝山は再度コーナーに登るが、Aoiが走り込みエルボー連打。デッドリードライブでリングに叩きつけると、スリングブレイドからフォールも2。

 Aoiはバックを取るが、抜けた宝山が走り込むもAoiはビッグブーツからバックを取る。これを宝山が水面蹴りで倒しラ・マヒストラルで3カウント。

 シングル初勝利となった宝山は、セコンドの彩羽匠と長与千種に座礼。長与と彩羽は涙を流しながら健闘をたたえた。

<試合後コメント>

宝山愛
「やっと、シングル、勝利しました。ホントに、ホントに、ホントに……ここまでの長い道のり、ホントにたくさんやられて、なんにも勝てなくて、ずっと自分は下で、『落ちこぼれだ』ってずっと言われ続けてて、『誰にも期待されることのないただの新人だ』って言われてて……でも自分の力で、誰の助けもなく勝利したのは事実であって。自分の力でちゃんと勝てたって証拠は今残ってる。この先自分が絶対に止まらず、未来を、Marvelousの未来をつくるのは美桜さんだけでなく、匠さんだけでなく、Mairaさんだけでも智子さんだけでも違う。自分がちゃんといるんだってことを、ここでももっともっと証明していきたいと思います」

――次の目標は
「まだまだ足りないところはたくさんあると思うので、久令愛さんが持ってたベルト……POP王座。POPのベルト、あの日に挑戦して、初めてわかったのは、『やっぱりベルトがほしい』って思ったこと。なので、自分ももっと、ベルトが似合う人にならなきゃいけないし、そこはもっと高めていくんですけど、あのベルトがほしい。ベルトがほしいです。次は絶対ベルトを狙っていけるように、自分をもっと高めていきたいと思います」

第2試合


 先発はジェームズと星野。ロックアップからジェームズがヘッドロックで絞り上げる。バックの取り合いから、グラウンドの攻防。両者距離を取る。

 北村とアストロ。北村は足を刈って倒しロープに飛ぶ。避けたアストロをアームホイップで投げ捨てドロップキック。北村は井坂にタッチ。

 北村がボディスラムから井坂がセントーン。
 ロープに振っていくが、アストロは北村をアームホイップで場外に投げ捨て、井坂もドロップキックで場外に落とすとノータッチ・トペ・コンヒーロ。
 リングに戻りフォールも2。
 アストロは後頭部にエルボーから馬場にタッチ。

 馬場はフロントネックで捕らえ、そのまま首投げからのサッカーボールキック。フォールも北村がカット。
 馬場はコーナーに叩きつけ星野にタッチ。

 星野はボディスラムからフォールも2。
 星野はストンピングから腰を蹴りつけアストロにタッチ。

 アストロは首投げからサーフボードストレッチ。井坂はロープに足を伸ばしブレイク。
 エルボーの打ち合いから井坂がナックル。アストロがガットショットからロープに飛ぶが、井坂はドロップキックで迎撃しジェームズにタッチ。

 ジェームズはラリアットから串刺しラリアット。再度串刺しラリアットからラリアットでなぎ倒し、引き起こしてコーナに振ると串刺しバックエルボーからボディスラム。フォールも2。
 ジェームズはロープに振ってスパインバスター。フォールも2。

 ジェームズはロックボトムを狙うが、耐えたアストロがロープに飛んでラリアットを避けると延髄斬り。アストロは馬場にタッチ。

 馬場はミサイルキック。吹っ飛んだジェームズが北村にタッチ。

 馬場はソバットからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、北村は足を伸ばしてカットしゼロ戦キック。コーナーに座らせると顔面ウォッシュ。再度顔面ウォッシュから、観客からの『もう一回』コールを受けて再々度顔面ウォッシュ。
 コーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからフェイスバスター。フォールも2。
 北村はフィッシャーマンの体勢も、耐えた馬場が左右のビンタからソバット。さらにハイキックで倒し、サッカーボールキックも北村が交わしてスクールボーイから延髄斬り。

 ロープに振ろうとするが、逆に馬場がロープに振ってレッグラリアート。両者ダウン。両者タッチ。

 星野と井坂がエルボーの打ち合いに。井坂がチョップからエルボースマッシュ。ロープに振ろうとするが、逆に馬場が振るも井坂はハンドスプリングエルボーからサッカーボールキック。避けた馬場がロープに飛んでヘッドシザースホイップから、アストロと馬場が出てきてトレイン攻撃。さらに馬場がトラースキックからアストロがスリングブレイド。星野がライオンサルトからフォールも2。

 星野は山折りからフォールもジェームズがカット。
 星野は投げようとするが、井坂は首固めも2。
 星野がエルボーからロープに飛ぶが、井坂が丸め込もうとするもスカした星野に井坂が飛びついてリバースフランケンで丸め込み3カウント。

第3試合


 渡辺と伊藤が握手を求める青木を襲撃し、コーナーに振ろうとするが逆に渡辺が振られ、そこへ伊藤が青木を振り走り込むが、青木と雪妃が避けて渡辺に誤爆。
 コーナーに青木が振られ、伊藤と渡辺がコーナーで潰して雪妃を誘い込むが、雪妃が走り込むと青木の前でギリギリでとまる。雪妃は渡辺のリストを捻って腕へのエルボー連打からオーバーヘッドキック。
 雪妃はコーナーに振ろうとするが、逆に振った渡辺が走り込むも、雪妃は足を伸ばしてカットしドロップキック。フォールも2。
 雪妃は腕をとってくが、渡辺はロープに足を伸ばしてブレイク。
 雪妃はバックを取るが、渡辺はロープを掴む。青木がエプロンから蹴りつけ、雪妃とともにロープに振っていくも、渡辺はブーメランクロスボディでまとめて迎撃。渡辺は伊藤にタッチ。

 伊藤は雪妃にフットスタンプからセントーン。フォールも2。
 伊藤は投げようとするが、雪妃は顔面にオーバーヘッドキックから尻へのサッカーボールキック連発。立ち上がった伊藤の腕へビッグブーツからローキック連打。さらにエルボーからロープに飛ぶが、伊藤が追走ラリアットからロープに飛ぶも、雪妃はハイキックで迎撃しバズソーキック。フォールも2。
 雪妃は青木にタッチ。

 青木はロープに飛んでショルダータックル連発。青木はエルボー連打からロープに飛ぶが、伊藤はショルダータックルで迎撃し投げようとする。暴れて耐えた青木が走り込むが、伊藤はバックドロップから投げようとする。これは雪妃がカット。
 青木がフェイスバスターからボディプレス。フォールも2。
 青木はダブルニードロップから雪妃とともにエルボー連打。ロープに飛ぶが、場外から渡辺が足を掴んで引き倒し、そのまま場外に引きずり落とすと伊藤がそこへドロップキック。
 伊藤が青木にパワーボムからフォールも雪妃がカット。
 伊藤は渡辺にタッチ。

 渡辺は髪を掴んで引き起こし、投げようとするが青木が足を踏みつけて逃れる。渡辺がロープに飛ぶが、雪妃がエプロンから蹴りつけて羽交い締めに。青木が走り込んでエルボーも、渡辺が避けて雪妃に誤爆。
 走り込んできた渡辺を青木がカニバサミでロープにもたれさせ、背中にサッカーボールキックからランニングニー。雪妃もロープを貫いてのランニングニーから、青木がセカンドロープからのダイビングボディプレス。フォールも2。
 青木は投げようとするが、耐えた渡辺に雪妃がトラースキック。青木はジャーマンスープレックスで叩きつけフォールも伊藤がカット。
 青木と雪妃はコーナーに登り、雪妃がミサイルキックから青木がダイビングボディプレス。フォールも伊藤がカットしようとするがフットスタンプを青木が避けて渡辺に誤爆。
 雪妃と青木は伊藤へダブルのトラースキック2連発。渡辺が走り込むが、青木がスピアーで迎撃しフォールも伊藤がカット。
 青木は羽交い締めにして雪妃がハイキックも、渡辺が避けて青木に誤爆。

 伊藤が青木にボディスラムからコーナーに登りダイビングフットスタンプ。さらに渡辺がダイビングボディプレスを投下し、スクリュードライバーからフォールも雪妃がカット。
 渡辺が担ぐが、着地した青木が巻き投げてから丸め込むも伊藤がカット。
 渡辺がラリアットも、受けきった青木を再度スクリュードライバーで叩きつけてフォールも2。
 渡辺はGO To Heavenで突き刺しフォール。これで3カウント。

第4試合

 

 先発は井上とMaria。ロックアップから井上がロープに押し込むが、Mariaが体勢を切り返すと川畑がエプロンから髪を掴んで動きをとめ、Mariaがロープに飛んでドロップキックからドロップキック連発。再度ロープに飛ぶが、ジャガーが髪を掴んで動きを止めると井上とタッチ。

 井上とジャガーがロープに振り、井上がジャガーを担いでMariaを蹴らせると、そのままジャガーがカカト落とし。
 ジャガーはストンピング連打からキャメルクラッチ。川畑はストンピング連打でカットしようとするが、ジャガーは離さずにMariaの髪を掴んで引き起こすと、ロープに顔を擦り付けていく。
 ジャガーは髪を掴んだDDTからフォールも2。
 ジャガーは井上にタッチ。

 井上はヘアーホイップから尻を顔面に押し付けていき、引き起こすとスナップスープレックス。キャメルクラッチで捕らえ、そこへジャガーが走り込み顔面に低空ドロップキック。これは川畑がカット。
 井上はインディアンデスロックで捕らえて絞り上げ、ジャガーが出てくるとダブルでMariaの膝をリングに叩きつける。井上はジャガーにタッチ。

 ジャガーは足4の字で捕らえ、Mariaはひっくり返すがジャガーはすぐに戻り絞り上げる。そのまま回転しMariaはロープを掴みブレイク。
 ジャガーはMariaの足をロープにかけて、足への低空ドロップキック。ジャガーは井上にタッチ。

 Mariaはエルボー連打も、井上はモンゴリアンチョップ連発からロープに振っていく。だがMariaはドロップキックで迎撃し、バックを取るが井上は耐えるとエルボー。エルボーの打ち合いからMariaがエルボー連打。さらにバックを取って投げようとするが、井上はロープを掴んで耐える。
 Mariaは背中にエルボー連打から腕へのビッグブーツ。Mariaは川畑にタッチ。

 川畑はローキック連打からソバット。さらにエルボーからロープに飛んでパントキック。フォールも2。
 川畑はバックを取るが、井上はロープを掴みブレイク。
 川畑はエルボー連打からロープに飛んでドロップキック。再度ロープに飛んでランニングソバットからビッグブーツを叩き込み、ミドルキック連打からハイキック。バックを取るが、バックエルボーで井上が逃れようとするも、川畑は強引に投げ捨てジャーマンからロープに飛ぶ。これを井上がラリアットでなぎ倒しジャガーにタッチ。

 ジャガーは浴びせ蹴りからフォールも2。
 ジャガーはロープに振ろうとするが、耐えた川畑がエルボー。ロープに振るが、Mariaがエプロンから髪を掴んで動きを止め、川畑がランニングミドル。
 Mariaと川畑がロープに振るが、ジャガーはダブル攻撃をガードすると、川畑の足を刈って倒し、そこへMariaをカニバサミで叩きつける。二人まとめて浴びせ蹴りからフォールも2。
 ジャガーは投げようとするが、切り返した川畑が延髄斬りからノーザンライトスープレックスホールドも2。
 川畑がサムソンクラッチから顔面にトラースキックを叩き込みフォールも2。
 川畑はMariaにタッチ。

 Mariaはドロップキックでふっ飛ばし、顔面ウォッシュから川畑が619。川畑がフェイスバスターからMariaがボディを蹴り上げてフォールも井上がカット。
 Mariaはエルボーも、ジャガーが巻き込んで卍固め。これは川畑がカット。
 ジャガーはエルボーからロープに飛ぶが、Mariaが追走ニー。ロープに振ろうとするが、耐えたジャガーをカウンターのリバースフェイスバスター。フォールも2。
 Mariaはストンピング連打からロープに飛んでビッグブーツも、キャッチしたジャガーがドラゴンスクリューから井上にタッチ。

 井上はラリアットから投げようとするが、川畑がトラースキックでカットし低空ドロップキック。Mariaがスワンダイブフットスタンプから川畑がバズソーキック。Mariaがそこへ横入り式エビ固めも2。
 Mariaがクリストもジャガーがカット。

 川畑がコーナーに登り、Mariaがファンタスティックフリップで叩きつけると、Mariaはハーフハッチスープレックスからフォールも2。
 Mariaはコーナーに登るが、ジャガーが川畑を場外に投げ捨て、井上がMariaの正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
 井上は投げようとするが川畑がハイキックでカット。
 Mariaは出てきたジャガーにエルボーも、井上がMariaにショートレンジラリアットからフォールも2。
 井上は再度ショートレンジラリアットからフォールも川畑がカット。
 井上はMariaと川畑を同じコーナーに振り、ジャガーが串刺しニーから井上が串刺し攻撃。Mariaと川畑が避けてロープに振るが、井上はダブルラリアットでなぎ倒し、ロープにもたれさせるとジャガーが二人まとめて浴びせ蹴り。

 井上はMariaにシットダウンパワーボムで叩きつけフォール。これで3カウント。

長与「ジャガー選手今日はありがとうございます。京子選手もありがとうございます。めっちゃ強いじゃないですか?ちょっとお尋ねしたいことがあります。二人にお尋ねしたいことがあります。この二人、ほんのさきっちょだけでも、お二人に、ほんのちょっとでも爪痕を残すことでができましたか?ほんのちょっとでもどうですか?私大きな賭けと約束してまして、もしほんのちょっとでも、ほんのちょっとでも爪痕残したっていうんだったら、私、旅行プレゼントすることになってるんですよ(苦笑)素直に言ってください」
ジャガー「・・・二人で話し合った結果、いやーほんとに頑張ったと思うので、爪痕、(自分の身体を見て)ちょっとあるかな?残したと私は思うんだけど、いいかな?」
井上「ジャガーさんいま決めたじゃないですか。爪痕は、ほんとはどうであれ、まだまだ残してない!私代表だからわかるんですよ。行かせるわけないじゃないですか!旅行いくらかかると思ってるんですか!?」
ジャガー「じゃあ私がプレゼントしよう。私は、団体持ってないので、自分の采配で、ちこさん抱えてる、京子も抱えてる。私抱えてない。あなたたちが私が新幹線で」
長与「新幹線違います。海外です。皆さん聞きましたか!?ジャガー横田選手が私が出すといった!二言はないですよね?ジャガー横田に二言はない!」
ジャガー「箱根とか」
長与「箱根とか言ってない!言ってない!」
ジャガー「どこ行こうとしてるの?」
長与「韓国のコスメツアーです」
ジャガー「高いの?」
長与「相場言ったら、一人10万ぐらいかかると思うんですけど」
ジャガー「お前今日のギャラもそんなにもらってないのに。でも、ちょっとちこさんに出させるのはかわいそう。大変だけど、うちの京子も連れてって、代表でもない私ひらの選手なんで、ディアナの選手とマーベラスの選手と、どんどん先輩として何かしてあげなきゃいけないと思うから。あと、20試合ぐらいまって」
長与「20試合ぐらい若い子覚えてるよね?20試合たったら韓国ツアーよろしくお願いします」

<試合後コメント>

Magenta
川畑「Marvelous7周年大会、後楽園ホール、Magentavsジャガー横田選手&井上京子選手。お2人が今まで積み重ねてこられた偉大な大先輩というのは重々承知なんですけど、今日改めてMagentaで当たらせていただいて、懐の深さと、温かさ。攻撃は厳しいんですけど、一発一発は重いし、痛いし。まだまだ分厚い壁なんですけど、プロレスに対しての温かさというものを、試合を通してとても学んだ気がしました。お2人のような、厳しくも愛にあふれている、そんなタッグになれたら良いなと、今日改めてMagentaとしての目標が見つかりました。でも、次こそは絶対に勝ちたいと思います」
Maira「ジャガーさんと京子さん、2人共初対戦だったんですけど、なんかビクともしないし、自分1人の力じゃあそこまで行けなかったかもしれないので、本当に、最近常々思うんですけど、梨瑚の存在が自分にとって大きくて、元々ライバルとして一緒に闘ってきた相手が今一番近くにいるって言うので、お互い本当に切磋琢磨して、さっき梨瑚も言ってたように、今がMagentaの頑張りどきだと思うので、もっともっと成長して、ステキなタッグになれるように頑張りたいと思ってます。そして!長与さん、ジャガーさんと京子さんの話し合いの結果、ウチらを韓国に連れてってくださるということなので!(笑)」
川畑「やったぁ~~~!(※2人で拳を突き上げる)」
Maira「韓国、楽しんでいきたいと思います(笑)」
川畑「うふふ(笑)」
Maira「でも、自分、もう1つ狙ってることがあるんですよ。それは、次はジャガーさんに韓国に連れってもらって、今度は海外でMagentaの試合がしたいです。今は自分、ちょっとその目標ができちゃったので、そこも狙っていきたい。海外でも絶対ね」
川畑「やりたいね。そのときにはお揃いのコスチュームで来てるのかな?(笑)」
Maira「そうだね(笑)」
川畑「楽しみにしててください!」

第5試合


 ロックアップから彩羽がロープに押し込みブレイク。
 バックの取り合いから彩羽がスリーパー。ヘッドロックに移行するが、ウナギはヘッドシザースで抜け、彩羽のミドルキックも避けて距離を取る。
 彩羽は猪木アリ状態で呼び込み、ウナギが飛び込むが彩羽がヘッドロックで捕らえ絞り上げる。
 これを離すとミドルキックで蹴倒し、再度ミドルキックからボディを蹴り上げる。ウナギはたまらず場外へ転がる。
 彩羽はこれを追って降りると場外乱闘へ。ウナギが彩羽を客席に叩き込み、走り込んできた彩羽をウナギがカウンターのそんな事より一献くれまいかでエプロンに叩きつけリングに戻る。

 ウナギが串刺しバックエルボーからロープに飛び、開脚フェイスバスターからロープに飛んでギロチンドロップ。フォールも2。

 ウナギは投げようとするが、耐えた彩羽にスリーパー。彩羽が逃れると、左右のミドルキック連打からPK。さらにロープに飛んで低空ドロップキック。
 彩羽は投げようとするが、ウナギは飛びつき胴締めフロントネック。彩羽は強引にブレーンバスターで叩きつけるが、すぐに立ち上がったウナギがギロチンドロップ連発。
 ウナギがエルボー連打。彩羽が強烈なエルボーを叩き込んで倒すと、ボディを蹴りつけてストンピング連打。
 彩羽はシットダウンパワーボムで叩きつけるがウナギがすぐに切り返してフォールも2。

 ウナギが走り込んで来た彩羽の腕を巻き込んで腕へのギロチンドロップ。
 ウナギは大ふへん固めを狙うが、切り返した彩羽がエルボー。エルボーの打ち合いからウナギが顔面を蹴りつける。彩羽が腕を広げて「全て出せこら!」と叫ぶと、ウナギが城門突破からフォールも2。

 彩羽がトラースキックからエルボーで倒しフォールも1。

 ウナギは城門突破からフォールも2。
 
 ウナギはカカト落としからコーナーに登りこれより我は修羅に入る!を投下するが、彩羽は剣山で迎撃しコーナに登る。

 彩羽はスワントーンボムも、避けたウナギが大ふへん固め。彩羽が暴れて崩れると、ウナギは大儀であったで叩きつけフォールも2。

 ウナギは再度大義であったを狙うが、彩羽が丸め込むが2。

 ウナギはエルボー連打からロープに振るが、彩羽はニールキックを叩き込む。
 両者走り込み、彩羽の飛び膝をスカしたウナギが走り込むも、彩羽はハイキックから後ろ回し蹴りを狙うがウナギがビッグブーツで迎撃しフォールも2。

 ウナギは走り込むが、彩羽が巻き込んでスピンキックからトラースキック。フォールも2。

 彩羽はランニングハイキックで蹴倒し、ランニングスリーで叩きつけフォールし3カウント。

彩羽「ウナギ・サヤカ、お前今日負けたけど、うち心広いからさ、マイク持たせてやるよ」
ウナギ「彩羽匠、喋るの下手。発信力もない、リングから降りたらただのクソ小学生だ。でも、お前の周りに、こんだけたくさんの人間が、ついてきてるのかは、私が、一番良く判ってる。自分がやらなきゃいけないことなんて、自分が一番わかってるよ。でもやっぱり、やってさらに思った。彩羽匠、お前のプロレスが、一番好きだ。私は、プロレスラー人生、お前がいなきゃだめだと思う。だから!必ず強くなって、長与千種、お前の、最後の弟子になってやってもいいぞ。そして、お前の、トラウマになってやるよ」
彩羽「もうすでにトラウマです。あのさ、うち、プロレスの意地はすごいある。でも人生で、こんなに人を嫌いになることはない。でもさ、よく考えてみたらそれ狙ってたんだよなお前。それ狙って煽ってたんだろ?お前と約束した、勝負には勝ったけど、お前の手の広で転がされてた。まあ、今後、強くなるのは当たり前だよ。お前に、もって、マーベラスにないものたくさんある。でも、今のお前に、必要なものはマーベラスにいっぱい持ってる。マーベラスが教えてやってもいいんだぞ。これから、うちら、マーベラスと一緒に・・・マーベラスと一緒に・・・とでも言うと思ったかバーカ!こんなやつ預かれねーよ!お前のことは、一生嫌いだ」
ウナギ「彩羽匠、かわいくねーな。いいよ、お前が今まで、手に入れたもの、全部手に入れてやる!」
彩羽「わかった!じゃあその時は彩羽匠が、ウナギ・サヤカを査定してやるよ」

 ウナギの握手を彩羽がはたき落とし、彩羽が帰ろうとすると尾崎魔弓がリングへ。

尾崎「みなさんこんにちは!一生関わらないと思ってた、OZアカデミーと、マーベラス、その禁断の扉を、この尾崎魔弓が今日開けに、いやいやいや、こじあけにきましたー!確か1年前にさ、後楽園の還暦祭りのときにさ、お前あたしとめちゃくちゃ試合やりたがってたじゃん。一年経ったけど、やってあげてもいいよ?」
彩羽「タイミング悪いな尾崎魔弓。1年前、1年前確かに、試合やって、またやりたいなって思いましたよ。マーベラスと、OZは、なんだか、ちょっと大人の事情でよくわかんないですけど今までOZのことは口に出すなって、尾崎魔弓のことは口に出すなって空気になってましたよ。でも、やりたいと思ったのは1年前です。なんか、GAIAの尾崎魔弓だと思ってました。Youtubeでずっと見てました。でも今もう歳を重ねて、足腰大丈夫ですか?」

 尾崎がバックブローで倒しチェーンナックル連打。止めにきたセコンドも次々チェーンナックルで迎撃。

尾崎「だせーなおめー。そんなんでうちらに勝てないと思うけどな。そんな勇気あんだったら、5月14日、新宿FACE、ごめんあたしカード決まってた。6月11日新宿FACEに乗り込んでこいよ」
彩羽「おい、OZ、いや尾崎魔弓、おめーらのそのやりかた、クソダセーなこの野郎!6月11日!オイ!お前絶対ぶっ殺してやる」
尾崎「シングルでやるのもったいないからよ、タッグ誰か連れてこいや(マイクで彩羽の顔面を殴りリングをあとにする)」

彩羽「長与さん、行かないんですか?長与さんがOKだったら、OZ、ぶっつぶしに行きますよ」
長与「あの人超人だな。GAEAJAPANで終わってるかなと思ってたんだかけど、だからやる必要ないと思ったけど身体も全然違うし・・・彩羽と、桃も行ってください。潰してきてください」
彩羽「やります。台無しにします。これがOZのやり方なら、マーベラスのやり方で徹底的に潰します。ほんとは、いい形でメインに繋げたかったです。でも、こうやって、やられたけど、WWWAのタイトルマッチ今からありますが、これ以上のすげー試合を期待してます」

<試合後コメント>

尾崎魔弓&彩羽匠
尾崎「あぁ、気持ちよかった。乗り込むのって久しぶりだからさあ、楽しかったよ。なんか客が呆気にとられてキョトンとしちゃってさ(笑)楽しいねえ。巷じゃ、ファンの間でもマスコミの間でも『OZとMarvelousは絶対一緒にならない』って噂があるみたいで、私もそう思ってたし、一生Marvelousと関わることはないだろうと思ってたけど……」

(※ブチ切れ状態の彩羽がMairaの制止を振り切って乱入し揉み合いになる)

彩羽「オイ!尾崎魔弓お前ッ!ふざけんじゃねーよお前!」
尾崎「なんだお前コラ!ンだよ!お前覚えとけよ!」
彩羽「お前ら(マスコミ)撮ってんじゃねーぞ!」
尾崎「うるせえんだよ!6月、こんなもんじゃねーぞ!『来てくれてありがとうございます』だろお前!わざわざ来てやったんだぞお前なあ!」

(※尾崎が荒々しく去っていき、彩羽が座って一旦落ち着いてからコメント)

彩羽「……Marvelous7周年大会、尾崎魔弓にぶっ潰されると思わなかったっす。いいっすと、OZとは、これが禁断だったらやってやりますよ。でも、OZ、自分の中では凶器しか使えない、昔輝いてた選手だけがいるところだと思ってますよ。そしたら、今の時代に命かけてる自分たちが、Marvelousが、潰しに行きます。……ふざけんな。そして、こんな形になってしまったけど、ウナギ・サヤカ、ウチのトラウマだよ。ずっと私生活でもあんなイライラすることなかった。リングの上では、自分は意地があった。でも、ああやってさ、SNS?とかで一々自分の私生活まで入り込んできて。でも、それがアイツのやり方だろ?新しい扉開けるってそういうことだよな?だったら、それをMarvelousに、そこに対抗していこうと思うし、でも、プロレスの技術、リングの技術は長与さんが教えると思う。でも、その気がホントにあるなら、その芯があるんだったらの話。こっから伸びるか、伸びないかはウナギ次第だと思う。でも、今日は2年前のウナギ・サヤカとは全然違いました。やれて良かったです。食わず嫌いも良くないっすね」

第6試合


 リング中央で睨み合い、桃野がビンタからバックを取るが、永島はスタナーからガットショット。桃野がロープに振ってうつぶせになるが、永島はロープを掴んでタイミングをずらすとストンピング。
 立ち上がった桃野とエルボーの打ち合いから永島がエルボー連打で倒し、ロープに飛んでケンカキック。避けた桃野が丸め込んでからコーナーに振り、永島はコーナに駆け上がるが桃野は構わずドロップキックで場外に叩き落とすと、コーナーに登り場外へのダイビングフットスタンプ。これを永島が避けると、桃野を客席に叩き込み場外乱闘へ。

 リングに戻り、永島がケンカキックからロープに飛んでランニング・ケンカキック。フォールも2。

 永島はコーナーに振り、串刺し攻撃を狙うも桃野は足を伸ばしてカットとするとダイビングクロスボディ。永島はこれをビンタで迎撃し、ノーザンライトスープレックスホールドも2。

 永島は顔面を踏みつけコーナーに登る。走り込んできた桃野をぶらさがり首4の字で捕らえ、これを離すとランニングケンカキック。フォールも1で返した桃野を腕ひしぎから三角絞め。
 永島はこれを離すと正面ロープにくくり、後頭部に膝を押し付けて苦しめる。再度膝をおしつけ、これを離すとロープに振るが、永島が投げようとするも桃野は空中で体勢を切り返して潰しフォールも2。

 桃野がストンピング連打からロープに振ろうとするが、耐えた永島をカニバサミで倒し、ロープを蹴り上げロープに飛んで低空ドロップキック。エプロンに転がった永島に桃野が走り込むも、永島はロープをたるませてエプロンに落とし、投げようとするも桃野がエプロンへのフェイスバスター。桃野は再度エプロンへのフェイスバスターから、場外を走り込んでのドロップキック。避けた永島がボディへのフットスタンプからロープに飛び、エプロンに上がろうとした桃野をドロップキックで場外にふっとばす。
 永島はコーナーに登り、場外へのダイビングフットスタンプ。そのまま場外乱闘へ。南側通路で桃野がボディスラムで叩きつけ、入場階段上からのダイビングクロスボディ。

 リングに戻り、桃野がミサイルキック連発からフォールも2。

 桃野はロープに飛ぶが、永島がスカすと桃野が投げ捨てジャーマン。着地した永島がボディへのフットスタンプからバックをとるが、逃れた桃野が走り込む。だが永島が投げ捨てジャーマンも、桃野が着地してボディへのフットスタンプからロープに飛んで、カサドーラフットスタンプからフォールも1ですぐにフットスタンプ。再度フォールも1で離してフットスタンプ。再度フォールも1で離してフットスタンプ。桃野は今度こそしっかりフォールも2。

 桃野はエルボーからロープに飛ぶが、永島はビッグブーツで迎撃し裏投げ。フォールも2。

 永島はコーナーに登るが、桃野が走り込み雪崩式アームホイップからドロップキック。フォールも2。

 桃野はフェイスロックで捕らえるが、これを耐えた永島にブレーンバスター。フォールも2。

 桃野はコーナーに登るが、永島はビンタから正面に登り、コーナー上でエルボーの打ち合い。桃野がショルダーアームブリーカーも、永島はスリーパーで絞り上げ、これを離すとスパイダージャーマン。
 永島はダイビングフットスタンプからフォールも2。

 永島は腕ひしぎで捕らえるが、桃野はロープに足を伸ばしてブレイク。
 永島はロープに飛んで顔面にケンカキック。投げようとするが、桃野がDDTで切り返す。
 永島がケンカキックも、スカした桃野が投げ捨てジャーマンからジャーマンスープレックスホールドも2。

 桃野はコーナーに登り、ダイビングボディプレスも永島は剣山で迎撃する。
 永島はロープに飛ぶが、桃野はキューティースペシャルも2。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからビンタの応酬に。永島が顔面に膝蹴り連発から、ロープに飛ぶが桃野は追走エルボー。桃野がロープに飛ぶが永島は追走ニーをボディに叩き込み、ランニングニーを顔面に突き刺してフォールも2。

 永島が投げようとするが桃野が首固めも2。桃野が十字固めも2で永島が切り返してフォールも2。お互い切り返し合うが2。

 桃野がロープに飛ぶが、永島がホイップすると、桃野が丸め込もうとするが永島が切り返すが2。
 
 桃野は走り込むが、永島がスライディングして避けるとビッグブーツから裏拳連発。避けた桃野がロコモーションジャーマンスープレックスホールドも2。

 桃野はロープに飛んでモモラッチも2。

 桃野は左右のエルボーからヘッドバッド。ロープに飛ぶが、永島はバックブローで迎撃し、フィッシャマンバスター。フォールも2。

 永島はバックを取るが、桃野が逃れるとバックブローをガードして、ラリアットを丸め込みJKボムも2。

 桃野が投げようとするが、永島がフィッシャーマンバスターから腕ひしぎ。桃野はロープに足を伸ばしブレイク。

 永島が桃野をコーナーに乗せ、雪崩式フィッシャーマンバスターを狙うが、桃野がヘッドバッドから雪崩式JKボムも2。

 桃野はロープに飛ぶが、永島がカサドーラも2。

 永島が走り込むが、桃野がカウンターのジャーマンスープレックスホールドも2。

 桃野はロープに飛び、JKボムで3カウント。

桃野「チャンピオンになったぞ!永島千佳世選手!もう戻ってしまったかもしれないけど、永島さんが、最後にやった、多分これもう一回って意味じゃなくて、1期生って意味だったんだと思います。私にはそう感じました。永島選手は、長与さんが作った、ガイアジャパンの一期生、そして、桃野美桜は、その後に長与さんが作った、マーベラスの一期生。このベルトは、元々ガイアジャパンのもので、時を経てマーベラスで復活して、永島選手から、この桃野美桜がとるということで、このベルトの歴史が、やっと動きだしたと思ってます。でも、ちょっと、大きくて、もしかしたら、ちょっと、かっこ悪いかもしれないです。でも、必死に、掴んだ、このベルト、今日だけは、うぬぼれたいと思います。でもきっと、明日から、このベルトを巻いたという現実の重さとの戦いになってくるんだと思います。でもその覚悟を持って、今日このリングに立ったので、本日より、桃野美桜、シングルのチャンピオンとして、しっかりマーベラスの顔として!進んでいきたいと思います。めっちゃうれし~!どうですか長与さん?泣いてますか?ありがとうございます(座礼)」
長与「(泣きながら)サスペンダー作ろうか」
桃野「ありがとうございます(笑)今日でちょうどマーベラスが旗揚げして、7年になります。長与さん、智子選手、匠さん、頭大丈夫ですか?レオ、Maria、愛ちゃん、美桜、十分ですね。これからもみんなで、ライバルですが、切磋琢磨して、歩んで、頑張って行きたいと思うので、今後とも8年目のマーベラスをよろしくお願いします!それでは!最後に!桃野美桜のしめをして今日一日を終わりたいと思います。はじめましての方もいると思うので一度おさらいします。私が、アイアムって言ったらみんなでマーベラス。そして、アディオス・アミーゴ、バーイって言ったらみんなでウィ!?と奇声をあげて、今日を締めたいと思います。ご起立ください!いいですか~!?いきます!アイアム!マーベラス!アディオスアミーゴ、バーイ、ウィ!」

<試合後コメント>

桃野美桜
「AAAWのベルト、そしてシングルのベルト、8年目で初めて巻きました!この7年間、私は本当に、これ何回もいつもどんな話をするときにも出てきてしまうんですけど、7年の半分は怪我で欠場していて、本当に諦めたくなるときもあったし、なんなら諦めました。諦めかけました。でも、最終的には諦めなかったから、そしてMarvelousという帰ってこられる場所があったから。そして、待っててくださる皆さんがいたから頑張ってこれたし、そして、それも自分の成長につながって、ちょっとやそっとのことじゃ折れない心になりました。そして、その小さな積み重ねでつかんだベルトだと思っています。歴代の方々を見ると、すごい偉大な先輩方で、そこに私はチャンピオンという形では並べたかもしれないけど、まだまだカッコ悪いです。カッコ悪いチャンピオンもいるかもしれないけど、しっかりその方々に……『歴史を超えるということは無い』と長与さんに言われました。『歴史は横並びだ』と常々言われています。しっかり、その歴史に並んでいけるように頑張ります」

――AAAWのベルトは女子のベルトとしては非常に大きく、永島選手も最初に巻いたときには肩にかけていた。今後はどのように身につけていくか
「そうですねえ。腰だと、長与さんに『サスペンダー付けるか?』って言われたくらい下に下がってきちゃってたんですけど、それは考えます!(笑)」

――桃野選手の預かり知らぬ間に6月11日のOZアカデミー新宿FACE大会に彩羽選手と2人で乗り込んでいくことが決まった
「……?!ホントですか?!……えっ、ホントですか?!」

――長与選手が決めました
「……えっ、わかんない。メッチャ嬉しい!どうやって決まったかわかんないですけど、勝手に暗黙の了解としてOZアカデミーと今までずっと絡んでいくことがなかったから、大人の事情とかあるのかなって思っていて言えないことはあったんですけど、尾崎選手とずっと試合をしたいと思っていたんですよ。そんな甘っちょろいもんで決まったんじゃないと思うんですけど、しっかり事情を聞いて、それなりの気持ちで、乗り込む形に……なるんですかね?わかんないけど、していきたいと思いますが、今の感情だけ言うと、『試合できるんだ!』『MarvelousとOZが関わるんだ!』ってワクワクの方が強いです。……それでか!匠さん(が頭にタオルを)巻いてたやつ」

――桃野選手はAAAWのチャンピオンとしてOZに乗り込むことになる
「そっか!Marvelousにケンカをふっかけに来たってことは、今私はMarvelousの顔なので……うん、大丈夫です。しっかり、楽しめるかな?楽しみたいと思います」

――今まで、そのベルトを目指してずっと泣いてきた
「いやあ、ホントです。このベルトが復活してから、誰よりも多くこのベルトの近くまでは行ったのに、あとちょっとのところで何回も、3~4回くらい、“あとちょっと”が届かなくて。『この“あとちょっと”ってなんなんだろう』って思っていたけど、やっぱ最終的には技とかそういうのじゃなくて、気持ちですね。どんな場面でも気持ちが勝つんだなって思いました。でも、苦しかった。本当に苦しかった、今日の試合。ホントに苦しかったです。でも、諦めなかったから掴めました。本当に諦めないって、どんな場面でも重要だなって思います。それを自分はプロレスで体現していきたいと思います」

――今回は5番勝負を経ての王座挑戦だったが、その中でつかんだものは
「5番勝負をやったキッカケが、普通は『強くなりたい!』って気持ちだと思うんですけど、自分の中のテーマは『自分だけの強さを見つけたい』って。自分が一番知ってる強さを見つけたいと思って、伊藤薫選手、中島安里紗選手、橋本千紘選手、朱崇花選手、渡辺智子選手、この5選手と試合をして、みんなそれぞれ違った強さを持った方々と試合をして、勝ったのは1回かも知れませんが、その中で私は『受けの強さ』『打たれ強さ』だなって。これが誰よりもある自分の強さだなと思い、そこがわかったから、自分で腹落ちしたから、5番勝負はやってよかったし、それがこのベルトにつながったことの1つではあると思います」

――Marvelousの顔となって、団体をどのように引っ張っていきたいか
「匠さんみたいに圧倒的な強さだったり、身体のデカさだったり、Marvelousで私は一番小さいです。後輩もいるけど。でも、何回もこれは出てきてしまうんですけど、自分が戴冠したから一番強く思うのは、本当に諦めない。下の子たちにもそういう面でのお手本になっていきたいと思ったし、匠さんの口から直接『ライバル』って言葉を聞いたことは無いので。でも、自分の目標としては、匠さんと、いろんな団体で橋本千紘選手と試合をしてきて評価されることはあっても、自分の団体で評価されることって中々無かったので、『やっぱ女子プロレスの黄金カードと言えば桃野美桜vs彩羽匠だよね』って言われるようになっていきたいので、そういう形で、うん。引っ張っていくって難しいですけど、今後やっていきたいとは思います」

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