「コネでここまで来れたかもしれないけれど、アイツには才能がある」ザック・セイバーJr.がNJPW WORLD認定TV王座を防衛し海野翔太を絶賛!

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 8日、東京都・両国国技館にて、『CSテレ朝チャンネル Presents テレビ朝日 新日本プロレス放送50周年記念 SAKURA GENESIS 2023』が開催され、ザック・セイバーJr.がNJPW WORLD認定TV王座の4度目の防衛に成功した。

 NJPW WORLD認定TV王座とは、長年新日本プロレスを中継してきたテレビ朝日の提案によって企画され、『テレビ朝日とのパートナーシップを象徴する王座・ベルト』として創設。新日本プロレスが国内で管理しているシングル王座は、IWGP世界ヘビー級王座、IWGPジュニアヘビー級王座、NEVER無差別級王座、IWGP USヘビー級王座の4つ。さらにKOPWもベルトが作られており、新たなテーマを持った6本目のベルト。
 タイトルマッチは15分1本勝負のシングルマッチにて行い、若手にもチャンスを与えるベルトであること、これまでタイトルマッチをあまり行ってこなかった地方大会でのマッチメイクを中心に考えていくプランが語られていた。

 今年1月に初代王者決定トーナメントを制したザック・セイバーJr.は、2月に3度の防衛に成功。今回は、NEW JAPAN CUPでザックから勝利を収めた海野翔太が挑戦。アメリカでジョン・モクスリーに師事して修行し、昨年11月の凱旋帰国後からも成長目覚ましい海野が王座初戴冠を果たすことが出来るのかに注目が集まっていた。


 ゴングと同時の激しい丸め込み合戦が展開され、ザックは余裕の笑みで拍手を送る。
 真っ向からのエルボースマッシュの打ち合いを制した海野がザックのヒザに狙いを定め、低空ドロップキックからヒザ十字と連撃。しかし、ザックも海野のスライディングエルボースマッシュをキャッチし一瞬にして腕十字に捕らえるサブミッションの妙技を見せる。
 ザックは海野の腕を潰しにかかり、コブラツイスト、フロントネックロック、スリーパーホールド、腕十字、腕固めとサブミッション地獄に引きずり込んでいく。海野は丸め込みで粘って勝機を伺い、ザックのレッグロールクラッチをレッグロールクラッチで返す機転からホップアップ式エルボースマッシュ、ランニング・スピニング・フェイスバスターを決める。
 残り時間3分がコールされる中、海野がデスライダーを狙うも、ザックが振り払って張り手。海野が倒れず延髄斬りを叩き込むが、ザックも倒れぬ意地を見せサッカーボールキック。コーナーへの攻撃を狙うザックに対し、海野はスイングDDTで切り返してデスライダー。これをカウント2で返されると、奥の手の変形デスライダー。もう1発デスライダーを狙ったところをザックがジャックナイフ式エビ固めで切り返して技アリのカウント3。ザックが4度目の防衛に成功した。

 バックステージに戻ったザックは、「ショータ! アイツは凄くいい。(勝利まで)もうすぐだったな。(※日本語で)チョット、ヤバイネ。コネでここまで来れたかもしれないけれど、アイツには才能がある。それは間違いない。ショータこそが、新日本プロレスの未来かもしれない。そしてその時は、俺とまたやろう。俺たちはまだ終わってなんかいない」と海野を絶賛。

 そして、「次の挑戦者は指名をしたい。トム・ローラーだ。去年は何度か対戦したな。テッカーの同志だ。プロレス界では俺が最高のテッカーだ。トミーよ。NJPW WORLD認定TV王座を世界に持っていくぞ。来週、アメリカの首都、ワシントンD.C.に行くぞ。忙しいとは思うが、タイトルマッチの機会を与えよう。俺は素晴らしい王者だからな。そしてトミー、お前はトミー・テッカーなのか、トミー・ティック(ダニ)なのかを判定してやろう」と、次期挑戦者にトム・ローラーを指名し王座の価値を世界レベルまで高めていく覚悟を語った。

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