両国国技館の中心でグラドルとともに土俵入り!?上手投げで押し出した勝者が「横綱級にしてやる」
9日、両国国技館にて新日本プロレス『HYPER BATTLE’22』が開催。矢野通が持つKOPW2022にタイチが挑戦した。
KOPWとは、オカダ・カズチカが提唱した新日本プロレスのタイトル。特殊ルールでの闘いを経て勝利した者にタイトルが移り、その年の最後の段階で保持していた選手が覇者となる特殊性を持つため、通常のプロレスの強さとはまた違うプロレス脳が求められるこの試合には毎大会注目が集まっている。
今大会では『ノーロープ場外押し出しマッチ』で行われることが決定し、プロレスのフォールやギブアップで勝敗はつかずにリングの外に相手を押し出した方が勝つルールとなった。
会場に現れたタイチはオリジナルの浴衣を羽織り、座布団を手に入場。リングに入ると四股を踏み、蹲踞の体勢から突進してつっぱり連発。矢野はリングを回って逃れ、サミングからボディスラムを狙いあくまでプロレス技での決着を狙う。これを耐えたタイチと矢野ががっぷり四つで組み合うが、矢野が持ち上げたところをタイチが上手投げで場外に投げ捨て勝利した。
勝利したタイチは手刀をきり、賜杯ならぬKOPW2022トロフィーを手にして土俵入りの型を披露。次期挑戦者に鷹木信悟を指名し「俺と鷹木のKOPW、50周年に相応しい巌流島でもいいぞ?こんな小せえけど約束通り、賜杯抱かせてもらったよ。こんなんでもよ、あればいろんな使い道があんだよ。これをメインイベント級に上げてやるよ。2年間、矢野色に染まったつまんねえKOPW。俺が新しい横綱級のKOPWにしてってやるよ」と会社に要求。
これを受けて4月25日の広島サンプラザホール大会メインイベントにて、タイチvs鷹木信悟のKOPW2022争奪戦が決定した。