【試合詳細】3・23 ベストボディ・ジャパンプロレス新木場大会 【BBW6人タッグ】ラグジュアリー吉田&大石真翔&大和ヒロシvs男色ディーノ&大鷲透&伊橋剛太 【BBWスーパーボディ級】唐澤志陽vsなべやかん チェリー&赤井沙希vsパピヨン朱美&竹林早苗

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『ベストボディ・ジャパンプロレスリング〜Shinkiba Spring〜』
日程:2023年3月23日(木)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:175人

▼シングルマッチ
●八須拳太郎(P.P.P.TOKYO)
4分12秒 体固め
○木村昌嗣

▼女子タッグマッチ
チェリー(フリー)/○赤井沙希(DDT)
11分53秒 ケツァルコアトル
●パピヨン朱美(デラべっぴん)/竹林早苗

▼タッグマッチ
谷口智一/●アントニオ小猪木(西口)
14分53秒 外道クラッチ
○政宗(フリー)/石井慧介(ガン☆プロ)

▼6人タッグマッチ
[ダンカンプロレス軍団]○ベストボディ・ベイダー/諸橋晴也(フリー)/鈴木悟(フリー)
12分0秒 スワンダイブ式スワントーンボム→体固め
●ゴージャス松野withマダムK・ビューティーゴリ子/高尾蒼馬(DDT)/前口太尊(飯伏プロレス研究所)

▼BBW世界スーパーボディ級選手権試合
【王者】●唐澤志陽
10分53秒 マスク着用
【挑戦者】○なべやかん
※第7代王者が3度目の防衛に失敗。やかんが新王者となる。

▼BBW6人タッグ選手権試合
【王者組/CLUB LUXURY】●ラグジュアリー吉田withマサミ&ミカ/大石真翔(DDT)/大和ヒロシ(フリー)
19分53秒 バーミヤンスタンプ
【挑戦者組/ベストぽっちゃりジャパン】大鷲透(フリー)/男色ディーノ(DDT)/○伊橋剛太(DDT)
※第2代王者組が初防衛に失敗。ベストぽっちゃりジャパンが新王者となる。

ぽっちゃり軍がラグジュアリーなベストボディ軍団を制し6人タッグ王座戴冠で伊橋がグランドスラム王手!なべやかんが“替え玉戦法”で王座奪取!パピヨン朱美がブル中野の眼前で全女魂爆発!

第1試合


 朝倉未来主催の1分間最強を決める格闘技大会『BreakingDown』での活躍が目覚ましく“胸毛ニキ”の愛称で大ブレイクしている八須に新人の木村が胸を借りて闘う第1試合。

 両者握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップからじっくりとしたヘッドロックの奪い合いが展開され、ショルダータックルで幾度もぶつかり合う。一度は木村がなぎ倒してみせるも、八須も即座に起き上がってショルダータックルでお返し。
 八須は木村をコーナーに押し付け、顔面に胸毛をこすりつける精神攻撃を行い、バタリと倒れ込んだ木村の顔面に胸毛をちぎってふりかける追い打ち。さらに仰向けに寝かせた木村に胸毛をこすりつけながらのライオンプッシュアップを行い三角絞めに捕らえるが、木村が上から押しつぶしてエビ固めで3カウント。

第2試合


 BBJ女子戦線にパピヨン朱美が初参戦。
 パピヨンは在りし日の全日本女子プロレスなどに薫陶を受けて育った可憐な少女であり、“三禁”を適度に守りつつ往年の女子プロレスムーブを武器に闘っている。2017年には引退を控えた憧れの豊田真奈美と試合を行い、ローリング・クレイドルを(勝手に)継承。その後は豊田の引退試合の相手も務めてローリング・クレイドル合戦を展開したという、女子プロレスの魂を直々に受け継いでいる選手だ。

 赤井&チェリーの入場後にパピヨン&竹林が奇襲し、パピヨンが「クラッシュ!クラッシュ!」と号令をかけて赤井へクラッシュ・ギャルズ式のダブル正拳突き。
 竹林と赤井の対面となるも、ロープに飛んだ竹林に赤井がカウンターのバックエルボーを入れ、ニードロップで追撃してチェリーにタッチ。
 チェリーはスリーパーホールド、キャメルクラッチ、首をロープにくくりつけながら踏みつけるといった痛め技から赤井にタッチ。
 赤井はサッカーボールキックを叩き込んでロープに振り、竹林のドロップキックをすかして自爆させて格の違いを教え込む。しかし、竹林が根性のドロップキックを叩き込んでパピヨンにタッチ。

 パピヨンは、「バイソン木村!」と叫びながらのダブルチョップを叩き込み、幾度も体固めで押さえ込んでカウント2で返されるたびに「スリーだろーっ!」と叫ぶ。さらに串刺しバックエルボーを叩き込み、豊田真奈美ばりの「もういっちょ行きまーす!」から2発目を狙うが、赤井がランニングミドルキックで迎撃し、チェリーにタッチ。

 チェリーは飛びつき式の腕十字から三角絞め、オモプラッタと柔術殺法で攻め立てる。なんとかブレイクしたパピヨンがエルボーを放っていくと、チェリーが仰向けに倒れ際にパピヨンの股間を蹴り上げる。

 すると、パピヨンは女の子のはずなのにまるで急所を蹴られた男性のようないたがり方を見せ、「恥骨が、恥骨が……」と弁明。この様子がブル中野のツボにはまる。
 チェリーがロープに飛ぶも、パピヨンがカウンターのヒップアタックを決めてアジャコングばりの裏拳を発射。しかし、裏拳は空を切り、何発放っても当たらずパピヨンはただクルクルと回るだけの状態に。目を回したところをチェリーに逆さ押さえ込みからのローリング・クレイドルで回されてしまう。すると、ブチ切れたパピヨンは「オラァーッ!サノバビッチ!」とまるで中年男性のような野太い声で罵りながらボディスラムで叩きつけ、竹林にタッチ。

 竹林がドロップキックで突っ込んでいくが、チェリーはボディへのエルボーからアンクルホールド。パピヨンがカットに来るが、竹林の上に重ねられ、竹林への逆エビ固め+パピヨンへのキャメルクラッチの同時攻撃。竹林はなんとかブレイクして619からY字バランス式ギロチンドロップ、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを決める。さらに必殺の変形ゴリーボムを狙うが、チェリーがダブルリストアームサルトで切り返し、両者タッチへ。

 パピヨンがドラゴンリングインも、赤井が軽々と迎撃。パピヨンはメゲずにコーナーに上がり、手を合わせて拝み始め、伝説となっているブル中野のダイビング・ギロチンドロップを再現しようとする。これには解説席のブル中野も大興奮。

 しかし、チェリーがカットし、赤井がデッドリードライブ。赤井のハイキックから合体どっこいしょ(大外刈)。さらに赤井がハイキックからフォールも、パピヨンがブリッジしてのキックアウト。ならばと赤井は「イキマース!」と叫んでからのケツァルコアトルを決めて3カウントを奪った。
 

第3試合


 タッグ王座も視野に入っているという凸凹タッグチーム・谷口&小猪木と、政宗&石井のタッグ戦。谷口&小猪木が熟練の2人に勝つことができれば一気に野望に近づくことが出来る試合だ。

 谷口と政宗の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べやショルダータックル合戦はパワーに勝る谷口が制してボディスラムで叩きつけるが、政宗は場外に出てのらりくらりと谷口のペースを乱し、両者タッチへ。
 小猪木が石井をロックアップでロープ際に押し込み、離れ際に闘魂張り手。さらに弓を引くナックルアロー連打からリバース・インディアン・デスロック。さらに谷口の力を借りつつ弓矢固めで反り上げるが、石井が身体を翻してプレスしダブルニードロップ。続けて小猪木を場外に放り出し、政宗が会場を引き回しつつリングに放り込むという一連の流れを3回繰り返す。

 政宗は、小猪木の長いアゴにチンロック。さらにアゴを掴む形の変形ストレッチプラムで痛めつけ、石井にタッチ。
 石井は政宗とのダブルバックエルボーからジャーマン・スープレックスを狙うが、小猪木が振り払いミサイルキックで一矢報いて谷口にタッチ。

 谷口は石井、政宗を交互にボディスラムで幾度も叩きつけ、石井にはアバランシュホールドで追撃。さらにアルゼンチンで担ごうとするが、石井がニーアッパーで脱出しボディスラムから政宗にタッチ。

 政宗はチンクラッシャーから河津掛、さらにブレーンバスターを狙うが谷口が逆にブレーンバスターで叩きつけ小猪木にタッチ。谷口は、小猪木をリフトアップして政宗に投げつけるという圧倒的パワーを見せる。

 小猪木は弓を引くナックルアローの連打から延髄斬り2連発。さらに延髄斬りを狙うが政宗が足を取って骨喰。小猪木がなんとかブレイクすると、石井が飛び込んできて小猪木をアトミックホイップのように放り投げてアゴをコーナーに叩きつけ、政宗がランニングネックブリーカードロップ。さらにラ・マヒストラルの形から入る外道クラッチで3カウントを奪った。

第4試合


 大石&大和の離反で戦力を大きく削られたDPGに対するは、美熟女ディーヴァのマダムK&ビューティーゴリ子を引き連れた松野ら曲者チーム。
 DPGのセコンドには、しばらく姿を消していた“エリナ様”こと山中絵里奈が登場。対する松野は、なぜか水戸黄門のテーマを歌いながら入場し、「高尾さん、大尊さん、やっておしまい!」と御老公のような掛け声でけしかけてゴングを待たずに試合開始。


 松野が師橋を羽交い締めにして、高尾と大尊がエルボーを打ち込む。さらにマダムKがムチを振り下ろすが、これは案の定松野に誤爆。大混乱の中で場外戦となり、松野が袋叩きにされ、ベイダーが後頭部への低空ドロップキックから逆片エビ固め、STFといたぶる。

 松野はベイダーの串刺し攻撃をかわしてタッチを求めるが、鈴木らがカットを妨害。再び場外で松野が痛めつけられ、エリナ様のムチが与えられる。

 さらに3人+1人で痛めつけられる松野だが、諸橋にはフライングクロスチョップ、ベイダー&鈴木にはブーメランアタックを見舞って生還。高尾にタッチ。

 高尾は諸橋にドロップキック。カットに来たベイダー&鈴木をまとめてDDTで突き刺し、諸橋にダイビング・フットスタンプを発射。これをかわした諸橋がクォーラル・ボンバーを叩き込み、鈴木にカット。

 鈴木はエルボー連打からロープに振ってバックエルボー。さらに串刺しビッグブートを狙うが、高尾がミサイルキックで迎撃。大尊にタッチ。

 大尊と鈴木の元キックボクサー対決となり、大尊が軽快なステップを踏みながら掌底&ローキックを打ち込んでいくが、鈴木は打撃戦には付き合わずスリーパーホールド。ベイダーが飛び込んできてトラースキックで援護射撃し、鈴木がハイキックで仕留めにかかるも大尊がかわして掌底。互いにハイキックを読み合いつつ、掌底のクロスカウンターが入り両者ダウンしタッチへ向かう。

 松野とベイダーの対面となり、松野が619からゴージャススターエルボーを発射するが、かわされて自爆。DPGのトレイン攻撃から諸橋がアバランシュホールドで叩きつけ、ベイダーがスワンダイブ式スワントーンボムを投下して3カウントを奪った。

第5試合


 唐澤は、昨年9月に行われた唐澤vsやかんvs小猪木の3WAY王座戦を制して防衛しており、同月に行われたシングルマッチでも勝利。
 やかんとは半年ぶりの再戦となるも、事前の記者会見での唐澤は「52歳のおじさんに伸びしろなんて無いでしょうから、そんな成長もしてないでしょう。意気込みなんか聞かれても、『またか』しか無いですよ。俺が勝つのが当たり前なんで、そっちの好きなルールでやってやるよ」と投げやりな様子。
 しかし、やかんが会見に不織布マスクを付けて現れたのを見ると、“逆マスク警察”と化した唐澤が「もうマスクなんてしなくていいんだよ。マスク外さないとボコボコにするぞ」と迫っていき、あわや乱闘騒ぎに。

 やかんは、「お前、逆マスク警察かっ!個人の自由なんだからいいだろ!こっちは花粉症なんだよ!」と激怒し、さっき『好きなルールでやっていい』って言ったな?じゃあ、“お前が試合中にマスクを付けたら俺の勝ち”って試合をやってやるよ」と特殊ルールでの試合を宣言。
 この日は、通常のプロレスルールに“唐澤が試合中にマスクを装着したら敗北”というルールが加えられた試合が行われた。

 マスク(不織布)にマスク(プロレス)を装着して入場したやかんを挑発するかのように、唐澤もマスク(プロレス)を装着して入場。

 試合が始まると、唐澤が堅実なローキックで削っていき、首投げからサッカーボールキックを連打。さらにハイキックで仕留めにかかるが、やかんがかわして走り、ヒザを撃ち抜く低空ドロップキック。さらにトゥーホールドからクロスレッグ式アンクルホールド、マフラーホールドと足攻めで畳み掛け、振り払った唐澤がハイキックを狙うもやかんが再び低空ドロップキックでヒザを打ち抜きバックドロップ。
 さらに瞬間沸騰(ピープルズ・エルボー)を狙うが、唐澤が下から足を絡め取ってアキレス腱固め。アキレス腱を固めながらマウント掌底を連打してダウンさせ、必殺のランバーソムデート直伝ランニングローキックを発射するが、やかんが回避してスクールボーイ、ラ・マヒストラルと翻弄。

 やかんは、セコンドの竹林からWBCでも話題になったペッパーミルを受け取り、唐澤の顔面にペッパー攻撃。さらにペッパーミルでフルスイングし、マウントを取りながら唐澤の顔面にガリガリとペッパーをミルしていく。

 完全に視界を失った唐澤。そこへやかんは、“替え玉”としてマスク(プロレス)を被せたアントニオ小猪木を放り込み、2人を闘わせながら一休み。
 唐澤が手探りで小猪木を捕まえてノーザンライト・スープレックス・ホールドも、小猪木が返してコブラツイスト。唐澤もなんとか手探りでコブラツイストで切り返すが、その背後からやかんが忍び寄ってマスク(不織布)を唐澤に装着。これによってやかんが勝利し王座を奪取した。

やかん「皆さんありがとうございます!今回私がこのベルトを獲ったことでベストボディ・ジャパンプロレスの全てのベルト、グランドスラムを達成しました!今回はちょっと変則マッチになりましたけど、これはすべて唐澤志陽が私をナメた結果でございます。このコロナ禍、今マスクをしてもいい、していなくてもいい。色々いますけど、それに対してとやかく言ったんです。それは個人の自由です。付けようが付けまいが、個人の自由でいいじゃないですか!それをゴチャゴチャゴチャゴチャ言うから変なルールになって、自業自得で負けたんです。そうだよな?負けた気しないか。まさかの替え玉が出てくるとは思いませんでした。これも戦略の1つです。そして、今回このベルトを獲ったことで、私はどうしても闘いたい相手がいるんです。それは、大石……」
小猪木「俺?俺だろ?俺じゃないのか?」
やかん「お前じゃないよ。闘いたい相手は、大石真翔選手です。大石選手、出てきてください!」

(※大石がリングへ)

やかん「私は7月にあるベストボディ・ジャパンプロレス5周年大会で大石さんとシングルマッチをやりたいです。私がこの団体に入ってコーチをしてくれてプロレスのいろはを教えてくれたのは大石さんだったんです。ところがこの大石選手は、ダンカンプロレス軍団というところに入って、我々のコーチから離れ、そして自由気ままにやっていたんです。そんな我々はコーチがいなかったわけです。そこから5年が過ぎました。そして、ダンカンプロレス軍団を辞めたかと思いきや、今度はラグジュアリー軍団に入ったと。ぬるま湯にばかり浸かろうという男でございます。しかも!吉田選手の取り巻きの女の子たちに、『プロレスラーに抱かれてみないか?』と言ったとか言わないとか!大石さん、いい加減地に足をつけたらどうですか!7月の5周年、僕がどうやって育ったか、見てくれませんか?」

(※大石がマイクを取ろうとすると、小猪木が空気を読まずに割り込んでくる)

小猪木「テメーがその気で来るなら俺はいつでも受けてやるぜ!テメーの力で勝ち取ってみろこの野郎!やれんのかオイッ!」
やかん「お前は関係ないだろ……空気読め……」
大石「多分だけど、違うと思います」
やかん「お呼びでない」
小猪木「やるんだったら歴史の残るような試合をやれ!やれんのかっ!やれんのかオ~……イっ!(※会場の空気が冷え切っていくのを感じてトーンダウンしていく)」
やかん「お前に言われたくないんだよ。帰れ!」
小猪木「お呼びでないということで、私はひと足お先に失礼します。バカヤローッ!ということであとは2人に任せます。ダーッ!」

やかん「締めちゃったよ……。小力(長州小力)に言いつけるからな。怒られろ。それで、大石さん、どうでしょう」

(※大石が無言で握手を求め、2人がガッチリ握手)

やかん「では皆さん7月の5周年大会、絶対に見に来てください!ありがとうございました!」

第6試合


 富・権力・水着美女――。すべてを手に入れて勝ち組となったラグジュアリー吉田に大石&大和がDPGを裏切って追従し結成された“CLUB LUXURY”はその勢いのままに6人タッグ王座を戴冠。
 BBJをさらにラグジュアリーにしていくことを宣言していたCLUB LUXURYの前に立ちはだかったのは、リング上で肛門を露出するなどラグジュアリーとは対極の位置にある“ベストぽっちゃりジャパン”の大鷲&ディーノ&伊橋。

 ディーバを48人まで増やして“プロレス女子48党”を結成し、夜の帝国を築いて都政を掌握することを狙う吉田にとってこの試合は野望への第一歩と言えた。

 吉田は、マサミ&ミカを連れて入場。会場からは黄色い歓声が上がる中、ぽっちゃり軍の面々は豊満なお腹をペチペチ叩いて威嚇。

 大石と大鷲でゴングが鳴ると、ショルダータックル合戦からルーチャな展開。大鷲がエアルチャで会場を沸かせて両者タッチ。
 大和と伊橋の対面となると、ショルダータックル合戦が展開されるがウエイトに勝る伊橋が優勢。大和はプッシュアップして筋力を増強してぶつかっていくが、伊橋は側転でかわしてドロップキックという身軽な動きを見せ、ショルダータックル。さらにボディプレスを発射も、大和がかわして距離を取り、両者タッチ。

 吉田とディーノの対面となると、吉田がリストロックに捕らえるも、ディーノは吉田の手を自らのタイツの中に導き手淫の幇助をさせ、さらに押し倒して寝バックでガン掘り。続けて男色ナイトメアも、大石がカットしようとチョップを見舞ったためディーノが吉田に顔面騎乗する形に。

 吉田と伊橋の対面となると、伊橋がエルボー連打からロープに飛ぶも、場外から大石が足を引いて転ばせ、大和がスライディングキックで追撃。激しい場外戦へと発展するも、吉田は1人リングに残って会場四方に向けてサイドポーズを決めて見せる王者の風格を纏う。

 大和と伊橋の対面となり、クロスチョップから大X(全身でXを作りながらのボディプレス)。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、伊橋の豊満なウエストに対して腕の長さが足りずにクラッチ出来ない事態に。伊橋がヒップアタックでふっ飛ばしてレッグラリアートを見舞い、大鷲にタッチ。

 大鷲は吉田をビッグブートでふっ飛ばし、大石&大和にはダブルのヘッドシザースホイップ。さらに大和にビッグブートからラリアットを狙うが、大和がガードしてアームホイップ。スピアーで追撃し、スライディングX。もう一発スライディングXを狙うが、大鷲が意趣返しのクロスチョップで迎撃し、ディーノのタッチ。

 ディーノはファイトいっぱつからタイツを広げて大和の頭を吸引。そのまま男色ドライバーを狙うが、大和がエックスでガードし、河津掛から大石にタッチ。

 大石は「よっしゃ行くで!」とスイングDDTを見舞い、ミラクルエクスタシーの体勢へ。しかし、ディーノが男色クローで大石の真翔を鷲掴み。さらに男色スクリューからのシャイニングあてがい。両者タッチ。

 吉田と伊橋の対面となり、ショルダータックル合戦を経て吉田がドロップキックで制す。そのまま得意のサイドポーズ式リバース・インディアン・デスロックを狙うが、伊橋の足が太くて短かったため足を固めることが出来ず、大石&大和が必死に手伝っている間に大鷲がカット。

 ディーノが吉田を立ちバックでガン掘りする中、大鷲&伊橋が豊満なお腹で吉田の頭をサンドイッチ。
 ディーノは「しょうがねえなあ、これだけはしたくなかったが、致し方あるめえ。今から私はアナルを出す。この私のアナルにラグジュアリーをラグジュアリーにつけてやれ」とコーナー上で地獄門を展開。吉田の顔面がアナルに吸い込まれてバタリと倒れるが、大和がなんとか救出。
 すると、大鷲が「こうなったらアレをやるしかねえな。伊橋、お前がケツを出せ!」と指示。ディーノが「やめろ!アレはキツいんだ!やめてくれーっ!」と懇願するも、伊橋もアナルを出してディーノの上にかぶさり、二連地獄門が開門。
 再び吉田をその餌食としようとするが、大鷲が被害者に。すると、あいにくの雨模様であったために会場にたくさんあったビニール傘を持ち込んだ大石&大和がにじり寄り、「雨は降ってるけど、ケツ見日和だなあ」と2人のアナルに傘を突き刺して『あめふり』を歌いながら傘をバサバサ開閉するというこの世の地獄のような光景が展開。




 大和が伊橋にゼロ戦キック、大石がシャイニング・ウィザードを叩き込み、吉田がコーナーに上ってサイドポーズ式ダイビング・ボディプレスを狙うが、ディーノがリップロックでカットし、男色ドライバー。そこへ伊橋がムーンサルト・プレスを投下も、吉田がなんとか回避しスクールボーイを狙うが、伊橋が倒れず耐えてそのままバーミヤンスタンプ。流石の吉田も顔に乗った140kgの巨体をはねのけることは出来ず、そのまま3カウントを聞いた。

伊橋「勝ったぞぉ~!やっと、やっと、大鷲の大あんちゃん、男色のちいあんちゃん、そして僕のベストぽっちゃりジャパンで、3人の手でやっと巻けたぞ!そして、そして、そして、僕と男色のちいあんちゃん、BBJのタッグチャンピオンと合わせて二冠だ!しかし、しかし、僕にはどうしても欲しいベルトがあります。このラグジュアリー吉田が持ってるBBJの無差別級のベルトに挑戦したいです!皆さんどうですか!(※大歓声が起きる)挑戦させて!」

(※吉田に返答を求めるも、吉田は失神状態。大石が「今は無理だ!」と吉田を控室へ運び込む)

伊橋「とにかく僕はあのベルトが欲しい!なんでかって、ベストボディって言われてるけど、僕たちぽっちゃりが……(※大鷲がベルトを腰に巻こうとするがウエストの都合で巻けず取り落とす)ちょっとベルト延長して!これ!僕たちぽっちゃりが世の中のパイオニアであるということを世の中に知らしめて、女の子にモテモテになって、毎日魔日違う女の子とっかえひっかえして……」
大鷲「やめとけ!お客さん若干引き始めてるから!(笑)」
伊橋「僕たちが街を歩いたら、振り向いて『素敵!』って言われるような、そんな世の中にするために、僕たちが、僕があのベルトを持ってぽっちゃり軍が最強そして最高ということを知らしめるために、あのベルトに挑戦したいと思います!イエ~イ!カモォ~ン♪」

<大会後コメント>

なべやかん
――見事王座を奪取されました。試合はまさかの展開でした
「まあ、本人が言ったことですからね。唐澤君が言ったことですから、自業自得ですよ。でも痛かったなあ、アイツのパンチ」

――昨今のマスク事情に一石を投じたと思います
「マスクは個人の自由ですから、人に迷惑をかけない範囲でしたりしなかったりすればいいわけですから。それを強制させようとするとああいう目にあうんですよ」

――今後の防衛ロードについて
「次は7月に大石真翔選手を指名させていただきまして、大石選手に育てられたようなものなので、この5年間で自分ができるようになったのかと大石さんに見せたいですね。大石戦は通常ルールで、正々堂々おふざけなしで。この試合にすべてをかけて、一生の悔いが残らないような試合をしたいです」

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