「最高の男が俺の友であることを誇りに思っている」瓜田純士とバン仲村が10年に及ぶ遺恨を拳で清算し男泣き
- 2023-2-19
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19日、幕張メッセにて『BreakingDown7』が開催。第27試合では【ケンカバトルロワイアル代表】バン仲村vs【アウトローのカリスマ】瓜田純士が行われた。
瓜田はかつて様々なトラブルを起こし、東京で半グレと揉めて孤立した時に親友である仲村光(バン仲村)に頼る場面もあったという。だがその時にすれ違いが発生し絶縁状態に。約10年ぶりに『BreakingDown』で再開した二人がついに遺恨清算戦に挑む。
仲村が前蹴りから右ストレートでケージに押し込む。一度離れるが、仲村が再度右ストレートでケージに押し込み、瓜田も左右のフックからクリンチ。仲村は絶え間なく左右のストレートを叩き込んでいき、瓜田はガードを上げて腕を振り回しクリンチから左右の膝連打。ここで試合終了。しかし判定1-0で延長戦へ。
仲村が突っ込み前蹴りも、瓜田がカウンターの左ストレートでダウンを奪う。
再開し、仲村が左右のフック。瓜田が首相撲から膝を連打するが、離れ際に仲村が腕を振り回すも瓜田が首相撲から膝。レフェリーが注意して引き離すと、仲村が左右のフックを顔面に叩き込んでいくが瓜田はこれを受けながら膝。
仲村の前蹴りに瓜田が左フックを合わせ、フラつきながらも仲村が前に出て瓜田をケージに押し込み、そのまま瓜田が膝を連打して試合終了。
判定5-0で瓜田の勝利となった。
瓜田は泣きながら「まず、戦ってくれた光、俺はあの当時、光に、光の大事なものを俺が取り上げて、光の心を痛く傷つけたまま謝ることができずに、こんな10年も経ってしまいました。今日光とこうやって拳で語ることができて、俺は本当に幸せものです。この場を用意してくれたブレイキングダウンの皆さん、未来、ほんとにありがとうございました。俺は一瞬、10年ぶりとはいえ一度やられてるから、そのリベンジっつっても、あのライオンのような気迫で来られたときは一瞬面食らったけど、俺は、下がることをやめて打ち合うことができてそれもよかったです。あんま言うと話なげーって言われちゃうんで、今回は俺の因縁に光の方から俺に対して歩み寄って来てくれて、ブレイキングダウンのオーディションに来てくれた事がきっかけでこういう場に収まる事ができて、それは自分から歩み寄ってきてくれた光のおかげです。しかし多くの人が若い時に、裏切ったり、離れていってしまったり、僕も兄弟分と喧嘩したり、親友と呼び合ってたのに二度と会うこと無く離れてしまった奴がいっぱいいると思います。俺にもいっぱいいます。そんな人達に、光が歩み寄ったように皆もまだ生きてる間に時間がいっぱいあるんで、自分から発信してください。俺もその離れた兄弟がいます。俺は今このブレイキングダウンという舞台で元気にやってます。いつも皆の事を遠くにいても、離れていても、俺は健康と幸せを祈っています。最後に、光という最高の男が俺の友であることを誇りに思っています。ありがとうございました」とメッセージ。
若者が目指す新たに手にするブレイキングドリームではなく、かつての仲間を取り戻す人生のブレイキングドリームに観客も涙した。