「今回は悶絶でした」笑顔を封印したYUSHIがRIZINとBreakingDownの圧倒的な差を見せつけKO勝利!

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 19日、幕張メッセにて『BreakingDown7』が開催。第30試合では【マッスルプリンス】YUSHIvs【叛逆の問題児】こめおが行われた。

 YUSHIは2021年の大晦日『RIZIN.33』にて“キングカズ二世”三浦孝太のデビュー戦の相手を務めた選手であり、その華美なパフォーマンスやファイトスタイルで一気に注目を浴びた。入場から会場をヒートアップさせることからRIZINの第1試合を務める事も多くなり、看板選手と言っても過言ではない存在に。
 しかしYUSHIも地下格闘技出身ということもありブレイキングダウン勢から様々な声があがっており、RIZIN参戦を求める【叛逆の問題児】こめおがオーディションに参加したYUSHIに対戦表明。YUSHIも「こめおくんが俺とスパーやってダウン取ったって話をいろんなところでしてるっていうので、俺もちょっと恥をかく場面が多くて、お前の事好きだったけどその一件で、なんかこいつちょっと男らしくねーなって思ったんだけど、本気で勝てんだったら、この舞台で戦って自慢してくれたらいいのかなって思って今日来たんだけど」とお互いの意思で試合が決定した。
 前日会見でYUSHIは「勘違いしてRIZIN出ると言ってますけど、それは彼には無理な事だなって俺は思ってるんです。自分に勝つことができたら、僕はもうRIZINに出るつもりはないですし、彼がRIZINに出れるように薦めたいと思ってるんですけど、それがありえることではないんで。僕はしっかりレベルの差を見せつけて、RIZINに出たいと言ったこと後悔させるような試合にできたらなと思っています」と笑顔を見せず、RIZINでは見ることができない厳しい表情で語っていた。

 煽りVではスパーについてYUSHIは”ジャブのみだった”"ダウンは膝がカクついただけのフラッシュダウン”と説明するが、こめおは”左ハイが死角から入ってダウンしてるから実力”"映像見ればわかるけどジャブ以外も使ってる”と平行線となり試合へ臨む形へ。
 YUSHIはRIZINでのギラギラした女性たちや明るい雰囲気と笑顔を封印し、黒のジャケットと黒い屈強な男たちを従えて背中に十字架を描いて入場する。

 試合が始まると YUSHIが前蹴りもこめおの左ハイにYUSHIも左ハイを打っていき、YUSHIがローで動きをとめにいくが、こめおがかまわず右ストレートを打ち込んでいく。打ち合いになり、こめおが前蹴りでスリップさせる。
 YUSHIのパンチを避けてこめおがクリンチもブレイク。
 こめおのフックにYUSHIがボディブローを叩き込んだところで時間切れに。判定0-0で延長戦へ。

 こめおが前蹴りもお互いミドルの打ち合い。YUSHIが前に出て左右のストレートで殴り合いに。こめおがジャブで返そうとするが、YUSHIが左右のストレートで身体が振れたこめおのボディに膝。こめおはこれで立ち上がる事ができずにKO勝利となった。


 記念撮影を終えて笑顔を見せたYUSHIは「1R1分でRIZINの選手がこめお相手に決められなくてすいませんでした。ちょっとね、緊張してるのもあって1分に慣れてなかったんで、2R目で捨て身覚悟で絶対に倒しに行こうと思ってたのと、今回のテーマが悶絶か気絶か、絶対にしてやろうと思ったんで、今回は悶絶でした。よかった。ありがとうございました」と爽やかにケージを後に。
 YUSHIが宣言通りRIZINファイターとBreakingDownファイターの圧倒的な差を見せつける形で疑惑を払拭した。

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