「RIZINはBreakingDownの選手を潰しにかかるカードを組む」朝倉未来の新団体が来年に始動?大手プロ団体への選手輩出に特化か
- 2025-9-27
- コラム, ニュース
- BreakingDown

9月27日、アリーナ立川立飛にて『BREAKING DOWN 17』が開催。大会終了後に朝倉未来CEOが総括を行った。
――今大会の総括とベストバウトは
「総括としましては、大会前に『今回はあんまり面白くない』って言ったんですけど。というのも、いつも見てるファンからすると、メッチャ有名どころのどっちが強いかみたいな試合がなかったんで。そこは視聴者的には面白くないかなと思っていたんだけど、今回はニュースターを創るような大会とか、喧嘩自慢で初めての地区だったりとか、結構バランス良かったなと思いましたし。試合自体はメッチャ面白かったんで。対戦カードが良ければメッチャ満足度が高い試合になるのかっていうのは、なんかよく分かんないなっていうふうに思いましたね。ベストバウトは、やっぱメカ君と虎之介の試合が一番スゴかった。あと賢民vs太陽とかも面白かったですね」
――新チャンピオン2人の評価と、2人期待することを
「まず野田選手に関しては、どんどん強くなってるなっていうふうに思いましたね。特にBreakingDownのルールに対応してきてるし、すごいスピードだなって思ったんで。まあこっから狙われる立場だと思うし。さっきも言ったんですけど、団体対抗戦みたいなのを今後やっていきたいんで、そういうときには間違いなくチャンピオンとして出ないといけない。他の団体のチャンピオンとかに負けないような強さになってもらいたいなと思います。あと、大野選手に関しては本当に、井原くんに対する研究をずっとし続けたなっていうのと、なんていうか、この試合に関しては2人のモチベーションの差がすごいあったなっていうのがあって。今1勝1敗なんで、もう1回見たいなって気持ちはあります」
――今日は『RIZINに出たい』とアピールする選手がとても多かった。今後RIZINへの道を創ってBreakingDownの選手をRIZINに送り込みたいという気持ちはあるか
「それは全然無くて。正直BreakingDownって、すごい数字を持ってるんですけど、RIZINに行ったらやっぱ勝てる選手ってそんなに多くないと思ってるんですよね。1分ルールでRIZINの選手と闘ったら勝つかもしれないけど、やっぱMMAのルール、5分3Rで。まあ僕と5分3Rやって勝てる選手は絶対いないだろうし。せっかく有名になってもRIZINでちょっと出て、注目だけ集めてやられるっていうのは避けていきたいんで。ちゃんと育ててから出していきたいなっていうのが僕の気持ちではありますけど。選手としてはああいう大きい舞台に立っていきたい気持ちはあると思うんで。まあそのへんは僕が新団体を創るとか、色々考えが。そのへんは考えていきたいなと思います」
――その新団体は来年くらいから動き出す?
「来年やりたいなと思ってますね」
――シモミシュラン選手と加藤虎於奈選手が闘うという話も浮上した
「お~、面白いじゃないですか。是非組みたいですね、次。シモミシュラン選手もあそこまで行ったらもう、あの闘い方でずっと勝ち続けてほしいですね。あそこまで行ったら。いいッスよね、徹底ぶりが。1周回って好きになってきましたもん(笑)」
――大野選手が『冨澤大智選手とやりたい』と言っていたが、それは実現できそうか
「まあ、なんか方向性が全然違うんじゃないですか?お互いの。冨澤くんはね、BreakingDownとかっていうより、もっとプライドが高いと思ってて。『自分はもっとスゴい選手だ!』っていう考えだと思うんですよ。だからまあ、明日も試合だと思うんで。ここで平本選手に勝ったりしたら『BreakingDownなんて戻るわけねーじゃねーか』みたいな感じだと思うし。ここで負けるようだったらね、色々見えてくるものがあるかもしれないですけど。とりあえず試合次第ってとこじゃないですか」
――細川一颯選手が『年末のRIZINに出たい』とアピールしていたが、BreakingDownも年末に試合を予定しているため興行的に重なってしまう
「う~ん、そうッスねえ。逆に僕は賢民とか細川くんと闘ってもらいたいと思いましたけどね。MMAルールで。チャンピオンですけどああいう華のある選手は面白いと思うし。細川くんもMMAを始めてまだ間もないんで、RIZINに出てやられたりすると、チャンピオンなのにもったいないと思うんですよ。もうちょっと育てていきたいなというのは思ってます。僕、細川くんと一緒にJTTで練習したりしてるんで強さは分かってるんですけど、本当にすごい打撃レベルも上がってきて、テイクダウンディフェンスも結構強いんだけど、RIZINが出してくる相手って……こう、なんて言うんだろうな。潰しにかかってくるんでね。もうちょっと育てたいなと思います」
――今大会ではBreakingDownでは珍しいドロー裁定の試合があった
「結構ドロドロの試合になってたんで。僕も解説にいたらもうちょっと手前で止めてたんですけど、よく皆さん見てくれたなという感じで(笑)やっぱり、練習してない人の無制限みたいのはちょっと見るに耐えないんで。今後はそういうのを無くしていきたいなと」
――今大会は乱闘騒ぎが多く見られたが、それに関して思うことは
「乱闘ってリングの中ですよね?」
――リングの中でも、ケージの外でもありました
「まあ、オーディションの延長みたいな感じで楽しんでもらえたらと思いますよね。観客に危害が加わることは無いんで。オーディションを生で見てる感じで観客の方には見てもらえたらって感じで思ってます」
――メカ君選手が『芦澤竜誠とベアナックルでやりたい』とアピールしていたが、この試合が実現する可能性はあるか
「芦澤竜誠も冨澤くんと似てて、結構プライドは高いと思うんで、こういう団体には出て来ないんじゃないですかね。メカ君がもっと成績を残して上にいかない限り試合がクマれないと思いますけど。まあ、実際闘ったらどっちが強いか分からないよねっていうレベルではあると思います。正直に」
――未来CEOがお金をいっぱい出して芦澤選手を呼ぶということは……
「芦澤選手のためにお金を払ってですか?いや、全然いいです……(苦笑)」