「実は12年前に夜逃げをしました」BreakingDownの“胸毛ニキ”八須拳太郎がちゃんよたとの結婚を捨てて元師匠と12年越しの対決へ!
7日、東京都・新宿FACEにてP.P.P.TOKYO『Love&Party2023~愛と恍惚の遊宴~』が開催され、八須拳太郎がちゃんよたとの結婚を先送りにして日高郁人との対決を選んだ。
『P.P.P.TOKYO』は“令和のバブル”をテーマにセクシー男優のしみけんがアドバイザーを務めるプロレス団体。慶應義塾大学卒の元・博報堂レスラー三富兜翔が総帥としてプロデュースし、シャンパンタワーやテキーラが飛び交うパリピ興行を開催している。
2021年9月には筋肉系YouTuberやセクシー女優としても活躍しているちゃんよたもプロレスラーデビューし、同じく生え抜きの“胸毛ニキ”こと八須拳太郎とともに朝倉未来主催の1分間最強を決める大会『BreakingDown』に出場して一気に一般知名度を高めるなど、プロレス界の内外に大きな話題を振りまいた。
今年5月16日には旗揚げ3年で初の後楽園ホール進出が決まるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長中の団体だ。
今大会では、男の夢を載せて走り続けて26年目になるマジックミラー号の化身・マジックミラー号マスクにシングルマッチで勝ったら男の夢を何でも叶えてもらえるという企画が行われることとなり、八須がマジミラマスクに挑戦。
八須は、「僕は彼女いない歴17年です。俺、ちゃんよたと俺は結婚がしたいです!何度もちゃんよたのこと好き好き好きって言ってきてるんで絶対脈があるはずです!」と猛アピール。『ならば試合に勝たなくても夢は叶うのでは?』と真っ当なツッコミが入ると、自力での成婚ではなく願いによる結婚を目指すという17年彼女がいないのも納得の他力本願な姿勢を見せていた。
試合が始まると、八須は気合の張り手連打でマジミラマスクからダウンを奪うが、グラウンド戦では足攻めに捕まって苦戦。
普段ならば勢いの落ちる八須だったが、この日は気迫が違い、得意の胸毛攻撃から相手を担いでスクワットしてから放つバックフリップと躍動。マジミラマスクが駅弁ドライバーなど四十八手技で逆転を狙っていくが、八須はマジミラマスクの股間から生えていたティッシュを抜き取って隙を作ると、電光石火のフランケンシュタイナーで3カウントを奪った。
大金星を挙げた八須はそのままちゃんよたとの結婚という願いを叶えてもらうのかと思われたが、「俺は実は、12年前、某プロレス団体に入門して、あまりの厳しさに挫折して夜逃げをしました。その時に練習のコーチとしてものすごくお世話になっていた選手が日高郁人選手です。日高郁人選手と試合をさせていただけませんでしょうか?」と、自らの未来を拓くことよりも先に過去の清算を希求。
マジミラマスクは、この願いを叶えてその場に日高郁人を召喚。
八須はかしこまった様子で日高に対戦を求めるが、日高は「俺はさ、君の夢を叶えるために来たけど、そんな試合がしたいとか思い出作りじゃないんだよ。俺を倒したいために呼んだんじゃないの!?もっと気持ちが見たいんだよ。俺は今年50になったけど、今でも毎日鍛えてるぞ!」と叫び、八須とともにスクワットを開始。
八須の思いに応え、5月16日の後楽園ホール大会で八須と日高のシングルマッチが決まった。
バックステージに戻った八須は、「10年間の思いを日高選手にぶつけて必ず勝ちたいと思います!」と自信に満ちた笑みで意気込みを語るなど一皮むけた姿を見せる。
しかし、『日高に勝ったら自分からちゃんよたにプロポーズするか』という質問を受けると、「いや、もう、そうですね。ま、ホント、チャンスがあれば、自分で、ちゃんと……結婚の申込みをしたいと思います……」とうつむいて口ごもりながらコメント。八須の彼女いない歴はこれからも更新され続けることになりそうだ。