女子プロレス界にニューヒロイン誕生!19歳の現役アイドルが歌って踊ってレスラーデビュー!
1月29日、老舗女子プロレス団体『アイスリボン』の新木場1stRING大会で、アイドルユニット『スリジエ』の愛い姫(あいき)がデビュー戦を行った。
スリジエは仮面女子も所属するクリーブラッツの正統派美少女アイドルユニット。そこに所属する19歳の愛い姫は、子供の頃からシュートボクシングを習いながらハンドボールをバックボーンにアイドル活動をスタート。身体能力を活かしたダンスで頭角を現し、女優としても『美空ひばり没後25年「歌に生き歌に死ぬ」愛と悲しみの女王伝説』にて幼少期の美空ひばり役で出演。大河ドラマや『相棒』シリーズ、『世にも奇妙な物語』などにも出演している。
そんな中11月に東京ドームシティで開催されたアイドルとプロレスのコラボ興行『Princess’s Party』に出演した際に初めて女子プロレスを生で観戦。興奮冷めやらぬ中周りからの後押しもあり、昨年末のライブ中に我慢できずに「心の底から感動を動かせる人になりたい」と女子プロレス挑戦を発表していた。
オープニングではスリジエ衣装をモチーフにしたリングコスチュームでメンバーとともにライブを披露。
アイドルとしての愛い姫を初めて見た観客たちからの驚きと拍手に包まれる中、試合が始まると相手の海乃月(うみのつき)を容赦なく蹴り飛ばす姿にスリジエファンからも驚きの声があがる。
海乃も愛い姫の顔面を容赦なく踏みつけていき、強烈なエルボーを叩き込んでいくと愛い姫の胸が真っ赤に。負けじと愛い姫もボディスラムからコーナーに上りダイビングクロスボディアタックを披露。必死に丸め込んで勝ちを狙い続けた愛い姫だったが、最後は海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスホールドで3カウントを奪った。
試合を終えて号泣する愛い姫の肩を抱いた海乃は、自身も涙ぐみながら「3日前に彼女は練習中にトップロープから落ちて手を怪我して。今日飛べないだろうなと思ったら飛んで、アイドル背負ってレスラー1本じゃないけどって言うけど、こんだけ頑張ったらそれはすごいと思います。できないと思いますよなかなか」と健闘を称える。
愛い姫は「筋トレついていけないとか悔しいことはいっぱいあったんですけど、ちゃんとした大失敗っていうのを(練習中に)落ちた時初めてしてすごく悔しくて。大失敗したことは海乃さんの前で大成功させたいなと思って頑張って飛びました」と笑顔を見せる。
今後のレスラー活動に関しては「デビューが早いというのもあって練習に集中してライブをお休みさせていただくこともあり、そんな中足などを痛めてしまってライブ中に自分の思ってた通りのパフォーマンスができないことがありました。すごくメンバーだったりライブを楽しみにしてくださってるファンの方に迷惑をかけてしまって。レスラー1本というわけではなく、アイドルの『スリジエ』の愛い姫として自分のグループを背負って今日ここにやってきたので、グループに興味を持ってもらえるようなレスラーになりたいと思います」と、今後は自分の体と相談しながらライブスケジュールと調整しつつの出場になるとのことだ。
身長も161cmと高く、身体能力もアピール能力もトーク力も抜群の若きヒロインが女子プロレス界に誕生。アイスリボンでは今後もアイドルのレスラーデビューが控えており、藤本つかさや志田光などのアイドル出身レスラーを継ぐ逸材に期待が集まる。
『アイスリボン新木場1stRING大会』
日程:1月29日(日)
会場:新木場1stRing
開始:12:00
観衆:256人(超満員札止め)
▼愛い姫デビュー戦 シングルマッチ15分1本勝負
○海乃月
9分6秒 フィッシャーマンズ・スープレックスホールド
●愛い姫