【試合結果】2・9 アイスリボン横浜ラジアントホール大会 尾崎妹加vsトトロさつきvsつくし 雪妃真矢&藤本つかさ&宮城もちvs世羅りさ&星ハム子&松本都
『横浜リボン2019・Feb』
日程:2019年2月9日(土)
開始:14:00
会場:関内・ラジアントホール
観衆:258人(満員)
▼タッグマッチ 15分1本勝負
●朝陽/神童ミコト(Marvelous)
9分44秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
Maria(Marvelous)/○鈴季すず
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○世志琥(SEAdLINNNG)
8分43秒 ラリアット→片エビ固め
●テキーラ沙弥
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○弓李/本間多恵(Beginning)
10分36秒 変形ストレッチマフラー→ギブアップ
コマンドボリショイ(PURE-J)/●松屋うの
※オンリー・ギブアップ・ルール
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○雪妃真矢/藤本つかさ/宮城もち
17分35秒 スクールボーイwith結婚情報誌
●世羅りさ/星ハム子/松本都
▼ICE×∞次期挑戦者決定戦 シングルマッチ巴戦 時間無制限
●尾﨑妹加(フリー)
vs
●トトロさつき
vs
○つくし
※先に2連勝した選手が、ICE×∞王者(雪妃真矢)への次期挑戦者となる。
<1本目>
○尾﨑妹加(フリー)
7分01秒 マイカバスターホールド
●つくし
<2本目>
●尾﨑妹加(フリー)
4分25秒 フォーリング・トトロ→片エビ固め
○トトロさつき
<3本目>
●トトロさつき
0分53秒 ハルカゼ
○つくし
<4本目>
●尾﨑妹加(フリー)
10分04秒 ハルカゼ
○つくし
※つくし2連勝により、3月31日後楽園ホールにてICE×∞次期挑戦者に決定。
世羅りさがファンの前で大日本プロレスの宇藤純久との入籍を報告!嫉妬に狂う藤本が結婚情報誌で世羅をKO!つくしがICE×∞の次期挑戦者に決定!
入場式
入場式で挨拶に立ったのは世羅。すでに記事をチェックした観客からのざわつきが起こる中、やや照れ笑いを浮かべながらマイクを手にした世羅は「私事ではございますが…(涙ぐみながら)本当はこの場で皆様に一番にお伝えさせていただいて、誌面やニュースに載せていただくつもりだったのですが、皆様に一番にお伝えできなかったことが本当に悔しく悲しく思います。でも、おめでたいことなので、どうか祝ってください。(会場から拍手起こる)改めまして、先日、大日本プロレスの宇藤選手と入籍いたしました。(再び大きな拍手)皆様にお伝えしたかったのですが、後出しになってしまい、本当に申し訳ございません。今日は6人タッグマッチ、未婚対既婚…その他1人…(藤本、都、雪妃、もちからクレーム)だってそうじゃないですか!そういうしかないでしょう。皆様、どうか既婚チームを応援してください(藤本、都、雪妃、もちが世羅を襲う)。」と最後はドタバタになったものの、自身の結婚を発表した。
<バックステージコメント>
世羅りさ&豊田真奈美
世羅「先ほど発表させていただきましたが、先日、大日本プロレスの宇藤選手と入籍させていただきました。結婚しても、今後もプロレスは続けてきます。もちろんデスマッチも変わらずやっていきたいと思っていますので、今後の目標としましては、結婚しても変わらぬ自分でありたい。そしてせっかく相手選手もデスマッチをやっているということなので、2人でデスマッチをやって、海外とかで日本の魅力やデスマッチの魅力、いろいろ広めていきたいと思っていますので、今後もプロレスラーとしてプロレス界に貢献していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願い致します。」
――今後もプロレスは継続ということですか?
世羅「はい。結婚して、ちょっと世羅、落ちたねとか、旦那も落ちたねとか言うのは、2人とも望んでいないので。結婚してより輝いたよとか、結婚して強くなったとか、言って頂けるよう、慢心せず初心に帰ったつもりでやっていきたいと思います。」
――どんな家庭を築きたいとかって思いますか?
世羅「なかなか喧嘩する事がないんですけど。あっちが一方的に怒っても許しちゃうので。」
豊田「知らねえよ。先越しやがって。」
世羅「豊田さんが怒ってる~!証人には豊田さんと(アブドーラ)小林さんになっていただいたので、その2人に恥をかかせないように、すぐ離婚だとか、喧嘩はしないように。喧嘩はしてもデスマッチアイテムで殴り合わないようにしたいと思っていますので、夫婦円満で頑張っていきたいと思います。」
第1試合
昨年の大晦日、朝陽をジャーマン・スープレックスでフォールし、デビュー戦を白星で飾ったすず。一方の朝陽は先輩でありながら、デビューからまだ自力勝利がない。リベンジの燃える朝陽と、返り討ちを明言するすず。そして、ここにマーベラスで昨年デビューした神童、Mariaが加わったタッグは、スタートから駆け引き抜きの真っ向勝負が展開されていった。初勝利を目指す朝陽はドロップキック、ミサイルキック、さらにグランド技と必死の攻撃をみせる。そしてすずのジャーマンもすずの足を刈る形でディフェンスし、すずの肩口に飛び乗っての丸め込みを狙うが、これは今度はすずが切り返しの丸め込みでディフェンス。一進一退の攻防が続く中、今回が3回目のアイス参戦となるMariaがエプロンに立つとロープに飛んできた朝陽を吹っ飛ばす好アシスト。すかさずバックを取ったすずが一気にジャーマンを決め、デビュー戦に続いて朝陽からの連続フォール勝ちをモノにした。
試合後、そんな4人のもとに藤本が姿を見せると、Mariaと神童に2月11日道場マッチへの参戦をオファー。Mariaは快諾したが、神童は他のスケジュールが入っているために出場は辞退したものの、代わって同期の星月芽依の参戦を約束した。藤本はその対戦カードとして、朝陽&すずvsMaria&星月を提案するが、これに朝陽が「今の試合、見てましたか?嫌です。すずから勝ちたいです。(メンバーを)交換してください。」と猛反発。一方のすずは「組むんですか?わかりました。じゃあ朝陽さんに勝ちは譲りません。自分が・・・」と言いかけたところに朝陽が突っかけ乱闘に。
第2試合
世志琥と沙弥の初シングルマッチ。沙弥によると“元ヤンvs元ヤンに見られがち”の一戦は沙弥が世志琥に気合負けしない喧嘩戦法を仕掛けていき、試合は感情むき出しのぶつかり合いとなった。終盤、世志琥のダイビングセントーンをかわした沙弥が一気にラッシュを仕掛け勝負に出たが、丸め込みの連続攻撃をしのいだ世志琥が渾身のラリアットで沙弥を豪快に吹っ飛ばし、そのままカウント3を奪取。しかし試合後は世志琥も沙弥の意気を感じたようで、ブラザー的な握手を交わし意気投合する2人の姿が見られた。
第3試合
グラウンドでの攻防を得意とする4人によるタッグマッチは、うのの提案によりオンリー・ギブアップ・ルールが採用された。しかし、試合開始早々、そのうのがフォールを取りに行き、カウントしないレフェリーに抗議するなど、うのらしさがいきなり爆発。試合は進垣がインフルエンザで欠場し、代わって入ったボリショイの熟練の技が光り、終始、試合をリードする展開となったが試合が進むにつれて、弓李と本間が息の合ったタッチワークを見せ始め、最後はうのにボリショイのアッパーブローを同士討ちさせた弓李が、うのをストレッチマフラーに決め、さらに首をレッグシザースでロックする複合技でギブアップを奪った。
第4試合
オープニングでの世羅の入籍発表を受けて、試合前からジェラシーの視線を世羅に浴びせまくった雪妃、藤本、もち。開始と同時に、世羅を引っ張り出すと、3人で世羅を押さえ込み「私たちは結婚できないんじゃない!しないだけだーっ!」と叫ぶが、3人がかりで世羅を攻める姿は明らかに感情交じり。なんとかしのいだ世羅だが、今度は都が捕まってしまう。しかしチームであるはずの世羅とハム子はその攻防をリラックスして見守る。ハム子に至っては雪妃チームがフォールに入ると、レフェリーに合わせてカウントをコールするなど、敵か味方かもわからない状況。試合は中盤に入り、ようやく6人タッグらしいめまぐるしい攻防が展開される中、最後は雪妃vs世羅のアジュレボ対決に。雪妃の蹴りが世羅は襲うタイミングで、藤本がリングイン。その手には某結婚情報誌が…。世羅の脳天めがけて渾身の力で叩きつけた藤本。厚みのある雑誌に藤本達のジェラシーが加わった一撃はあまりにも強烈だった。ダメージ大の世羅をそのまま雪妃が丸め込みカウント3。新妻・世羅は手荒い祝福を受ける形となった。
試合後も、世羅にストンピングの嵐を続ける未婚組。そこに豊田真奈美がエプロンに姿を見せる。
豊田「あんたたち、いい加減にしなさーーい!世羅さん、先越されて悔しいけど、結婚、おめでとうございます。私たちの時代って結婚イコール引退しかなかったから、逆にうらやましい、今の環境が。アイスリボンに感謝だよ。そしてこの世界で世羅がさらによくなったって、みんなに認めてもらえるように、これからも頑張ってください。それから、つっかちゃん、あんた、パンダと浮気している場合じゃないよ。きっちりケリをつけなさいよ。パンダじゃなくて、きちんと人間を好きになろう。で、結婚しよう。私も頑張りたいけど…。」
藤本「いっしょに頑張りましょう!」
豊田「いっしょに婚活しよう!」
世羅「豊田さん、婚姻届の証人から、何から何まで、本当にありがとうございました。せっかく豊田さんに証人になっていただいたので、仲良く、喧嘩なきよう、夫婦円満で、これからもプロレスを頑張っていきたいと思いますので、どうか見守っていてください。豊田さんが結婚される際には自分が婚姻届の証人にさせていただきますので、ぜひお願いします。(観客に向かって)ちょっと誤解が…結婚イコール引退と皆さん思ってらっしゃるかもしれないですけど、自分は引退しません。これからもプロレスやデスマッチ、どんどんどんどんしていきたいと思っておりますので、これからもどうか、どうかよろしくお願い致します。やっぱりアイスリボンだからこそ、公表できた。兼業を許してくれている、子供がいてもプロレスが出来る、そんな環境だからこそ、私はこうして皆様の前で発表できたのだと思います。だからこれからもアイスリボンの一員として、人妻レスラーとして、つっかさんに出来ない人妻レスラーとして、アイスリボンを盛り上げていきたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いします!」
<試合後コメント>
世羅りさ&星ハム子&松本都&雪妃真矢&藤本つかさ&宮城もち&豊田真奈美
――結婚されて何か試合に変化はありましたか?
世羅「対戦相手の当たりが強い以外は…こんなに集中攻撃されたのはなかなかないので、ミヤココの気持ちがわかったというか。対戦相手の当たり以外は変わらないっていう、アイスリボンらしくていいなっていう。スタートからあんなにボコボコにされると思っていなかったので、目線が怖かったですから。みんな、コールされているとき、こっち睨みながらコールされてましたから。ちょっと怖いなって…。」
――お客さんの反応は祝福ムードでした。
世羅「そうですね。ありがたいことに、皆さん、おめでとうって言っていただいて、嬉しかったです。」
――では藤本さん…。
藤本「なんですか、未婚代表みたいな言い方辞めて下さい(笑)。私が常々、アイスリボンは兼業OKだよって言ってきて、私がいずれ言いたいことを世羅がリング上で言ってましたね。いいな…私もいつか言いたいです。その為にもパンダとその妻ときちんとケリをつけなきゃいけないなと思いました。」
もち「私は昔は30までに結婚したいって言っていたんですけど、30を超えてしまって、なので次なる目標は35までに結婚したいと思っています。しかもなんと私は今月、合コンしに行きます。しかも一流企業です。なので、私は35までに結婚して、こんな感じで発表したいと思います。」
豊田「さっきも言ったんだけど、私たちの時代って、そういう環境でなく結婚したくても結婚イコール引退だったから、現役続けられないっていうのもあったし、だから今、そういうのができる環境でいれる世羅とか、アイスリボンのみんながそういう環境にいるから、今の時代がすごくうらやましい、私は。だから結婚できなかったんじゃなくて、プロレスを続けたいから(結婚を)しなかっただけで、まだあきらめてはないです(笑)。」
都「私はみんなのミヤココなんですけど、でも世羅がすごいと思うのは、けっこうプロレス界は結婚しても隠して、ファンを欺き続けるレスラーが多い中で、こうやって潔く発表したっていうのは、なんかすごく男らしいなって思いました。これで世羅のファンはいなくなるかもしれないけど、結婚してても純粋な気持ちで応援してほしい。(そういう)ファンだけが残る。これはいいことだ。喜ばしい、とても。」
雪妃「はい…幸せになってください…でも本当にこうやって発表してプロレス続けられるっていうのは、しかも同じ業界に揃っているわけで、それもやっぱり怖い部分もあっただろうけど、それも全部発表して、これからのリングで戦っていく姿を見せていくっていうのは、すごいいい心意気だなって、うらやましいなって思いました。なんか、みんなそうだったらいいですね。そういう風になっていく先駆者になったらいいですよね。」
ハム子「子供もレスラーにさせましょう!プロレスラー家族で、楽しみですね。離婚はしないように。」
第5試合
雪妃の持つICE×∞王座への挑戦を表明した妹加、トトロ、つくし。3人による挑戦者決定戦は「シングルマッチで試合がしたい。」というつくしの申し出により巴戦形式で行われることになった。誰かが2連勝するまで3人によるシングル対決が続くルールだけに、スタミナ配分を含む、戦法が重要になってくる。試合前のリング上でのあみだくじの結果、1本目は妹加vsつくしの顔合わせになった。ロックアップで始まった一戦はスロースターターの妹加がスタートからパワー全開でつくしにぶつかっていった。アルゼンチンバックブリーカーでつくしを絞め上げた妹加は、つくしのダイビングフットスタンプをしのぐとラリアット2連発をヒットさせ、最後は豪快なマイカバスターでカウント3を奪った。
2本目は妹加vsトトロ。リングインしたトトロはスクールボーイの連発、さらにクロスボディで秒殺を狙うが、これをしのいだ妹加はトトロにタックル合戦を仕掛けていく。共に一歩も退かないぶつかり合いをみせる。妹加がセントーンからラリアット、アルゼンチンバックブリーカーを決めると、コーナーからのダイビングセントーンへ。これをかわしたトトロは雷電ドロップ3連発からカミカゼ。そしてフォーリングトトロを決め、一気にカウント3を奪った。
ここで素早くリングインしたつくしがトトロの背中にドロップキックを放つと、でんでんむしへ。これはトトロが切り返し、雷電ドロップ、カミカゼ、フォーリングトトロとつなぐが、これをかわしたつくしがハルカゼを決め、33秒で快勝した。
4本目は再び妹加vsつくし。いきなりウラカン・ラナを決めたつくしはその場フットスタンプからのカバーに入るが、これは妹加がキックアウト。エプロンでのネックブリーカーを放ち、コーナーに上がろうとしたつくしだが、これを捕えた妹加はつくしを抱え上げ、ポイッと場外に投げ落とす非情な攻撃。場外戦に誘った妹加だが、ここではつくしが反撃。イスを妹加に叩きつけ、リングへ。リング上でトゥインクルスターロックを決めたつくしはコーナーで雪崩式ウラカン・ラナを決め、さらにダイビングフットスタンプをヒット。ハルカゼを狙うつくし。これをこらえた妹加がラリアットから反り投げを決めるが、つくしは素早くバックに回ってのジャーマンで反撃も、妹加はアルゼンチンバックブリーカー、エプロン越しのぶっこ抜きブレーンバスター、背中へのダイビングセントーンを決めると、再びマイカバスターを爆発。勝負あったかと思われたが、つくしはギリギリでキックアウト。妹加がアルゼンチンバックブリーカーへ。しかし、これを切り返したつくしがエビ固め、そしてハルカゼを決め、カウント3を奪取。トトロ、妹加に連勝したつくしがICE×∞王座への挑戦権をゲットした。
つくし「豊田真奈美さんからいただいたコスチュームで巴戦に勝てて、本当に嬉しいです。そしてユキさん、上がってきてください。」
※雪妃がリング上へ。2人が向かい合う。
つくし「ユキさん…じゃなくて雪妃!今日、巴戦勝ったよ。巴戦、勝った人が挑戦する場所、決めていいって言ったよな?」
雪妃「はい。」
つくし「もう決めてるんだよね。3月31日、後楽園ホール大会。決定でいいよな?」
雪妃「もちろんです。3月31日、後楽園ホールで、挑戦、楽しみにしています。」
つくし「お願いします。」
※握手の手を差し出すつくし。雪妃が応えようとすると、その雪妃の出した手をつくしがパチーンと叩く。
つくし「するわけねえだろ、バーカ!下がってもらっていいですか。」
※無言でリングを降りる雪妃。
つくし「はい!それでは今日、参戦した選手が皆様の元に握手周りに行きます!強くぎゅーっと握り返してくださいね♡」と笑顔で語った。
<試合後コメント>
つくし
「2人ともパワーがあるなって改めて巴戦通して思いました。でもなんか前哨戦から気持ちに余裕があったというか、なんか前とは違う感覚が前哨戦のときからあって、これはいけるなっていう自信がありました。どうしても豊田さんからいただいたコスチュームを着たくて、豊田さんに“着てもいいですか、大事な試合があるので”と言ったら、即答で“いいよ。それを着て頑張りなさい”って豊田さんからお言葉をいただいて、そのコスチュームを着て勝つことができて本当に嬉しいです。なんか、その気持ちもあったから、今日、勝てたんじゃないのかなって思います。ユキさんに関しては、アジュレボでリボンタッグのベルトを狙って対戦したときに、自分に負けているんですよ、ユキさんが。それをずっと言っているんですけど、そんなことはどうでもよくて、それはタッグのベルトだし、シングルはシングルで、ちゃんと見てもらいたいなって思います。今、自分に対してすごい自信があるんですよ。今の自分ならいけるなって思っているので、アイスリボンの未来予想図も考えているので、自信を持って臨みたいと思っています。」
――後楽園を指名しました。
「もう決めていました。挑戦表明したときからホールのメインに立ちたいって思っていたので。もちろんシングル(のタイトル戦)がメインになると思っているので。」
――キャリアリセットしてから、最も大きなチャンスですが。
「そうですね。トライアングルは鈴木秀樹にからんでて、リボンタッグはくるみさんが発信して決まったことで、シングルは自分発信なので、このチャンスを逃がしたくないなって思っています。たぶん今の自分なら雪妃真矢に勝てると思っています。昔の自分は勝てなかったです。」
雪妃真矢
――挑戦者が決まりました。
「つくしさん。勢いありましたね。最終的に妹加もすごかったですけど、つくしさんに最後、“ユキさん”“おい、雪妃!”みたいなことを言われて、あ~つくしさんが帰ってきたなっていう。なんか嬉しいなって思いましたね、素直に。タイトルマッチで戦えるのが嬉しいなって思いました。楽しみだなって。強敵ですけどえ。前にタイトルマッチやったのが、まだ私がタッグタイトルも戴冠したことがないときで、届かなかった、ベルトが獲れなかった。私、つくしさんに負けてるから、そのときに。やっぱりタイトルマッチでつくしさんにリベンジを果たしたいみたいな思いはあったんです。でもそのあと機会に恵まれずだったので、久々にベルトを賭けてボコボコやり合えるのかなと。」
――ようやく決まったって感じですか?
「名乗りは上げてくれたのは新年すぐだったんですけど、次の横浜でって言っちゃったので、ちょっと間があいちゃいましたけど、でも次の大会まで、ホールまでけっこうありますので、地方大会もあるし、私は千葉大会もあるし。私は初千葉リボンにベルトを巻いていられることは決まったので、それはちょっとホッとしました(笑)。良かった。」
――後楽園でやるっていうのはどうですか?
「私はどこでも良かったです。相手がやりたいっていうところだったら、どこでも。お出かけだろうと、道場だろうと受けますっていう感じだったので。でもタイトルマッチに相応しい場所と思って、ホールを選んでくれたんだろうから、嬉しいですよね。やっぱりビックマッチで戦えるのは。」
――シングルの防衛戦は今回が初めてになりますが、その辺の気持ちはどうですか? 「なんか私、感じるのは挑戦者のほうが全然、気楽だなっていうのは感じていて、初めて私は防衛戦をするわけなんですけど、心持が違いますね。挑戦するときの気持ちと、守らなきゃいけないっていう気持ちは。こんなにも違うのかって。同じベルトを巻きたいっていう思いでも、こんなに違うのかって、ちょっと思っています。でも潰されることはないです、そのプレッシャーに。私は防衛して、今年を駆け抜けたい。」
――つくし選手の注意する点はどこですか?
「やっぱりハードヒットだし、小回りが利く、スピードがある、容赦ないタイプだと思うので。だけども幾度となく試合していますからね。大丈夫。うん、楽しみ。」
――初防衛に自信ありと。
「自信はあります!誰が来ても自信持ってやらないと。自信なくなった瞬間に落とすと思うので。自信、あります。」