【試合結果】2・11 アイスリボン道場マッチ 雪妃真矢&世羅りさvs高瀬みゆき&有田ひめか テキーラ沙弥vsつくし 旧姓・広田さくらvs松本都

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『アイスリボン941』
日程:2019年2月11日(月・祝)
開始:14:00
会場:アイスリボン道場
観衆:104人(満員)

▼タッグマッチ 15分1本勝負
朝陽/○鈴季すず
7分12秒 カニカニクリップ
星月芽依(Marvelous)/●Maria(Marvelous)

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○旧姓・広田さくら(フリー)
8分35秒 ふらふらドーン→体固め
●松本都

▼シングルマッチ10分1本勝負
●テキーラ沙弥
6分18秒 でんでんむし
○つくし

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[アジュールレボリューション]雪妃真矢/〇世羅りさ
11分59秒 羅紗鋏→片エビ固め
高瀬みゆき(Beginning)/●有田ひめか(Beginning)

世羅&雪妃のアジュレボが高瀬&有田のアクトレスタッグに快勝も有田が世羅とのデスマッチを希望?!都と広田の禁断のシングルでリング上が“血のバレンタイン”と化す!

第1試合


 アイスリボンvsマーベラスの若手対抗戦がこの日のオープニング。しかし、このカードを拒否していた朝陽はすずとのタッグ結成が納得いかない様子。試合が始まってからもチームとしての関係はギクシャクムードが漂っていた。先発に出たのは朝陽。しかしローンバトルになってしまい、マーベラスのタッチワークに苦しめられる。それでもすずにタッチしようとしない朝陽。業を煮やしたすずが強引にタッチし、リングイン。すずが反撃に出るものの、チームとしてのちぐはぐさが随所にでてしまい、マーベラスを追い込んだところでの誤爆など、朝陽とすずは苦しい展開を強いられる。その中ですずが朝陽のミサイルキックがまたも誤爆になりそうなところを間一髪かわすと、最後はMariaをカニばさみで丸め込み、カウント3を奪取した。勝ったとはいえ、納得のいかない朝陽は1人さっさと控室へ帰ってしまった。

 試合後、Mariaは「第1試合でキャリアが同じぐらいの人に負けて悔しいです。自分はもう一回やりたいです。もう一度お願いします。」と再戦を要求。また星月は「今日自分はアイスリボンさんに初参戦させていただきまして、負けてしまったんですけど、凄く楽しかったです。」と語った。こんな初々しい2人の姿に雪妃は3・31後楽園ホール大会への出場をオファー。2人はその場で快諾し、参戦が決まった。また朝陽は「今日は組む人に恵まれなかったなって自分で思います。チェンジって何回も言ったよね?そんなに信用ない?チリンチリンとかさぁ、いつまでやってんの?」とすずに向かってクレーム。すずは「チリンチリン、バカにしないでもらえますか。」と応戦する。朝陽は「別に、いつまでやってんの?って聞いてるだけだけど。」とムッとするが、すずは「チリンチリンがあるから鈴季すずっていうレスラーがいるんです。バカにしないでもらえますか。」と強気で返す。朝陽は「まあ、いつまでもその気持ち大切にしてれば?自分は、横浜でMariaさんと当たらせていただいて、芽依ちゃんとは今日初めて試合をしました。凄く楽しかったです。すずに獲られたことが自分の中で凄く、一番悔しいです。自分も機会があればまた試合したいなって思いました。」と語った。すずは「今日は、この間の横浜から引き続きマーベラスさんの自分と同期のお二方と試合が出来て、自分は勝てたので、自分が一番目立てたかなと思います。自分のアイスリボンには2018年デビューっていう同期が1人もいないので、身近な団体に同期の方がいる、そして、同期の方と試合が出来るっていうのが、自分はとても嬉しく思います。途中でなんか誤爆とかなんか色々あったんですけど、やっぱりなんかちょっと気が合わないなと思います。朝陽さんと自分は気が合わない。波長が合わないです。だから、仲良く出来ないなって思いました。だからこれからどんどん自分も色んな方と試合して、目立って勝っていけるように頑張りたいと思います。」と語った。

第2試合


 広田と都の禁断のシングルマッチが久々に実現。序盤は広田の骨折した指を都が集中攻撃するものの、これに耐えた広田が反撃をみせる。なんとか広田にY字バランスのポーズをさせたい都は本部席にいた広田の子供たちを人質に取り、強引にY字をやらせるなど、試合は予想をはるかに上回るカオスな攻防が展開されていく。最後は都がマンマミーヤでY字を決めたところ、後方からボ・ラギノールを決めた広田が、さらにときめきメモリアル!しかし、仕掛けた広田が苦悶。遂に口から血を流しながらフラフラになった広田だが、そのままふらふらどーんを決め、フォール勝ちを飾った。

 試合後、都は広田の娘を抱えながら「松本みやここです。ウチの子です。可愛い~。可愛いで~す。今日バレンタインなのに凄いひどい目に遭ってしまってリングも真っ赤になってしまって、私のせいじゃないんですけど、ちょっと凄い散々な目に遭ってしまいました。広田さんとは何回かシングルをやってるんですけど、毎回ひどい目に遭って、広田さんの世界に飲まれてしまうので、それは凄いちょっとそれは悔しいなと思います。もうちょっと次は早い時点で子供を人質にとって、もっと今度は私のワールドに引き込みます。ウチの子です。」と語った。一方の広田は「旧姓…今ちょっと流行りつつある、旧姓・広田さくらでした。あのねぇ、あのねぇ…地獄ですよ。地獄でしたよ。本当に。でも皆さんのおかげで楽しくやらせていただきました。一つ心残りなのはね、確実にあの(この日が初観戦の)女の子のトラウマになってしまったという…。強くなってね。大丈夫だよ。あともう一つ確実に娘が(都に)懐きつつあるので…それはちょっと全力で阻止したいと思います。」と語った。

第3試合


 3月31日後楽園ホール大会で雪妃のICE×∞王座への挑戦が決定したつくし。昨年8月4日『901』大会以来の沙弥とのシングル戦では、入場から風船を持ち込むと、風船を沙弥に固定して破裂させる攻撃を次々と仕掛けていく。沙弥も負けじと風船を奪い、反撃に出るが、突如、ハードヒッターに戻ったつくしは強烈なエルボー、低空ドロップキック、さらにハルカゼとつなぎ、最後はでんでんむしでフィニッシュ。試合後も沙弥の手の甲に風船を置き、フットスタンプを決めるなど、終始、試合はつくしペースだった。

 試合後、沙弥は「一昨日の横浜リボンで世志琥選手とシングルで、巷ではヤンキー対決ということを言われていたんですけれども、今日はつくしさんとシングルで、またヤンキー対決かと思ったんですけど(笑)なんかちょっとファンシーな感じで風船とか持ち込みやがって…でもなんか元ヤンが滲み出てるなと思います。悪い、悪いですね、と思います。でも、バレンタインリボンで風船マッチってなかなかやったことがなかったので、つくしさんの頭の上で風船を割ることが出来たので私はとても満足です。(後頭部じゃなくて)こっち(=顔面)にすればよかったなと後悔だけありますが、今度はこっちじゃなくてこっちで風船割ってやりたいと思います。」と語った。つくしは「ちょっとファンシーっていう日本語がよく分かんないんですけども…(客ざわつく)日本語じゃない?英語?(笑)違うんですよ!藤本さんがいるから自由にやれないって試合前言ってたんですけども、そんなことはなく、自由にやらせていただいているので、SNSなどで、そういうことを書かないようにお願い致します。自分も風船マッチ楽しかったのでまたやりたいと思います。」と笑顔で語った。

第4試合


 Beginningの2月7日新木場大会で安納と初タッグを結成し、関口&有田組と対戦した雪妃は、試合後、有田に対して「うちの世羅と戦ってみませんか?」と道場マッチへの出場を要請。ここでセコンドにいた高瀬がリングへ。これまで2回、アジュレボと対戦し敗退している高瀬は、有田とのタッグでアジュレボとの対戦を希望した。そして実現したのが今回の一戦。試合は高瀬&有田の奇襲攻撃でスタート。高瀬が雪妃に、有田が世羅にタックルをぶちかましていく。しかし、すぐに体勢を立て直した雪妃は高瀬を捉えて膝を立ててのバックブリーカー、コーナーに詰めての膝蹴りで世羅につなぐ。世羅はリバースカンパーナを決め、さらに高瀬の背中を踏みつけながら、相手コーナーの有田を睨みつける。さらに雪妃がキャメルクラッチ、サッカーキックを高瀬にヒットさせると、高瀬がカウンターのドロップキックで反撃。有田につなぐ。飛び出してきた有田はタックルを連発し、雪妃を何度も吹っ飛ばす。さらに高瀬がコーナーに雪妃を詰めての水平チョップの連打、串刺しラリアット2連発、さらにブレーンバスター決める。対する雪妃は振り子式バックブリーカー、さらにバズソーキックを放ち、世羅につなぐ。カウンターのラリアットを世羅の追撃をしのいだ高瀬は有田にチェンジ。ここで世羅vs有田の初対決が実現。コーナーに世羅を投げてのボディアタックを決めた有田は得意のジャンピングニーから逆エビ固めへ。ここで雪妃が世羅をアシスト。キックの連打を有田に放つ。エアーズロックを狙う世羅だが、これを逃れた有田。そこにコーナーから高瀬が世羅にダイビングエルボーをヒット。さらにコーナーからのダイビングギロチンで畳み掛ける。ここで有田が世羅をバックフリップに決めてジャンピングニーを狙うが、これを振り払った世羅は強烈なエルボーを叩き込む。有田も負けじとエルボーで応戦。さらにジャンピングニーをクリーンヒットさせる。ここで雪妃が素早くフォローに入り、有田に蹴りを放つ。世羅はその有田を捉え、コーナーへの串刺しダブルニー、リバーススプラッシュ、エアーズロックとつなぎ、コーナーからのダイビングニーへ。これはなんとかかわした有田がタックルを決めるが、すぐに立ち上がった世羅は有田を抱え上げると羅紗鋏を炸裂。そのままカウント3を奪い、力の入った両チームの攻防に終止符を打った。

 試合後、有田は「世羅さんとは本日初めて戦わせていただいて、雪妃さんとは先日アクトレスガールズの興行に出て頂いて、その時に今日の参戦オファーを頂いて、今日出ることが決まったんですけども、本当は今日勝ってベルトへの挑戦だったりとか色々したかった中に、私は誰にも言ってなかったんですけど、いつか世羅さんとデスマッチで戦ってみたかった…でもこれは勝手に言ってることなので、今日負けてしまったので叶うかは分からないですけど、それも視野にちょっと入れて頂いて、また違う形でも、普通の試合でも、アイスリボンさんにまた呼ばれるようにこれからも頑張っていきますので、応援の方よろしくお願いいたします。」と語った。高瀬は「アジュレボ~、アジュレボ~。腰が痛いんですよ、今日は。3回目ですよ~。えっと…一応、有田ひめかが私の正式なパートナーだと思ってるので、今日こそはこのアイスリボンの道場で、アイスリボンの名タッグのアジュレボを倒して、名を上げると思ってたので、ちょっと悔しいですね。ですが、今日はひめちゃんがだいぶいいところまで追い込んでだと思うんです。私はちょっと腰のダメージで不甲斐なかったなと思うので、今度は万全の状態で、腰い鉄板でも入れて、万全の準備をして、勝ちに来ようと思うので、また再戦よろしくお願いします。」と語った。勝ったアジュレボの雪妃は「私アレなんですよ、アクトレスさんに参戦させて頂いて、図々しく、呼んでもらったリングで公開オファーをするという、暴挙に出たんですけど、今日参戦して頂いたおかげで、やっぱり凄い素敵だなと思ったので、ちょっとあのですね、3月31日にアイスリボンの後楽園ホール大会があるんですよ。で、ちょっとまあカードはまだまだ未定なんですけど、参戦していただけないかなと思うんですけども、どうでしょうか?」と高瀬&有田に後楽園参戦をオファー。これを2人が受け、参戦が決定した。それを受けて世羅はホント、素晴らしいタッグで、結構追い込まれちゃいまして…自分がね。」と語ると雪妃は「本当に。私アレなんですよ。出す相手と出さない相手がいるんです。頭部への蹴り。(今日は)出してしまいました。ちょっと悔しい。」と高瀬&有田を好評価。世羅も「自分も、本当に、こんなデカい人ってなかなか…アイスリボンだとくるみさんぐらいしかいなくて、私よりデカい人が。まああの、こっち(=横幅)で言うとハムさんとかもいらっしゃるんですけど。本当、身長も負けてるデカい人って本当に楽しくて、今日は笑っちゃいました。楽しすぎて。リング上で笑うぐらい楽しかったです。是非またやりましょう。そして、デスマッチも楽しみにしてます。」と語った。

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