【試合詳細】12・1 アイスリボンSKIPシティ大会 【リボンタッグ】藤本つかさ&つくしvs星いぶき&鈴季すず 【トライアングルリボン】松屋うのvs本間多恵vsテキーラ沙弥
『アイスリボン1010 in SKIPシティ』
日程:2019年12月1日(日)
開始:13:00
会場:SKIPシティ多目的ホール
観衆:238人(超満員)
▼シングルマッチ10分1本勝負
○トトロさつき
5分09秒 カミカゼ→体固め
●バニー及川
▼タッグマッチ20分1本勝負
柊くるみ/●青野未来(Beginning)
9分36秒 テキサスクローバーホールド
○藤田あかね/朝陽
▼6人タッグマッチ30分1本勝負
○雪妃真矢/世羅りさ/ラム会長(666)
16分14秒 タイガードライバー→エビ固め
●尾﨑妹加(フリー)/朱里(MAKAI)/山下りな(フリー)
▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】●松屋うの
8分15秒 テキーラ・ショット
【挑戦者】○テキーラ沙弥
※もう1人は【挑戦者】本間多恵(Beginning)
※第33代王者3度目の防衛に失敗、第34代王者誕生
▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組/ドロップキッカーズ】藤本つかさ/○つくし
15分51秒 ハルカゼ
【挑戦者組/ティーンズ】●星いぶき/鈴季すず
※第48代王者初防衛に成功
藤本&つくしが10代タッグの突き上げを抑えて王座防衛!引退1ヶ月を切った沙弥がトライアングル王座奪取!
第1試合
先制のドロップキックを放ったバニーは、重量級のトトロに対し、動きの速さで勝負を仕掛けていく。クロスボディをキャッチされるも体の位置をずらしながらのエビ固めを決めたり、ドロップキックからのダイビングボディプレス、さらに相手のタイミングを崩してのスクールボーイを決めたりと積極的な仕掛けを連発する。しかしこれをしのいだトトロはボディプレスからのヒップドロップでバニーの動きを止めると、最後はカミカゼを決め、一気にカウント3を奪った。
第2試合
アイスリボンへの継続参戦を志願したアクトレスガールズの青野。前回敗れたくるみとの初タッグを結成すれば、先週の横浜リボンで復帰を果たした朝陽は絆トーナメント優勝の地であかねとのタッグ『オレンジサンライズ』を再結成した。あかねに対してショルダータックルを仕掛けていくなど、真正面から勝負に出た青野。前回対戦したくるみも好アシストで試合を進めていくが、一方のオレンジサンライズはあかねがうまく朝陽をコントロール。連係もきっちりと決めていき、最後もあかねの変形バックフリップ&朝陽のネックブリーカーの合体技を青野に決め、あかねがテキサスクローバーホールドでフィニッシュした。
第3試合
大晦日の後楽園大会でICE×∞王座を賭けて戦う雪妃と妹加が6人タッグで初の前哨戦に臨んだ。妹加、朱里、山下のフリー混合チームはラム会長に的を絞り集中攻撃を仕掛けていく。序盤から苦戦を強いられた会長だが、必死の応戦でアジュレボにつなぐ。さらにアジュレボが試合を引き戻すと、会長自らタッチを求め、妹加チームへの反撃に出るなど、試合はラム会長を中心に回っていった。注目の雪妃vs妹加が実現したのは12分過ぎ。雪妃が蹴りを放っていけば、妹加はセントーン、背中へのラリアット、そしてアルゼンチンバックブリーカーを決めていく。雪妃のアシストに出た世羅がダブルののど輪落としを狙うが、これをこらえた妹加がダブルのラリアットでアジュレボを吹っ飛ばすと、雪妃にラリアットを放ち、アルゼンチンバックブリーカーからのアルゼンチンバスターを狙うが、これを切り崩した雪妃がエビ固めで反転。さらにバズソーキックを決めるとタイガードライバーで妹加からカウント3を奪った。前哨戦第1ラウンドでいきなりつまずいた妹加が、大晦日に向けて、どう巻き返していくか?
第4試合
ここまで2度の王座防衛を果たしたうのに、同期であり大晦日に引退が決まっている沙弥が挑戦者として名乗りを挙げ、さらに初防衛戦に続き、本間が再挑戦者に。王座獲りにこだわりを持つ2人の挑戦者を迎え撃つことになったうのは、自分を無視して握手を交わす沙弥と本間をゴング前から奇襲。いきなり2人まとめてのスクールボーイを決める。これをキックアウトした沙弥と本間にロープに振られるもカウンターのドロップキックで2人を吹っ飛ばしたうのは、2人を仰向けに寝かせて、その上を走るロープワークからカバーに入るがカウント2で返される。ここで沙弥が場外エスケープ。本間がうのにアキレス腱固めを決めると沙弥を呼び込む。沙弥がうのの顔面に開脚ドロップ。さらに本間の顔面にも開脚ドロップを決める。本間が場外エスケープ。うのと沙弥のエルボー合戦へ。ここに本間が加わるが、うの、沙弥の反撃に合い、2人からダブルのブレーンバスターを浴びてしまう。沙弥がクロスボディをうのに決め、ボディスラム。その沙弥にコーナーから本間がミサイルキック。本間がうのを回転エビ固め。カウント2で返すと、今度はゆりかもめへ。本間がうのを場外に落とし、沙弥vs本間の顔合わせに。本間の低空ドロップキックをすかした沙弥がスライディングクロスボディへ。ここでリングインしたうのが本間を丸め込むが沙弥がカット。沙弥がうのにサブマリノ。丸め込むが本間がカットしうのに腕十字を決める。カットに入った沙弥が本間にダイビングクロスボディ。その沙弥をうのがスクールボーイの連発で勝負を仕掛ける。これをしのいだ沙弥がテキーラショットを決め、うのからカウント3を奪取。沙弥がトライアングル王座奪取に成功した。
沙弥 「3WAYのベルト獲ったぞ~!!私はこのままチャンピオンのまま引退するぞ~!!このベルトを持ったまま、12月31日引退します。延期になっておりましたテキーラ沙弥の引退試合、カードを改めまして、今ここで発表させて頂きます。12月31日アイスリボン後楽園大会、テキーラ沙弥引退試合。テキーラ沙弥…沙弥…38…38人がけをやりたいと思います!私の引退試合は思い入れのある選手みんなとやりたいなと思って、引退試合、誰と誰って決められないので、みんなとやりたい。だから、沙弥にちなんで38人がけやります!!10月12日に引退出来なくて、くよくよしたことがあったけど、引退出来なかったおかげでこのベルトが獲れた。引退出来なかったおかげで試合出来た選手もいた。引退出来なかったおかげで引退試合を見れるってお客さんもいます。そんな皆様に支えられて応援されて、みんなと一緒に引退を盛大に盛り上げて、引退試合をさせて頂きたいなと思っているので、ここにいる皆様全員、私の引退を見届けに来てください。今度こそ引退します!」
<試合後コメント>
テキーラ沙弥
「正直引退ロード第2章は引退は長引いてしまったけど、楽しく余生を楽しみながら12月31日を元気に迎えるために、楽しんで、楽しんでっていう風に思って過ごしてたんですけど、ベルトを獲ることによって受けの姿勢から攻めの姿勢に、12月31日に向けて、もっと加速した状態で大晦日を迎えられるようにって思ったので、ベルトを獲ったことによって更にここから私はパワーアップしていけるなと思いました。」
――防衛戦に関しては
「ベルトを持ったまま引退したいなっていう気持ちはあるんですけど、それプラス、やるとしたらやりたいカードがあって、やるとしたらですけど、10月12日引退する予定だった時の試合…カード。今いるメンバーでは私を含めて3人になってしまったので、ちょうど3人なので、テキーラ沙弥、松屋うの、トトロさつき。やるとしたらこのカードかなと思ってます。あとは私がベルトを持ったまま引退したいと言ってるにも関わらず、空気を読まずに挑戦するって方がいらっしゃれば受けようかなって思うんですけど、皆さん、空気を読んで挑戦しないで頂けると私はチャンピオンのまま引退出来るので、皆さん挑戦お待ちしておりません。」
――引退試合に関しては
「10月12日の大会が延期になった瞬間(10月11日時点)は、大晦日はまた同じカードでと思ってんですけど、同じカードが出来ないっていうことが分かった時点で次のカードを決めなきゃいけなくて、そのカードがどうしても思い浮かばなくて。このカードやりたい、このカードやりたいっていうのはたくさんあるんですけど、そのたくさんあるカードを全部まとめたら、みんなと試合するっていう結論に達しました。みんなと試合をして楽しいをぶつけ合って、そして、大晦日に散っていきたいなって思ったので、私の希望が全て叶うっていうのは38人がけということです。気持ちも元気だし身体も全くどこも痛くないかって言ったらそうじゃないですけど、元々怪我も多いプロレス人生だったので、その中でもやってきたし、12月31日に向けてどんどんパワーアップして、そこに調整して、大晦日は万全の体勢で、全員からフォールを獲るっていうのを目標にやっていきたいと思います。(38人のメンバーは所属&レギュラー選手以外は)今まで試合をしたことがある他団体の選手、スケジュールが合えば試合したいなって思いますし、もし可能であれば試合をしたことがないけど試合をしたかったなっていう人にもオファーはさせて頂きたいと思ってます。それが大御所さんであったりとか、全然関係ない他団体の新人さんもちょっと声をかけたいなって思ってる人もいるので、多種多様な38人になるかなと思います。私らしく元気に明るく楽しく引退出来たらなと思っています。」
第5試合
先週の横浜リボンでのICE戦で雪妃相手に未来を感じさせる好試合をみせたすず。そのすずの活躍に触発されたいぶきがすずをパートナーにドロップキッカーズのリボンタッグ王座に挑んだ。
「アイスリボンを引っ張っていくのは自分たちティーンズだ!」と言い切る挑戦者チームはスタートから気合十分。試合はつくしvsすずでスタート。
ロックアップからヘッドロックの取り合い、グランドでのバックの取り合いとなるが、ここでいぶきがつくしの上を馬跳びしながらリングイン。いぶきがタックル、すずがドロップキックを放ち、つくしを吹っ飛ばす先制打。さらにすずがボディスラムからお尻をフリフリしがらつくしの手の甲に足を乗せ、つくしが得意とするジャンプしての踏みつけを決める。ここですずがいぶきと交代。入ってきたいぶきにつくしがドロップキックをヒットさせ、お返しの手の甲へのジャンプ踏みつけ。代わった藤本がサッカーキックからいぶきの手のひらに足を乗せてのジャンプ踏みつけを決める。ここでつくしを呼び込み、つくしをだっこする形でいぶきにプレス。さらにエースクラッシャー。カウント2で返したいぶきはロープに振られるがカウンターのクロスボディ。さらに藤本をセカンドロープに打ちつけ、背中にすずがドロップキック、いぶきがダブルニーを放つ。代わったすずが藤本にドロップキック3連発を放つが、藤本はグランドでフェースロックへ。すずがその藤本のロックする腕に噛みつき逃れると、いぶきが入り、藤本にいぶきが串刺しボディアタック、すずがタックル、そして2人でチリンチリンの掛け声からのダブル串刺しタックル。さらに両サイドから藤本の腕を取り、扇型に広げようとするが、腕を引き寄せた藤本が2人をドラゴンスリーパーに。これをティーンズが噛みつきで逃れ、扇形に藤本を両腕を引き延ばす。さらに2人で藤本を丸め込むがカウント2で返した。藤本はティーンズの2人に交互に水平を叩き込む。ティーンズも応戦。しかし、藤本はティーンズを同士討ちにすると、すずに卍固めを決めながら、いぶきに膝立ちにしての極楽固めを決める。なんとかロープに逃れたすずだが、ドロップキッカーズはダブルのはりつけドロップキック。藤本がカサドーラを決め、つくしに交代。つくしは低空ドロップキックですずの顔面を打ち抜き、ミサイルキックへ。これを払いのけたすずがジャックナイフ。これをブリッジでつくしが返し、丸め込みへ。返したすずがカニカニフリップもカウント2。すずがグランマエストロ・デ・テキーラを仕掛けるが、これはつくしが切り返す。つくしが蹴りを放つが2発目をキャッチしたすずはグランドに持ち込み、変形ハーフネルソン。これは藤本がカット。代わったいぶきにつくしがカサドーラ。その場飛びのフットスタンプはいぶきがかわすと入ってきた藤本がPK。これもいぶきがかわすと、その藤本をすずがスワンダイブミサイルキックで蹴散らし、大歓声。つくしにサンドイッチエルボー。2発目をかわしたつくしが藤本を土台にティーンズをアームホイップで投げ、いぶきにドロップキッカーズの時間差串刺しドロップキック。さらにつくしがミサイルキックを放つ。すずがカット。場外に落とそうとするが、つくしと藤本にスピアを同時に決める。つくしといぶきが激しいエルボー合戦を展開し、つくしが飛び込みエルボーをいぶきに決めるが、いぶきも飛び込みエルボーで打ち返しカバー。藤本がカット。その藤本のバックを取ったすずがジャーマンを放つが、藤本はその途中でバク宙して逃れ、すずにサッカーキック。いぶきにはドロップキッカーズのダブルドロップキックをヒットさせるがキックアウト、つくしがコーナーからのダイビングフットスタンプ。カバーに入るもいぶきが必死にカウント2で返す。今度は藤本がいぶきをサイクロンで担ぎ、つくしがフットスタンプを狙うが、これはいぶきが逃れ、藤本にライトニングスパイラル。すずはコーナー上のつくしを押さえ、バックを取るとジャーマン・スープレックスで倒れた藤本の上につくしを投げ落とす。そしてつくしにいぶきのライトニングスパイラルとすずのRKOの合体技が決まる。すずが藤本を場外で押さえ込む。その間にコーナーからいぶきがダイビングボディプレスを放つがカウント2で藤本のカットが間に合う。つくしがハルカゼへ。これをいぶきが反転してエビ固めもカウントは2。いぶきがハムロールで丸め込むがこれもカウント2。つくしが再度、ハルカゼへ。がっちりと丸め込み、遂にカウント3を奪った。
つくし「初防衛戦、成功しました!!マジでいぶきのエルボーが痛い!そして、ティーンズの勢いってやっぱりすげーなって思いました。でもつくしは、すずが言ってたみたいに、アイスリボンを私が引っ張っていくって言ってたよね?つくしも同じ気持ち。つっかさんじゃなくて、ユキさんじゃなくて、世羅さんじゃなくて、つくしがアイスリボンを引っ張って行くって気持ちでこのベルトを持ってます。今日対戦出来て本当に良かった。挑戦してきてくれてありがとうございました。」 藤本「みんなアイスリボンを引っ張っていく選手になるって言ってるけど、もう十分なってるよ。いつもあなたたちと試合すると、初めて対戦する感覚になって、新鮮な気持ちになるし、いつも感情を揺さぶられる。うん、なんか凄く感動した。2人に凄く感動した(と涙ぐむ)。スイッチを押してもらった気がします。私もまだまだこのベルト防衛したいし、ティーンズだけじゃなくて、古株って言うんですかね?ハムさんも今欠場してるし、早く戻ってきてって思う。まだまだ私もチャンピオンであるべきだなって思いました。いつでもまた試合をしましょう。あなたたちと試合をすると自分のやるべきこと、存在意義が見つけられる気がします。またいつかやりましょう。ありがとうございました。
すず「泣いてばっかりじゃダメなんだ~今日負けて悔しいけど、限界はないって言いました。いつかじゃない。今チャレンジさせろ!いつでもいいって言っただろ、今!」
※会場「もう一回」コール。困惑する藤本。
つくし「つくしはヘトヘトで今日出来ないです。つっかさんは?」
藤本「私はちょっと限界があるので。」
すず「限界ないって言っただろ!」
いぶき「もう一回挑戦させろ!」
※会場からもう一回コール
藤本「じゃあいいよ。いいよ。今はやんないけど。いつやろっか?私この戦いたくさんの人に観てもらいたいわ。アイスリボンのティーンズを見せつける試合が出来ますか?」
いぶき「やってみせるよ。やってやる!」
藤本「大晦日、後楽園はどうですか?」
いぶき&すず「うぉーーーやってやる~!」
いぶき「次は負けないから覚悟しとけ。」
藤本「こういうところ大好きです。誰の顔見て育ったんでしょうね。」
※会場から藤本だーと聞こえる。
藤本「分かりました。12月31日ドロップキッカーズvsティーンズのタイトルマッチやりましょう。よろしくお願いします。」
【エンディング】
藤本「沙弥、チャンピオンになったのね。ユキも揃ってちょっとみんなで並ぼうぜ。」
※チャンピオン4人がリング中央に一列に並ぶ。
沙弥「私はアイスリボンの未来を見せられないけど、今を見せることが出来るので、引退まで応援よろしくお願いします。そして私がさっき発表したカード、38人がけ。みんな入ってますからね。(うのが「私は?」と尋ねると)入ってないかもね。山下さん、山下さんもお願いします。ラム会長も。みんないいですか?うのちゃんだけちょっと考えま~す。」
※最後は沙弥が円陣を締め、チャンピオン4人で記念写真に応じた
<試合後コメント>
ドロップキッカーズ
藤本「だいぶ苦戦しましたね。タイトルマッチなので色々考えてきたんだなっていうのは試合の中で感じられました。なんか凄いですね。(ティーンズは)早くからプロレスを知ったので、羨ましいなっていうのが正直な気持ちです。私も早くプロレスに出会いたかったし、レスラーに早くなりたかなったな。いつもあの子たちを見ると感じます。それはつくしを見てても。だからこの3人に囲まれて試合をするっていうのは、私の中で大事な意味合いがあります。でもやっぱり負けたくない気持ちが強くて、スイッチを押されます、いつも。試合後凄い感動してしまって、自分で。デビューして1年経ってない17歳とデビューして2年ちょっとの16歳の二人がこんなに真剣にプロレスをしてて、この子達が力をつけていけばこれからの女子プロレス界はもっともっと明るい話題を提供していけるんだろうな~と思ってたら、結構今でも力ついてるなと思って、感動してその言葉をそのまま伝えたら、ああいう展開になりました(苦笑)。
(再戦で注意する点は)ここ数ヵ月、私は当たる機会が多くて会う度に新しい技を考えたりとか常に新しいことをやるなっていう、その発想は凄い感心してるんですけど、ここに来て私が今一番怖いと思うのは、さっき自分で指定した日程ではありますけど、この日は沙弥の引退試合でその沙弥の技をすずが継承した。そこにちょっと…今日出てないもんね、あの技。グランマエストロ。」
つくし「切り返しました。」
藤本「そこはちょっと怖いなっていうのはあります。やっぱり沙弥の引退が近付いてくるにつれてお客さんも私たちも頭の中が沙弥でいっぱいになるんですよ。それはすずもそうだし。その中で技に対する思いも強くなると思うので、あの技だけは研究したいなっていう気持ちです。
つくし「自分一個しか切り返し(のパターンが)ないんで、もっと研究するべきだなって思いました。怖いですね、あの技。」
藤本「ここ数ヵ月のあの子たちの成長とか、気持ちを高める術っていうのを10代のうちに身につけたっていうのは武器だと思いますし、私自身も凄いな~って日々感心していたので、それが技に乗った時に恐怖心があるっていう気がします。やっぱり逆境って人を強くしますね。」
つくし「なんかティーンズを見てると、昔の自分を思い出すな~と思ってて、凄いがむしゃらにやっていつでも挑戦させろみたいな。負けて負けてやっとベルトを巻いた時からどんどんどんどん強くなっていくっていう。自分も数年前はティーンズだったので。そういう人と対戦出来て嬉しいなって思ったのと、12月31日の後楽園大会で再デビューして2年経つんですよ。再デビューした日がつっかさんとのシングルで、2年後が(藤本と)タッグのベルトを巻いてリングに立てるっていうのが凄い奇跡的だなって思って、ちゃんと防衛しなきゃなって強い気持ちになりますね。」
藤本「やっぱり逆境って言うのは人を強くするんですね。」
ティーンズ
すず「悔しい~!悔しいけど、勝てなかったって泣いてるだけじゃダメなので、アイスリボンを引っ張っていくって言ったからには、まだまだ欲を出して、次こそ必ずベルトを巻いてティーンズがアイスリボンを引っ張っていけるようになれたら、なれたらいいじゃない。なります。」
いぶき「自分たちティーンズには限界はないと思います。他の選手には限界あったって思われるかもしれないけど、自分たちティーンズは限界がないっていう言葉をずっと胸にこれからも頑張って行きたいと思います。大晦日は自分たちが名前を知ってもらえる場所だし、色んなお客さんに自分たちティーンズが頑張ってるんだよっていうのを、エールを皆さんに送れたらなって思います。」
すず「大晦日は(デビュー)1周年ですから。大晦日過ぎたら2年目になるんですよ。1周年の大きな大会で(ベルトが獲れたら)最高じゃないですか。獲ります。そうだ、ティーンズは無限大だ!
いぶき&すず「無限大~!」