【試合詳細】11・30 アイスリボン道場マッチ 藤本つかさ&星いぶきvsつくし&鈴季すず 松屋うのvsバニー及川vs藤田あかねvs弓李vsテキーラ沙弥 雪妃真矢vsyappy 尾崎妹加vsトトロさつき

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『アイスリボン1009』
日程:2019年11月30日(土)
会場:アイスリボン道場
開始:14:00
観衆:87人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○尾﨑妹加(フリー)
7分21秒 ラリアット→片エビ固め
●トトロさつき

▼シングルマッチ 10分1本勝負
○雪妃真矢
8分57秒 アイシクル・バック・トライアングル→ギブアップ
●Yappy

▼5WAYマッチ20分1本勝負
○松屋うの
8分18秒 特盛クラッチ
●バニー及川
※残り3人は藤田あかね 弓李 テキーラ沙弥

▼タッグマッチ20分1本勝負
△藤本つかさ/星いぶき
時間切れ引き分け
つくし/△鈴季すず

ドロップキッカーズvsティーンズの前哨戦はフルタイムドロー!トライアングル戦を前にうのが意地を見せる!雪妃がyappyとの初シングルで貫禄勝利

第1試合


大晦日の後楽園大会で雪妃の持つICE×∞王座への挑戦が決まり、意気上がる妹加が、重量級のトトロとシングルで対戦。激しいショルダータックルの打ち合いでスタートした一戦は、これに打ち勝った妹加が主導権を握るが、トトロも粘りをみせ、ウエイト差を活かし、エルボー、ヒップドロップ、さらにカミカゼを決める。これをしのいだ妹加はトトロをしっかりとアルゼンチン・バックブリーカーで抱え上げ、会場をどよめかせると、ダイビングセントーンからのラリアット2連発でカウント3を奪った。 試合後、妹加は雪妃に対し「ユキさん、明日の勢いをつけるために私今日勝ったんですよ。二人ともデカい相手とやったじゃないですか。でも、私の方がデカい相手とやって勝ったんですよ。(トトロとYappyは)何キロ差あると思います?10キロも違うらしいですよ。だから私の方が強いってことですよね。明日の前哨戦、私が勝つんで、よろしくお願いします。」と、首をかしげる雪妃を無視し、自信満々に語った。

第2試合


妹加の好調ぶりを受け、王者の雪妃はYappyとの初シングル戦に臨んだ。序盤から試合をリードした雪妃は膝蹴りからグランドに持ち込むと、早くもYappyの腕を決めにいく。しかし、Yappyも必死の反撃に出ると、ボディスラムからリバースのジャイアント・スイングで雪妃をぶん回す。ヒッププッシュ、ワンハンド・バックブリーカー、ギロチンドロップと持てる技を駆使して挑んだYappy。雪妃の蹴り足をキャッチしてのスクールボーイや裏アキレス腱固めと大健闘をみせたが、カウンターのバックキックでYappyの動きを止めた雪妃はミサイルキックをヒットさせ、最後はグランドに持ち込んでのアイシクル・バック・トライアングルでギブアップを奪った。
雪妃は試合後の妹加の発言に対し「より重い人に勝ったら強いって理論はなに?妹加とトトロは体重差何キロぐらいあるの?20キロ弱ぐらい?私とYappyの体重差も同じぐらいだから、比率で言ったら別に、ねぇ?(妹加が「でも、凄い重かったし」と反発するが)体重が重いのは知ってるけど、そういうのをものともしない戦い方があると思うわけよ。だって私今日、Yappyのこと担いだわけじゃないけど勝ってるからさ。そういうことだよ。負ける気がしませんね。私、12月末に妹加との防衛戦が決まっていて、私、2019年に12回か13回タイトルマッチやってるらしいんです。だから、年の終わりは勝ちで締めくくらなきゃいけないなと思っていますし、負けないまんまで大晦日を迎えたいと思っているので、どんなしょっぺー試合をしても、勝ちにこだわって12月末を迎えたいと思います。」と淡々と語った。

第3試合


翌日の12月1日SKIPシティ大会で3度目のトライアングル王座防衛戦を行ううのは3WAYならぬ5WAYに初挑戦した。メンバーは沙弥以外、全員元トライアングル王者。最後に入場したうのは、全員からの奇襲を受けたが、試合が進むにつれて、徐々に冷静な試合運びをみせる。最後は沙弥、バニーとの三すくみの攻防の中で沙弥のスライディングボディアタックをかわして場外に落とすと、残ったバニーを捉え、前回の防衛戦で初公開した特盛クラッチできっちりとカウント3を奪取。ベルトを肩に堂々の勝ち名乗りを受けた。
試合終了直後もうのに詰め寄ってベルト獲りをアピールしていた沙弥は、試合後、「まず、自分の試合の前に、すずに私の必殺技、グランマエストロ・デ・テキーラを伝授したんですけど、今日2回チャレンジして、1回目が下手クソすぎて、あの特訓の意味はなんだったんだって、そんなんじゃ藤本つかさとつくしさんには勝てないよ。あ、藤本さんだけ呼び捨てにしちゃった。間違えました。ごめんなさい。藤本つかささんとつくしさんには勝てないよ。今夜100回、105回、1000回、1000回はつき合いきれないけど、ちょっと、もう一回練習しよう。じゃないと、アレを習得したら、もしかしたら勝てるかなと思うんだけど、今日のあの感じじゃ下手クソって叫んじゃいましたからね。なので、あとで練習しましょう。そして、明日私は松屋うのの持つトライアングルのベルトに挑戦します。もう一人はアクトレスの本間多恵。アクトレスのエースには道場マッチで勝ってますし、エースを倒したって自信もありますし、あと、うのちゃんに負ける気はしない。そして私は引退する選手ではありますが、怪我で身体が動かなくて辞めるっていうわけでもないし、現役バリバリのまま去って行きたいなと思っているので、チャンピオンで引退したいと思ってます。そのベルトは必ず獲ります。そして明日、12月31日の後楽園ホール、私の引退試合のカードを発表したいと思ってます。なので、いい形で発表したいので、明日楽しみにしていてください。」と語り、王者・うのは「過酷な5WAYを制した者は明日の3WAYも制します。私はこのベルトを防衛して、このベルトを巻いたまま年を越します。沙弥さんは来年はレスラーじゃないので、持っていても意味がないと思います。明日は絶対防衛します。」と語った。

第4試合


翌日にSKIPシティ大会でリボンタッグ王座を賭けて試合をする4選手が王者チーム、挑戦者チームがそれぞれ対角に分かれた異色の前哨戦が行われた。試合はいぶきvsすずでスタート。藤本vsつくし、さらにつくしvsいぶきと、通常のタッグマッチとしての攻防が行われたが、試合が進むにつれて、藤本のアシストにつくしが入り、遂にはドロップキッカーズのダブルのドロップキックがいぶき、すずに爆発。負けじといぶきとすずも合体技を仕掛けていくなど、当初の組み合わせとは違う攻防が見られるようになる。混沌としたリング上で、最後は藤本とすずの攻防へ。藤本の仕掛けに必死に耐えるすずが、藤本のバックに回り込みジャーマンを狙う。藤本のピンチにはつくしが、すずのピンチにはいぶきがアシストに入り、試合は残り時間がカウントダウンされる。タイムアップ寸前、藤本がジャパニーズ・オーシャン・サイクロンに入ろうとした所で、試合終了となり、結果はドローに終わった。
試合後も起き上がることができなかったすず。マイクを手にすると「あ~悔しい。でも、負けてないですから。負けてないから明日いぶきさんとタッグチャンピオンになります。鈴季すずに限界はありません。ティーンズに限界はないので、明日、自分といぶきさんがアイスリボンのタッグベルトを巻きます。」と語り、パートナーのいぶきは「自分の頭の中は今悔しいって文字しかないです。今日の試合に対して悔しいもあるけど、すずがアイスリボンを引っ張って行くって言って、そのすずの気持ちにみんなが期待してるのが凄く悔しくて、自分だってアイスリボンを引っ張っていきたいし、朝陽だってすずだってティーンズの気持ちは変わらないと思います。明日、つっかさんとつくしさんに勝って、ティーンズでアイスリボンの新しい時代を作っていけたらなと思います。」と語った。
一方の王者チーム。つくしが「自分は今日つっかさんと組んでる気でいましたからね。ティーンズの勢いは分かってます。でも、自分だって色んな思いをしてやっとつっかさんと獲ったベルトだから。そんなことはさせません。今日の続きを見たい人は明日SKIPへ来いよ!」と語ると、藤本は「鈴季すずに限界はない。マジでそう思う。でもね、最近私も気付いちゃったんですよ。藤本つかさに限界はないって。試合が楽しくて、これは最近に限ったことではなく、11年間ず~っと楽しい。でも、今が一番楽しいかな。今日もドローだったんだけど、この試合をもっとたくさんの人に観て欲しいなと思ったし、ティーンズの時代って、文字だけを見たらアイスリボンの未来は明るいと思うんだけど、私もまだまだいけるなって思った。だから私も負けないし、あなたたちもベルトは巻けない。スイッチを押された。凄い自信が漲ってます。ティーンズの底力見せて。私にもお客さんにも。楽しみです。」と語った。

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