永田裕志が三冠ヘビー級王座挑戦表明も王者・宮原健斗が一刀両断!「ホームで居場所がないから全日本に上がってるんだったら受けない」

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 3日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpw新春ジャイアントシリーズ2023』が開催され、宮原健斗が野村卓矢とのパートナー対決を制して三冠ヘビー級王座の3度目の防衛に成功した。

 昨年末まで開催された全日本プロレスの冬の風物詩『2022 世界最強タッグ決定リーグ戦』では、宮原健斗&野村卓矢の越境タッグ“ミヤケンとタクヤ"が優勝を果たし、“VOODOO-MURDERS”諏訪魔&KONOが持つ世界タッグ王座への挑戦権を獲得した。
 試合の内外で互いに顔面にビンタを打ち合ったりと仲が良いのか悪いのか分からない絶妙なタッグワークが光るミヤケンとタクヤはその勢いのままに2日の後楽園ホール大会で世界タッグ王座を戴冠。馴れ合いを嫌う2人は世界タッグ戦の翌日に三冠ヘビー級王座戦を行うことを約束しており、五冠王(三冠ヘビー級&世界タッグ王座)を達成した宮原を倒せば野村が五冠王となる王座戦となった。


 試合はじっくりとしたグラウンドレスリングに始まるが、野村が「正々堂々とやろう」と握手を求め、宮原がこれに応じると野村がもう片方の腕で強烈な張り手。これに怒った宮原が場外戦へと持ち込んで野村を痛めつけ、試合は荒れたものになるかと思われた。
 しかし、中盤戦以降は互いに団体を背負う意地と意地をぶつけ合うかのような真っ向からの打撃戦となり、ゴツゴツとしたエルボー合戦や、互いに片腕を掴んで引き寄せながらの張り手合戦が展開され会場は大熱狂。
 野村がハイキックを側頭部にクリーンヒットさせれば、宮原も顔面へのブラックアウトを叩き込み、互いにジャーマン・スープレックスで投げ合って意地のぶつけ合い。張り手の応酬から野村がゴツリと鈍い音が響くヘッドバッドを叩き込むが、宮原はこれに怯まずゼロ距離ブラックアウトを叩き込み、こだわりのシャットダウン・スープレックス・ホールドで試合を決めた。

 死闘を終えた宮原は、「世界タッグベルト、俺ら防衛戦決まったし、また組まなきゃいけねーんだよ。まだ見たいだろ俺らのタッグ?ミヤケンとタクヤ、復活だ。いいか卓也?」と語りかけ、野村も「復活、言おうと思ってたところだ。今日復活だ」と返して2人で拳を合わせる。

 そこへ、青柳優馬と永田裕志がリングに現れ宮原に挑戦を表明。

 永田は「全日本プロレスに参戦して、はや半年。このリングで戦ってみて改めて思ったのは、全日本プロレスの大黒柱・宮原健斗、あんただよ。改めてそれを痛感したんで、あんたのその三冠ベルトに俺は挑戦したい」と思いを語るが、宮原は「世間の代わりに言ってやるよ。あんたのホームで居場所がないから、ここに上がってるんだったら俺は受けない。ただな、あなたはキャリアを重ねても全力だ。それはこの全日本のプロレスのリングに上がって俺は、この目で見させてもらったよ。俺は寛大だ。いずれ、やってやろうじゃねーか。そのいずれの時まで!プロレスファンを納得させてみろ」と一刀両断。


 宮原は次期挑戦者に青柳を指名し、2月4日の八王子大会での三冠戦の開催を決定。
 そして、「俺は分厚い分厚い全日時代の壁だ。さあ、青柳優馬。2・4八王子で、テメーの全日新時代とやらを見せてもらおうか。テメーの今置かれてる立場は、今のままでいいのか?プロレスファンはそう思ってないだろう。テメーの気持ちの奥の底の底の底を見せてみろ!」と発破をかけた。

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