秋山準が12・4後楽園でのジャネラとのEXTREME戦でキャリア初の“TLCマッチ”!「このベルトを獲り返してDDTに戻したい」
DDTプロレスが11月30日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、12月4日の東京・後楽園ホールで行われるDDT EXTREME選手権(王者=ジョーイ・ジャネラVS挑戦者=秋山準)で、秋山が自身のキャリアで初となるTLCマッチに挑むことが決まった。
ジャネラは『D王 GRAND PRIX 2022』で、不参加だった秋山との対戦がなかったことに不満をもち、執ように秋山戦を要求。この意向が認められて、同王座戦が決定した。
開口一番、ジャネラは「アキヤマさんにお会いできるのは光栄です。米国に行って、エディ・キングストンの夢を叶えてあげて帰ってきて、お忙しいなかありがとうございます。ただ、俺にとっての夢はアキヤマさんと試合することではなく、ベルトを守り、また日本に呼ばれるようにしたい」と高笑い。
同王座戦は王者がルールを指定できるが、ジャネラは「アキヤマさんがキャリアのなかで、たぶん1度も経験のないルールを考えている。(秋山)初のTLCマッチだ!」と発言。TLCマッチは公認凶器のテーブル、ラダー、チェアの使用が認められるハードコアなルールだ。
ジャネラの説明を聞いて、ルールを把握した秋山は「米国に行ってて、そんなの聞いてないんだけど、どうしてもそれをやりたいの?」と質問。すると、ジャネラが「どうしても、このルールでやらせていただきたい。アキヤマさんの慣れ親しんだ王道スタイルとそんなに変わらない」と言うと、秋山は「メチャメチャ変わるでしょ。あくまでも俺のスタイルでやるから。彼がやりたいなら、やってやるよ」と承諾。
ルールが正式に決まったところで、両者、調印書にサインを入れたが、ジャネラはフェロモンズの飯野“セクシー”雄貴ばりにペンをなめて署名。その様子を見た秋山は「リスペクトという言葉は何度か聞こえるけど、まったくリスペクトを感じない」と言い放つも、「彼の一番得意とするTLCマッチで、しっかり勝って、このベルトを獲り返してDDTに戻したい」と王座奪取を誓った。
ジャネラは「調印書にサインしたからには、俺の世界にアキヤマさんが踏み込むことになる。GCWは米国でハードコアをメインストリームに、現代に呼び戻した団体であり、日本への進出も狙ってる。壮大なプランのなかのゲームのコマになってもらう」とニヤリ。
「公認凶器は使うか?」の問いに、秋山は「使っていいなら使いますよ」とキッパリ。同王座への挑戦に関しては、「米国に行ってる間に、“ジャネラがやりたいと言ってるけど、いいですか?”と聞かれて、“別にいいですよ”と答えて。ルールがこういうのになるとは思ってなかったから。でも、それもプロレスのうちの一つ。DDTに来て、必要なのであればやらないといけないでしょう。彼がチャンピオンで、それを望むなら、そこに踏み込まないといけない」と気持ちを切り替えた。
それを聞いたジャネラは「最高の気分だ。日本は俺にとって、来るのが一番楽しみな国。プロレスをしに来るのも一番好きな国。アキヤマさんの頭をテーブルに突っ込ませるのは快感」と笑み。TLCマッチの印象について、秋山は「勝俣(瞬馬)がやってるくらいしかない。ジャネラのやってる試合を当日までに見て、頭に入れてやろうと思いますけど、ある物を使っていいなら、メチャクチャ使ってやろうと思います」と話した。
KO-D無差別級のみならず、3冠ヘビー級、GHCヘビー級王座も腰に巻いた“レジェンド”秋山がハードコアの世界でどんな戦いを見せるのか注目されるところ。