DDT 4.4横浜大会 石井&入江&松永vs.関本&岡林&橋本、平田vs.坂口、竹下vs.梅田、GSRvs.スマスカ

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DDTふりむけばヨコハマ2015春
日時:2015年4月4日(土)
開場:17:00 開始:17:30
会場:神奈川・横浜ラジアントホール
観衆:426人(超満員札止め)

▼ダークマッチ キング・オブ・ダーク選手権試合 60分1本勝負
[王 者]●伊橋剛太
3分55秒 エビ固め
[挑戦者]○福田洋
※初代王者・伊橋が4度目の防衛に成功

▼第1試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
○HARASHIMA/彰人/ヤス・ウラノ
18分39秒 蒼魔刀→体固め
飯伏幸太/佐々木大輔/●宮武俊

▼第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
高木三四郎/●MIKAMI
6分37秒 念仏男色ドライバー→拝み式漢固め
○男色ディーノ/DJニラ

▼第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
大鷲透/○大石真翔
10分7秒 ミラクルエクスタシー→エビ固め
樋口和貞/●勝俣瞬馬

▼第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○竹下幸之介
13分23秒 19歳→体固め
●梅田公太

▼第5試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○アントーニオ本多/遠藤哲哉
12分19秒 片エビ固め
KUDO/●マサ高梨

▼第6試合 平田一喜 東京GO番勝負 第2戦 30分1本勝負
●平田一喜
9分29秒 串刺し式ジャンピングニー→片エビ固め
○坂口征夫

▼第7試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
石井慧介/○入江茂弘/松永智充
21分23秒 ビーストボンバー→片エビ固め
関本大介(大日本)/岡林裕二(大日本)/●橋本和樹(大日本)

タッグ選手権の前哨戦で大日本組に勝った入江は欠場中の高尾を含めた3人でタチムカウ
スタイルズクラッシュを見せた飯伏にHARASHIMAがエール!竹下vs.梅田の19歳対決!

ダークマッチ

2015-4-4DDT横浜_ダークマッチ「USA」コールの中、星条旗を振り回しながら登場した福田は、ホーガンばりに耳に手をあてるポーズから筋肉アピール。伊橋の目の前でそれをやっていると、怒った伊橋が張り手をお見舞い。さらにストンピングからレッグラリアットを叩き込むが、福田もボディスラムを狙う。これを押し潰した伊橋は首をかっ斬るポーズからえびす落としを予告。
しかし背後に逃れた福田は背中を引っ掻いてからロープに飛ぶが、伊橋はカウンターのラリアットからボディプレス。かわした福田はボディスラムで叩き付けるとレッグドロップ。これをかわして自爆させた伊橋は串刺し攻撃を狙うが、かわした福田は横入り式エビ固めで丸め込んだ上に両足をロープにかけて抑え込んで3カウント。

伊橋はキングオブダークを、福田はいつどこ権をそれぞれ防衛。亜門GMがいつどこ権について合衆国のオバマ大統領と相談したか尋ねるが、福田は「シャラーップ! ビークワイエット! 気を付けて。デリケートな問題だから」と多くは語らず、「(いつ使うかは)言えないって言ってるでしょ! ただ、しかるべきタイミングで使いたいと思いますので、皆さんは楽しみにしておいてください。ドーンミスイット!」と叫んで引き上げていった。

オープニング

2015-4-4DDT横浜_オープニングまず鶴見亜門GMと井上マイクリングアナはまず高尾蒼馬の負傷欠場をお詫びすると、この日のカードと見どころを発表。そしてオープニングコールの担当としてこの日欠場となった高尾を呼び込む。

リングに上がった高尾は「今日、本当は出場する予定だったんですけど、足のケガで。まあそんなに(欠場期間は)長くはないと思うんですけど、今日は欠場になりまして、一応次10日の大分大会には間に合えば出るということなので、頑張って間に合うようにしたいと思います」と挨拶。
オープニングコールを任された高尾だが、「どうやればいいでしたっけ?」と苦笑い。亜門GMから「何年DDTにいるんだよ!」と言われた高尾は「今日はメインでドリフの2人がタッグチャンピオンと試合をするので、絶対に勝ってもらいたいとお願いしたいと思います?」としどろもどろに。「どうすれば……勝てるように応援よろしくお願いします! DDT横浜大会スタート!」と最後はどうにかオープニングコール。

第1試合

2015-4-4DDT横浜_第1試合①4.29後楽園大会で行われる飯伏vs.HARASHIMAのKO-D無差別級戦の前哨戦。それぞれ柔軟体操をするスカイルスカッシュ。両ユニット、慎重に握手を交わすと佐々木vs.ヤスで試合開始。リストロックに捉えた佐々木だが、ヤスはレッグロックで切り返す。ヘッドシザースで逃れた佐々木だが、首を抜いたヤスは立ち上がる。
飛行機投げで投げたヤスだが、佐々木はヘッドシザース。佐々木はそこからヘッドロックに捉えるが、ヤスがヘッドシザースで脱出したところで、彰人と宮武がリングイン。「うおーーーー! 俺が一番マッチョだー!」とアピールする宮武に彰人はショルダータックルでぶつかっていく。

倒れないだけじゃなく、無駄に筋肉アピールする宮武に唾を吐きかけた彰人。怒った宮武はショルダータックルでなぎ倒すと、ボディスラムから筋肉アピール。すると下から足をすくった彰人がアンクルホールドを決めてHARASHIMAにタッチ。サッカーボールキックから倒れている宮武を蹴りまくるHARASHIMA。
宮武もHARASHIMAのエルボーに逆水平チョップで対抗するが、HARASHIMAはサッカーボールキック。ヤスも脇腹を蹴り上げると張り手で挑発。笑いながら立ち上がった宮武は「イエス!」と叫んで反撃しようとするが、ヤスはボディブロー。

だが、エプロンから佐々木がヒザを叩き込むと、宮武はその隙に飯伏にタッチ。ストンピングを落としていった飯伏にヤスはバンダナで殴っていく。すると飯伏はそのバンダナを奪い取ってヤスをタコ殴りにしていく。思わず松井レフェリーが「何かあったのか? ストレスをぶつけるな!」と言うほど。
さらに佐々木もそのバンダナでヤスを殴ると、続けてドロップキック。さらに宮武がエルボードロップからキャメルクラッチを狙ったが、股下をくぐって脱出したヤスはサミング。宮武もジャンピング・バックエルボーを返すと今度こそキャメルクラッチ。

HARASHIMAが入ってきてカットすると、飯伏が入ってきてHARASHIMAに向かって外を指差しリングろ降りる。しかし松井レフェリーが「ガンプロで外に出て警察に怒られたんだよ!」と叫びながら必死に飯伏を外に出すまいとする。すると売店前でHARASHIMAが飯伏を蹴っていく。飯伏も蹴りに応じて、壮絶な蹴り合いに。
その間にリング上では佐々木が彰人が捕まえていたが、そこにヤスが戻ってくると、佐々木はトップロープの上にヤスを乗せて逆さ吊りにしておいてのドロップキック。ヤスもドロップキックを返して彰人にタッチ。

彰人は串刺し式ショルダーからダブルアーム・スープレックスで投げる。佐々木がアッパーカットを返すと、彰人は上空にトスしてニーリフト。バックの取り合いになると、佐々木がサムソンクラッチで丸め込んでからクロスフェースへ。しかし彰人も回転してアンクルホールドで切り返す。だが、同じようにアンクルホールドで切り返した佐々木は、さらに変形の裏足4の字固め。そこに飯伏がスワンダイブ式フットスタンプを投下。
彰人は反撃しようとするが、パワースラムで叩き付けた飯伏はコーナーに飛び乗ってのムーンサルトプレスからバックを取る。10分が経過し、踏ん張った彰人だが高速ジャーマンで投げた飯伏は宮武にタッチ。タイツを食い込ませてTバック状態の宮武を肩口に担いだ飯伏は彰人にやり投げ(=相手を担ぎ上げてコーナーへダッシュし、ターンバックルへ投げるようにぶつける)で宮武を投げるが、彰人がかわして宮武は自爆。

2015-4-4DDT横浜_第1試合②すかさずHARASHIMAが入ってきて宮武に串刺しフロントキックから雪崩式ブレーンバスター。しかし佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込んできて宮武を救出すると、「宮武、アレだ!」と謎の指示。するとまず宮武がHARASHIMAをスパインバスターで叩き付けると、そこに佐々木がモンキーフリップで宮武を投げて叩き付けようとしたが、飛びすぎて宮武は自爆。
場内がざわめく中、今度は飯伏が宮武をパイルドライバーの体勢で持ち上げると、何と明日対戦するAJスタイルズの必殺技スタイルズクラッシュでHARASHIMAの上に宮武を叩き付ける。諸刃の剣で朦朧とする宮武だが、HARASHIMAに突進。しかしニーリフトで迎撃したHARASHIMAは蒼魔刀を発射して3カウント。

試合後、マイクを持ったHARASHIMAが飯伏に向かって「飯伏、あのスタイルズクラッシュ、明日絶対勝つっていうメッセージだろ? しっかり受け取ったよ。必ず明日勝てよ! ガンバレよ!」とエールを贈った。肩にKO-D無差別級のベルトを持った飯伏は「ありがとうございます。明日は必ず勝って(IWGPヘビー級の)ベルトを持って帰ってきます。それより4月29日後楽園ホールは、僕らにしか出来ない試合をして楽しみましょう。いい試合をしましょう」と返答。
HARASHIMAが笑顔で握手をしようとしたが、飯伏はその前に足早にリングを降りてさっさと引き上げてしまった。手を差し出したまま呆然とするHARASHIMAの顔をヤスと彰人が覗き込むと、HARASHIMAは「あの……えー……何かちょっと腕のストレッチ。あー、伸びる伸びる。……クソー、やられた。また先手取られたよ。えー、皆さん今日はたくさんのご来場ありがとうございました。飯伏が明日必ず両国でIWGPのベルトを獲ってくると思っています。飯伏は必ず明日はベルトを獲るさー」と握手をスカされたのをもみ消すように締めようとする。

慌ててヤスが「第1試合なのにもう(興行が)終わりそうだよ! 第1試合っていうのを心に置いてしゃべってね」と制止すると、HARASHIMAは「はい。えーと、はい。まだまだ試合、最後まで続きますので、最後まで楽しむさー!(観客「なんでー?」)飯伏は明日必ずベルトを巻くさー!(観客「なんでー?」)4月29日後楽園ホール大会はベルトを2本巻いてくるさー!(観客「なんでー?」)でもね、そんな飯伏に必ず僕が勝ってやるさー!(観客「なんでー?」)なんでかって? それは鍛えているからだー!」といきなり締めてしまった。

<試合後コメント>
HARASHIMA
ーー飯伏選手との前哨戦、いかがでしたか?
「まあ、やっぱり外に行こうとしたりとか、予想外のことをしてきて。幸い今日は……前にガンプロで外に行って警察が来たらしいんでね。必死で止められていましたけど(苦笑)。やっぱやっちゃいけないことを平気でやってくるんだなって思いながら。でもまぁ飯伏はとりあえず明日ね、新日本の両国でIWGP挑戦するんで、そこは全力で勝ってベルトをぜひ巻いてきて、それで4月29日闘いたいですね」
ーー二冠王の飯伏選手からKO-Dを取り戻すほうがいい?
「はい。絶対そのほうがいいじゃないですか。とりあえず明日は頑張ってほしいですね。その上で僕は4月29日は必ずベルトを獲り返します!」

飯伏幸太
※4.5新日本プロレス両国大会でのAJスタイルズ戦に備えて帰宅した飯伏からの言付けを宮武が読み上げることに
「今日は早く帰ってたくさん寝ます。100%回復して明日必ず勝って、2本のベルトを持って帰ってきます。後楽園も勝ちます。飯伏より」

第2試合

この格好で新崎人生のテーマ曲で入場したディーノディーノ&ニラは新崎人生のテーマ曲で登場。お遍路スタイルで現れたディーノは、まず拝んでから男性客の唇を奪うと、再び拝んでから次の男性客へとリップロックの巡礼。ホウキを杖にしてリングサイドを一周してからリングに上がったディーノは脱いだ三度笠の中に白装束を入れて拝み、人生を完コピしてみせた。
高木はそんなディーノを指差して「いつもこんな顔じゃねぇだろ! おかしいだろ!」と訴えるが、ディーノは拝みながら腕を捻りあげると、その手を自身の股間に押し付ける。さらに念仏拝み渡りまで披露したディーノはニラにタッチ。

リングに寝転がり「無抵抗な俺を攻撃してみろ!」と挑発するニラを容赦なく攻撃した高木。すぐに抵抗したニラだが、MIKAMIがコーナーで馬乗りナックル。するとニラは「久しぶりなMIKAMI。この私が新崎人生であるぞ! やめてたもれ!」と訴える。MIKAMIはやや戸惑いながらも攻撃していくが、カウント2で返したと思って立ち上がるが、ニラは肩をあげていない。
思わず笑ってしまったMIKAMIがミッキーブーメランを狙ったところにロケットパンチを発射したニラ。ディーノが入ってきてナイトメアーを狙うが、高木が入ってきてカットすると、ニラにダブルのフライング・クロスチョップ。さらに高木とMIKAMIは同時にミッキーブーメランを発射。

2015-4-4DDT横浜_第2試合高木がニラを場外に連れ出すと、その間にMIKAMIがディーノに襲いかかるが、ディーノはソバットから念仏パワーボムの体勢に。高木がカットに入ると、ディーノは男色クローから男色スクリュー。MIKAMIはコーナーに登っていくが、ニラが下から垂直上昇ロケットパンチを発射。
コーナーから転落したMIKAMIにディーノが念仏男色ドライバーを決めて3カウント。最後まで人生ばりの険しい表情でひと言も発せず、拝んでからディーノはリングから降りていった。

第3試合

2015-4-4DDT横浜_第3試合いつでもどこでも挑戦権を持っている樋口が勝俣とのDNAコンビで大鷲&大石と対戦。大鷲と樋口はお互いに仁王立ちで睨み合う。すると大鷲が大石を前に出して樋口とやらせようとする。「まこりん」コールを送る大鷲。大石は力比べを要求する樋口に対し、ジャンプして手四つに持ち込むが、あっさり腕を捻りあげた樋口。
ならばと飛び付いて投げようとした大石だが、樋口はお姫様抱っこ状態で持ち上げると、そのまま大石をマットに落とす。続いて勝俣がアームドラッグからドロップキック。そこに大鷲が飛び込んできてリープフロッグをやろうとするが、勝俣の横でちょっとだけジャンプ。

「今、見たか? 新技だ、新技」とうそぶきながら大石にタッチすると、大石はパーだと主張しながらナックルでアッパーカット。大鷲は敢えて勝俣のチョップを受け止めるとハンマーで殴り倒してからサッカーボールキック。続いて大石がボディスラム2連発。大鷲は控えの樋口に逆水平チョップを叩き込んでから勝俣をブレーンバスターで投げ、さらにジャンピング・ボディプレス。
逆水平チョップから勝俣を踏みつけた大鷲は勝俣をロープに飛ばすが、ロープに飛び乗って勝俣はミサイルキックを返して樋口にタッチ。大石を肩に担いだ樋口はコーナーに投げつけるとビッグブーツ。大鷲がのど輪で捕まえるが、樋口ものど輪を掴むと、両者ロープに飛んでラリアットの相打ち3連発。

先にタッチを受けた大石だが、肩口に抱えた樋口はコーナーに叩き付けてからのオクラホマスタンピート。さらに勝俣を肩の上に立たせた樋口は、倒れた大石に上に勝俣を落としてフットスタンプ。そこからカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げた樋口だが、大鷲が入ってくると樋口はビッグブーツ。大鷲もビッグブーツを返すと、逆水平チョップ合戦に。樋口がドロップキックを叩き込んで勝俣にタッチすると、勝俣はダイビング・クロスボディーから三角跳び式串刺しドロップキック。
大鷲が樋口に襲いかかっていき、場外で揉み合っている間に勝俣はムーンサルトプレスを投下。これをかわして自爆させた大石はミラクルエクスタシーを狙ったが、勝俣はウラカン・ラナで切り返す。しかしカウント2で返した勝俣はロープに飛ぶ。そこをのど輪で捕まえた大石は今度こそミラクルエクスタシーで叩き付けて3カウント。

第4試合

2015-4-4DDT横浜_第4試合①竹下と梅田のDDTの未来を感じさせる19歳対決。竹下が握手を求めるが、梅田はその手を払って拒否。まずは竹下がヘッドロックに捉えていくが、梅田は腕を取って捻り上げる。足をすくって倒した竹下はレッグロック。梅田は腕十字で切り返そうとするが、竹下は回転するとキャメルクラッチに捉える。
ロープに逃れた梅田にニーリフトを叩き込んでヘッドロックに捉えた竹下だが、梅田はロープに振って脱出。ショルダータックルでなぎ倒した竹下はストンピングからダッシュ。しかしミドルキックで迎撃した梅田は蹴りで場外に追いやるとスライディングキック。

竹下は梅田の両足をキャッチすると、そのまま持ち上げてエプロンに叩き付ける。リングに戻った竹下は執拗にカバーするが、梅田も必死にキックアウト。竹下は弓矢固めを決めると、そのまま前転してもう一度弓矢固め。
さらに立ち上がれない梅田の背中に両足で乗っかって踏みつけると、「どうした?」と挑発。エルボーを打っていく梅田だが、走り込んだところをサイドバスターで叩き付けた竹下。梅田も竹下の串刺し攻撃を蹴りで迎撃するとドロップキックで場外に追いやってからトペ・コンヒーロを発射。

竹下をリングに戻した梅田はスワンダイブ式ミサイルキック。フィシャーマンの体勢から前に落とした梅田はそこにミドルキック。さらに串刺しランニングキックを放っていくが、蹴り脚をキャッチした竹下はパワーボムの体勢から自分のヒザの上に梅田を叩き付けると、ウォール・オブ・タケシタへ。
かなりシャチホコ式で決めたが、梅田は何とかロープに脱出。梅田のミドルキックに竹下も逆水平チョップで応戦すると、蹴り脚をキャッチしてエルボー。10分が’経過してロープに飛んだ竹下を追走した梅田はドロップキック。さらにハンドスプリング・レッグラリアットからソバット。続くハイキックをかわした竹下はバックを取るが、サムソンクラッチで切り返した梅田は逆打ちでカウント2まで追い込むと、そこからバズソーキック、カカト落とし。

2015-4-4DDT横浜_第4試合②カウント2で返した竹下はトラースキック2連発からエルボー合戦へ。「梅田ー!」と叫びながらエルボーを叩き込んでいった竹下に対し、朦朧としながらも打ち返していった梅田だが、竹下は片膝をついた梅田に渾身のエルボーを叩き込む。完全にダウンした梅田だが、これもカウント2で返して意地を見せる。だが、竹下は串刺しフロントキックを叩き込むと、前日対戦した天龍源一郎の新技63歳を彷彿させる垂直落下式ブレーンバスターを決めて3カウント。
マイクを持った竹下は「昨日、自分自身初の他団体に参戦しました。それで天龍(源一郎)さんと越中(詩郎)さんと闘って得たものは大きくて、。今日のフィニッシュは19歳という名前にしておいてください。来月で僕も梅田選手もハタチになります。これがDDTの10代の闘いです。梅ちゃん、俺らでDDT、いやプロレス界をもっと面白くしていこうや。ありがとう!」とマイクアピールすると梅田と健闘を称え合った。

<試合後コメント>
竹下幸之介、梅田公太
竹下「僕が来月誕生日で、梅田選手も来月が誕生日ってことで、ハタチに僕らなるんですけど、19歳同士の対決ってなかなか男子のプロレスで見せられるのって、たぶん僕らだけだと思うんで。今の現段階では。『十代がこんな試合できるのか、DDTの十代はこんな試合が出来るのか』それを試合を通して見せたかったので。でも今日は自分が勝ちましたけど、そこまで余裕で完勝ってことでもなくて、追い込まれる場面もあって、そこは梅田選手の努力している部分が(出た)。体も大きくなってるし、すごく感じました。僕らがハタチになったときにまた対戦したら、また1つランク上の試合が見せられるかと思うんですけど、でもまず十代として、19歳として現段階の今の僕たちをシングルで見せられて(よかった)。タッグマッチでも次、梅ちゃんの地元の熊本で僕らの19歳タッグが組まれているみたいなんで、そこでもしっかり僕たちの未来を見せたいと思います」
梅田「今日19歳同士の対決ってことで、大方の予想では竹下さんが余裕で勝つだろうって感じだったんですけど、それでも負けずに食いしばって僕も負けないところを見せられてよかったと思います。そして同じ19歳として、熊本・地元でタッグを組むので19歳の恐ろしさっていうのを熊本の人に見せて、ほかの人にも見せて頑張っていきたいです」
ーーフィニッシュの技は19歳?
竹下「そうです。結構、自分、昨日天龍さんと試合したあとに自分の中ではアイデアというか、思いついていたんですけど、そこを出すまでいかないかなと正直思っていたんで。でもしっかり食い付いて来てくれたんで、しっかり昨日自分が感じた天龍源一郎イズムを今日、垣間見せれたかな? まあ19歳という名前で使うんで、これからも大切に、ここぞという時に出してやります」
ーー遠藤(哲哉)選手とのタッグとはまた違うDDTの未来を感じさせるタッグになりそうですか?
竹下「たぶん全然違うと思います。やっぱり遠藤選手とタッグ組んで、結構見ている人は分からないですけど、組んでいる僕としては結構年上のお兄さんと組んでいるっていうイメージなので。やっぱり梅ちゃんとは本当に同い年で、誕生日も近いんで。もうね、もっとまた違うことを、哲っちゃんとのタッグとは違うところを見せたいなと思います」
ーーこのタッグは熊本限定?
竹下「いや、(タッグを組むのが)決まっているのが熊本なので。でも今後組んでいきたいですね。ドンドン組んで……一応所属はDDTとDNAで違いますけど、でも機会があればドンドン組んで、また対戦して、もっと面白いものを見せられたらいいかなと思います」
梅田「僕も熊本だけじゃなくて、これからずっと同じ歳ってことなので組んで、DDTの未来とDNAをもっと売り出していきたいなと思います」

EXTREME級選手権が決定

彰人vs佐々木大輔のEXTREME戦が決定休憩明け、亜門GMと共にEXTREME級王者の彰人がリング上へ。亜門GMによると彰人からEXTREME級王座初防衛戦の相手として、ある選手と闘いたいという要望があり、GMも実績充分ということで認めたという。そして「その選手とはこの人です!」と言うと、佐々木大輔が登場。
彰人は「先月の大阪大会で自分のフィールドである足関節で完敗を喫してしまったので、それのリベンジをこのベルトをかけてしたいなと思いまして。それで佐々木選手を指名しました」と佐々木を挑戦者に指名した理由を説明。

佐々木は「彰人君がまだグリーンボーイで、東京に初めて出てきたときくらいから知ってますけど、まぁすごい成長しているなとは思います。でも負ける要素はありません」とEXTREME王座奪取に自信を覗かせた。そこで亜門GMは4.19春日部大会のメインで彰人vs.佐々木のEXTREME級選手権試合を行うことを決定した。ルールに関しては決まり次第発表されるという。
そして後半戦が始まるかと思われた瞬間、タンバリンを鳴らし雄叫びをあげながら福田洋が乱入。GMが「な、何?」と尋ねると福田は「どうしたもこうしたもないですよ! 私、“Mr.Perfect”福田洋、この場を持ちましていつでもどこでも挑戦権を行使させていただきます!」と宣言。

いつどこ権を行使しようとした福田だが、飯伏は帰っちゃった「チャンピオン飯伏幸太、カモン! 出てこい! カモーン!」とやる気満々の福田だが、困り顔のGMは「福田、ごめん。ごめんごめん。無理だ。出来ない」と告げる。「なんで?」と尋ねる福田に対し、GMは「飯伏、帰っちゃった。ほら、明日大事な試合だからさ。考えてみろよ、なんで第1試合に(飯伏の試合が)組まれていたかってことだよ。ちょっとでも早く帰らせて、休息を取らせて明日に備えさせようっていう会社の気持ちが分からなかったの?」と告げる。
福田は「ちょっと待てよ! AJスタイルズとこの福田洋とどっちが大切なんだよ!?」と叫ぶが、GMは「そりゃAJスタイルズだろ」とバッサリ。愕然と崩れ落ちる福田にGMが「本来だったら使えるんだけども今日は無理だよ」と声をかけると、福田は「分かりました。じゃあ明日、両国大会のメイン後に使います!」と言い出すが、この権利はDDTの大会でないと使えない。

仕方なく福田が近々DDTが東京近辺で大会があるか尋ねると、GMは19日の春日部大会があることを告げる。「エイプリルの19日ということですね? はぁ〜、空いてるな」と何とも思わせぶりなことを呟いて引き上げていった福田。
その間放っておかれた佐々木も引き上げていくと、とりえあず彰人が気を取り直して「やりぬくいですね。じゃあDDT横浜大会、後半戦スタート!」とコール。

<コメント>
佐々木大輔
ーー彰人選手から指名される形でEXTREMEに挑戦ですが、タイミング的なこととかいかがですか?
「指名されました! タイミングとしては個人的な話ですけど、今年もうすぐ10周年になるんですよ。デビュー10周年なんで、ベルトから寄ってきたというか、そんな感じですね」
ーーEXTREMEのベルトへはどのような思いがありますか?
「EXTREME初挑戦だった気がします。ルールを自分で決められるっていうのがね、私のような賢い人間にはとてもいいベルトだと思いますよ」
ーールールは王者が決めるんで不利なルールを要求される可能性もありますが。
「いや私はどんな難題でも乗り超えられる自信がありますよ」
ーー100%自信がある?
「100%自信がありますね。負ける要素はない」
ーー今までシングルプレイヤーの印象がそんなになかったんですが、やはりここで何か1つ獲ってというのはありますか?
「う〜ん……シングルプレイヤーとしてDDTではそんなに、最近はもしかしたらないかもしれないけど、シングルのほうが得意なんで。経験で言ったらSUPER Jr.にも出てるし、シングルのほうが得意っていうのはありますね」
ーー王者としての彰人選手っていうのはどう評価してますか?
「正直な話、王者としてというか彰人君自身が……とくに引っかかってこないというか。なんだろう……昔から見てる選手ではあるし、何回かシングルでもやってる……たぶん3回くらいやってます。……とくにないです!」
ーー印象が?
「うん」
ーーだからこその自信?
「そうですね」

第5試合

2015-4-4DDT横浜_第5試合試合を終えたばかりの竹下も一緒にハッピーモーテルトレインで登場したアントン&遠藤。酒呑童子は明らかにアントンのいつでもどこでも挑戦権狙い。奇襲攻撃を仕掛けていった酒呑童子だが、遠藤が高梨を場外に連れ出すと、アントンがKUDOを場外に放り投げる。遠藤が2人を抑え付けると、アントンはケブラーダを狙ったが、ロープに飛び乗ったところで足を滑らせて転倒。
アントンをリングに戻した高梨はKUDOにタッチ。鼻フックを見舞ったKUDOはストンピングを落とす。続いて高梨が背中を引っ掻いてからコーナーに張り付けにする。そして「マサ高梨70キロ!」と叫びながら串刺しドロップキック。

KUDOも倒立からダブルニーを落とすと、高梨はヘアーホイップで投げ飛ばす。遠藤がたまらず入ってくるが、高梨はヘアーホイップ。しかし着地した遠藤は高梨を蹴りで場外に追いやると、KUDOに串刺し攻撃を狙う。ここで高梨が飛び込んできて遠藤は丸め込むと、KUDOがスワンダイブ式ダブルニーアタック。
再びアントンを捕まえたKUDOはサーフボードストレッチからスリーパー。アトミックドロップで切り返したアントンだが、高梨が入ってきてタッチを阻止するとトレイン攻撃。硬くもかわしたアントンはKUDOをホイップして高梨に叩き付けると、遠藤にタッチ。

遠藤のスワンダイブをかわしたKUDOは高梨との連係攻撃を狙うが、かわした遠藤はKUDOをコルバタで投げてから串刺しジャンピングエルボー。さらにブレーンバスターで投げた遠藤だが、KUDOはエルボー合戦を仕掛ける。そこからソバットを放ってKUDOはミドルキック。これをブロックした遠藤はコンプリート・ショットからその場飛びムーンサルト。
トーチャーラックボムを狙った遠藤だが、うまく逃れたKUDOはキチンシンクからスリングショット式ダブルニー。バズソーキックをかわした遠藤はバックドロップ。着地したKUDOは投げ捨てジャーマン。着地した遠藤は逆にジャーマンを狙ったが、着地したKUDOはバズソーキック。

遠藤もカウンターのドロップキックを返すと、アントンにタッチ。南部式ナックルを叩き込んできったアントンだが、バイオニックエルボーをかわしたKUDOは高梨にタッチ。KUDOと高梨はリープフロッグから高梨がスイング式ネックブリーカーを決めると,’KUDOがランニングロー。さらに8×4(=走り込み串刺しジャンピング肘打ち)から断頭台式ダイビング・ダブルニードロップを投下。
遠藤がカットに入ってきてKUDOに延髄斬り。その間にアントンは両手でのナックル攻撃からスコーピオンデスドロップ。だが、ダイビング・フィストドロップを両足をあげて迎撃した高梨はトラースキック。さらに遠藤のスワンダイブ式エルボーアタックをかわしてアントンに誤爆させるとオクラホマロールで丸め込んだが、アントンは反転して逆にエビ固めで抑え込んで3カウント。いつどこ権をどうにか死守した。

第6試合

2015-4-4DDT横浜_第6試合東京GO番勝負の2戦目は坂口。明らかに嫌そうな表情の平田だが、自らを鼓舞するように気合いを入れると、なるべく目を合わせないようにする。そこにタックルを仕掛けてテイクダウンを奪った坂口だが、ガブっていった平田。うまく立ち上がってロープに押し込んだ坂口に対し、必要以上に「ブレイク! ブレイク!」と叫んだ平田は「これはヤバイぜ」とつぶやいたが、カウンターのドロップキックを決める。
すると平田は「昼のハードヒットで疲れているな! いける気がする!」と言った平田は坂口を挑発。坂口が睨み付けると、急にシュンとなった平田は「違うじゃないですか……」と言い訳しながら後退。

腹パンを見舞った坂口は場外に出た平田にエプロンからランニングロー。かわした平田が逃走すると坂口が追いかける。バックステージを通って赤コーナーの入場ゲート前で待ち伏せした平田は坂口が出てきたところに足をかけて倒すと「討ち取ったり!」とストンピング。しかしリングに戻った坂口はニーリフトからミドルキック。
さらにサッカーボールキックからチンロックに捉える。どうにかロープに逃れた平田は坂口がブレーンバスターを狙ったところを逆に投げていくが、いざ攻めようとしても坂口に恫喝されるとビックリして後退してしまう。それでも自軍のコーナーから平田GOサイングラスを持ち出した平田は「覚醒だー!」と叫んで装着。

DDTからエルボーを連打していったが、坂口がスリーパーに捉えたところでサングラスが落ちてしまう。拾った坂口は「これか?」とカツアゲした不良の如く平田の目の前にサングラスをチラつかせる。平田は必死に奪い返そうとするが、坂口は返してくれない。本部席のGMに泣きつく平田だが、GMは「本人同士で解決してください」とバッサリ。
すると坂口はサングラスを平田の目の前に落として場外に蹴り出す。この行為に怒った平田はエルボーで反撃するとランニングエルボーでなぎ倒す。だが、ミサイルキックをかわした坂口はランニングキック。かわした平田はスクールボーイで丸め込むがカウントは2。

ならばとスライディングキックからもう一度サングラスを持ち出した平田は装着しようとしたが、背後から坂口が取り上げてしまう。すると坂口が平田GOサングラスをまさかの装着。あの曲が鳴り響くと、「GO!」とかけ声に合わせて坂口はパンチを顔面や腹に叩き込む。完全にグロッキー状態となった平田に坂口は串刺し式ジャンピングニーを叩き込み3カウント。KOされた平田はセコンドたちに大の字になったまま運ばれて退場していった。

第7試合

2015-4-4DDT横浜_第7試合①KO-Dタッグの前哨戦となる6人タッグ。いきなり岡林vs.入江で試合が始まると、まずはロックアップ。ロープに押し込んだ岡林がクリーンブレイクすると、入江はヘッドロック。だが、パワーで首を抜いて押し倒した岡林は関本にタッチ。スリーパーに捉えた関本だが、入江は何とか自軍のコーナーに押し込む。
タッチを受けた松永がエルボーを叩き込むが、関本は逆水平チョップを返すと橋本にタッチ。サッカーボールキックを叩き込んだ橋本だが、松永もサッカーボールキックを返す。サッカーボールキックの蹴り合いからエルボー合戦になると、松永がサミングを見舞って石井にタッチ。

ブレーンバスターを狙った石井だが、逆に投げた橋本は関本にタッチ。関本と岡林はクイックタッチで代わる代わるボディスラムで叩き付ける。そこから関本が執拗にカバーするが石井も必死にキックアウト。橋本がスリーパーに捉えるが、石井は何とかロープに脱出。だが、岡林がハンマーとストンピングから逆水平チョップ。
背中にハンマーを振り下ろした岡林から関本が逆水平チョップ。石井も投球フォームからのチョップを返していくが、歯を食いしばって受け止めた関本は逆水平チョップ一発でなぎ倒す。なおも岡林がハンマーを振り降ろすと橋本にタッチ。

張り手で挑発していった橋本に対し、石井も張り手を返すとエルボー合戦へ。打ち勝った橋本が関本にタッチするとブレーンバスターから逆エビ固め。このピンチをどうにか自力でロープに逃れた石井は蹴ってきた橋本に対し、蹴り脚をキャッチしてエルボー。さらにカウンターのドロップキックを返してようやく入江にタッチ。
大日本勢をエルボーで蹴散らしていった入江はテディベア(=ヒップドロップ)を投下。しかし橋本がソバットを返すと、関本が串刺しラリアット。しかし入江もカウンターのエルボーからブレーンバスターを狙う。関本は踏ん張るが、入江がぶっこ抜いて投げてみせる。

続いて松永がスモーラリアットで関本をなぎ倒すと、串刺しラリアット。関本ばりに2連続で叩き込んだが、関本は「テメー、この野郎!」とエルボーでなぎ倒す。そこからサソリ固めに捕らえた関本だが、石井が顔面への低空ドロップキックでカット。しかし岡林がなも逆水平チョップ。松永もチョップを返すとキチンシンクをカウンターで決めて石井にタッチ。15分が経過。
投球フォームチョップから側頭部への低空ドロップキックを叩き込んでコーナーに登った石井だが、追いかけていった岡林。石井はコーナーへのDDTで叩き付けるとミサイルキックを発射。しかし岡林もカウンターのボディスラムから走り込む。かわした石井にニーリフトから延髄斬り。

そしてタッチを受けた入江に岡林は「負けるかコラ!」と逆水平チョップ。入江も「負けるか!」とエルボーで応戦。そこからヘッドバットを叩き込んだ入江だが、関本が入ってきて2人がかりの攻撃を狙う。しかし入江は「勝負だ!」と一人で2人を相手にエルボーで向かっていく。しかし、敢えなくエルボーで倒された入江。関本&岡林はサンドイッチ・ラリアットを狙ったが、入江がかわして同士討ちを誘い込む。
すかさず石井が入ってきて関本にドロップキック。入江は岡林にエルボー。だが、橋本が入ってきて入江に串刺しランニングキックを叩き込むと、関本&岡林は今度こそサンドイッチ・ラリアットを決めると、ダブルのバックドロップ。そこに橋本がランニングローからのフィッシャーマンバスター。

2015-4-4DDT横浜_第7試合②さらにトドメを狙って走り込んだ橋本だが、石井が飛び込んでできて橋本をリフトアップすると、入江が突き出した頭の上に落とすgo2入江sleep。さらに松永も入ってきてダブルのフラップジャックで入江を橋本の上に落とすが、橋本はカウント2で返す。再び関本&岡林が反撃しようとするが、石井がドロップキックで2人まとめて場外に蹴落とすとトルニージョを投下。
そのまま石井と松永が関本&岡林を場外で抑え付けると、入江が橋本にフライング・ソーセージを投下。だが、橋本はカウント2で返す。ならばとロープに飛んだ入江はビーストボンバーを叩き込んで橋本から3カウント。

エンディング

2015-4-4DDT横浜_エンディング試合後、タッグベルトを受け取り引き上げようとする関本&岡林に向かって入江が「関本さん、岡林さん、あなたたちは本当にデッカくて、本当に強くて、すごいチャンピオンです。でも、でも! 舐めてんじゃねぇよぉぉ! 僕たちが絶対そのベルト、この2人で取り返すから」と言い放つ。
するとリングサイドまで戻ってきた岡林が「オイ、入江、石井。今日の試合でお前の覚悟、十分わかった。だからな! 次のタイトルマッチ、全力で潰しに行くからな。首洗って待っとけよ」と言い返して退場。

入江は売店にいた高尾に「3人そろってチーム・ドリフだから」と言ってリングにあがるように言う。高尾もリングに上がると、石井が「チャンピオンチームが強いのは分かっているけど、俺たちもアジアタッグのベルトを巻いた男だ! あの強いチャンピオンを倒して3年4か月ぶりのKO-Dタッグ奪取するぞオラ!」と叫ぶ。
欠場中の高尾も一緒に3人の力でタッグベルトを取り戻すと宣言したドリフそして石井からマイクを渡された高尾は「いま売店で見てたんだけど、すごい……何かこう、入江君より大きな2人ですごい肉弾戦だったけど、絶対ベルト獲ってね」とエールを贈る。入江は汗だらけの身体で私服の高尾に抱きつくと、最後は「本当に今日当たってみて、本当に、本当にすごいパワーで、すごい強い相手だってことをまた分かりましたけど、でも僕たちはタチムカウだけなんで。僕たちこの2人、チーム・ドリフこの3人で立ち向かってあのベルトをDDTに取り返します」とDDTファンに約束してから「4月29日の後楽園で絶対に僕と石井さんがKO-Dタッグチャンピオンになります。応援よろしくお願いします。あーー、プロレスは絶対に裏切らない! 最後までタチムカウ!」と叫んで締めくくった。

<試合後コメント>
関本大介&岡林裕二
岡林「今日はね、向こうにやられましたけど、タイトルマッチはそうは行かないぞと。全力で叩き潰しにいきます!」
関本「まぁそうっすね。自分と岡林は全力でぶつかり合うっていうのは得意分野ですから。まぁ絶対負けないっすよ」
岡林「絶対負けない!」
ーー実際、今日手を合わせてみた石井&入江組はいかがでした?
岡林「やっぱり入江のほうは当たりも強いし、タックルもすごいっすよね。でも自分も、前KO-Dのシングルのタイトルかけて闘って、その時よりパワーアップしているんで絶対負けないっす」
関本「石井選手はね、体重はそれほど多くないですけど、トリッキーな動きをして。キックなんかも鋭いんで、その辺気をつけて。まあ力でね、ねじ伏せたいと思います。今日は負けましたけどね、タイトルマッチにとっていい参考になりました」
ーー今回、アジアタッグを巻いた者同士の闘いになるんですけど、そういった部分でも負けられないっていう意地はありますか?
関本「そうですね、はい。……言われてはじめて僕ら気付いたんですけど、やっぱりその辺もタッグでは自分と岡林は結構長い間組んでますから。入江選手と石井選手がいつ組んで、何年組んだかとか知らないですけど、まぁ自分らのタッグの闘い方には勝てないと思います」
岡林「とにかく自分と関本さんのこのタッグで絶対に負けるわけにはいかないです! 石井・入江組に。このタッグで何年もやってきたんで、もうチームワークも完璧だと思っているし、絶対に負けるわけにいかないです!」

石井慧介&入江茂弘
ーー前哨戦で関本&岡林と実際に当たってみていかがでした?
入江「やっぱりすごい体も大きくて、すごいパワーで、めちゃくちゃ強かったなっていう印象があります」
石井「確かにメチャクチャ強いとは思うんですけど、今日の前哨戦で攻略法が見えた気もしますし、何よりさらにモチベーションっていうのがドンドン上がっていって気合いがすごいことになっています」
ーー入江選手も真っ向から勝負していましたが、パワーで差を感じる部分もあったと思いますが、入江選手は何か攻略法みたいなものは見つかりましたか?
入江「僕は対戦相手によって闘い方を変えたりとか、そういうことは自分は出来ないので、もう真っ向からぶつかって相手を倒して3カウントを奪う、それぐらいしかもう考えてないです」
ーー向こうは「タッグで負けるわけにはいかない」と言っていたんですけど、お二人もその辺りは……
入江「僕たちもこの二人は本当にDDTの中では一番だと思っているし、プロレス界でもかなり上に入るんじゃないかっていう仲の良さなんで、その点の不安はないですね。僕たちはあとこの試合には入ってないですけど高尾蒼馬もいるんで、チーム・ドリフ3人で勝ちに行きたいなと思ってますね」
石井「すごいこのチームに自信を持っているんで。全然大丈夫です」

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