船木誠勝vs桜庭和志の15年ぶりの一騎打ちが実現!船木が桜庭直伝のニンジャチョークで3分19秒の死闘を制し15年越しのリベンジ成功!

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 30日、東京都・有明アリーナにてプロレスリングNOAH『ABEMA presents 有明凱旋―THE RETURN―PRO-WRESTLING LOVE FOREVER . 3 ~TRIUMPH~』が開催され、船木誠勝が桜庭和志を破ってGHCナショナル王座の防衛に成功した。

 船木と桜庭は、“プロレス”の枠を飛び出して現在まで続く“総合格闘技”の文化を創ってきた歴史に名を残すレジェンド。2007年大晦日の『Dynamite!!』で対戦して世間を熱くさせた2人の約15年ぶりの一騎打ちは、NOAHのリングでGHCナショナル王座をかけてのものに。
 同王座は通常のプロレスルールで行われるのが慣例だが、今回は“GHCマーシャルアーツルール”なる形式で実施。3カウントでの決着は無く、KO・TKO・ギブアップのみでの決着、場外エスケープやサミング等にはイエローカードが提示され3枚で反則負けという両者の原点であるUWFのルールをアレンジしたようなルールが発表されていた。
 さらに、裁くレフェリーはPRIDE、K-1、DREAMでの活躍や、ハッスルでの島田二等兵としての姿でも知られる島田裕二レフェリーと、ノスタルジーをくすぐるシチュエーションが揃った。

 両者ゴングとともに突っ込んで濃厚なグラウンドレスリングを展開し、グラップリングスタイルを中心にして攻めていく桜庭に対し船木がストライカースタイルで対抗。
 船木は的確なローキックで桜庭の機動力を削いでいき、攻め急ぐ桜庭の顔面にカウンターの掌底をクリーンヒット。桜庭はタックルで突っ込んでいくも、これをキャッチした船木がニンジャチョークで絞め上げ、レフェリーが試合をストップ。船木が3分19秒の濃密な戦いを制して雪辱を果たした。

 バックステージに戻った船木は、フィニッシュとなったニンジャチョークについて問われると、「あれって桜庭に教えてもらった技なんですよ。総合に復帰して負けてから一緒に練習するようになって。何年前ですかね、ラフター7に柴田と二人で通ってたんで、そのときにこっちも技を提供して、向こうも技を提供してっていう感じで、技の交換をした中で自分が教えてもらった技です」と2人の間には特別な意味を持つ技であったことを明かす。
 そして「自分のほうがちょっと先にプロレスに戻ったんですね。2009年に。桜庭が2012年ぐらいですか、新日本プロレスで。だけど今日は完全に向こうに動かされました。こっちのほうが挑戦したような気分ですね。あっという間でした」と晴れやかな笑みを見せた。

 なお、バックステージコメント中に現れたイホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.が船木への挑戦を表明し、船木もその場で快諾。対格闘スタイルから対ルチャ・リブレと、船木の幅広い戦いが見られることになりそうだ。

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