「お前がその程度じゃNOAHってたかが知れてるんだな」元三冠王者のジェイク・リーがNOAHに降臨し稲村愛輝に完勝!

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 8日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『NEW SUNRISE 2023』が開催され、ジェイク・リーがNOAH本格参戦初戦で稲村愛輝を相手に完勝した。

 ジェイク・リーは全日本プロレスで三冠ヘビー級王座世界タッグ王座を獲得するなど団体の顔の1人として活躍していたが、「一度しかない人生だから挑戦したい」と昨年末を以て全日本を退団。1月1日のNOAH日本武道館大会にて突然姿を現し、新たな闘いの場をNOAHに定めたことを宣言。
 これには生え抜きのNOAHヘビー級戦士である稲村愛輝が「正月からNOAHのリングに土足で上がってなにやってんだよ。俺がやってやる」と怒りを露わにしつつ対戦要求。これを受けてもジェイクは余裕の笑みを崩さず「彼だけじゃなく、NOAHで闘ってる選手たち。今俺は“おいしい”ぞ?」とヘイトを集めてNOAH選手たちを煽っていた。

 この日は昼夜2興行が行われたが、昼のメインイベントではジェイク・リーと稲村愛輝のシングルマッチが実施。

 気迫十分な稲村に対して、ジェイクはクールな立ち振舞い。ゴングが鳴ると稲村が詰め寄っていってガンをつけるが、ジェイクは薄い笑みを浮かべたまま両手を広げるという対照的な様子を見せる。
 ルーツを辿れば同じ“王道”のじっくりとしたレスリングが展開され、手4つ真っ向からの力比べは稲村が勝るも、ジェイクがダブルリストアームサルトで放り捨てるといったテクニックで勝る。稲村が気迫のエルボーで追い込んでいくも、ジェイクは長い足を活かした蹴撃やラフ殺法ですぐさま反撃し余裕を崩さず。
 ジェイクはそのままD4C(※垂直落下式ブレーンバスター)を狙うが、稲村も意地のボディスラム連打からボディプレス、怒涛のエルボー連打から無双を狙う。しかし、ジェイクがフロントネックロックで切り返して絞め落とす寸前まで追い込み、バックドロップ、D4Cと連撃して3カウントを奪った。

 マイクを取ったジェイクは、「こんなもんなのかお前!なら『NOAHってこんなもんだ』ってことをお前が示したんだぜ?俺を失望させるなよ」と涼しい顔で完勝宣言。
 バックステージでは、「お前がその程度じゃNOAHってたかが知れてるんだなって、そう言ったんだ。NOAHの期待の稲村…愛輝だ。いい名前だから覚えといたんだよ、稲村愛輝。けど、名前負けしてるぞ。まだまだお前は輝けるぞ。その輝き、いつ見せてくれるんだよ?」と稲村を激励しつつ、「お客さん、俺はNOAHのためとか、そういう風に思って来ているわけじゃない。だから、ブーイングするならブーイングする。そんな俺を受け入れてくれるなら声援をする。どっちかはっきりしてくれ。せっかく声を出せるようになったんだ。もっと楽しもうよ。お客さんも一緒にさ」とNOAHファンに向けて挑発的なメッセージ。

 そして、「失望させないファイトも見せたはずだ。ここからNOAHの選手たちがどう動くか。皆さんぜひチェックしていただきたい」とNOAHのさらなる強者狩りへと意欲を見せた。

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