16年間で初の王座流出!拳王&近藤修司がツインゲート王座を戴冠し「今までの悔しさを晴らしてやる」

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 4日、東京都・新宿FACEにて、『武勇伝・令―ZERO―』が開催され、拳王&近藤修司がオープン・ザ・ツインゲート王座を戴冠した。

 望月マサアキ(望月成晃)大会実行委員長によって2007年から2011年まで行われていた『武勇伝』シリーズが久々の復活。今回も望月が辣腕をふるい、団体の垣根を超えた超豪華カードが並んだ。

 メインイベントでは、オープン・ザ・ツインゲート選手権試合として、Kzy&BIGBOSS清水vs拳王&近藤修司の試合が実施。
 王者として国内外で防衛を続ける【NATURAL VIBES】の2人に立ちはだかったのは、NOAHのヒール軍【金剛】に属する近藤修司とその首魁たる拳王。拳王は2度目のツインゲート挑戦で勝利すれば全日本プロレスの世界タッグ王座と合わせて二冠王に、近藤は勝利すればDRAGON GATEで初の王座戴冠となる試合だけに挑戦者組は士気を高く持って決戦に臨んだ。


 試合は序盤から金剛のコンビネーションが冴え渡り、Kzyを集中攻撃。特に拳王はKzyの顔を踏みつけながら「DRAGON GATEのチャンピオンはそんなもんか?」と罵るなど、団体対抗戦であることを強く意識した執拗な攻撃を見せる。
 Kzyがカウンターのエルボースマッシュを見舞って生還すると、清水が2人を同時に担ぎ上げてのバックフリップなど圧倒的パワーで大暴れ。Kzyもアシストに回ってスピード&パワーを合わせた連携攻撃で撹乱にかかるも、近藤が2人をまとめてネックブリーカーで叩きつけて制圧。
 試合終盤には金剛が清水に集中砲火を浴びせ、拳王のP.F.S、拳王のドラゴン・スープレックス+近藤のキングコングラリアットと連撃。最後は拳王が左右の掌底連打からハイキックを叩き込むと、清水がバタリと倒れて動けなくなり、レフェリーが慌てて試合を止めた。

 2007年にツインゲート王座が創設されて以降、同王座が他団体に完全流出するのは初めてのこと。

 世界タッグ王座と合わせてタッグ二冠王となった拳王は、世界タッグのベルトをマットに放り捨てた上で2つのベルトをしげしげと見比べ、「世界タッグベルトより、全然こっちのほうが輝いてるよな」と満足気な表情。
 さらに、「世界タッグのベルトは、NOAH限定で防衛戦するけど、このツインゲートのベルトはDRAGON GATEのリングでやってやるよ。おい!DRAGON GATEの選手、このベルトに挑戦したい奴!いないのか!?」と呼びかけるも、誰も現れなかったためそのまま拳王が大会を締めた。

 バックステージに戻った拳王は、王座戴冠を喜びつつも「普通だったらよ、いの一番に出ていくよなあ?いつ防衛戦出来るか分かんないけど、それまで俺たちが輝かしておいてやろう。DRAGON GATEの選手オイ!ビビってんのか!俺たちに!」と不満顔。

 対する近藤は、「3年か、4年か。DRAGON GATEに上がって、さんざん俺は悔しい思いをしてたぞ。オイ、初栄冠だ。やっとだ。やっとチャンスが回ってきたんだ。分かるか?今まで俺に悔しい思いをさせてきたDRAGON GATEのレスラー、覚悟しとけよ?DRAGON GATEの選手、誰でもいいからかかってこい。今までの俺の悔しさを晴らしてやるからな」と殺気立った様子でDRAGON GATE選手陣に宣戦布告した。

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