藤波辰爾二世vsストロングマシン二世の夢の対決が実現!“ジュニアの祭典”を経て再戦を誓う

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 4日、東京都・新宿FACEにて、『武勇伝・令―ZERO―』が開催され、“藤波辰爾の息子”LEONAと“スーパー・ストロング・マシンの息子”ストロングマシーン・Jの初対決が実現した。

 望月マサアキ(望月成晃)大会実行委員長によって2007年から2011年まで行われていた『武勇伝』シリーズが久々の復活。今回も望月が辣腕をふるい、団体の垣根を超えた超豪華カードが並んだ。

 セミファイナルでは、望月マサアキ&望月ジュニア&LEONAvsストロングマシーン・J&フジタ“Jr”ハヤト&のはしたろうの6人タッグマッチが実施。
 藤波辰爾の息子であるLEONA、スーパー・ストロング・マシンの息子であるJの初対決に注目が集まっていたカードであり、二世レスラーが3人いる上に“Jr.”の名を冠するハヤトまでいるこの試合を、マサアキは“違った意味の「ジュニアの祭典」”と評していた。


 試合は、マサアキとハヤトがバチバチの蹴り合いを展開して会場の熱を高め、LEONAとJがじっくりとしたグラウンドで互いの技量を確かめ合う。
 中盤戦では、マサアキがジュニアとの親子連携でのはしに集中砲火を浴びせて好機を掴むが、ハヤトがジュニアとの蹴り合いを制して形勢をイーブンに。
 そして、Jが「見とけ!」とLEONAを指さしてからジュニアをドラゴン・スープレックスで叩きつけると、激怒したLEONAが飛び出してきて「誰の技使ってんだ!」とドラゴン張り手。さらに張り手の打ち合いを制したLEONAがドラゴンスクリューからの足4の字固めで捕らえるも、ハヤトが強烈なサッカーボールキックでカット。
 ジュニアがハヤトを相手取って必殺のツイスター・ザ・ワールド(※フィッシャーマン式ツイスター)まで決めるが、ハヤトは即座に起き上がってソバット、ブラジリアンキック、バズソーキックと猛連打。トドメのヘルムをニーリフトで迎撃したジュニアだったが、ハヤトは怯まず組付き、K.I.Dで絞め上げてギブアップを奪った。

 2019年11月に開催された『ハヤトエール』以来の新宿FACE帰還を勝利で飾ったハヤトは、ジュニアのポテンシャルを絶賛。マサアキがみちのくプロレスへ乗り込んでいくと意気込むと、ハヤトは「望月さん、歳取ったせいか蹴りの威力も前より落ちてると思うんで。僕もガンと闘病しながら練習してるんで、練習してもっと激しい蹴りあいを皆様に見せましょう」と切り返して睨み合った。

 バックステージに戻ったLEONAは、「最初からJの名前があったから意識してたし、境遇が似てるって言ったらそれまでなのかもしれないけど、リングで闘うってなったらそんなこと関係ないってファンの人達が一番良く知ってるでしょう?あのリングの中では血なんて関係ない。実力だから。だから向かい合えば傷つけ合うかもしれないし、組めば力を貸し合って理解し合うかもしれないし。でも今日初めて向き合うというきっかけ、他のリングの因縁がどうとか関係ない。僕は今日、彼にこの張り飛ばされた頬が痛い。その痛み、忘れないでおきます。それがこのDRAGON GATE、そして武勇伝、もしくはドラディション、どこでもいい。どこかでまた巡り合うことがあれば、そのときはどんな形でも全力で闘います」と再戦を熱望。

 対するJは、「LEONA選手、今日初めて闘いました。組んだことはあって、2回くらいあるのかな?あんなバチバチした闘いになると思ってなかったけど。やっぱ俺らどうしても期待されてしまう人間だから、それを超えなきゃいけないっていうプレッシャーはあるけど、そのプレッシャーを俺もLEONA選手もみんなが思うより楽しんでるから」と、親から自立した1人のレスラーとして達観した様子で語る。

 そして、“望月成晃二世”たるジュニアに向け、「お前、いつまでもな、そうやって操り人形みたいに父ちゃんの後ろについてないでよ。もっと世界は広いから。早く俺たちのステージに上がってこい。どうするかはお前次第だ。俺とLEONA選手は組もうが闘おうが、お前が思ってるより高いステージにいるからな。早くこっちに来い」と発破をかけた。

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