【インタビュー】「本物のNOAHを見せてやる」 ジェイク・リーの前に立ちふさがったのは中嶋勝彦! 果たしてGHC奪還なるか!?
- 2023-4-6
- コラム
- プロレスリングNOAH
4月16日(日)「ABEMA presents GREEN JOURNEY 2023 in SENDAI」宮城・ゼビオアリーナ仙台大会にてGHCヘビー王座に挑戦する中嶋勝彦に話を聞いた。外敵への至宝流出に対し真っ先に反応した中嶋は、どのような想いでジェイク・リーの前に立ったのだろうか。
——改めてジェイク・リーに挑戦しようとした理由を教えてください。
「いやだって外敵が来たら誰が行くよ?俺しかいないでしょ」
——ジェイク・リー選手の印象とはどういったものでしょうか?
「脅威だよね。体もデカい、強い。それはわかるんだけど、3カ月ですよ?3カ月でNOAHの宝が今NOAHの中にないっていうこの現状は脅威だね。一発で流れを変える強さがあるのは注意しなきゃいけないなと。あんなデカい選手とやるのも久々だから。今回は俺がゾクゾクしてるよ」
——ジェイク・リー選手にとっては中嶋選手が一番戦いたかった相手だとおっしゃっていました。
「まぁ…俺の世界へようこそ」
——その他にもジェイク・リー選手は“一発で唐突に終わる試合になる”と言った発言もしていました。
「一発で終わるってむこうは言ってるの?一発ねぇ…(張り手の素振りをしながら)俺も好きだからね。楽しみですよ」
——ジェイク・リー選手の“NOAHの舵をとる”と言った発言についてはいかがでしょうか?
「ちょっと言っていることの意味が分かんなかったね。NOAHにずっといてNOAHでやってきた俺としてはあまりにも軽い。(NOAHに)来て3カ月でベルトを獲る力がある、強さがある、それは素晴らしいしさっきも言ったとおり脅威だけど、でも舵は取らせない。NOAHを何も知らないでしょ、彼は。来て3カ月で確かにGHCのベルトを手にした、その力は認めるけど、でも舵を取れる人間なのか、存在なのか。NOAHの舵を取ることの大切さ、凄さ、重み、深み、きっと彼は何もわかってないと思う。知らないでしょ?NOAHっていうものを。簡単に言えることじゃないんだよね。NOAHが今に至るまで、ファンと共に歩んできたこの歴史、この歴史の重みというか。3カ月でそれを知っているかと言ったら、説得力に欠けるよね」
——ジェイク・リー選手はGHC奪取の他にもGLG(Good Looking Guys)の設立など、試合以外でも様々な行動を起こしています。
「試合だけでなくそういう行動力というか、形にする力もあるのは凄いなと。今までのNOAHのカラーだったりとかそういったものが無いから、タダスケ、YO-HEYとかNOAHの選手を取り入れることによって少しずつNOAHを侵食しているんじゃないかっていう。だからそういう芽は先に摘んでおかないといけないし、外敵が来たら俺しかいないでしょ?」
——元金剛のメンバーのタダスケ選手はGLGに加入しましたが、Good Looking だと思いますか?
「金剛で一緒にやってきたからアレだけど…見た目は分からないけど心はカッコいいよ、きっとね」
——ジェイク・リー選手は“GHC”を“自由の象徴”だとおっしゃっていました。その点について中嶋選手はどう感じていますでしょうか?
「自由のイメージっていうのは、それは三沢さんが自由と信念を掲げてNOAHを作られたものなんで、イメージとしてはあると思うけど。ずっと俺はGHCと向き合ってきて、俺としては、GHCは…“強さ”だね。どの団体にも負けない強さがあるのがGHC」
——ありがとうございます。では最後にジェイク・リー選手に向けて一言お願いいたします。
「ジェイク・リー、お前はまだNOAHを知らない。本物のNOAHを俺が見せてやるよ。俺がNOAHだ」
“本物のNOAHを見せてやる”という言葉からは中嶋勝彦の自信が強く感じられた。まさに、“俺を倒していないのにNOAHを征服した気になるなよ?”と言わんばかりだ。それと同時にジェイクの強さも認めながら、インタビュー中に不敵な笑みもこぼす。まさに美味しい獲物を見つけた獣のようである。4.16仙台大会では、王者ジェイクすら警戒する、狂気に満ちた中嶋勝彦の本質を見ることができるのかもしれない。