【会見全文】大晦日にRIZINとBellatorが全面対抗戦を実施!地上波向けコンテンツから世界に向けた格闘技ワールドカップ構想をぶち上げ?!

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 26日、都内・ヒルズアリーナにて、12月31日にRIZINが開催する『湘南美容クリニック presents RIZIN.40/RIZIN vs. Bellator全面対抗戦』についての公開記者会見が行われた。

 RIZINは2015年の設立時からさいたまスーパーアリーナでの大晦日大会をフジテレビ系で地上波中継されており、かつての“大晦日格闘技”の文化を復活させた。
 しかし、今年のフジテレビは大晦日に別の番組を放送することを既に発表しており、RIZINの地上波放送は絶望的に。RIZINが大晦日にどのような一手を放ってくるのかに注目が集まっていたが、アメリカの大手総合格闘技団体『BELLATOR』との全面対抗戦という起死回生の一手を放ってきた。

 この日の会見は、六本木ヒルズアリーナにて公開記者会見方式で実施。報道陣のみならずファンクラブ会員200名が見守る中で行われた。

 まずはRIZINの榊原信行CEOが登壇し、挨拶を行った。


榊原信行CEO
「マスコミの皆さん、そしてファンの皆さん、少し寒いですね。寒い中お集まりいただきまして、改めて感謝したいと思います。ありがとうございます。ちょっと個人的なこと、個人的っても、格闘技の歴史では僕にとっては忘れられない。2007年3月27日、このヒルズアリーナで、私はPRIDEの代表を降りて、PRIDEの営業権、UFC、その当時のオーナーであるロレンゾ・フェティータに営業権を譲渡して、それでPRIDEの未来が、日本の格闘技の未来が担保されると、そういう発表をこの場でさせていただきました。その日から、15年。紆余曲折ありましたけど、もう一度、前向きな形で日本の格闘技の未来、RIZINの未来を今日この場で高らかに皆さんに発表できることを心から嬉しく思います。そして、日本の格闘技、RIZINにとってもですけど、僕が最もこの格闘技業界で尊敬して、同世代をともに信頼を持って歩んでこれたスコット・コーカー代表の大きな志、大きなビッグピクチャーに僕も賛同して、このMMA産業というか、MMAというスポーツの大きな歴史を変える、未来にとって大切なムーブメントを起こせる大きな発表を今日はさせていただきます。この場を借りて、スコット・コーカー代表に感謝をするとともに、スコット代表にこの場に来ていただけたらと思います」

 榊原CEOに呼び込まれ、Bellatorのスコット・コーカー代表が登壇。


スコット・コーカー代表
「まずは榊原さん、ありがとうございます。本当に今日ここに来れて非常に嬉しいです。日本は私が大好きな国の1つで、実はこの日本で私は格闘技ビジネスを学びました。K-1という団体で働いていたんですが、その当時、日本で本当に素晴らしい、世界中で行われている試合を日本で見ることが出来ました。K-1、PRIDE、修斗、PANCRASE。日本にいて2週間滞在するだけで最高峰の格闘技を6大会見ることが出来ました。その当時から我々は一緒に仕事をしていて、2006年か2007年くらいから選手の交換をやっていました。2007年には、ギルバート・メレンデスら、日本からは川尻選手、青木選手を交換するなど当時からこういった関係を続けてきました。お互いこの業界から離れて、榊原さんは2015年に戻ってきました。そういう流れでその当時から選手を派遣してアメリカでもRIZINがテレビで放送されるように尽力をしてきた。2018年、私はESPNマガジンに答えたインタビューを決して忘れません。ESPNの記者に『この先RIZINはどうなると思うか』と聞かれたときに、『あと数年すればRIZINで日本で素晴らしい選手たちが育つのでそのときまで待ちましょう』と。そして発足から6年後、7年後、今RIZINの選手たちが世界に向けて羽ばたく準備ができていると思います。世界の人々に見られる準備ができていると思います。日本では知られている選手かもしれませんが、世界ではまだ無名の選手たちだと思います。今回の大晦日、それが一気に変わると思います。そのために、私は自分のオールスターチームを連れてきました。そしてそれがRIZINのオールスターチームと闘うことを約束しました。これは私が見たいものでもあり、榊原さんが見たいものでもあり、ファンの皆さまが見たいものでもあると思います。6ヶ月くらい前に私が『どういう選手がほしいのか』と訪ねたところ、榊原さんは『とにかくベストな選手を用意してくれ。変な小細工はいらない。ただ単純に強い選手、ベストな選手を用意してくれ』と言われたので、我々はそれに応えて、自分が今思うオールスター、現役チャンピオン、元チャンピオン、本当にトップどころの選手を集めてきました。そして素晴らしいマッチアップを組んで今日皆さんに発表できることを嬉しく思います」

 会場が暗転し、スクリーンにて4カードが発表。
 扇久保博正vs堀口恭司、キム・スーチョルvsフアン・アーチュレッタ、クレベル・コイケvsパトリシオ・ピットブル、ホベルト・サトシ・ソウザvsAJ・マッキーの4試合が発表され、場内からは驚きの歓声と大きな拍手が起きる。

 全選手の登壇後には改めて榊原CEOからカードが読み上げられ、マッチメイクへの思いが語られる。

榊原「さっき、スコット代表も言いましたけど、本当にトップ中のトップを揃えていただいたので、僕らもRIZINとしてオールスターを揃えました。総合格闘技の歴史に於いてちじょう、両団体のトップアスリートが全力で潰し合う、チームBellator vs チームRIZIN。サッカーで言うと、パリ・サンジェルマンvs川崎フロンターレ?そんな感じの、格闘技は個人個人の競技なんですけど、今回はチーム戦で。『俺はRIZIN大好きだからチームRIZINでRIZINチームを応援する』『いや、俺はBellatorだ!Bellatorの選手を応援する!』ってチーム戦を新しい楽しみ方の1つとして提案できたらなあと、そう思ってます。先程画面でも発表させていただきましたが、Bellator側の代表、フライ級の対抗戦として堀口恭司選手と扇久保博正選手が闘います。そして、バンタム級は、アーチュレッタ選手と……バンタム級は色々考えたんですけど、この前扇久保選手に勝ったことも含めて、大抜擢。キム・スーチョル。韓国を代表して、日本のプロモーションではありますけど、キム・スーチョル選手にバンタム級を託します。そして、パトリシオ・ピットブル選手。もう押しも押されもせぬ、この階級で言うとUFCも含めてトップ・オブ・ザ・トップじゃないかと思います。Bellator不動のチャンピオン。クレベル選手が、ホントに数日前にベルトを奪取して、ホント昨日の夜、電話で話しました。クレベルもベルト獲ってほっとして一息つきたいところですけど、『RIZINのため、そしてこの先の未来のためにやる』と言ってくれて、クレベル・コイケvsパトリシオ・ピットブル選手。そして、大将戦。AJマッキー選手。ホントにアメリカのスーパースター、アメリカのスーパースター、AJマッキー選手と我らがライト級チャンピオン、サトシ選手でメインをお願いすると。あと1試合、これは考えてますが、スコット代表と相談して、もう1試合は近々発表したいと思います。以上です」

 続いて、各選手が意気込みを語った。


▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 フライ級
扇久保博正(パラエストラ松戸)
vs
堀口恭司(アメリカン・トップチーム)

堀口「こんにちは、堀口恭司です。なんか、RIZINを裏切った形になって(笑)すごい申し訳ないです。すみません(笑)対戦相手の扇久保選手、3回目ってことで、『もう闘いたくない』と言わせるような試合をするので、お願いします!」

扇久保「堀口選手がこれまで闘ってきた相手、あと築いてきた実績は、ホントに僕も認めてます。すごいことだと思います。ただ、僕は過去2回堀口選手と闘って、たくさん殴られたので、堀口選手のことが大ッ嫌いです。やられた借りは返さないと男として納得出来ないんで、今回しっかり買って借りを返します。そして、今回フライ級で闘うということで、これからフライ級の世界中のファイターたちがRIZINでフライ級の世界一を決められる舞台にしたいと思うので、その一発目、僕と堀口選手で最高の試合をします。注目してください。ありがとうございました」


▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 バンタム級
キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)
vs
フアン・アーチュレッタ(THE TREIGNING LAB,HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)

アーチュレッタ「まずはここにいる2人のCEOに感謝をしたいと思います。Bellatorのスコットさん、このような機会を作っていただきたくさんの交渉をして今我々がここにいることに関して非常に感謝しています。我々が日本という素晴らしい土地にいられることを感謝したいと思います。子供の頃からマーシャルアーツ、武術に取り憑かれて、私はこれが遺伝子に入っていると思います。自分は伝統的な格闘技・マーシャルアーツを信条としています。私は口では闘いません。身体と心で闘います。喋るのではなく、体現して私の生き様を見ていただきたいと思います。自分はここに来てみんなを楽しませるような、みんなを感動させるような、みんなを驚かせるようなパフォーマンスをしたいと思います。私のパフォーマンスを見てください。私は子供の頃からドラゴンボールを見て育ちました。いつか日本でこのようなことをしたいと思っていたら、今自分はここに来ています。皆さんに楽しい試合を提供しますので、皆さん是非応援よろしくお願いします」

スーチョル「今回RIZINの代表として参加できることをとても光栄に思います。私を選手に選んでくださった榊原さん、日本の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。今回の大会に選ばれたことが本当に嬉しいです。実は、前回日本で試合をしたときに、うちの妻が『試合に勝ったらニンテンドースイッチを買ってあげる』と言っていたんですが、買ってくれませんでした。だから今回の試合に勝って必ずニンテンドースイッチを買ってもらいたいと思います」


▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 フェザー級
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
vs
パトリシオ・ピットブル(ピットブル・ブラザーズ)

パトリシオ「私は子供の頃から格闘技を見て育ちました。そのときに日本で見たのはノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバ、マウリシオ・ショーグン、そういった選手に憧れて、自分もいつか日本で闘いたいとずっと夢見てきました。そしてそれがついに現実になりました。その日を楽しみにしていますので、応援よろしくお願いします。アリガトウゴザイマス!」

クレベル「コイケ・クレベルです。今日、ホントにありがとうございました。Bellatorの選手、RIZINでこれからチャンスで、ちょっと緊張だったね。でも自分の、嬉しい。これから日本を守ってく。でも私、ホント頑張ります。いい試合やるんで、みんな、よろしくでお願いします。RIZINのファンの皆さん、よろしくお願いします。押忍」


▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 ライト級
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
vs
AJ・マッキー(Team Bodyshop MMA)

AJ「まずは日本の皆さんに非常に良くしてもらってありがとうと言いたいです。そしてスコット・コーカー、私をこのチームに入れてくれてありがとうございます。RIZINの方々、ありがとうございます。そしてファンの皆様、サポートをありがとうございます。私は子供の頃からK-1やGLORYを見て、子供の頃から日本で試合がしたいと思っていました。ここに実際立ってみると、本当に素晴らしい経験だと今思っていますし、とにかく自分はファンが見たいものを提供する。それは常に動きのある面白い試合だと思っています。本当に子供の頃からランペイジにあこがれて、お客さんを沸かせられるようにしたいと思って今現在ここにいる。本当に今夢みたいな感覚に陥っています。当日はとにかくいい試合をして、日本中のお客様を、世界中のお客様を楽しませる闘いをしたいと思っています。期待していてください。よろしくお願いします」

サトシ「皆さん、こんにちは。ホベルト・サトシ・ソウザです。みんな知ってるね。私、前からBellatorの選手と戦いたい、言ってました。私、もちろん嬉しい。日本のために、RIZINのために、すごい頑張ります。絶対いい試合見せたいから、日本の力も見せたいから、皆さんよろしくお願いします」


――大会はリング、ケージ、どちらで行うか
榊原「今回、スコットと話をしているのは、対抗戦は今回だけじゃなくて、今回の結果も受けてですけど、定期的にやっていこうと。まあ、PRIDEときにもそうだったんですけど、BellatorのトップとRIZINのトップが例えば1年に1度、2年に1度、それがメガファイトになるようなことになればと。今回はウチのホームでやらせていただくんで、リングでやります。RIZINのルールでやります」

――堀口選手、今回Bellatorチームなのは、本人の意志か、それとも榊原さんの意志か
堀口「まあ、今Bellatorに所属しているのでこういう形になりました。なんか裏切った形になってすみません(笑)」


――扇久保選手、9月の大会でキム・スーチョル選手に敗れて「堀口戦が遠のいた」と言っていたが、思わぬ形で実現することになった
扇久保「そうですね。負けて、堀口戦は無いんだろうなって思ってたんですけど、ここでチャンスを頂いて。堀口選手は『そんなことない!ガハハ!』とか言うと思うんですけど、多分これはこれは運命だなって僕は思ってます」
堀口「絶対違う!絶対違う!(笑)」

――榊原CEO、今回は豪華なカードで世界中が注目することになると思うが、試合時間帯は前回のメイウェザーvs未来戦のように北米に合わせるか
榊原「スコット代表とも話をしまして、日本の時間に合わせてやります。北米の放送は、多分この対抗戦5試合が後半戦になると思います。イベントの最終、サトシvsAJの試合が21時とか22時とかの間には、逆に終わる。22時位にイベント終了になるように、午後の2時か3時位の開場になると思います。で、北米の放送は、今回の試合をぜ~んぶ編集して、アメリカ時間の12月31日の20時からショータイムで放送が3時間でされるということになります」

――クレベル選手、パトリシオ選手とチャンピオン同士の対決になるが、タイトルマッチにはならない?
榊原「そうですね、タイトルマッチではないです」

――Bellatorの選手4名、対戦相手の印象、RIZINというイベントについての印象を
堀口「すごい強い選手だなと思ってます。ハイ」
アーチュレッタ「本当に対戦相手はすごく強い選手だと思いますし、これは現代の決闘のようになると思う。本当に彼はサムライだ……と言いたかったが、彼は韓国人なので言葉は難しいが、本当に素晴らしい試合で、お互いどこでも闘えて、素晴らしい技術の打撃、レスリング、柔術、総合的な試合を楽しめると思う」
パトリシオ「本当にクレベル選手と戦えることは楽しみにしている。彼もブラジルから来ているということで、互いの国を代表して素晴らしい試合をして、良い勝ち方をしたい」
AJ「RIZINに関しては日本で間違いなくトップの団体だと思っているし、そこのトップの選手と戦えることを光栄に思う。サトシ選手はRIZINのチャンピオンであり、間違いなく自分のキャリアの中で最高峰の柔術の技術を持っている選手だと思うので、彼相手に自分の実力を試すのを楽しみにしています」

――堀口選手、扇久保選手、久しぶりのフライ級の試合となるがどう変わると思うか
堀口「動き自体はそんな変わらないと思います」
扇久保「お互いに、4kgですか。今の体重より落とすので、お互いにスピードが上がると思っています」

――堀口選手、先程「RIZINフライ級の世界一を決める舞台にする」という言葉もあったが、RIZINフライ級を今後どうしていきたいか
堀口「そうですね。フライ級をBellatorに作りたいなと思ってます」


――Bellatorファイターの皆さん、ケージではなくリングで闘うことについてどう思うか
堀口「自分は両方やってるんで、そんな変わらないと思ってます」
アーチュレッタ「自分は子供の頃からいたるところでケンカをしていたので。路上でもマットでもリングでもどこでも闘ってきたので、なんならベッドの上でも、今ここでも闘えます」
パトリシオ「私は14試合このルール下で闘ってきているので全く問題ないと思うし、どんなルールでもどんな相手でもやってやるという気持ちでいる」
AJ「とにかく興奮しています。リングで闘うのはアマチュア以来なので、久しぶりだが、このルールで闘うことが楽しみだ。グラウンドのヒザやキックだったり、それをやることで自分の武器が更に増えると思う。闘いはどういう環境であっても闘いだ。リングならばキャッチレスリングをやることになるのかと思うが、楽しみだ」

<会見後囲み取材>

榊原信行CEO
――13:30試合開始予定と慣例よりも少し早い時間だが、かなりのボリュームを予定しているか
「そうですね。多分、15、6試合にはなると思う。5試合対抗戦、それ以外にRIZINとしてはそれ以外のワンマッチでオールスターを全部出す。当然、アンダーカードっていうか対抗戦とは別の中で、1部、2部とか分けるとはないんですけど、休憩時間はありますけど、今想定している中では15、6試合かなと思います」

――対抗戦では他にはどのような階級の試合を考えているか
「スコットと話す中で何人か候補はいる中で、ライト級かヘビー級か。僕らからすると武田光司とか。この間いい試合してるんでね。スダリオ剛とか、そういう選手をうまく出せたら良いかなと思いながら、話題性のあるカードをもう1試合は対抗戦として組もうと思ってます」

――昨日、朝倉未来選手が「大晦日には出ない」と発言して話題になった
「いや、僕は全く話はしてないんで、一旦会って話をします。対抗戦にオファーはしてないんで、対抗戦でもまあ、頭も痛いって本人も言ってたし、でも朝倉海に言わせると『いつもそう言ってて出るんじゃないの?』って(笑)僕もそうだと思ってます。でも本人と1回話をして、無理強いして体調が悪いのに出る必要は無いと思いますし、ただ、求められてナンボだし、求められている内が華ですし。僕は大晦日に朝倉未来には出てきて欲しいと思ってますので、対抗戦とは別の形での可能性を探る。ただフィジカルの部分でなにか残っている状態で無理強いすることは無い中で本人としっかり会って話をしたいなと思ってます」

――未来選手が万全の状態になるのを待つと
「もちろんです。そんな無理して、頭痛があったり体調が整わないのに、是が非でもってのは無いんで、一番彼がベストで戦えるタイミング、体調が整うのが年明けってことになればそれは致し方ないかなと思います」

――海選手については
「海選手も拳のケガの状態が順調に進んでるとは聞いてますけど、そこも本人と会って話をして、大晦日がベストタイミングというか、本当に準備が整っていけるのか、年明けにスライドしたほうが良いのか、そのへんは、兄弟2人とはこのあと近々で話をして方向性を決めたいなと思ってます」

――対抗戦を定期的にやりたいという発言があったが、ペースはどの程度を考えているか
「まあ、スコットと話をしているのは、次は僕らがアメリカに出ていって、Bellatorのケージの中で彼らのルールに則って対抗戦をやるとか、だから、ホーム&アウェイで毎年行ったり来たりするとか、それを2年に1回にするとか、どういうタイミング・スパンで定期的にやるか。でも、例えば世界陸上にしてもワールドカップにしても、いろんな他のメジャースポーツが定期的に1つのピークを作っていくような形のものを、ゆくゆくはBellatorとRIZINがスタートしたことにいろんな団体が、僕らが当初から言ってるフェデレーション構想にどんどん繋がっていくといいなというふうには思ってます」

――ワールドカップ的なものになっていけばいいと
「そうなっていくといいと思いますね。それぞれの世界中の団体のチャンピオンが本当に集うようなことが、正式に僕らがそれを発信するのにトップアスリートに闘う機会を作ることが僕らの強いメッセージになるだろうってことで。海外の、アメリカのメディアの方もアグレッシブというかレスポンス、反応がいいんで、新しいムーブメント、総合格闘技の新しい流れを、団体の中野順位決定戦を飛び出して新しく作り出せたら良いなと思ってます」

――配信・プラットフォームについて
「配信・プラットフォームをどういうふうにたてつけてっていうかどういう形で協力してもらうかですけど、地上波でこれまで、RIZINが立ち上がってから6年間は地上波の大晦日に向けてコンテンツを提供するってことがファースト・プライオリティーでした。そういうことが必要なくなったんで、それでも大晦日の視聴率競争の中には、僕らPPVって有料ではあるけども、絡んでいきたいと思ってるんで。今年は地上波でやらないからフジテレビで『逃走中』を見るのか、NHKで『紅白』を見るのかってことじゃなくて、やっぱり今年も格闘技を見るってことをみんなに思ってもらえるような、そういう野心的に積極的にプロモーションをして、視聴者の人たちを獲得してこれるような気概のあるプラットフォーマーの人たちを、今色々ご相談してるんで、キャスティング出来たらと思ってます。どこかに独占するってことにはならないと思ってます」

――以前「これからはPPVの時代になっていく」という発言があったが、今後もBellatorの対抗戦などのビッグイベントでの地上波放送は考えない?
「まあ、地上波はプロモーション媒体としては優秀だと思いますので、今もやらせてもらってる中で独立系の地上波のテレビ局で、この前の朝倉未来戦も、テレビ神奈川でもMXテレビでも無料で見てもらえる、でも生放送・生配信で結果がわからずに見るってものは、やっぱり付加価値がついているので、ここは有料で見ていただいて、地上波であるとしたら正月三が日とか、箱根駅伝の裏とかで、なにやってもどっちみち視聴率とんないから(笑)キレイに編集してRIZIN流したりとか、そういうアプローチはいろんな地上波さんにはしていこうかって。だから、地上波に向けてコンテンツ作って放映権料って形でお金をもらうってビジネススキームでは、もう無くなったってことです。地上波で放映権でもらえるお金って、PPVでエンドユーザーの人達に見てもらえるお金よりは遥かにちっちゃいんで、やっぱりそういう意味ではBellatorと対抗していく上で言うと、選手たちだけが努力して強くなるってよりも、もちろんそれも必要だけども、RIZINとしての経済効果を大きくしないと、いずれにしても海外の、今回来ている選手たちの海外勢のファイトマネーって、ちょっと驚いちゃうくらいのファイトマネーをもらうんですよ、彼らは。当然日本の選手もUFCとかBellatorとか、海外のプロモーションと闘いたい、イコール、ファイトマネーだから。円安が進んじゃってるんで、海外でそれなりにもらってる、今まで1万ドルもらったから100万円と思ってたら、150万円のカウントが出来るわけじゃないですか。100万ドルもらったら今まで1億だったのが今1億5000万だから、買ってくるのは簡単だけど向こうで試合してもらう金は1.5倍になってると考えると、僕らは経済効果を大きくしないと、どんどん選手も流出するし、海外の選手を迎え入れることが出来ないし。そこは本当に僕らが努力するところだなと思ってます」

――この対抗戦路線と一般層にも浸透させていきたいか、一般向けは他に考えているか
「コアの人たちに向けて、ハードコアは大満足ですけど、それだけで終わらないのがRIZINなので、守備範囲が広いんでですね、『それもやるんかい!』ってカードは必ず組みます(笑)ぶったまげるようなカードが予定されてるんで、それはそれで11月6日の大会が終わったあとに先行抽選の14日前くらいのタイミングでしっかりアンダーカードを決めて、RIZINらしさ、ある意味ハードコアの人たちも溜飲が下がるじゃないけど、認めてもらえる範囲での振れ幅の大きいところのカード編成というかマッチアップを楽しんでもらえるものは用意したいなと思います」

『湘南美容クリニック presents RIZIN.40/RIZIN vs. Bellator全面対抗戦』
日程:2022年12月31日(土)
開始:13:30(予定)
会場:埼玉県・さいたまスーパーアリーナ

▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 フライ級
扇久保博正(パラエストラ松戸)
vs
堀口恭司(アメリカン・トップチーム)

▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 バンタム級
キム・スーチョル(ROAD GYM WONJU MMA)
vs
フアン・アーチュレッタ(THE TREIGNING LAB,HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)

▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 フェザー級
クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
vs
パトリシオ・ピットブル(ピットブル・ブラザーズ)

▼RIZIN vs Bellator全面対抗戦 ライト級
ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)
vs
AJ・マッキー(Team Bodyshop MMA)

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