宮本もかがIP王座に決意の挑戦表明!新王者・渡辺未詩は「初めての防衛戦の相手が、もかでうれしい」と涙で快諾
東京女子プロレスが10月14日、東京・新宿FACEで「夢プロレス - dream on the ring -」を開催。“空手戦士”宮本もかが、先のTOKYO DOME CITY HALL大会(同9日)でインターナショナル・プリンセス(IP)王座に就いたばかりの渡辺未詩に挑戦を表明した。
この日、宮本はセミファイナルで愛野ユキと組み、渡辺、鈴芽組と対戦。宮本は序盤から積極果敢にエルボー、正拳突きなどで渡辺組を攻め込んだ。渡辺も愛野にジャイアント・スイング、鈴芽は宮本にミカヅキ流星群(ダイビング・ボディアタック)を繰り出して反撃。一進一退の目まぐるしい攻防が続いたが、宮本は新技の鴻臚館(こうろかん=滞空式ネックブリーカー)で渡辺を排除。鈴芽が丸め込みから必殺のリング・ア・ベルを狙うも、阻止した宮本はゼロ戦キックから鴻臚館を決めて、同学年ながらキャリアでは先輩の鈴芽から殊勲の星を挙げた。
ふだん自己主張をあまりしない宮本だが、マイクを持つと、意を決して「未詩さんのベルトに挑戦したいです」とアピール。宮本と一緒に練習することが多いという渡辺は「まさか、もかが最初に来てくれるとは思わなかった。初めての防衛戦の相手が、いつも見てるもかでうれしい。私も負けられないから戦いましょう」と涙で快諾。宮本は「未詩さんに勝ってベルトを巻きたいです」とベルト獲りを口にした。
バックステージで宮本は「後輩の(遠藤)有栖ちゃんや、鈴芽さんがベルトに挑戦したり、荒井(優希)さんがベルトを持っていて、いつか自分もベルトを巻きたいと思っていました。それが今だと思えたので伝えることができました。待ってても自分から発信しないとチャンスは巡ってこないと気付いたので。(新技の)鴻臚館でベルトを巻きたい」と意気込んだ。
渡辺は「もかが一番に挑戦しに来てくれるとは思ってなくて。ふだん一緒に練習を頑張ったりで、メチャメチャ熱くて一生懸命だけど、どこか不器用だったり、タイミングが合わなかったりで。今までベルトに挑戦したことがなかったと思うんですけど、私が獲ったタイミングで来てくれて率直にうれしいけど、私も獲ったばかりで負けられない」と王座死守を誓っていた。
同月15日、同団体より、このIP王座戦が、同月29日のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場で行われることが発表された。