【会見全文】1・4東京ドーム第1弾カードが発表!ジェイvsオカダのIWGP世界ヘビー級王座戦は舌戦に!IWGPジュニアヘビー級4WAY王座戦は宮古島で大盛り上がり!
11日、東京・明治記念館にて新日本プロレスが来年1月4日に開催される『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム』の第1弾対戦カード発表記者会見を行った。
まずは新日本プロレス・菅林直樹会長が登壇。
菅林「昨日の両国国技館大会の結果を受けまして、2023年1月4日、『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム』の第1弾対戦カードを発表させていただきます。まず昨日発表させていただきましたが、本大会につきましてはアントニオ猪木さん追悼大会として、『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム~闘魂よ、永遠に~』 の大会タイトルのもと開催いたします。主催につきましては決定しだいご報告させていただきます。続きまして、第1弾となります対戦カードを発表致します。
『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム』
日程:2023年1月4日(水)
開始:17:00
会場:東京ドーム
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/BULLET CLUB】ジェイ・ホワイト
vs
【挑戦者/G1 CLIMAX32優勝者/CHAOS】オカダ・カズチカ
※第5代王者が3度目の防衛戦
▼IWGPジュニアヘビー級選手権試合
【王者/BULLET CLUB】石森太二
vs
【挑戦者/L.I.J】高橋ヒロム
vs
【挑戦者/鈴木軍】エル・デスペラード
vs
【挑戦者】マスターワト
※第92代王者の2度目の防衛戦
以上2試合が決定いたしました。新たな年の幕開けとなる熱い戦いにどうぞご期待ください。ありがとうございました」
菅林会長が降壇すると、『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』の出場者が発表された。
『NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメント』
※15分1本勝負。ドローの場合はコイントスで決着
<出場全16選手>
【CHAOS】
矢野通/石井智宏/後藤洋央紀/YOSHI-HASHI
【BULLET CLUB】
KENTA/EVIL
【LOS INGOBERNABLES de JAPON】
SANADA(L.I.J)
【鈴木軍】
タイチ/ザック・セイバーJr/金丸義信
【UNITED EMPIRE】
グレート・O・カーン/ジェフ・コブ/アーロン・ヘナーレ
【正規軍】
デビッド・フィンレー/成田蓮
【フリー】
アレックス・ゼイン
続いて、対戦カードが決定した各選手の登壇へ。まずはIWGPジュニアヘビー級を賭けて闘う4選手が登場。
ワト「えー、マスターワトです。えー、昨夜、両国国技館で、石森さんから3カウントを取ったので、シングルマッチ、1対1でIWGPジュニアヘビー級選手権をしたかったのが本音です。ですが!東京ドームで、4WAYマッチが決まりました。最後に、この、自分の腰に、IWGPジュニアヘビー級王座を巻いているのは俺だ。こう宣言させていただきます(デスペラードとヒロムが拍手)」
ヒロム「昨日リング上で、何も挑戦表明ができていないのに、4WAYに入り込めた、令和のミスターラッキーチャン、高橋ヒロムです。4WAY、懐かしいですね。IWGPジュニア戦の4WAYは、2018年の1月4日の東京ドーム、ウィル・オスプレイ、マーティー・スカル、KUSHIDA、お大事に。そして高橋ヒロム、まあこの4人でしたね。それから、5年後の2023年の1月4日、また4WAYとして、今この場に座れていること、これはすごく嬉しいな、そしてラッキーだなと思っております。改めて、欲の深い男だな高橋ヒロム。ヨッ、高橋ヒロム、自分でそう言ってあげたいと思っております。で昨日、リング上で何も言えなかったんで、リング上に行った理由も含めてお話したいと思います。
まずは、この1年半以上、俺の腰に巻けていない、そのIWGPジュニアヘビー級のベルトが、どうしても!どうしても欲しい!次に、誰にも何も言わず、メキシコからわざわざ日本に来てまであの行動、あれだけすごい行動を起こしたティタンに、触発されました。そして!・・・KUSHIDA選手が欠場になってからの行動力、この最強の男、石森選手を倒した事実。マスター・ワトに、興味が湧きました。以上の理由です。あらためて、俺の挑戦に何か文句はございますか?この時代の、プロレスを見せた上で、勝って、チャンピオンになりたいと思います。以上です。あ、すみません、ごめんなさい、いいですか?もうちょっといいですか?あの~、お三方ですかね、あの、SNSで、あの宮古島ですか?宮古島に行きたいみたいなお話をチラッと拝見しました。なんかそれであの、僕は何もできなかったので、ちょっとまあ、なんていうんですか、プランと言いますか、それをちょっと作ってみたので、お渡ししたいなと思います。(ペラ1の紙を3人とマスコミなどに配る)まああの少しでも楽しんでいただけたらいいなと思いまして、寝ないで作ってきました。ありがとうございます、以上です」
デスペラード「(立ち上がり)ハイ、え~とですね、まあ、タイトルマッチは決まっていたとは思うんだけど、それでもやっぱり査定という形を取って、長い長いシリーズを一人で引っ張ってきて、結局、その査定を終えることもなく、まあ病気はしょうがない。これはチャンピオンも言ってたな、誰のせいでもない、こればっかしは。でもそのモチベーションがブチ折れたところで、それでも手を挙げて、スペシャルシングルマッチにこぎつけて、スペシャルシングルだから、べつに俺いまさらチャンピオンとシングルやってタイトルマッチでもねえのにシングルマッチ一回やってそれでもう一回、次、順を追ってタイトルマッチをやるくらいだったら、べつに査定とかスペシャルシングルとかいらねえから、と思って。いや、まさか勝つと思わなかったし、まあ、リングに上がってったら、ヒロムが先にマイク取っちゃったからあ、これ、ダメだ。コイツに喋らせたら、10分も20分も喋って、俺の喋るタイミングがなくなると思ったから後ろから目をつつかせてもらったけど、まさか、ここでよぉ、なんも喋ってないのに。4WAYとか言って一人入ってくると思ったのに、チャンピオン、上にいるからって数に数えちゃダメですよこんなヤツ。まあ俺が3人って言っちゃったのが間違ったかもしれないけどね、そこは。でも実際、ヒロムがえーとワトの覚醒までにあと2年とかっていうのをちょっと前に言ってて。で、実際に俺がタイトルマッチをやったあとに、あ、コイツはそんなに時間がかからんかもしれんぞと言ってはいたが、まさかこんなに早い段階で石森から一本取るとは思ってなかったので、正直驚いています。それが素直な感想。
あとは、4WAYまあしょうがない、やるとしてもだ。一個提案として、えーと新日本プロレスで3WAY4WAYがある時に、結構これが頭を使うところで、それが面白いところでもあるんだが、3人いようが4人いようが、試合権利はリング上の二人にしか存在しない。その二人の中でしか決着がつかないというルールが、なかなか俺には消化不良なところを残してるんじゃないかと思ってる部分があり、俺自身もそのルールだとちょっと窮屈だなと。頭を使うのは楽しいんだが、それ以外の、もっとこう~~縛りの少ないルールでやりたい。4WAYはいいとして、全員が試合権利ある状態で、エニウェアフォールというのはあんまり好きではないので、リング上での決着は必要として、タッチがいらない4WAYでやりたいというのが俺の要望です。まあそれをここに言ったってしょうがないのかもしれないけどね。
あと、俺が行きたい宮古島はね、べつにブルータートルに行きたいだけであって(ヒロムの配った紙を持って)こんな感じでワトがついてくるんだったら俺いらないからね」
ワト「でも聞いた話、ブルータートル、すごくいいとこらしいので」
デスペラード「知らねえよ!(苦笑)」
ワト「俺も行きたいですよ」
デスペラード「オマエだけ行ってろ、ああ、ダメだ、ブルータートルは俺が行く場所だから、撮影係だったらついてきてもいい」
ワト「いやぁ、それは・・・」
ヒロム「いやちょっと待って。こんなに盛り上がると思ってなかったから、ちょっと恥ずかしいんでやめてもらっていいですか?」
デスペラード「お前の力作だろ?お前が頑張って作ったんだろ?オイ」
ヒロム「まあ寝ないでがんばったのは事実だけど、もう俺は配った時点で満足だから、そんなに話を広げてほしくなかった。うん、まあ、ありがとう。頑張った」
デスペラード「恥ずかしいんだったら、いつまでもこれ持ってるけどな」
ヒロム「ほんと頑張ったもんマジで。マジで寝ないで頑張った」
デスペラード「マジか…寝ないで頑張って、このなんか、半透明のワトが、最高だぜ」
ワト「恥ずかしいのは、一番恥ずかしいのは俺だと思うんで」
デスペラード「まあ、お前だろうな!うん、このあとしゃべる石森さん、頑張ってください」
石森「まあ、色んな思いがあると思うけど、この4WAY、まあ、以前から?リマッチを望んでた、宮古島のデスペ。それと、昨日、俺から勝ったワト。ヒロムはなぜか名乗り上げなかったけどさっき理由を聞いたからよしとしよう。うん。まあ!見てのとおり、このメンバー、十分、チャレンジャーとして資格があるだろ?なあ。だったらよ!まあ、俺はこんなこと言うのは俺らしくねえんだけど、プロレスの元旦?ドームで、このメンバーで、ド派手に!IWGPジュニアっていうのを見せて、観てる奴がなんか感じ取ってもらえたらいい。うん。ただ!ハッピーエンドにはならねえから。なぜなら、最後は、俺が3人まとめて、ぶっ壊す!」
ヒロム「ちょっと一個俺聞きたかったんだけどね、デスペラード選手の4WAYのそのルール。ルールなんて、そんな細かく決まってたっけ?そのなんか、タッチがどうのこうのっていうのは、どういうこと?」
デスペラード「俺たちがタッグで3WAYとかさんざんやってきたんだけど、それ毎回、絶対リーが必要だったんだよ」
ヒロム「でも、このシングルだから関係ないでしょ、それは」
デスペラード「タッグだから必要だけど、シングルだと必要ないってこと?」
ヒロム「そうじゃない?だって俺、2018年かな?やった時は別に関係なかったよ。もう目まぐるしい、わけわかんない状態の中戦ったよ」
デスペラード「あぁ」
ヒロム「だから関係ないよ」
デスペラード「あぁマジで?」
ヒロム「だから別にそんなタッチがどうのこうのとか、なんか二人の中じゃないと成立しないとか、そんなの多分ないよ」
デスペラード「マ~ジか!」
ヒロム「俺が2018年にやった時の話だけどね。俺はだからそれを知らないから、今の話聞いて、何の話だって正直思っちゃったんですよ」
デスペラード「マジか」
ヒロム「でもだから、俺が経験した以上はそんなルールないから、デスペラードのその思う存分、楽しめる空間になると思うよ」
デスペラード「ホ~~ゥ、そいつはよかった」
ヒロム「以上」
デスペラード「ついでにもう一個だけ聞きたかったのが、これ、大阪であるんだろ?(4人でのタッグマッチ)」
ヒロム「はあはあはあはあ」
デスペラード「この4人のタッグマッチって」
石森「てかさ、俺、それ聞いてなかったんだよ。何それ?」
ヒロム「でかそれ、どうやって決めんの?」
デスペラード「知らない。俺だってさっき聞いたもん」
ヒロム「どうやって、じゃあ誰と誰がタッグとか決めんの?それは」
デスペラード「知らんよ」
ヒロム「(アナウンサーに)知ってます?(アナウンサー『知りません』)知らない。俺は・・・やりたくないなあ」
デスペラード「あたりめえだろ!」
石森「一緒」
ヒロム「え?なんでなんで、なんで組まなきゃいけないんですか?」
デスペラード「俺はヒロムともし同じコーナーに立つんだったら、相手は葛西純と竹田誠志じゃないと、俺はちゃんとやらんぞ」
ヒロム「(ワトへ)どうなの?」
ワト「俺も~誰とも組みたくないですよ」
デスペラード「なんかお前に言われるとすっげぇムカつくな!なんだろ」
ヒロム「あぁでも俺は別にマスター・ワトとだったら組んでもいいかな」
デスペラード「じゃあ、お前らだけでやってろよ」
石森「俺やんないから。絶対やんねぇからさ(会見場から去る)」
ヒロム「それだったら、俺もいいよ」
ワト「じゃあ、自分もいいです」
デスペラード「じゃあ、俺もいいわ。じゃあ俺もいいですってなんだ?お前がヒロムとだったら組んでもいいって、ヒロムが言ってんだろうがお前」
ヒロム「いや俺もだから、それをやっぱやめるわ。撤回」
デスペラード「いいの?じゃあ、じゃあ俺もいいわ」
ワト「チャンピオン、帰っちゃった」
ヒロム「写真は」
デスペラード「チャンピオンいなくて、この3人残ったってしょうがねえだろ」
ワト「どうするんだ?」
デスペラード「知らんよ(会見場から去る)
ヒロム「どうすんだ?まさかお前も帰る気じゃねえだろうな?」
ワト「このあと、写真撮影。俺、やってから帰るよ。一緒にやろうよ」
ヒロム「おぉ、じゃあ先行けよ」
ワトが前に出るが、ヒロムは宮古島の紙をワトに渡して先に帰る。ワトは一人で写真撮影に応じて会見場を後にすると、入れ替わりでIWGP世界ヘビー級王座をかけて闘うオカダ・カズチカとジェイ・ホワイトが登場。
オカダ「まあ挑戦は決まっていたんですけれども、昨日、対戦相手が決まりまして、まあ改めてドームに向けて、気合は入ってます。次のシリーズは出ずにですね、ニューヨーク大会に参戦が決まってますんで、そちらで前哨戦も組まれるかなと思いますんで。日本はちょっと盛り上げられないかもしれないですけども、ニューヨークはしっかり盛り上げて、新日本プロレスというものをしっかり見せていきたいなと思います。昨日もリング上で言ったように、一つの時代が終わったと思います。そしてこれからの時代が、誰が、誰の時代になるのかを決める闘いが、この来年の1・4レッスルキングダム17のこのタイトルマッチにかかってると思いますので、しっかりと勝っていきたいなと思います。
そして、昨日で猪木さんの10カウントゴングもやりましたし、気持ちをですね、新たに。また新しいシン・新日本プロレスをみせていきたいなと思います」
ジェイ「チャンピオンがコメントする順番になりましたので、一つコメントを付けさせていただきます。まずはじめに、ギャローズとアンダーソンが歴史を作りました。大変、ビッグモーメントです。BULLET CLUBのリーダーとして私が数年前に思い描いていたようなこのユニットの拡大、それが現実になっています。
では、隣りにいるこの男について、少しお話をしたいと思います。実は昨日の試合が終わった後も、少し私の中では理解ができずに混乱しているところがあります。昨日の試合、モンスターJONAHに対してオカダ選手、勝ったわけですけども、あの試合に勝ったからこの試合に、そして自分が持っているベルトに挑戦できるというのはいささか簡単すぎはしないでしょうか。昨日の試合に勝ったから、まあ仕方がないですね。彼は会社の中でも特別扱いされています。しかし残念ながら、彼はステップ・アップしているのでしょうか?それともステップ・バックしているのでしょうか?一切プレッシャーのない試合の中で、何も失うものがない相手に勝ったからといって、このような結果をもたらしているというのは私には理解ができません。そして昨日もコメントで言いましたが、オカダ、カワード、弱虫、オカダ。G1に優勝して、1・4までの間にいくつかの勝利を上げたからこそのこの大きな権利だと思っておりますが、その弱虫、小さな弱虫カズをみんなが守って守って、そしてリスクのない方にリスクのない方にというように楽な試合を組んでいるような気がしてなりません。
そして、弱虫オカダ、もう一つ言っておこう。キミはもう既にリーダーという資格はないだろう。本当のリーダーとはこの私であり、もし何かこれからの見るための方向性が必要ならば俺を見てくれればいい。何かインスピレーションが欲しいならば、もちろん、この俺を見てくれて構わない。そして高み、その高みを超越するべきにはどうしたらいいのか、全てに関して俺を見てくれればいいお手本になると思う。俺こそがここにいる重力であり、みんな重力には逆うことはできないのだから。
そしてニューヨークという話も出ていたので、その事についても少し触れたいと思いますが、NEW JAPAN STRONGの話かもしれませんね。ニューヨークに来る、もし来たいのならば来ればいいんじゃないのかな。でも私がその時にどこにいるかはわからないです残念ながら。エディ・キングストンが自分について、いろいろやってくれています。彼に聞けば僕がどこにいるかわかるかもしれないけれども、ニューヨークなのかラスベガスなのか、もしかしたらラスベガスの彼の家にいるかもしれないので、私の所在を知りたければ、まあ電話番号でも探してどこにいるか見つけ出してくれてもいいと思う。まあ、ニューヨークに行くんなら、楽しんで下さい」
オカダ「まあニューヨークに行くんで、楽しましてもらいたらと思います。まあ久しぶりのニューヨークなんで。僕がマディソン・スクエア・ガーデンを満員にした以来のニューヨークですかね?そんなことはないか。まあでも、ジェイの話もだいぶ長くて、記者の皆さんも飽きて来ているんじゃないかなと思うので、まあエディエディ言ってるのはいいかなと思うんですけども、もう次はベルトに挑戦するのは僕なんで、僕にしっかり集中した方がいいんじゃないかなと思いますし、まあ、弱虫ですか?何とでも言って下さいよ。まあG1優勝してない人には何も僕の思ってることなんて分からないでしょうね。ありがとうございます。ジェイくん。 ジェイくん!ジェイくん!ユーノーくん?」
ジェイ「かわいいコメントどうもありがとう。しかし俺が誰に、そして何に対して集中しようがお前に言われる筋合いはない。この自分の目の前に置いてあるベルトの意味がわかるか?これこそが、自分自身がチャンピオンであるという証。IWGP世界ヘビー級のベルトの持ち主だ。いろんなことを心配してくれているみたいだけれども、まあエディでもTKでも誰にでも連絡してみればいいよ。誰に集中するか、そして何に自分の考えを巡らすか、俺は俺自身の考えがあるからオマエには関係ないことだ。エディとオマエ、両方まとめてやっつけてやってもいいんだぞ!」