【試合詳細】10・10 BIG☆DEKAI!!!プロデュース横浜ラジアントホール大会 ハートリー・ジャクソン&まなせゆうなvsビオレント・ジャック&トトロさつき 春日萌花&YuuRIvs朝陽&松下楓歩 ライディーン鋼&尾﨑妹加 vs 水森由菜&神姫楽ミサ
BIG☆DEKAI!!!プロデュース大会
『BIG☆DEKAI!!!のBIG☆DEKAAAAAAAAAAI!!!!!!!!!!』
日程:2022年10月10日(月・祝)
開始:17:30
会場:横浜ラジアントホール
観衆:99人
▼BIG☆DEKAI!!!が応援したい選手によるシングルマッチ15分1本勝負
○本間多恵(フリー)
9分49秒 多恵ロック
●咲蘭
▼タッグマッチ20分1本勝負
○星いぶき/星ハム子
11分19秒 片エビ固め
真白優希/●石川奈青
※セカンドからのダイビングセントーン(トトロさつき技)
※通常のプロレスルール、アイスリボンルールに加え、まなせゆうな トトロさつきの技や連携技を使用した場合は2カウントで勝利となるBIG☆DEKAI!!!ルール採用
▼パワーガールタッグマッチ20分1本勝負
ライディーン鋼(PURE-J)/○尾﨑妹加(フリー)
11分59秒 スパイン・バスター→エビ固め
水森由菜/●神姫楽ミサ(JTO)
▼ガンジョvsアイスリボン タッグマッチ20分1本勝負
春日萌花(フリー)/●YuuRI (ガンバレ☆プロレス)
12分36秒 ライジング・サン
○朝陽/松下楓歩
▼ミックスドタッグマッチ30分1本勝負
○ハートリー・ジャクソン(ZERO1)/まなせゆうな (ガンバレ☆プロレス)
14分31秒 パイルドライバー→片エビ固め
ビオレント・ジャック(フリー)/●トトロさつき
まなせとトトロのBIG☆DEKAI!!!初プロデュース興行は大盛況で終了!ジャクソンに敗れたトトロがビッグでデッカい夢を叫ぶ!
オープニング
トトロ「ついに来た~!BIG☆DEKAI!!!プロデュース大会!今日がほんまに楽しみでした。自分よりデカい選手との戦い、とにかくとにかくデカくてヤバい、そんな戦いをしたいと思ってます。応援よろしくお願いします。」
まなせ「BIG☆DEKAI!!!のBIG担当、まなせゆうなです。ホントに嬉しい!ありがとうございます。トトちゃん、今日の試合はこの間、人生観が変わったハートリー・ジャクソンを無理矢理呼んだ、私はプロデュース興行で自分のプロレス観が、プロレス人生が変わったと思ってる。だから、ただ楽しくとか、そういうことではないんだ。私が今日トトちゃんに求めるのは、人生を変えるような試合にしたい。それはハートリー・ジャクソンだけじゃなくて、私ら組んでまだ1年経ってないけど、ベルトも獲ったりしてきたけど、さらに上に行くためにどうしたらいいかっていうのを、私はしっかりあなたに伝えたい。だから私は今日、トトちゃんから勝って、まなせゆうな絶好調っていうのを見せつつ、BIG☆DEKAI!!!をさらに上に持って行く、そういう試合をしたい。だからね、そんなね、楽しい気持ちでいたら勝てないよ。私が勝ちます!よろしくお願いします。」
※まなせがマイクを置いて先にリングを降りる。残ったトトロが再びマイクを持つ。
トトロ「そうですね。私も今日は自分の人生、自分のこれからを切り開く、そういう大会にしたいと思ってます。応援よろしくお願いします。」
第1試合
本間と咲蘭の初シングルマッチはBIG☆DEKAI!!!が応援したい2人(まなせは本間、トトロは咲蘭)のシングルマッチでもあった。試合前から泣きじゃくる咲蘭。戸惑いながらも本間が攻撃を仕掛けると、会場から大ブーイングが起こる。攻撃を受けた咲蘭も「痛い~。」と言いながら、また泣きじゃくるため、なかなか調子が掴めない本間も思わずリング上で泣き崩れる…ふりをすると、「何、泣いてんだばばあ!」といきなり咲蘭が豹変し、本間に襲い掛かった。
手の甲へのフットスタンプ、ヒップドロップを連続して決めた咲蘭は、さらにコーナーでの踏みつけと本間を逆に追い込む。ようやくらしさを出してきた咲蘭に本間も思い切った反撃を仕掛け、咲蘭のドロップキック連打、おんぶスリーパーに苦しむも、♡さらんらっぷ♡を咲蘭のクロスした腕を引き込み、咲蘭の首を絞め上げる形で切り返すと、アームロックから徐々に体勢を変えながら多恵ロックに持ち込み咲蘭からギブアップを奪った。
第2試合
親子スターと10月30日両国大会で行われる絆トーナメントに滑り込みエントリーの同期タッグ真白&石川の一戦は通常のプロレスルールに加えて、BIG☆DEKAI!!2人の個々の技、連係技でフォールに入った場合はカウントが2で勝ちとなるという特殊ルール採用の一戦。どちらかと言えば、タックル、ラリアット、ボディプレスなど、BIG☆DEKAI!!と持ち技が近い親子スターにとっては流れの中でBIG☆DEKAI!!の技を意識出来るが、一方の真白と石川は石川のクロスボディ、タックルがかぶるぐらいで、真白にとってはBIG☆DEKAI!!の技はほぼ試合では使わないため、BIG☆DEKAI!!の技を使おうと思うと、どうしても動きが止まってしまい、技を出してもどうにもぎこちない。途中、真白がラリアットを繰り出し、会場を沸かせ、石川を驚かせるシーンもあったが、ダブルのパワーボムは重さで崩れてしまい失敗。最後は親子スターが同時カミカゼを決め、さらに石川にハム子がダイビングボディプレス、そしていぶきがコーナー2段目からのダイビングセントーンを決めカウント2でフィニッシュした。
第3試合
パワーファイター4人が一堂に会したタッグ戦。フリーになったばかりのゆなもんこと水森が神姫楽と息の合ったトロピカルな動きをみせるが、飛びぬけてでかい鋼にはなかなか効果のある技が決まらない。さらに鋼は妹加を上手くコントロールしながら試合を進め、ここぞという場面でリングイン。パワー全開でゆなもんと神姫楽を吹っ飛ばしていくため、なかなかゆなもんと神姫楽はペースが掴めない。必死の粘りをみせながら、ぶつかっていったが、最後は妹加がカウンターのラリアットからのスパインボムで神姫楽を沈め、パワーのぶつかり合いを制した。
第4試合
ガンジョvsアイスと銘打たれた団体対抗タッグ戦は朝陽が春日に、楓歩がYuuRIに同時ドロップキックを放つアイス軍の先制攻撃でスタート。対するガンジョ軍はYuuRIがキャメルクラッチを決めたところに春日がドロップキックを見舞うが、アイス軍も連係、タッチワークで応戦。楓歩とYuuRIがサッカーキックの打ち合いをみせれば、朝陽とYuuRIは619、ネックブリーカードロップと同じ持ち技を決め合うなど、対抗戦らしい激しい攻防が展開される中、最後はアイス軍がYuuRIを捉え、楓歩がダイビングボディアタック、続けて朝陽がミサイルキックを決め、朝陽がライジング・サンでフィニッシュを決めた。
第5試合
BIG☆DEKAI!!!プロデュース興行のメインがまなせとトトロが対角に分かれてのタッグ戦。そのパートナーも異色。ジャクソンは現スプリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者であり、ガンプロ10月2日板橋大会ではまなせの挑戦を受け、敗れはしたものの、ジャクソンがまなせの頑張りを認め、今回のタッグ結成に至ったといういきさつ付き。
一方のジャックは現在、FREEDOMSを主戦場とするメキシコ出身のデスマッチファイターでありKING of FREEDOM WORLD王座を3度獲得している実力者。まさにビッグででっかい4人によるド迫力タッグ戦だ。試合はまなせvsジャックでスタートも、ジャックがすぐにトトロにタッチし、まなせとトトロがタックルのぶつかり合いへ。先にトトロがまなせを倒すも、起き上がったまなせもすぐにトトロをぶっ倒し、ここでジャクソンに交代。
自軍コーナーで水平チョップを見舞ったジャクソンは、がっくりと膝をつくトトロを引き起こし、エルボースマッシュでダウンさせる。起き上がったトトロはエルボーを連打するが、これをジャクソンは仁王立ちで受けて立ち、まなせに交代。まなせはエプロン際にトトロを倒しての踏みつけから再びジャクソンに交代。ジャクソンがエルボードロップからカバーもカウント2。起き上がったトトロをコーナーに詰めチョップを叩き込んだジャクソンはまなせに交代。まなせとトトロがエルボーの打ち合いもダメージの残るトトロのエルボーは威力が半減。
ジャクソンvsトトロへ。張り手からボディスラムを狙うトトロだが、ジャクソンを上げられずに逆にジャクソンのエルボーを浴びダウン。ジャクソンがカバーに入りカウント2。まなせに交代。まなせがエルボードロップからカバーもカウント2。再びエルボー合戦からトトロがまなせをボディスラム。トトロがジャックに、まなせがジャクソンにタッチし、ジャクソンvsジャックへ。ラリアットの打ち合いはジャクソンが打ち勝ち、さらに串刺しラリアット。ジャックもジャクソンをコーナーに振っての飛び蹴りを決めると、倒れたジャクソンにコーナーからトぺ・アトミコ。カバーに入るもカウント2。
ジャックがブレーンバスターを狙うが、これをこらえたジャクソンがトーキック。今度はジャクソンがジャックにブレーンバスターを狙うが、ここでトトロが入り、ジャクソンの腰にハンマー。ジャックと2人でジャクソンをダブルのブレーンバスターで投げる。さらに連続の串刺しラリアット。再びトトロがジャクソンをボディスラムに投げようとするが、ジャクソンが体重を乗せて潰す。まなせがリングインしジャックをバックドロップで投げる。起き上がったジャックがラリアットでまなせを吹っ飛ばす。ジャクソンvsトトロへ。トトロがエルボーを連打。ジャクソンもエルボーで返すが、トトロは倒れることなく、エルボーを打ち返し、激しいエルボー合戦へ。ロープにジャクソンを詰めたトトロがロープに飛ぶがジャクソンはカウンターのクロスボディから豪快なセントーン。必死に起き上がったトトロはジャクソンをショルダースルーで投げ、さらに3度目のトライでボディスラムに成功。カバーに入るが、ジャクソンはカウント1で返す。起き上がったジャクソンはエルボースマッシュから倒れたトトロを引き起こしてのデスバレーボム。カバーに入るがジャックがカット。大の字のトトロ。
コーナーに上がるジャクソン。試合中、パートナーのジャクソンではなく、終始、トトロに檄を飛ばし続けたまなせがリングイン。トトロに「起きろ!」と声を掛け、ジャクソンを指さして「投げるぞ!」と指示。なんと、味方であるジャクソンを2人でダブルのねだれ式パワーボムで叩きつけるBIG☆DEKAI!!!連係を爆発。トトロがカバーに入るもカウント2。トトロがフォーリングトトロからファイヤーマンズキャリーを狙うが、ジャクソンがこらえる。トトロがエルボー連打からラリアットもジャクソンはエルボースマッシュでトトロを吹っ飛ばし、パイルドライバーでカウント3を奪った。
〈試合後のリング上〉
ジャクソン「トトロ、ストロングファイトだった。でも、ジャクソンがナンバーワンだ!私の先生は猪木さん、大谷さん、彼らからファイティングスピリッツを学んだ。でも今日この女子プロレスのリングでもファイティングスピリッツをもらうことができた。みんなプロフェッショナルなレスラーだった。まなせ、なんでパワーボム?(=ここだけ日本語で)」
まなせ「私はあなたを尊敬している。でも、彼女は私の友達で、私のタッグパートナーなんだ。彼女に勝って欲しかったんだ。アイムソーリー、ジャクソン。」
ジャクソン「また今日みたいなハードな試合をしようぜ。いつでもやってやる。いつでも。」
ジャック「トトロ、あなたの気持ちは凄く分かる。でも今日は、持っている力を全部出して負けたので、悔しくはないです。今日はありがとうございました。(ジャクソンに向かって)いつか、もう一回。」
まなせ「トトロ!痛いよね。私も先週すごい痛かったの。私、ジャクソンと戦ってさ~、負けちゃったけど、うちらまだ生きてるからさ~、まだまだやれるんだよ。大黒柱になるって言ってみんなを支えてるだけじゃダメなの。今日の試合、トトロだから出来るの。まだまだやるよ。」
トトロ「自分よりキャリアが若い選手、自分より体格の小さい選手と当たることが増えて、少し忘れかけてた気持ちを今日は呼び起こされました。悔しい!負けたら悔しい!こんなに悔しい気持ち、久しぶりにしたよ。でも、世界にはまだまだ自分より強いヤツ、自分より大きいヤツ、いくらでもいてる。アイスリボンの全選手はもちろん、全世界の自分よりデカい選手、自分より強い選手、絶対ぶっ倒したるからな!ジャクソン!今はユーがナンバーワン。でも、近い将来私がナンバーワンプロレスラーになる!もう一回やろう!」
ジャクソン「もちろん!いつでも、どこででも。」
トトロ「ゆうなさんがデカくてヤバいハートリー・ジャクソンを連れて来て、私が真っ先に思い立ったデッカくてヤバいヤツ、ビオレント・ジャック。今日はほんまにありがとうございました。また組みたいし、あなたとも試合がしたいです。よろしくお願いします。ゆうなさん、今日戦って思ったけど、BIG☆DEKAI!!!は組むのももちろん、すごい好きやけど、また何回でも今日みたいに試合したいなって思いました。いつもは私のことを鼓舞してくれる存在、自分がいつも引っ張ってもらってるけど、これからはお互いに高め合う、いいな。私があなたを引っ張る。だからこれからもよろしくお願いします。タッグベルトも狙っていきましょう。ありがとうございました。」
※最後はBIG☆DEKAI!!!が中心になり、観客と一緒に「ビッグ!デカ~イ!」と叫び、BIG☆DEKAI!!!初のプロデュース興行を締めた。
〈試合後のBIG☆DEKAI!!!〉
まなせ「私の中でプロデュース興行っていうのは、自分の人生が変わったなって思う出来事がすごく多くて、私が経験したプロデュース興行っていうのは私のプロレスラー人生だけじゃなく、まなせゆうな、鈴木ゆうなの人生まで変えました。だから今回、急にプロデュース興行をやるってなって、私が一番に思いついたのは、自分の人生を変えた人たちにトトロさつきをぶつける。これはもう絶対にやりたいって思いました。その中で、この間私はスプリット・オブ・ガンバレというガンプロのベルトに挑戦して大玉砕しましたが、私はジャクソンと戦ったことでさらにプロレスが好きになりました。だから、すごい勢いでアイスリボンは女の子が頑張る団体だって分かってたけど、でもね、そこで許可なんて取ってプロレスなんてやってられないんですよ。自分でやりたいって思ったことをやる。それが大事。トトちゃんは優しすぎるから、もっともっとわがままになって欲しい。私はいつもいつもそう思ってる。初めて戦った時も、組んでベルトを獲った時も、いつも私を気に懸けてくれていて。でも、それだけじゃなくていいの。だって私はパートナーだから。だから一緒にやりたいことをどんどんやっていこう。(トトロに)ジャクソンどうだった?」
トトロ「デッカイ。」
まなせ「デッカくてさ~、強くない?」
トトロ「強い。」
まなせ「BIGでデカいのは強いだよ。」
トトロ「久しぶりに、久しぶりに大玉砕した。あと、ゆうなさんが人生観が変わったって言ってた意味が分かりました。まだまだやれる。負けて悔しい。当たり前やけど、負けてこんなに悔しいことは、特に今年に入ってからは、ここまで悔しいことはなかったです。でも、先週のゆうなさんもそう。今日の私もそう。悔しいって感じる。負けるってことは、大玉砕するってことは、まだまだ伸び代があるってこと。私は私の伸び代、そして可能性、信じて、周りも気にしない。わがままになる。これ言ったら嫌がられるかな?とか…。」
まなせ「誰のためにプロレスやってるの?」
トトロ「自分の人生ためですね。」
まなせ「そう。自分が幸せになるためにプロレスやってるんだから。」
トトロ「自分の幸せのために生きます。大黒柱っていうのはそういうことなんだなと。大黒柱の私が周りを気にしてたらアイスリボンは伸びない。だから大黒柱としても、プロレスラーとしても、人としても、私、トトロさつきが世界で一番、宇宙で一番、トトロナンバーワンになって、これからのアイスリボンを、プロレス界も、世界も、全部全部引っ張って行きます。改めて今日、プロデュース大会一緒にやってくれてありがとうございました。これからもよろしくお願いします。」
まなせ「よし!頑張ろう!」
2人「ビッグ!デッカ~い!!」
――プロデュース興行としては今日はどうでしたか?
トトロ「今日は日本中で22興行やってるんですよ。今日のカード最高やと思うけど、構想の段階で組めなかったカード、オファー出来なかった選手がいることが悔いと言うか、(今後の)伸び代、可能性のでもあるなと思います。BIG☆DEKAI!!!興行、第2弾を絶対にやって、今日戦えなかった選手と戦いたい。そして今日大玉砕したわけですけど、近い将来ジャクソンナンバーワン改め、トトロナンバーワンになりたいので、ハートリー・ジャクソンとは今日で終わりじゃないなって思いました。」
――今後もジャクソンだけじゃなくて男子ともこれからもやっていきたいと思いますか?
トトロ「やりたい。やりたい!そして、玉砕じゃなくて辛勝、辛くも勝つことじゃなくて…。」
まなせ「頭いいね、辛勝って言うんだ?」
トトロ「そうですよ。漢検2級持ってるんです。」
まなせ「そういうところもっともっと出していきなよ。」
トトロ「漢検2級も持ってる、英検2級も持ってる。カナダに留学したことだってある。宅建も持ってる。」
まなせ「え~!運転免許しか私持ってない。」
トトロ「(頭を指して)ココの良さも還元していきたいですね、プロレスに。だから、辛勝でもなく、ボロ勝ちできる日が来ると思っている、いや、絶対来ます!だからこそ、これからも男子選手と試合していきたいです。」