不倫疑惑を晴らした藤本つかさが相手家族と劇的和解も「言わなければバレない」と意味深長なコメント
31日、東京都・後楽園ホールにて行われたアイスリボン『アイスリボンマーチ2019』で、“飛翔天女二世”藤本つかさと新根室プロレスのティンティンが壮絶な女の戦いを繰り広げた。
藤本は、自身が女子プロレス大賞を受賞した『2018年度プロレス大賞』授賞式の最中に発情した新根室プロレスのアンドレザ・ジャイアントパンダとキスを交わしたことから不倫疑惑を持たれており、さらに「大きくて強い。でも甘えてくる。そんな男にキュンとしちゃいます」とまんざらでもないコメントを残したことで、ジャイアントパンダの妻・ティンティンが激怒。
その後ジャイアントパンダは純烈のメンバーになるも、この騒動が発覚し即日解雇。「不倫は絶対にしてない」という藤本だったが、大阪でジャイアントパンダと密会している姿がスクープされる。ティンティンは「ドロボー猫!」と激高し、藤本を制裁するためにプロレスデビューを宣言。
この不倫騒動に対してはアイスリボン内部からも藤本へ批判の声が上がっており、同期の松本都は「不倫、ダメ、絶対!」と試合中の藤本との連携を拒否し、同じく同期であり夫と子を持つ星ハム子は「私はティンティンの味方。私はプロレスで決着つけた方がいいと思うよ」と諭した。
これに開き直った藤本は後楽園ホール大会でティンティンとの一騎打ちを宣言。豊田真奈美から正式に受け継いだジャパニーズ・オーシャン・サイクロンスープレックスでティンティンを沈めることを誓っていた。
藤本が入場時に被ってきたパンダの頭巾をマットに叩きつけて踏みにじる挑発に激怒したティンティンが襲いかかり、藤本を圧倒的なパワーで吹き飛ばすが、藤本は腕を雑巾のように絞り上げたり、ティンティンの頭蓋骨が変形するほど踏みつけたりと会場の大ブーイングを受けながらその悪女ぶりを見せつける。
藤本がコーナートップからの殺熊猫ダイビングフットスタンプでティンティンの頭部を破壊しようとしたその時、荘厳な入場曲ともにアンドレザ・ジャイアントパンダが入場。藤本は「パンダ~!私のために~!ありがと~!」と両手を広げて抱擁を求めるが、アンドレザの答えはヘッドバッド。藤本は場外に転落し悶絶。その間にパンダはティンティンを助け起こし、これを見た藤本が「なんで?!約束したじゃん!」とパンダにすがりつく修羅場を展開。
パンダ夫婦は連携攻撃で藤本を圧殺しようとするが、藤本が回避したため正面衝突。これに激怒したティンティンがパンダをラリアット一発でKOする一方的な夫婦喧嘩を展開してコーナーに上がろうとするが、追いすがった藤本がビーナスシュートで怯ませ、下から潜り込んで肩車してからのジャパニーズ・オーシャン・サイクロンスープレックスホールドでティンティンからカウント3を奪った。
試合後、藤本はパンダとの密会は「子供が生まれてから嫁は全然かまってくれない」と悩むパンダの相談に乗っていただけであり、この日4歳の誕生日を迎えるティンティンにサプライズプレゼントのアドバイスをしていたのだと種明かし。藤本の合図で2人の愛息であるラジャ・パンダが入場してティンティンに花束をプレゼントし、パンダが熱いキッスを交わすとティンティンもすっかりご機嫌になり、藤本と抱擁を交わして劇的な和解。一連の不倫騒動は収束し大団円を迎えた。
試合後、藤本は「今日、3匹の家族の姿を見て、言葉にして気持ちというか感情を人に伝えることは大事なんだなっていうのを、この試合を通して感じました」とコミュニケーションの大切さを語り、従来の後楽園ホール大会では自らがメインイベントやタイトル戦ばかりだったことに触れ、「私がこういう試合が出来るのも、若手が育ったからこそだと思います」と目を細めた。
しかし、不倫疑惑を晴らして身の潔白を証明できたことについてのコメントを求められると「『言わなければバレない』!みんな!口は堅いほうがいいぞ!」と不穏な発言を残し、ざわつく報道陣を尻目に鼻歌交じりで控室へと消えた。